JPH0280123A - 折曲げ型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は被加工板材（ワーク）の縁部を折曲あるいは折
曲げた縁部を重ね合せてつぶし加工を施す折曲げ型に係
わる。

（従来技術） 電気機固、事務機器、金属製キャビネット類の扉、ふた
、天井等は板材の縁部を口字形、Ｌ字形あるいはこれら
を組み合せた形に折曲げたパネルが多用されている。

このようなパネルは、通常上型と下型でワークを押さえ
、下型ブロックに配置したコキ曲げ型でワークの縁部を
折曲げる折曲げ型を用いて作られている。

（発明の解決しようとする課題） ところで、上記従来形においては、ワークの縁部を口字
形、Ｌ字形に折り曲げることは可能であるが、これを鋭
角に折り曲げることができない。

そこで、前記コキ曲げ型を別途配置したシリンダー等の
回動機構によって回転させるようにし、ワークの縁部を
鋭角に折曲げるようにしたものが提案されている。

しかしながら、前記構成のものは、シリンダー等の回動
機構を別途段【プる必要があり、構造が複雑となって、
装置斥大がかりとなり、しがも高価となるという問題が
ある。

本発明は上記従来形の難点を解消するためなされたもの
で、その目的とするところは、構造が簡単で容易に鋭角
的げのできる折曲げ型を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明の折曲げ型は、ラムに
とりつけた下型組立体と、ベットに配置した下型組立体
とからなり、下型組立体は上型ブロックの下面前端側に
とりつけた上型と、後端側にとりつけた内面に傾斜カム
が形成されたバックアップ部材とを有し、一方下型組立
体は、前記上型に対応する位置に設けたプレッシャパッ
ド付の下型と、前記バックアップ部材の外側に当設して
折曲げ反力を支持する凹部と、前記下型とガイド部どの
中間部にとりつけられ、前記バックアップ部材の傾斜部
によって回動するコキ曲げ型とを右するものである。

（実施例） 以下図示の、実施例にもとづき、本発明を具体的に説明
する。

第１図は本発明の折曲げ型の断面図であって、ラム１０
の下端に上型組立体１１をとりつけ、ベッド１２上に下
型組立体１３を設【プている。

前記上型組立体１１は、上型ブロック１４上型１５及び
バックアップ部材１６とからなっている。

寸なわらラム１０に固定した上型ブロック１４の下面前
端側に設けた満１４ａ内に上型１５を嵌装すると共に、
上型ブロック１４の（Ｉ　＋＝側には、ボルト１１を用
いてバックアップ部材１６がとりつけられている。

このバックアップ部材１５は、ラム１０を下降させ、後
述するコキ曲げ型を用いてワークをコキ曲げする時下型
ホルダーに設けた凹部に侵入して折曲げ反力を支持する
と共に、内側面に設置）だ傾斜Ｅ１１［３ａで、コキ曲
げ型を回動させるものである。

次に下型組立体１３について説明する。下型組立体１３
は、ベッド１２の上面に下型ブロック１８を固定し、こ
の下型ブロック１８の前記上型組立体１１にとりつけた
上型１５と対応する位置には、下型１９が配置されてい
る。この下型１９は上型１５と一対となり、コキ曲げの
際ワークＷを固定すると弁に、鋭角的げされたワークＷ
縁部のつぶし加工を行うもので、下型１９の下面には油
圧を利用したプレッシャパッド２０がとりつけられてい
る。

また前記下型１９の側部には上型１５と下型１９とでは
さみ込んで固定したワークＷをコキ曲げするコキ曲げ型
２１が配置されている。

このコキ曲げ型２１は、下端部に半球状基部２２が、ま
た上端部の前記下型１９側喘部には作用部たるエツジ２
１ａが、また反対端にはガイド面２１ｂが形成され、前
記半球状基部２２を、下型ブロック１８に設、ｌ）た０
字状の溝２３に嵌装して回動自在に支持されている。

さらに下型ブロック１８の、前記上型組立体１１を構成
するバックアップ部材１３と対応する位置には、凹部２
４が形成されている。

この凹部２４は、ラム１０を下降させてコキ曲げを行う
際の折曲げ反力を支持するもので、凹部２４の垂直ガイ
ド面２４ａにバックアップ部材１６の外側面＋６ｂが当
接するようにしている。

なお、第１図において符号２５は、折り曲げの際ワーク
Ｗのたれを防止する支持装置である。

（作　用） 次いで、上記構成を有する折曲げ型の作用について説明
する。

まず、パネル状のワークＷの縁部をＬ字形、口字形に折
り曲げる場合は、第１図の状態において、ワークＷを下
型１９上に載置して、所定の折曲げ長さ分だけを突出さ
せ、ワーク保持装置く図示省略）でワークＷを保持する
。ついでラム１０を下降させるとワークＷは上型１５と
下型１９によって挾み込まれ固定される。さらにラム１
０をバックアップ部材１６によって反力を支持させなが
ら、下降さぼるとワークＷをはさみ込んだ上型１５、下
型１９はプレッシャパッド２０の圧力に抗して下降し、
相対上昇するコキ曲げ型２１のエッジ２Ｉａ部で第２図
に示すようにワークＷの縁部をＬ字形に折り曲げる。つ
いでラム１０を上昇させて上型１５をオープンハイトの
状態にもどしたのち、縁部をＬ字形に折曲げたワークＷ
を、さらに折曲げ長さ分だ（プ突出させ、前記同様にし
てラム１０を下降させると、ラム１０の加圧力によって
相対上昇するコキ曲げ型２１のエッジ２１ａ部分によっ
て上型１５と下型１９に挾み込まれ固定したワークＷの
縁部をコテ形に折曲げる（第３図）。折曲げ完了ののち
は、ラム１０を上昇させて上型１５をオープンハイトの
状態にもどし、ワークＷをとり出す。

つぎに第４図乃至第５図に示すようにワークＷ縁部を鋭
角的げし、この部分につぶし加工を施す場合について説
明する。

まず、前記り字形曲げ、コ字形曲げと同様にワークＷを
下型１９上に載置して、所定の折曲げ長さ分だけ突出さ
せ、ワーク保持装置（図示省略）でワーク（Ｗ＞を保持
する。

そして、ラム１０を下降させてワークＷを上型１と下型
１９によって保持させながらラムの加圧力により、前記
り字形曲げ同様にコキ曲げ型２１のエッジ２１ａ部分に
よって縁部を折り曲げる。さらにラム１０を下降させる
と、上型ブロック１４にとりつけたバックアップ部材１
６は、下型ブロック１８に設けた凹部２４の垂直ガイド
面２４ａに外側面＋６ｂを当接させながら下降すると共
に、バックアップ部材１６の内側に設けた傾斜面１６ａ
がコキ曲げ型２１の垂直ガイド面２１ｂに当接し、さら
にラム１０の加圧をつづけると傾斜部１６ａによってコ
キ曲げ型２１は反時計方向に回動し、コキ曲げ型２１の
エツジ２１ａで、ワークＷを上型１５の先端鋭角コーナ
部１５ａに押しつけワークＷの縁部を鋭角に折り曲げる
（第４図）。ついで、ラム１０を上昇させて、型抜きを
行うととしに、鋭角に折曲げられたワークＷの先端部分
を、下型１９に載置し、ラム１０を下降させて、上型１
５の後端部分１５ｂでつぶし加工を施こす（第５図）。

なお、図示のようにワークＷの端部にはネジ用のタップ
孔２Ｇが形成されているが、この孔２６は、つぶし加工
に際しては、上型１５の後端部に設けた切り欠きｆ５ｂ
に入りこむのでつぶされるおそれはない。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種
々の変更、修正が可能であることは云うまでもない。

（発明の効果） 本発明は上記の構成としたので、コキ曲げによってワー
クの縁部を鋭角に折曲げることが可能であり、しかし構
造簡単であって、多機能の折り曲げ型を■価で提供する
ことが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部の断面図、第２図
乃至第５図は折り曲げ状態を示す図、第６図はワークを
示す図である。 １０・・・ラム、１１・・・上型組立体、１２・・・ベ
ッド、１３・・・下型組立体、１４・・・上型ブロック
、１４ａ・・・溝、１５・・・上型、１６・・・バック
アップ部材、１６ａ・・・傾斜部、１６ａ・・・外側面
、１１・・・ボルト、１８・・・下型ブロック、１９・
・・下型、２０・・・プレッシャパッド、２１・・・コ
キ曲げ型、２１ａ・・・エツジ、２１ｂ・・・ガイド面
、２２・・・半球状基部、２３・・・Ｖ字状溝、２４・
・・凹部、２４ａ・・・垂直ガイド面、２５・・・支持
装置、２６・・・タップ孔第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ラムにとりつけた上型組立体と、ベッドに配置した下型
   組立体とからなり、上型組立体は上型ブロックの下面前
   端側にとりつけた上型と、後端側にとりつけた内面に傾
   斜部が形成されたバックアップ部材とを有し、一方、下
   型組立体は、前記上型に対応する位置に設けたプレッシ
   ャバッド付の下型と、前記バックアップ部材の外側に当
   接して折曲げ反力を支持する凹部と、前記下型と凹部と
   の中間にとりつけられ、前記バックアップ部材の傾斜部
   によって回動するコキ曲げ型とを有する折曲げ型。