JPS5836730Y2 - カ−テンウォ−ルにおける面材嵌め込み部構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はカーテンウオールにおける方立と無目とで構
成される枠内に面材を嵌め込む面材嵌め込み部構造に関
する。

本考案は、面材を正位置に嵌め込むことができると共に
地震による面材の左右への移動を阻止して確実に正位置
保持することができる面材嵌め込み部構造を提供するこ
とを目的とするもので、その特徴は、側面に嵌め溝を有
する一対の方立と、上記両方支間に接続された一対の無
目とで枠を構成し、上記枠における一対の方立の相対す
る嵌め溝内下部に面材ガイドブロックをそれぞれ固定し
、両ガイドブロック間に面材を嵌め込み保持させるよう
に構成したところにある。

以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。

第１図において、方立１・・・・・・が適宜間隔をあけ
て互に平行で垂直に起立され、隣り合う方立１，１間に
無目２・・・・・・を適宜間隔をあけて互に平行に接続
し、これら方立と無目とで形成される縦長矩形の枠のう
ち床３・・・・・・に対向するスパンドレル部分の枠に
金属板、ガラス板等の面材４・・・・・・を嵌めると共
に、床３に対向しない開口部分の枠にガラス板等の透明
面材４′・・・・・・を嵌めである。

方立本体１′は、第２図示のように、横断面において基
板５の左右両側面の内側及び外側部に外側フランジ６．
６及び゛内側フランジ７．７をそれぞれ延出して左右両
側面に基板５、フランジ６．７からなるコ字状の無目の
み込み溝をそれぞれ形成すると共に、内側フランジ７．
７から脚８，８を内方へ突出した形材で、その脚８，８
のスパンドレル部分に対応する位置にブラケット９を溶
接し、該ブラケット９を、床３に固定されたアンカー１
０にボルト１１゜ナツト１２により固定しである。

又、上記無目２・・・・・・は上下両面に面材嵌め溝を
有するもので、これら無目の両端部が隣り合う方立本体
１’、１’の無目のみ込み溝内に嵌合され、適宜ブラケ
ットを介してのみ込み溝内に固定され、接合部にコーキ
ング材を充填されている。

このように無目と接続された各方立本体１′の外側フラ
ンジ６の内側に、上下隣り合う無目２，２に上下端を当
接する外側押縁２６をそれぞれ取付けると共に、内側フ
ランジ７の内側に同じく上下隣り合う無目２，２に上下
端を当接する内側押縁２７をそれぞれ取付け、それによ
り上記外側押縁２６と内側押縁２７の各一端間に形成さ
れる面材嵌め溝をもつ方立１を構成し、この方立１の面
材嵌め溝に、タイ） １５．１６を介して面材４又は４
′の左又は右縦辺をそれぞれ挾持させ、さらに隣り合う
方立１．１の各面材嵌め溝内の下部において外側押縁２
６．２６から突出された補助壁３１．３１に面材ガイド
ブロック４１．４１をそれぞれ嵌着し、両ガイドブロッ
ク４１．４１で面材４の下部両側端面を当接保持してい
る。

上記ガイドブロック４１は合成樹脂でつくられ、第３，
４図示のようにその基部に縦通した嵌め溝４３を上記外
側押縁の補助壁３１に被嵌して固定されると共に、該ガ
イドブロックの面材嵌め溝がわへ向く側面に面材４の側
端面４４に対向する傾斜面４２を形成してあり、この傾
斜面４２は上記面材４がわへ下向き傾斜し、そして該傾
斜面４２の下端部で面材４の側端面４４に当接（又は近
接）している。

無目２は、第５図示のように、横断面はは゛中空四角形
状をなし、その上下壁１３．１４にそれぞれ設けた面材
嵌め溝にタイト材１５，１６．１７を介して面材４又は
４′の上又は下横辺をそれぞれ嵌めてあり、無目の内部
中間部には外方へやや下向き僅斜の傾斜横隔壁１８を設
けて上壁１３との間に無目全長に及ぶ横空間Ｃを形成し
、又横隔壁１８の下面外部から無目前壁２０と小間隔を
あけて縦隔壁２１を垂直に延出し、該縦隔壁２１と前壁
２０との間に下端を面材４又は４′の外側に全開する小
空間りを形成すると共に、横隔壁１８に上記小空間りと
連通ずる複数の第１排水口２３・・・・・・を適宜間隔
をあけて設けである。

なお、上記縦隔壁２１の中間部から小空間りを区分する
補助横壁を延出し、該補助横壁にも上記排水口２３・・
・・・・に対応する第２排水口２４・・・・・・を設け
である。

上記外側押縁２６は、第２図示のように、横断面におい
て外側押縁本体壁２８の内、外側面に補助壁２９．３０
，３１．３２．３３を突出し、壁３０を外側フランジ５
の係止段部３４に、壁３３を方立基板５の係止段部３５
にそれぞれ係止して、外側押縁２６と方立１との間に外
側押縁全長に及ぶ第１縦空間Ａを、外側押縁２６と方立
１、内側押縁２７及び面材４又は４′との間に同じく外
側押縁全長に及ぶ第２縦空間Ｂをそれぞれ形成し、そし
て壁３０に第１空間Ａと外気を連通ずる複数の第１外気
導入口３６を、又本体壁２８に第１空間Ａと第２空間Ｂ
とを連通ずる複数の第２外気導入口３７をそれぞれ設け
て等圧構造を形成している。

第２図において、３８は内側押縁２７を方立１に固定す
るビス、３９は内側押縁と方立１とをシールするシール
材である。

２５は無目２の端部上面に設けたキャッチパンで、第１
外気導入口３６から第１縦空間Ａ内に入った雨滴が補助
壁３２、外側押縁本体壁２８を伝ってこのキャッチパン
２５上に落ち、そしてキャッチパンの流出口から無目２
の端部の面材嵌め溝から横空間Ｃ内に流下し、排水口２
４から外部へ流出する。

第１空間Ａ内で処理されず、第２外気導入口３７から第
２縦空間Ｂ内に侵入するような霧状の水滴は、補助壁３
１．３３及び内側押縁２７に付着してキャッチパン２５
上に流下し、そして上記と同様に排出される。

なお、上記タイト材１５はゴム、合成樹脂等の弾性材か
らなり、第６図示のように横断面においてほは゛弓形に
湾曲した本体から３本の足１５ ａ・・・・・・を出し
たもので、このタイト材１５の外曲面を、外側押縁２６
のギザギザを有する弧状凹陥受は面１５ｂ４こ嵌合して
脱落を阻止している。

面材４の嵌め込みにおいては、面材４を隣り合う方立１
，１の面材嵌め溝内に上から落しこむと、該面材４の左
右両側端が面材ガイドブロック４１゜４１の傾斜面４２
．４２によって下方へ案内され、それにより面材４が正
位置に自動的に嵌め込まれる。

一旦嵌め込まれた後は、面材４はガイドブロック４１．
４１により左右両側端を挾持され、地震等の際左右にず
れることがない。

本考案の方立１は、上側の内側押縁２７を方立本体１′
に一体に形成したものであってもよい。

この考案のカーテンウオールにおける面材嵌め込み構造
によれば、面材の左右両側端面に面材ガイドブロックが
当接することによって面材が地震等により左右へ移動す
るのを阻止し、常に正位置に確実に保持して面材嵌め込
み部の水蜜性を維持することができ、しかも面材嵌め込
み作業においては、該面材を枠内に上から落しこむと、
面材が左右両側にある面材ガイドブロックの傾斜面に案
内されて正位置に自動的に嵌め込まれることとなり、作
業の能率向上をも実現できるのである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示し、第１図はカーテンウオ
ールの一部の正面図、第２図は第１図のＩＩ−ＩＩ線一
部拡大断面図、第３図は面材ガイドブロックの取付状態
の一部拡大平面図、第４図は面材ガイドブロックの拡大
斜面図、第５図は第１図の■−Ｖ線一部省略拡大断面図
、第６図はタイト材部分の拡大断面図である。 １・・・・・・方立、２・・・・・・無目、４，４′・
・・・・・面材、４１・・・・・・面材ガイドブロック
、４２・・・・・・傾斜面、４４・・・・・・面材側端
面。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 面材嵌め溝を有し且該面材嵌め溝を互に対向させる一対
   の方立間に、面材嵌め溝を有し且該面材嵌め溝を互に対
   向させる一対の無目を接続して枠を形成し、該枠内に面
   材をその四周を上記方立及び無目の面材嵌め溝内に挿入
   して嵌め込んだ構成において、 上記枠における一対の方立の各面材嵌め溝内に上記面材
   の左右両側端面にほぼ当接する面材ガイドブロックが固
   定され、該面材ガイドブロックは上記面材の側端面に対
   向し且面材がわへ下向き傾斜する傾斜面を有する、 カーテンウオールにおける面材嵌め込み部構造。