JPS5840279Y2 - シリンダライナ及びシリンダヘツドの冷却装置 - Google Patents
シリンダライナ及びシリンダヘツドの冷却装置Info
- Publication number
- JPS5840279Y2 JPS5840279Y2 JP6455378U JP6455378U JPS5840279Y2 JP S5840279 Y2 JPS5840279 Y2 JP S5840279Y2 JP 6455378 U JP6455378 U JP 6455378U JP 6455378 U JP6455378 U JP 6455378U JP S5840279 Y2 JPS5840279 Y2 JP S5840279Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- cooling
- cylinder liner
- cylinder
- cylinder head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は冷却水温の制御を行っている水冷式内燃機関の
ピストンが上下に摺動するシリンダライナの上部及び下
部並びにシリンダヘッド部それぞれの冷却を、それぞれ
温度の異なる冷却水により効果的に冷却するように形成
したシリンダライナ及びシリンダヘッドの冷却装置に関
するものである。
ピストンが上下に摺動するシリンダライナの上部及び下
部並びにシリンダヘッド部それぞれの冷却を、それぞれ
温度の異なる冷却水により効果的に冷却するように形成
したシリンダライナ及びシリンダヘッドの冷却装置に関
するものである。
従来、内燃機関のピストンの冷却は、その連結棒小端部
又はシリンダライナ下部からのオイルジェットや冷却ギ
ヤラリ−を用いた直接冷却方式によって行っているが、
この冷却方式ではピストンの放熱割合はオイルによる冷
却が約２０ｑｂで、残りの約８０％がシリンダライナに
より冷却されており、シリンダライナによる冷却が大部
分を占めているのでシリンダライナの温度を低くするこ
とがピストンの冷却のためには効果的である。
又はシリンダライナ下部からのオイルジェットや冷却ギ
ヤラリ−を用いた直接冷却方式によって行っているが、
この冷却方式ではピストンの放熱割合はオイルによる冷
却が約２０ｑｂで、残りの約８０％がシリンダライナに
より冷却されており、シリンダライナによる冷却が大部
分を占めているのでシリンダライナの温度を低くするこ
とがピストンの冷却のためには効果的である。
一方、第１図及び第２図で示すような、温調弁１及び清
水クーラー２及びポンプ３を設けて、循環する冷却水の
温度を制御している従来の水冷式内燃機関においては、
シリンダヘッド４から排出した冷却水は温調弁１を経由
してバイパス管路５からの温水と、清水クーラー２を通
って冷却されて来た冷水の両方を混合した冷却水を、ポ
ンプ３によりシリンダブロックＴとシリンダライナ８と
で形成した水冷ジャケット９の下部へ導入孔１０から導
入し、シリンダライナ８を冷却した後、シリンダヘッド
４への導通路１１を経てシリンダヘラ１４０図示されて
いない水冷ジャケット部を冷却している。
水クーラー２及びポンプ３を設けて、循環する冷却水の
温度を制御している従来の水冷式内燃機関においては、
シリンダヘッド４から排出した冷却水は温調弁１を経由
してバイパス管路５からの温水と、清水クーラー２を通
って冷却されて来た冷水の両方を混合した冷却水を、ポ
ンプ３によりシリンダブロックＴとシリンダライナ８と
で形成した水冷ジャケット９の下部へ導入孔１０から導
入し、シリンダライナ８を冷却した後、シリンダヘッド
４への導通路１１を経てシリンダヘラ１４０図示されて
いない水冷ジャケット部を冷却している。
ここでシリンダヘッド４の弁間部の冷却効果を上げる方
法としては、冷却水の大部分を流速を上げてジェット噴
出せしめる方法をとるのが一般的である。
法としては、冷却水の大部分を流速を上げてジェット噴
出せしめる方法をとるのが一般的である。
しかしながら、シリンダヘッド４の水冷ジャケット部へ
到達する際には、冷却水はすでに可成りの温度に上昇し
た温水となっており、シリンダヘッド４の高温部を温水
で冷却することになるので冷却効率が悪いという欠点が
ある。
到達する際には、冷却水はすでに可成りの温度に上昇し
た温水となっており、シリンダヘッド４の高温部を温水
で冷却することになるので冷却効率が悪いという欠点が
ある。
更にシリンダライナ８の温度を下げる際、シリンダライ
ナ８全面の温度を同じ冷却水で下げることは、熱損失も
犬となると共に、燃焼性能上も良くなく、またピストン
からシリンダライナ８への放熱は主にシリンダライナ８
下部、即ちピストンが下死点近くへ来た動きの遅い時に
行なわれ、この時点でピストンとシリンダライナ８の温
度差が大であるから、この位置での冷却効果を大きくす
る必要がある。
ナ８全面の温度を同じ冷却水で下げることは、熱損失も
犬となると共に、燃焼性能上も良くなく、またピストン
からシリンダライナ８への放熱は主にシリンダライナ８
下部、即ちピストンが下死点近くへ来た動きの遅い時に
行なわれ、この時点でピストンとシリンダライナ８の温
度差が大であるから、この位置での冷却効果を大きくす
る必要がある。
そこで本考案は前記従来の欠点を解消し、シリンダライ
ナの下部及び上部、並びにシリンダヘッドそれぞれを異
った温度の冷却水により効果的に冷却せしめることによ
り、ピストンの放熱を良くすると共に、内燃機関の熱損
失を低減せしめ、良好な燃焼を行なわしめることを目的
としたものである。
ナの下部及び上部、並びにシリンダヘッドそれぞれを異
った温度の冷却水により効果的に冷却せしめることによ
り、ピストンの放熱を良くすると共に、内燃機関の熱損
失を低減せしめ、良好な燃焼を行なわしめることを目的
としたものである。
即ち、本考案はシリンダライナ外周の水冷ジャケットを
、冷却用温水を導入する上部室と冷却用冷水を導入する
下部室に形成し、該上部室及び下部室からそれぞれの冷
却水をシリンダヘッドの水冷ジャケットへ流入せしめる
導通路を設けることにより構成されている。
、冷却用温水を導入する上部室と冷却用冷水を導入する
下部室に形成し、該上部室及び下部室からそれぞれの冷
却水をシリンダヘッドの水冷ジャケットへ流入せしめる
導通路を設けることにより構成されている。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明するが、第２
図及び第３図に示す本考案の実施例における冷却水の温
度制御を行って〜・ろ水冷式内燃機関では、第１図及び
第２図で示す従来例と同じ部品は同し部品番号で示して
いる。
図及び第３図に示す本考案の実施例における冷却水の温
度制御を行って〜・ろ水冷式内燃機関では、第１図及び
第２図で示す従来例と同じ部品は同し部品番号で示して
いる。
そこで本考案では、シリンダライナ８とシリンダブロッ
ク７との間に上部室及び下部室に分けた水冷ジャケラ）
９ａ及び９ｂを形成し、それぞれ冷却水の導入孔１０ａ
及び１０ｂを設げている。
ク７との間に上部室及び下部室に分けた水冷ジャケラ）
９ａ及び９ｂを形成し、それぞれ冷却水の導入孔１０ａ
及び１０ｂを設げている。
一方、温調弁１、清水クーラー２及びポンプ３ａ及び３
ｂを介して、循環する冷却水の温度制御を行ない、第３
図で示すようなバイパス管路５を通った温水と清水クー
ラー２を通って冷却された冷水を混合せずに、冷却用温
水はポンプ３ａを有する管路１２ａにより導入孔１０ａ
から冷却効果を上げる必要のないシリンダライナ８の上
部を冷却する水冷ジャケラ）９ａへ、また冷却用冷水は
ポンプ３ｂを有する管路１２ｂにより導入孔１０ｂから
冷却効果を上げる必要のあるシリンダライナ８の下部を
冷却する水冷ジャケラ）９ｂへそれぞれ導入する冷却水
管路を配設している。
ｂを介して、循環する冷却水の温度制御を行ない、第３
図で示すようなバイパス管路５を通った温水と清水クー
ラー２を通って冷却された冷水を混合せずに、冷却用温
水はポンプ３ａを有する管路１２ａにより導入孔１０ａ
から冷却効果を上げる必要のないシリンダライナ８の上
部を冷却する水冷ジャケラ）９ａへ、また冷却用冷水は
ポンプ３ｂを有する管路１２ｂにより導入孔１０ｂから
冷却効果を上げる必要のあるシリンダライナ８の下部を
冷却する水冷ジャケラ）９ｂへそれぞれ導入する冷却水
管路を配設している。
次にシリンダブロック７には、上部室である水冷ジャケ
ラ）９ａ及び下部室である水冷ジャケラ）９ｂからシリ
ンダヘッド４の水冷ジャケット部へそれぞれの冷却水を
流入せしめる導通路１１及び１１ｂがそれぞれ設けられ
ている。
ラ）９ａ及び下部室である水冷ジャケラ）９ｂからシリ
ンダヘッド４の水冷ジャケット部へそれぞれの冷却水を
流入せしめる導通路１１及び１１ｂがそれぞれ設けられ
ている。
上記の構成により、冷却が必要なピストンについては、
清水クーラー２を通った冷水でシリンダライナ８の下部
を冷却し、またシリンダヘッド４についても、シリンダ
ライナ８の下部を冷却した冷水の一部又は全てを直接シ
リンダヘッド４の高温部へ導入して効果的な冷却をはか
つて（・る。
清水クーラー２を通った冷水でシリンダライナ８の下部
を冷却し、またシリンダヘッド４についても、シリンダ
ライナ８の下部を冷却した冷水の一部又は全てを直接シ
リンダヘッド４の高温部へ導入して効果的な冷却をはか
つて（・る。
一方冷却効果を上げる必要のないシリンダライナ８の上
部へはバイパス管路５を通った温水を導入して、更に従
来の内燃機関と同様の冷却水連絡用の導通路１１を介し
てシリンダヘッド４へ流入せしめている。
部へはバイパス管路５を通った温水を導入して、更に従
来の内燃機関と同様の冷却水連絡用の導通路１１を介し
てシリンダヘッド４へ流入せしめている。
従って本考案のシリンダライナ及びシリンダヘッドの冷
却装置では、ピストンの動きが遅＜、シかも温度差が犬
であるシリンダライナの下部を清水クーラーにより冷却
された冷水により効果的に冷却し、更にこの冷却水の一
部又は全てをシリンダヘッドの高温部へ導入して冷却せ
しめているので、最も冷却の必要なシリンダライナ下部
とシリンダヘッドを効果的に冷却することにより、シリ
ンダライナ下部におけるピストンの放熱を良くする上で
効果があり、機関の燃焼性能向上の上でも有効である。
却装置では、ピストンの動きが遅＜、シかも温度差が犬
であるシリンダライナの下部を清水クーラーにより冷却
された冷水により効果的に冷却し、更にこの冷却水の一
部又は全てをシリンダヘッドの高温部へ導入して冷却せ
しめているので、最も冷却の必要なシリンダライナ下部
とシリンダヘッドを効果的に冷却することにより、シリ
ンダライナ下部におけるピストンの放熱を良くする上で
効果があり、機関の燃焼性能向上の上でも有効である。
またシリンダライナの冷却を温水と冷水とに分けて行っ
ているので、冷却による熱損失を低減し、更に冷却水ポ
ンプの駆動馬力の低減をはかる上でも有効である。
ているので、冷却による熱損失を低減し、更に冷却水ポ
ンプの駆動馬力の低減をはかる上でも有効である。
なお本考案は冷却水の温度制御を行っている内燃機関に
対して有効である。
対して有効である。
第１図及び第２図は従来例における冷却水の温度制御を
行っている水冷式内燃機関のそれぞれ、冷却水系統図及
びシリンダライナ並びにその水冷ジャケット要部の側断
面図、第３図及び第４図は本考案の実施例における冷却
水の温度制御を行っている水冷式内燃機関のそれぞれ、
冷却水系統図及びシリンダライナ並びにその水冷ジャケ
ット要部の側断面図である。 １・・・・・・温調弁、２・・・・・・清水クーラー
３．３ａ。 −３ｂ・・・・・・ポンプ、４・・・・・・シリンダヘ
ッド、５・・・・・・バイパス、７・・・・・・シリン
ダブロック、８・・・・・・シリンダライナ、９．９ａ
、９ｂ・・・・・・水冷ジャケット、１０ａ、１０ｂ・
・・・・・導入路、１１．１１ｂ・・・・・・導通路、
１２ａ、１２ｂ・・・・・・管路。
行っている水冷式内燃機関のそれぞれ、冷却水系統図及
びシリンダライナ並びにその水冷ジャケット要部の側断
面図、第３図及び第４図は本考案の実施例における冷却
水の温度制御を行っている水冷式内燃機関のそれぞれ、
冷却水系統図及びシリンダライナ並びにその水冷ジャケ
ット要部の側断面図である。 １・・・・・・温調弁、２・・・・・・清水クーラー
３．３ａ。 −３ｂ・・・・・・ポンプ、４・・・・・・シリンダヘ
ッド、５・・・・・・バイパス、７・・・・・・シリン
ダブロック、８・・・・・・シリンダライナ、９．９ａ
、９ｂ・・・・・・水冷ジャケット、１０ａ、１０ｂ・
・・・・・導入路、１１．１１ｂ・・・・・・導通路、
１２ａ、１２ｂ・・・・・・管路。
Claims (1)
- 冷却水温の制御を行っている内燃機関において、シリン
ダライナ外周の水冷ジャケットを上部室及び下部室にて
形成し、それぞれに冷却用温水及び冷水を導入する冷却
水管路を配設し、該上部室及び下部室からそれぞれの冷
却水をシリンダヘッドの水冷ジャケットへ流入せしめる
導通路を設けてなるシリンダライナ及びシリンダヘッド
の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6455378U JPS5840279Y2 (ja) | 1978-05-16 | 1978-05-16 | シリンダライナ及びシリンダヘツドの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6455378U JPS5840279Y2 (ja) | 1978-05-16 | 1978-05-16 | シリンダライナ及びシリンダヘツドの冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54167240U JPS54167240U (ja) | 1979-11-24 |
| JPS5840279Y2 true JPS5840279Y2 (ja) | 1983-09-10 |
Family
ID=28968771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6455378U Expired JPS5840279Y2 (ja) | 1978-05-16 | 1978-05-16 | シリンダライナ及びシリンダヘツドの冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5840279Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-05-16 JP JP6455378U patent/JPS5840279Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54167240U (ja) | 1979-11-24 |
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