JP2533308B2 - 静置式乾燥装置 - Google Patents

静置式乾燥装置

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JP2533308B2
JP2533308B2 JP62002480A JP248087A JP2533308B2 JP 2533308 B2 JP2533308 B2 JP 2533308B2 JP 62002480 A JP62002480 A JP 62002480A JP 248087 A JP248087 A JP 248087A JP 2533308 B2 JP2533308 B2 JP 2533308B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、穀物の乾燥のために使用する静置式乾燥装
置に関するものである。
(従来の技術) 従来の静置式乾燥装置は、概略、立方体形の乾燥室
と、前記乾燥室の上部に設けた穀物の投入口および仕切
筒と、前記乾燥室の下部に設けた排出孔と、前記乾燥室
の一側に設けた給気チャンバーと、前記給気チャンバー
から乾燥室に通ずる、シャッタを備えた給気孔と、前記
乾燥室の他側に設けた排気チャンバーと、前記乾燥室か
ら排気チャンバーに通ずる排気孔とから構成されてい
る。
(本発明が解決しようとする問題点) 従来の静置式乾燥装置では、穀物を投入口より投入す
ると円錐状の堆積状態となり、乾燥室の横断面形状が方
形なので、角隅部が他の部分より穀層厚さが薄くなるた
め以下の問題点がある。
(1)穀層の円錐状の頂部付近は、穀層厚さが厚いため
乾燥空気の通気量が微量となり乾燥速度が他の部分より
遅くなり、また、 乾燥室の角隅部の穀層厚さの低い部分は通気量が多
く、他の部分の穀物より早く乾燥することになり、乾燥
むらの原因となる。
(2)乾燥が進行して穀物量が減少すると排気孔および
給気孔が現われ吹抜け現象が起り乾燥効率が悪くなる。
(3)また、穀層への通気は、下部より上部へ行われて
いるため、その排気は上部穀層の天井面あるいは穀物の
堆積していない側壁面に結露し、その水滴が穀物上部へ
落下し、品質を低下させる。
本発明は上記問題点を解決するもので、穀層を乾燥室
の隅部に薄くならないように供給でき、穀物量が減少し
て吹抜けを防止でき、しかも乾燥室内の結露を防止する
ことができる静置式乾燥装置を提供するものである。
(問題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、水平断面が正
方形状の筒形乾燥室と、該乾燥室の上部に設けた投入手
段と、前記乾燥室の一側に配した給気チャンバーと他側
に配した排気チャンバーとを有し、前記乾燥室の一側中
間部に給気孔を形成し、他側中間部に排気孔を形成した
静置式乾燥装置において、 前記投入手段は、前記乾燥室の上面に配した投入孔
と、該投入孔の周囲から垂下し前記乾燥室の上面に固着
した前記乾燥室の側室と平行な壁面を有する角柱状の仕
切筒と、該仕切筒の下部中心部に支持した円錐筒とを有
し、 前記仕切筒はその上部に仕切筒給気孔を形成すると共
に前記仕切筒の下方隅部に切欠部を備え、前記乾燥室の
一側の前記仕切筒に臨む位置に上部給気孔を設け、前記
排気孔にシャッタを設けたことを特徴とする。
また、前記乾燥室内には各給気孔および排気孔の上部
を覆うようにした断面形状の樋が水平方向に延設されて
いることを特徴とする。
(作用) 上記構成とすることで、投入口から投入された穀物は
仕切筒の下方開口から流下し、所定の穀層が堆積した後
は切欠部から流下するので、乾燥室の角隅部への堆積を
厚くすることができる。
給気チャンバー内の乾燥空気は、乾燥室の上部におい
て、上部給気孔から流入し仕切筒に当たり仕切筒給気孔
を通って投入孔周辺に達する。これによって投入手段部
位の結露を防止する。
また、穀物層が乾燥によりそのかさが減少した場合、
穀物層上面より露出した排気孔をシャッタで閉じること
により効率よく吹抜けを防止することができる。
(実施例) 本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図、第2図に示すように、本発明の乾燥装置1
は、立方体形の乾燥室2と、前記乾燥室2の上部に設け
た投入手段3と、前記乾燥室2の一側(図面で右側)か
ら他側(図面で左側)に乾燥空気を送るために乾燥室2
の右側に設けた給気チャンバー4と、乾燥室2の左側に
設けた排気チャンバー5とを概略備えている。
乾燥室2の上部に設けられた投入手段3は、投入口6
と、投入口6の下方で、投入口6を取囲むようにして乾
燥室2の天井面に垂設された角柱状の仕切筒7と、仕切
筒7の内部下部に、仕切筒7の内壁とは間隔づけられて
吊架された円錐筒8とからなっている。角柱状の仕切筒
7の各壁面は、乾燥室2の壁面と平行に設けられている
ので、乾燥室2の角隅部は仕切筒7の角隅部と一致して
いる。そして、仕切筒7の各角隅部7′は、第3図にも
示すように、内側に向う平面によって切断した切欠部9
を備えている。仕切筒7の各壁面の上部には横長の仕切
筒給気孔10が穿設されている。
円錐筒8は下方に開放した中空であって、流下する穀
物を周囲に四散させる役目を果す。
乾燥室2の下部には排出口11を有するホッパー12が接
続されている。
乾燥室2の右側の壁面には給気チャンバー4に通ずる
略三角形状の複数の給気孔13が穿設されており、給気孔
13の上部を覆うようにして配置された給気樋14が右側壁
から左側壁の平坦面へ水平に延設されている。また、乾
燥室2の右側壁の上部、すなわち仕切筒7が位置する部
位には給気チャンバー4に通ずる上部給気孔15が穿設さ
れている。
乾燥室2の左側の壁面には、排気チャンバー5に通ず
る略三角形の複数の排気孔16が穿設されている。各排気
孔16の上部を覆うようにして配置された排気樋17が左側
壁から右側壁の平坦面へ水平に延設されている。各排気
孔16には機械的または電気的に作動されるシャッタ18が
取付けられている。
給気孔13と排気孔16は、例えば第4図に示すように、
一行置きにかつ上下に少しずらせた状態で配置される。
乾燥空気が効率良く抜ける配置であれば他の配置でも良
いことは容易に考えられる。
ホッパー12にも給気孔13,給気樋14および排気孔16,排
気樋17が設けられている。
給気チャンバー4には、乾燥空気発生機(ドライエア
ジェネレータ)19で作った乾燥空気を送風機20によって
送るようにダクト21を介して接続されている。ホッパー
12の給気孔13には分岐ダクト21′によって送気される。
排気チャンバー5には、集合排気管22が接続され、適
宜個所へ排気される。またホッパー12の排気孔16には排
気ダクト23の一端が接続され、他端は排気チャンバー5
に接続されている。
本発明装置の実施例の作用を以下に説明する。
まず、穀物を乾燥室2の上部の投入口6よりシャッタ
を開き投入する。穀物は、第4図に示すように、仕切筒
7を通って下方に落下し、穀物の堆積層が投入口6の下
方に到る迄投入される。仕切筒7の角隅部には切欠部9
が形成されているので、乾燥室2の角隅には普通より厚
い穀層が形成されている。
この状態で、給気チャンバー4側から乾燥空気が送く
られると、空気は各給気孔13と上部給気孔15を通って乾
燥室2内に流入する。各給気孔13に入った空気は、給気
樋14の下の空間に沿って流れ給気樋14の下縁から溢れた
空気は乾燥室2内の穀物の水分を奪いつつ排気樋17の下
の空気に沿って排気孔16から排気チャンバー5と流出す
る。上部給気孔15から入った空気は穀物層の上部および
上部空間を乾燥し、仕切筒7および円錐筒8を乾燥(結
露防止)する。
乾燥初期では、仕切筒7で囲まれた部位の穀層および
その下の部分(以下、A層という。)はその周囲の穀層
(以下、B層という。)より厚いため、乾燥の進行は遅
い。全体の乾燥が進むに従って、穀物の堆積高さは低下
してゆくので、A層の穀物はB層の表面へ自然流下し、
ここで上部給気孔15からの乾燥空気により乾燥され、A
層の穀物の高さも減少し、風量比は増大し、更に乾燥は
進行する。
更に乾燥が進行すると、遂には第5図に示す状態にな
る。この状態では、A層からB層への自然流下は全くな
く、穀物の堆積状態は両層共に略均一となっているの
で、全体的に均等な風量比が得られ、従って均一な乾燥
ができる。
高水分の穀物(特に麦類)を乾燥するとき、乾燥の中
期から終期にかけて、第6図に示すように、穀層表面が
極端に低下し、上部の排気樋17が露出し、吹抜け現象が
起る場合がある。このような場合が生じても本発明では
上部の排気孔16にはシャッタ18が設けられているので、
シャッタ18を閉じてやれば、この吹抜けを効果的に防止
することができる。第6図ではシャッタ18を閉じた状態
は四角形の点線で示した。シャッタ18は全部の排気孔16
に設けても良いものである。
(効果) 本発明は上記構成からなるものであるから、乾燥室の
角隅部の穀層を厚くすることができるので、乾燥むらを
なくし品質を高めることができ、しかも穀層の上部空間
は乾燥されているのでその部位での結露を生ずることは
ないので、品質を低下させることがなく、しかも穀層表
面の極端な低下が生じても少い数のシャッタを閉じるこ
とにより乾燥空気の吹抜けを防止することができる等の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の縦断面図、第2図はその平面図、
第3図は仕切筒の斜視図、第4図〜第6図は本発明の作
用を説明するための第2図A−A線に沿う縦断面図であ
る。 1〜乾燥装置,2〜乾燥室,3〜投入手段, 4〜給気チャンバー,5〜排気チャンバー, 6〜投入口,7〜仕切筒,8〜円錐筒, 9〜切欠部,10〜仕切筒給気孔,13〜給気孔, 16〜排気孔。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平断面が正方形状の筒形乾燥室と、該乾
    燥室の上部に設けた投入手段と、前記乾燥室の一側に配
    した給気チャンバーと他側に配した排気チャンバーとを
    有し、前記乾燥室の一側中間部に給気孔を形成し、他側
    中間部に排気孔を形成した静置式乾燥装置において、 前記投入手段は、前記乾燥室の上面に配した投入孔と、
    該投入孔の周囲から垂下し前記乾燥室の上面に固着した
    前記乾燥室の側室と平行な壁面を有する角柱状の仕切筒
    と、該仕切筒の下部中心部に支持した円錐筒とを有し、 前記仕切筒はその上部に仕切筒給気孔を形成すると共に
    前記仕切筒の下方隅部に切欠部を備え、前記乾燥室の一
    側の前記仕切筒に臨む位置に上部給気孔を設け、前記排
    気孔にシャッタを設けたことを特徴とする静置式乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】前記乾燥室内には各給気孔および排気孔の
    上部を覆うようにした断面形状の樋が水平方向に延設さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲(1)に記載
    の静置式乾燥装置。
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