JPS5840540B2 - ハイドロキシピリドンカルボンサンノ アシルユウドウタイノセイホウ - Google Patents
ハイドロキシピリドンカルボンサンノ アシルユウドウタイノセイホウInfo
- Publication number
- JPS5840540B2 JPS5840540B2 JP8010275A JP8010275A JPS5840540B2 JP S5840540 B2 JPS5840540 B2 JP S5840540B2 JP 8010275 A JP8010275 A JP 8010275A JP 8010275 A JP8010275 A JP 8010275A JP S5840540 B2 JPS5840540 B2 JP S5840540B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carboxylic acid
- pyridone
- reaction
- lactam
- glucaro
- Prior art date
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- Pyridine Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式1
(式中Rは低級脂肪族アシル基を示す)で表わされる、
3−アシルオキシ−2(IH)ピリドン−6−カルボン
酸の製法に関する。
3−アシルオキシ−2(IH)ピリドン−6−カルボン
酸の製法に関する。
本発明の出発物質であるD−グルカロ−δ−ラクタムは
本発明者等の発見した方法に従って、抗生物質ノジリマ
イシンの酸化(特公昭45−28375)によって容易
に得られる。
本発明者等の発見した方法に従って、抗生物質ノジリマ
イシンの酸化(特公昭45−28375)によって容易
に得られる。
このD−グルカロ−δ−ラクタムの遊離酸乃至はナトリ
ウム、カリウム等の塩をピリジン中、酸無水物で冷時〜
室温下(0℃〜25℃)で処理すると通常のテトラアシ
ル誘導体を与える。
ウム、カリウム等の塩をピリジン中、酸無水物で冷時〜
室温下(0℃〜25℃)で処理すると通常のテトラアシ
ル誘導体を与える。
しかし本反応を加熱下に行った処、脱水閉環反応カ護り
、3−アシルオキシ−2(LH)ピリドン−6−カルボ
ン酸を得ることを見出し、本発明を完成させるに至った
。
、3−アシルオキシ−2(LH)ピリドン−6−カルボ
ン酸を得ることを見出し、本発明を完成させるに至った
。
本発明によれば(1)式の化合物はD−グルカロ−δ−
ラクタムの遊離酸乃至はそのナトリウム、カリウム等の
塩を用い、必要あれば不活性な溶媒、例えばジメチルホ
ルムアミド、ジオキサン等に懸濁し、ピリジン、トリエ
チルアミン、ピペリジン等の塩基の存在下に酸無水物を
作用させ、アシル化と同時に脱水反応を起させることで
得られるが、最も収率の良い組合せは、ピリジンを溶媒
及び塩基として用い、酸無水物を作用させる方法である
。
ラクタムの遊離酸乃至はそのナトリウム、カリウム等の
塩を用い、必要あれば不活性な溶媒、例えばジメチルホ
ルムアミド、ジオキサン等に懸濁し、ピリジン、トリエ
チルアミン、ピペリジン等の塩基の存在下に酸無水物を
作用させ、アシル化と同時に脱水反応を起させることで
得られるが、最も収率の良い組合せは、ピリジンを溶媒
及び塩基として用い、酸無水物を作用させる方法である
。
反応温度は通常のアシル化反応より高温を必要とし、4
0℃〜100℃が適当である。
0℃〜100℃が適当である。
反応時間は反応温度にもよるが、D−グルカロ−δ−ラ
クタムの遊離酸を使用した場合、5〜7時間(反応温度
55℃)で反応が完結する。
クタムの遊離酸を使用した場合、5〜7時間(反応温度
55℃)で反応が完結する。
D−グルカ□−δ−ラクタムの金属塩(カリウム、ナト
リウム等)を使用する場合には溶解性が遊離酸より劣る
ために反応時間はさらに長くなるが(例えば反応温度8
0℃では70〜80時間)、遊離酸の場合より一般に収
率が良い。
リウム等)を使用する場合には溶解性が遊離酸より劣る
ために反応時間はさらに長くなるが(例えば反応温度8
0℃では70〜80時間)、遊離酸の場合より一般に収
率が良い。
本発明で得られる化合物はいずれも、血圧降下**作用
を有し、医薬品として有用である。
を有し、医薬品として有用である。
その薬効を示す試験として、例えば自然発症高血圧ラッ
ト(生後20〜25週令)を1群3〜5匹として使用し
各化合物をいずれも1%アラビアゴム液に懸濁して腹腔
内又は経口投与し、血圧の変動を尾容積法により測定し
た結果を次に示す。
ト(生後20〜25週令)を1群3〜5匹として使用し
各化合物をいずれも1%アラビアゴム液に懸濁して腹腔
内又は経口投与し、血圧の変動を尾容積法により測定し
た結果を次に示す。
実施例 I
D−グルカロ−δ−ラクタムのカリウム塩60グをピリ
ジン5oocc、無水酢酸250CCに懸濁し80℃に
て攪拌する。
ジン5oocc、無水酢酸250CCに懸濁し80℃に
て攪拌する。
原料のD−グルカロ−δ−ラクタムのカリウム塩は除々
に溶解し、ついで脱水閉環物3−アセトキシ−2(IH
)ピリドン−6−カルボン酸のカリウム塩が析出してく
る。
に溶解し、ついで脱水閉環物3−アセトキシ−2(IH
)ピリドン−6−カルボン酸のカリウム塩が析出してく
る。
シリカゲル薄層クロマトグラフィーで追跡した新約70
時間でこの変換反応は完結した。
時間でこの変換反応は完結した。
反応液は5〜10℃に冷却後、沢過し、得られた固展物
を冷アセトンで洗浄し、デシケータ−中で乾燥すると3
−アセトキシ−2(LH)ピリドン−6−カルボン酸の
カリウム塩の粗結晶601が得られた。
を冷アセトンで洗浄し、デシケータ−中で乾燥すると3
−アセトキシ−2(LH)ピリドン−6−カルボン酸の
カリウム塩の粗結晶601が得られた。
この粗結晶10iを蒸溜水300ccに溶解し、炭末に
て脱色後、約59ccまで濃縮すると結晶が析出する。
て脱色後、約59ccまで濃縮すると結晶が析出する。
このものを沢取し、3−アセトキシー−2(L H)ピ
リドン−6−カルボン酸のカリウム塩の白色針状結晶8
.91を得た。
リドン−6−カルボン酸のカリウム塩の白色針状結晶8
.91を得た。
融点;234〜235℃(分解)
元素分析値(%);C41,02、H2,49、N5.
73分子式;C3H60□N、にとしての計算値;C4
0,84、H2,57、N5.95(%)このカリウム
塩5zを蒸溜水120CCに溶解し、IN塩酸にてpH
2とし、40℃以下で約20ccまで濃縮すると結晶が
析出する。
73分子式;C3H60□N、にとしての計算値;C4
0,84、H2,57、N5.95(%)このカリウム
塩5zを蒸溜水120CCに溶解し、IN塩酸にてpH
2とし、40℃以下で約20ccまで濃縮すると結晶が
析出する。
このものをp取し、デシケータ−中で乾燥し、3−アセ
トキシ2(LH)ピリドン−6−カルボン酸の遊離酸の
白色針状結晶3.61を得た。
トキシ2(LH)ピリドン−6−カルボン酸の遊離酸の
白色針状結晶3.61を得た。
融点;211〜213℃
元素分析値(%);C48,15、H3,43、N7.
19% 分子式;C3H705Nとしての計算値;C48,74
、H3,58、N7.11(%) 実施例 2 D−グルカロ−δ−ラクタムの遊離酸51をピリジン5
Qcc、無水酢酸22CCの混液に溶解し、60℃にて
7時間加熱した。
19% 分子式;C3H705Nとしての計算値;C48,74
、H3,58、N7.11(%) 実施例 2 D−グルカロ−δ−ラクタムの遊離酸51をピリジン5
Qcc、無水酢酸22CCの混液に溶解し、60℃にて
7時間加熱した。
反応液はそのまま濃縮乾固し、残香をエーテルにて洗浄
後、蒸溜水100CCに溶解し、炭末にて脱色した。
後、蒸溜水100CCに溶解し、炭末にて脱色した。
脱色液は1N塩酸にてpH2とし約15ccまで濃縮す
ると結晶が析出する。
ると結晶が析出する。
このものを戸取し、3−アセトキシ−2(IH)ピリド
ン−6−カルボン酸の遊離酸1.31を得た。
ン−6−カルボン酸の遊離酸1.31を得た。
実施例 3
D−グルカロ−δ−ラクタムのカリウム塩51をピリジ
ン5Qcc、無水プロピオン酸25ccの混液に懸濁し
75℃にて80時間攪拌下に反応した。
ン5Qcc、無水プロピオン酸25ccの混液に懸濁し
75℃にて80時間攪拌下に反応した。
析出した3−プロピオニルオキシ−2(IH)ピリドン
−6−カルボン酸のカリウム塩は冷却後戸取し、冷エタ
ノールで洗浄した。
−6−カルボン酸のカリウム塩は冷却後戸取し、冷エタ
ノールで洗浄した。
このものを蒸溜水150Ceに溶解し、炭末にて脱色後
、IN塩酸にてpH2とし約20CCまで濃濃すると沈
殿が析出する。
、IN塩酸にてpH2とし約20CCまで濃濃すると沈
殿が析出する。
このものをp取し3−プロピオニルオキシ−2(LH)
ピリドン−6カルボン酸の白色粉末3.5fを得た。
ピリドン−6カルボン酸の白色粉末3.5fを得た。
融点;182〜183℃
元素分析値;C51,82、H4,37、H659%分
子式;C9H905Nとしての計算値;C51,19H
4,30,H6,63(%) 実施例 4 D−グルカロ−δ−ラクタムのナトリウム塩21をピリ
ジン3Qcc、無水酪酸20CCの混液に懸濁し、90
℃にて50時間攪拌下に反応した。
子式;C9H905Nとしての計算値;C51,19H
4,30,H6,63(%) 実施例 4 D−グルカロ−δ−ラクタムのナトリウム塩21をピリ
ジン3Qcc、無水酪酸20CCの混液に懸濁し、90
℃にて50時間攪拌下に反応した。
析出した3−ブチリルオキシ−2(IH)ピリドン−6
−カルボン酸のナトリウム塩の沈殿は冷却後r取し、冷
エタノールで洗浄した。
−カルボン酸のナトリウム塩の沈殿は冷却後r取し、冷
エタノールで洗浄した。
収得量2.2グ。
このものを蒸溜水1oocc、メタノール4Qccの混
液に溶解し、炭末にて脱色後約25CCまで濃縮すると
沈殿が析出する。
液に溶解し、炭末にて脱色後約25CCまで濃縮すると
沈殿が析出する。
このものを沢取し、3−ブチリルオキシ〜2(IH)ピ
リドン−6−カルボン酸のナトリウム塩の白色粉末1.
81を得た。
リドン−6−カルボン酸のナトリウム塩の白色粉末1.
81を得た。
融点;193〜196℃(分解)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 D−グルカロ−δ−ラクタムに酸無水物を作用させ
ることを特徴とする 一般式 (式中Rは低級脂肪族アシル基を示す)で表わされる 3−アシルオキシ−2(IH)ピリドン−6−カルボン
酸の製法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8010275A JPS5840540B2 (ja) | 1975-06-30 | 1975-06-30 | ハイドロキシピリドンカルボンサンノ アシルユウドウタイノセイホウ |
GB24997/76A GB1502055A (en) | 1975-06-30 | 1976-06-16 | 3-substituted-2(1h)pyridon-6-carboxylic acids and processes for preparing the same |
US05/700,340 US4083850A (en) | 1975-06-30 | 1976-06-28 | 3-Substituted-2(1H)pyridon-6-carboxylic acids and process for preparation of same |
FR7619785A FR2315929A1 (fr) | 1975-06-30 | 1976-06-29 | Procede de preparation d'acides 2(1h)pyridone-6-carboxyliques 3-substitues, nouveaux produits ainsi obtenus et leur utilisation comme agents hypotensifs |
US05/865,213 US4156728A (en) | 1975-06-30 | 1977-12-28 | 3-Substituted-2(1H)pyridone-6-carboxylic acids |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8010275A JPS5840540B2 (ja) | 1975-06-30 | 1975-06-30 | ハイドロキシピリドンカルボンサンノ アシルユウドウタイノセイホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS525774A JPS525774A (en) | 1977-01-17 |
JPS5840540B2 true JPS5840540B2 (ja) | 1983-09-06 |
Family
ID=13708805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8010275A Expired JPS5840540B2 (ja) | 1975-06-30 | 1975-06-30 | ハイドロキシピリドンカルボンサンノ アシルユウドウタイノセイホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5840540B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61128350U (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-12 |
-
1975
- 1975-06-30 JP JP8010275A patent/JPS5840540B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61128350U (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS525774A (en) | 1977-01-17 |
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