JPS5840635B2

JPS5840635B2 - ガスケツト取付用治具

Info

Publication number: JPS5840635B2
Application number: JP52029481A
Authority: JP
Inventors: 喜平高橋
Original assignee: Yoshida Kogyo KK
Current assignee: YKK Corp
Priority date: 1977-03-16
Filing date: 1977-03-16
Publication date: 1983-09-07
Also published as: JPS53114243A

Description

【発明の詳細な説明】この発明はガスケント取付用治具に関するものである。

従来、ゴム捷たは合成樹脂等の可撓性を有するガスケン
トをガラス板の周縁に取付ける場合、手で行なうか渣た
は簡単な治具を用いて行なっている。

しかしながら、手のみで行なう場合には極めて効率が悪
く、そのために作業能率を向上するものとして治具を用
いて行なうものとして、例えばアメリカ特許第１８７５
７２８号公報に開示されたガスケット取付治具が知られ
ている。

しかしながらこのものは、本体にガスケットを拡げるス
プレツタとガスケットを押付けるローラーとを有してい
るだけであって、拡開したガスケットをガラス板の縁に
押付けるだけであるため治具の走行安定性に欠ける。

このためガスケントのガラス板への取付が確実でない難
点がある。

この発明は上記従来の難点を解決し、ガスケント取付け
の作業性の向上が熟練度に関係なく充分に達成すること
ができるとともに、その取付けが確実になるガスケット
取付用治具を提供することを目的とする。

以下この発明を第１図〜第４図に示す第１実施例によっ
て説明すると、ガスケント取付用治具１ば、ガラス板２
側に開口する断面略溝状の枠体３と、枠体３をガラス板
２の縁にそってガイドするガイドローラー４と、横断面
が略Ｕ字状を成すガスケット５をガラス板２の縁に誘導
するガイド部６とガスケット５をガラス板２に被冠する
押えローラー１と、ガスケット５の変形および嵌着の不
具合を矯正するガスケット嵌込み矯正装置８とから構成
されている。

ガイドローラー４は、略鼓状中の車輪で形成されており
、枠体３の移動方向側前部にガラス板２の縁にそって転
勤自在に設けられている。

同じ〈枠体３の移動方向側前部には、ガラス板２の縁と
所要の仰角をなすガスケット５のガイド部６が前記ガイ
ドローラー４の後側に隣接して設けられている。

そして、ガラス板２の縁に近接するガイド部６の先端部
には、ガラス板２を介してその両側に補助板９，９が設
けられ、ガスケット５のガラス板２への嵌込みを容易に
している。

前記ガイド部６の背部に隣接し、外周にガスケット嵌込
み溝を形成している略鼓状の押えローラー１が回転自在
に設けられており、そして、枠体３の移動方向側前部と
反対側の後部には、ガスケット嵌込み矯正装置８が設け
られている。

該矯正装置８ば、上部ローラー１０と、左右一対の側部
ローラー１１．１１とから構成されており、上部ローラ
ー１０１ｄ、ガスケント５の底壁部をガラス板２の周端
面に押付けるように、垂直面内で回転自在である。

一対の側部ローラー１１．１１は、ガラス板２を挾むよ
うにしてその両側において水平面内で回転自在に設けで
ある。

そしてこの側部ローラー１１．１１は、第４図に示すよ
うにガスケット５の側壁部をガラス板２の側面に寄せる
作用をなす垂直第１矯正面１１ａ、１１ａと、ガスケッ
ト５の開口端縁部に設けられているリップ部５ｂ、５
ｂの外側寄りガスケットの溝開口方向に押下げる作用を
なす水平第２矯正面１１ｂ、１１ｂとを形成しており、
リップ部５ｂ、５ｂを下方に押下げ可能に位置している
。

このような構成において、ガスケント５の取付けに際し
ては、ガスケツ）５（７）先端をガイド部６を介してガ
ラス板２の縁に被冠する。

この際、ガスケット５は補助板９，９によってその溝部
５ａの開口部が拡口されてスムースにガラス板２の縁に
被せられる。

次いで、この発明のガスケント取付は治具１をガイドロ
ーラー４の作用によってガラス板２の縁にそって正しく
移動させると、押えローラー７０転がり運動によって順
次ガスケント５をガラス板２の縁に被冠していく。

ガラス板２に被冠されたガスケット５はガスケント嵌込
み矯正装置８の上部ローラー１０によってガラス板２の
縁に充分深く被冠されるとともに、一対の側部ローラー
１１．１１によって、ガスケット５の側壁部をガラス板
側面に寄せると共に、リップ部５ｂ、５ｂの側端部を下
方に押圧する。

これによって、ガスケント５の溝部５ａの両側壁部に矯
正されてガラス板２の側面に潜着する。

第５図）第７図は、この発明の第２実施例を示すもので
あり、第１実施例のガスケット嵌込み矯正装置８に代え
てガスケット５を積極的に押圧可能な上部ローラー２０
および側部ローラー２１゜２１を有するガスケット嵌込
み矯正装置１８を枠体３の後部に設けたものである。

すなわち、枠体３には、基端が枠体３に上下方向に揺動
可能に取付けられた横部２２ａと、この横部２２ａの先
端から垂下する縦部２２ｂとから略り形状に形成された
腕２２が設けられている。

そして、縦部２２ｂの下端には、垂直面内で回転自在に
した上部ローラー２０が設けられている。

このように構成された腕２２は、横部２２ａと枠体３に
固定した支持台２９との間に介装されたスプリング２３
によって下方に押圧されており、この腕２２は、枠体３
に調整可能に設けられたストッパ２４によって、その揺
動範囲が規制されている。

上部ローラー２０を挾んでその両側には、ガスケット５
の側壁部をガラス板側面に寄せる垂直第１矯正面２１ａ
と、ガスケント５のリング部５ｂをガスケットの溝開口
方向に押下げる水平第２矯正面２１ｂとを形成している
一対の側部ローラー２１．２１がそれぞれ設けられてい
る。

すなわち、枠体３に固定した支持台２９には、中間部を
軸として横方向に揺動可能な腕２５．２５が所要間隔で
対設されて、％Ｊ、この腕２５．２５の一端部には、垂
直面内で回転可能な一対の側部ローラー２１．２１が、
また他端部には、相互の腕２５゜２５を外方に押圧する
スプリング２６がそれぞれ設けられている。

そして、この腕２５．２５は、側部ローラ２１，２１と
腕２５．２５の支軸との間の腕部分に調整可能に設けら
れたストッパ２γ。

２７によって、その揺動範囲、すなわち相対向する側部
ローラー２１．２１の間隙が規制されている。

このように構成すれば、第１図に示すように上部ローラ
ー２０が、ガスケント５の溝部５ａの底壁部を積極的に
押圧し、また側部ローラー２１゜２１が、ガスケント５
の溝部５ａの両側壁部を積極的に押圧するので、ガスケ
ント５の矯正がより確実になり、またストッパ２４．２
７を設ければこれを調整することにより形状の異なるガ
スケットにも適応させることができる。

第８〜第１０図はこの発明の第３実施例を示すものであ
り、第１実施例のガスケント嵌込み矯正装置８に代えて
、第２実施例と同様にガスケント５を積極的に抑圧可能
な上部ローラー３０わよび一対の側部ローラー３Ｌ３
１を有するものである。

すなわち、枠体３には、棒状の腕３２が上ｆ動可能に設
けられており、この腕３２の下端部には、上部ローラー
３０が垂直面内に回転自在に設けられている。

腕３２の所要位置には、腕にそってスライドさせて、そ
の所要位置で固定可能なストッパ３３が設けられてあ一
す、このストッパ３３と枠体３との間の腕３２には、腕
３２をＦ方に押圧するスプリング３４が周設されている
。

Ｌ部ローラー３０を挾んでその両側には、水平又は実質
的に水平な面内に回転自在な側部ローラー３１．３１が
それぞれ設けられている。

すなわち、枠体３には、その中間部を軸として横方向に
揺動可能な腕３５．３５が所要間隔で対設されており、
この腕３５．３５の一端部には、水平又は実質的水平面
内に回転自在な側部ローラー３１゜３１が、筐た他端部
には、相互の腕３５．３５を外方に押圧するスプリング
３６がそれぞれ設けられている。

そして、この腕３５，３５は、側部ローラー３１，３１
と腕３５，３５の支軸との間の腕部分に調整可能に設け
られたストッパ３７．３７によって）、その揺動範囲が
規制されている。

そして、この側部ローラー３１には第１実施例のものと
同様に垂直第１矯正面３１ａと、水平第２矯正面３１ｂ
とを形成している。

このように構成すれば、第１０図に示すように上部ロー
ラー３０が、ガスケント５の溝部５ａの底壁部を積極的
に押圧し、捷た側部ローラー３１゜３１がガスケット５
の溝部５ａの両側壁部を積極的に押圧し、かつ、リップ
部５ｂ、５ｂを適宜押下げるので、ガスケット５の嵌着
矯正がより確実ななり、またストッパ３３．３７を設け
れば、押圧力の調整ができるとともに形状の異なるガス
ケットにも適応させることができる。

なお、第８図および第９図中、３８は補助板９に代えて
設けられた拡ロローラーである。

この発明は以上の構造及び作用をなすもので、（１）枠
体の移動方向側前部にガイドローラーで設け、該ガイド
ローラーの後部に設けたガスケントガイド部を中間にし
て該ガイド部の背部に隣接して押えローラーを設けてい
るので、枠体の進行姿勢が作業者の感あるいは熟練にた
よることなく、必然的にガラス板の縁にそって正しく行
なえること＼なり、ガスケットはガラス板の縁に対して
歪んだり、曲りたりした無理な形態から被冠することが
全くないし、又、枠体の後部に位置するガスケット嵌込
み矯正装置を前記ガイドローラー及び押えローラーによ
るガイド作用によりその向き等が枠体を介して正しく規
制され、ガラス板の緑に対して正しい姿勢及び状態を保
持して位置することができ、これによって、ガスケット
の嵌込み矯正作用が、その嵌込み全長にわたって充分、
かつ、均一にできる。

（２）さらに、上記（１）の作用・効果に加えて、ガス
ケット嵌込み矯正装置は上部ローラーと、一対の側部ロ
ーラーとを含み、ガスケット嵌込みを上及び左右から矯
正し、然かも、一対の側部ローラーはガスケントの側壁
部をガラス板側面に寄せる垂直第１矯正面と、同じくガ
スケットのリップ部をガスケントの満開ロカ句に押下げ
る水平第２矯正面とを有し、これによってガスケントの
両側壁部及び各リップ部をそれぞれ幾分引張る傾向にし
ながらガラス板唄晒に圧接させるので、ガスケントをガ
ラス板の周縁に正しい姿勢で、かつ、充分に密着させる
ことができる。

以上のように、ガスケット取付は操作が作業者の感ある
いは熟練の度合等に関係なく、誰にでも高能率に行うこ
とができるし、又、ガラス板の縁に対するガスケット嵌
込み状態がその全長にわたって正確にできるのみならず
ガラス板側面に対して充分な密着を付与できる等の優れ
た効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例を示す正面図、第２図は
第１図Ａ−Ａの部分拡大断面図、第３図は第１図の左側
面図、第４図は第１図のＢ−Ｂ部分拡大断面図、第５図
および第６図はこの発明の第２実施例の要部を破断して
示す部分正面図および部分底面図、第１図は第５図の要
部部分側面図、第８図はこの発明の第３実施例を示す側
面図、第９図は要部を破断して示した第８図の部分正面
図、第１０図に要部拡大側面図である。１・・・・・・ガスケット取付用治具、２・・・・・・
ガラス板、３・・・・・・枠体、４・・・・・・ガイド
ローラー、５・・・・・・ガスケット、５ａ・・・・・
・溝部、５ｂ・・・・・・リップ部、６・？・・・・ガ
イド部、７・・・・・押えローラー、８，１８，２８・
・・・・・ガスケット嵌込み矯正装置、９・・・・・・
補助板、１０．２０．３０・・・・・・上部ローラー
１１ａ。２１ａ、３１ａ・・・・・・垂直第１矯正面、１
１ｂ。２１ｂ、３１ｂ・・・・・・水平第２矯正面、１１，２
１３１・・・・−・側部ローラー、２２，２５，３２，
３５・・・・・・腕、２２ａ・・・・・・横部、２２ｂ
・・・・・嫉部、２３２６．３４，３６・・・・・・ス
プリング、２４，２７゜３３．３７・・・・・・ストッ
パ２９・・・・・・支持台、３８・・・・・・拡ロロ
ーラー。

Claims

【特許請求の範囲】

１ガラス板の縁にそって移動可能な枠体３の移動方向
側前部に、該枠体３をガラス板の縁にそって案内するガ
イドローラー・４と、該ガイドローラー４の後部に位置
し、横断面が略せ字状をなすガスケットをガラス板の縁
に誘導するガイド部６とを設け、そして、該ガイド部６
によって案内されたガスケットをガラス板の縁に被冠す
る押えローラー７を前記ガイド部６の背部に隣接して設
け、かつ、前記枠体３の移動方向側前部と反対側の後部
にはガスケットの底壁部をガラス板周端面に押付ける上
部ローラー１０，２０．３０と、ガスケットの両側壁部
をガラス板側面にそれぞれ密着させる一対の側部ローラ
ー１１，１１；２１，２１３１．３１とを有しているガ
スケット嵌込み矯正装置８；１８；２８；を設けると共
に、該狽暗じローラー１１，１１；２１，２１；３
１，３１はガスケントの側壁部をガラス板側面に寄せる
垂直第１矯正面１１ａ；２１ａ；３１ａと、ガスケント
の開目端縁部に設けられたリップ部をガスケットの溝開
口方向に押Ｆげる水平第２矯正面１１ｂ；２１ｂ；３１
ｂとを有していることを特徴とするガスケット取付用治
具。