JPS5838448Y2 - 自動販売機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は本体内に前後複数の商品収納棚を設け、この収
納棚内の商品を冷却または加温せしめて販売する自動販
売機に関する。

従来サーペンラック式等の商品収納棚は、内箱の両側壁
下部に固定した支持部材に商品収納棚の下部を載置せし
め且つビス等によって内箱内に固定せしめている。

また内箱の側壁と商品収納棚との空間を送風通路として
収納棚の下方に設けられた冷却装置からの冷気または加
温装置からの温風を収納棚の上方に送風するよう横取し
ている。

しかしながら商品収納棚を載置せしめる支持部材が商品
収納棚の下部にあって該収納棚と前記側壁との空間であ
る送風通路を塞ぐような状態と成り、前記冷気または温
風が商品収納棚上方に送風され辛いため商品収納棚の上
下に温度差を生じてしまう欠点を有していた。

また商品収納棚を前後に複数設けるようにする場合、前
記した従来の商品収納棚の固定方法であると、前列に設
けた商品収納棚に形成して戊る後列の商品収納棚用の投
入口と、この投入口に連続すべき後列の商品収納棚の投
入口とをうまく合わせることは困難を来たすものである
。

本考案は上記の点に鑑み威されたもので、前後の商品収
納棚を容易に合わせせしめて内箱内に装着できるととも
に、完全な送風通路を形成し、然も商品収納棚を簡単に
脱着可能な装置を提供するものである。

以下図面に基づいて実施例を説明する。

１は自動販売機本体で、内箱２との間に断熱体３を設け
ている。

４は前記本体１の前面開口部に枢支された開閉可能な扉
で、商品選択ボタン５、商品取出口６等を設けている。

７は前記内箱２の上壁８に前後方向に延在するよう螺着
固定された支承部材で、取付部９と該取付部９からＵ字
状に垂下し端部を上方に向は垂直に延出せしめたレール
部１０とから成り、該レール部１００前後端部には後述
する停点部材１１の摺動を規制するストッパ部１２ 、
１２’を夫々形成せしめている。

そして該レール部１０が相対向するよう左右に所定間隔
を有して対設している。

１３，１４は上下方向に蛇行しながら延在する商品走行
路１５を側板１６ 、１６’間に夫り形成して戊る商品
収納棚で、商品走行路１５の上端には商品投入口１７を
形成し下端に形成した商品送出口１８には商５品送出装
置１９を設けている。

そして前列Ｏ商品収納棚１３上部には後列の商品収納棚
１４０投入口１７の前端に後端が連続されるよう形成し
た投入口２０・を設けている。

また商品収納棚１３，１４の側板１６，１Ｂ’上部には
略逆Ｕ字状の係止部２１を有する係止部材１１を夫々所
定位置に固定せしめて成り、前記支承部材７のレール部
１０に係上部２１が嵌合する如く係上せしめて前記支承
部材７に商品収納棚１３，１４が係上部材１１を介して
夫々懸吊支持されるよう構成している。

そして後列の商品収納棚１４の係上部材１１は前記支承
部材７のレール部１０の後端部に形成されたストッパ部
１２′によって後方への移動を阻屯されてレール部１０
上の所定位置に係上されるとともに商品収納棚１４の後
部と前記内箱２の後壁２２との間に所定の間隔を形成し
て送風通路２３を形成するよう構成している。

また前列の商品収納棚１３の係上部材１１は前端が前記
支承部材１のレール部１０前端部に形成されたストッパ
部１２によって前方への移動を阻ＩＥされ且つ該商品収
納棚１３の後部が前記後列の商品収納棚１４の側板１６
゜１６′前端に形成した嵌合部２４に嵌入して所定位置
に係彪される。

即ち前記前後の商品収納棚１３゜１４はストッパ部１２
，１２′によってレール部１００所定位置に係上部材１
１を介して懸吊支持される。

またこの状態時に前列の商品収納棚１３に設けられた前
記投入口２０め後端が後列の商品収納棚１４０投入口１
１前端に連続するよう構成して成り前記投入口２０に投
入された商品が該投入口２０から投入口１７ヘスムース
に転動されるよう威している。

２５は前記後列の商品収納棚１４の後部で且つ下部に対
応する前記内箱２の後壁２２へ設けた規制部材で、前記
商品収納棚１４下部の側板１６，１Ｂ’に当接して収納
棚１３゜１４下部の左右方向への揺れを阻橿する揺れ防
上部２６，２６’と前記収納棚１４下部の後部に当接し
て該後部の後方への揺れを阻毛する揺れ防上部２γ、２
７′とを夫々対向して形成して成り前記収納棚１３，１
４下部を所定位置に保持している。

即ち前記収納棚１４の下部を前記規制部材２５によって
規制することにより収納棚１３と収納棚１４とが嵌合部
２４によって嵌合状態に有るため前列の商品収納棚１３
も後列の商品収納棚１４と同様に下部が所定位置に保持
される。

従って商品収納棚１３，１４０両側には前記内箱２側壁
２８゜２８との間に所定の間隔を有した送風通路２３を
形成している。

そして図示してないが該収納棚１３．１４の下方には冷
却装置または加温装置が設けられて該装置の冷気または
温風を前記送風通路２３へ送風するよう構成している。

上記構成にトいて、商品収納棚１３を支承部材７から取
り外す場合は該収納棚１３の下部を前方に引き出すよう
せしめて係止部材１１の前端をストッパ部１２の上方へ
移動せしめるとともに該ストッパ部１２上に係止部２１
を乗せて前方へ摺動させながら引き出し取り外す。

後列の商品収納棚１４の取り外しも同様で、先ず収納棚
１４を前方に引きだす。

従って該収納棚１４の係止部材１１はレール剖１０上を
前方へ摺動する。

そして該係上部材１１の前端が前記ストッパ部１２へ到
達したなら前記した前列の商品収納棚１３と同様の動作
で取り出す。

次に後列の収納棚１４を支承部材７に取り付ける場合を
説明すると、先ず収納棚１４上部に設けられた係止部材
１１の係市部２１を支承部材７のストッパ部１２上へ係
上せしめて係止部材１１の後端がストッパ部１２′へ当
接されるまで後方へ摺動せしめるとともに、収納棚１４
の下部を規制部材２５の左右への揺れ防上部２６゜２６
′間に挿入せしめて後方への揺れ防正部２７゜２１′に
該収納棚１４の下部を当接せしめて装着される。

また前列の収納棚１３も同様に係上部２１を支承部材γ
のストッパ部１２上へ体毛せしめて後方へ摺動せしめ、
該収納棚１３０側板１６゜１６′後端を後列の収納棚１
４の側板１６ｙ１６’Ｍｔｌ端に形成した嵌合部２４に
嵌入せしめるとともに係上部材１１の前端が前記ストッ
パ部１２の後部に係上され且つ係止部１０をレール部１
０に係上せしめて装着される。

第６図は支承部材７を内箱２の側壁２Ｂ、２Ｂ’の上部
に夫々螺着せしめたものである。

本考案は上記したように、本体内箱の土壁または側壁上
部において前後方向に延在して略垂直に延出するレール
部を形成していると共にこのレール部にストッパ部を形
成して戊る支承部材と、この支承部吸のレール部に嵌合
する如く係上するとともにこのレール部上を摺動可能な
係上部材と、この係ＩＥ部材を上部に固定して成る商品
収納棚と、前記内箱の後壁に設けられ前記商品収納棚の
下部を後方及び左右に規制する規制部材とから成り、前
記商品収納棚は係た部材を介して支承部材に懸吊支持さ
れ且つ規制部材によって前記商品収納棚下部が保持され
るよう構成してこの商品収納棚を前記内箱内に着脱可能
としたものであるから商品収納棚の脱着が容易であり、
また商品収納棚の支持箇所が上部にあるため収納棚と内
箱との間の送風通路を支承部材で塞ぐことがなく冷気ま
たは温風がスムースに送風され商品収納棚の上下に温度
差を生じることがない。

また更に商品収納棚は支承部材と規制部材とによって簡
単に内箱内の所定位置へ装着できる等の効果を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動販売機の斜視図、第２図は本考案による要
部を示す部分面面図、第３図は第２図によるＡ−Ａ′の
断面図、第４図は第２図によるＢ−Ｂ′の断面図、第５
図は本考案による支承部材の斜視図、第６図は支承部材
を内箱側壁に設けた場合の一部類正面図である。 ２・・・内箱、７・・・支承部材、１０・・・レール部
、１１・・・係上部材、１２ 、１２’・・・ストッパ
部、１３゜１４・・・商品収納棚、２２・・・後壁、２
５・・・規制部材、２８．２８’・・・側壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体内箱の土壁または側壁上部に訃いて前後方向に延在
   して略垂直に延出するレール部を形成していると共に該
   レール部にストッパ部を形成して成る支承部材、該支承
   部材のレール部に係止すると共に該レール部上を摺動可
   能な体毛部材、該体毛部材を上部に固定して成る商品収
   納棚、前記内箱の後壁に設けられ前記商品収納棚の下部
   を後方及び左右に規制する規制部材とから戊り、前記商
   品収納棚は係に部材を介して支承部材に懸吊支持され且
   つ規制部材によって前記商品収納棚下部が保持されるよ
   う横取して該商品収納棚を前記内箱内に着脱可能とした
   自動販売機。