JPS5836063B2 - ノズル成形用金型の製造方法 - Google Patents

ノズル成形用金型の製造方法

Info

Publication number
JPS5836063B2
JPS5836063B2 JP11311581A JP11311581A JPS5836063B2 JP S5836063 B2 JPS5836063 B2 JP S5836063B2 JP 11311581 A JP11311581 A JP 11311581A JP 11311581 A JP11311581 A JP 11311581A JP S5836063 B2 JPS5836063 B2 JP S5836063B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical body
wire
hole
mold
electroforming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11311581A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5816085A (ja
Inventor
鉄夫 吉沢
隆志 黒川
茂男 奈良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP11311581A priority Critical patent/JPS5836063B2/ja
Publication of JPS5816085A publication Critical patent/JPS5816085A/ja
Publication of JPS5836063B2 publication Critical patent/JPS5836063B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光コネクタ用プラグを構成する中子等のノズル
構或体を高精度で成形するノズル成形用金型の製造方法
に関する。
第1図はプラスチック光コネクタの概略構成図で、左右
一対の中子IA,IBと、これらの中子IA,IBを連
結するスリーブ2とを備えている。
前記一対の中子IA,IBは同一形状に形成され、その
外周面中間部には鍔3が一体に形成され、また中心には
光ファイバ心線4が挿入される内孔5と、光ファイバ素
線6が挿入される挿入円孔7が形成されている。
ところで、中子IA,IBは一般に金属の切削加工によ
って製作されているので、その製作には多ぐの加工工程
と加工時間および高価な工作機械と高度な切削技術を要
し、製造コストと量産性に問題があった。
すなわち、光ファイバはコア径が50〜100μm程度
と非常に小さいため、挿入円孔7の加工において高精度
な加工が要求され、しかも両中子IA,IBにそれぞれ
挿入固定された光ファイバの端面同士を正確に対接させ
るためには、挿入円孔7の中子外周に対する偏心量を1
〜2μm以内に押える必要がある。
そのため、最近ではプラスチック成形によって中子を製
作したものも知られているが、この場合には製造コスト
の低廉化は計れるものの、高精度な成形金型を切削加工
によって製作することが困難で、中子の挿入円孔の偏心
量を4〜5μmに抑えるのがやっとであった。
本発明は上述したような点に鑑みてなされたもので、量
産性に優れ、低価格で高精度に製作し得るノズル成形用
金型の製造方法を提供するものであり、その特徴とする
ところは、一端面中央に設けられた微小穴にワイヤの一
端が嵌合挿入された円柱体をマスク型としてこれに電鋳
を施し、その電鋳層から前記円柱体およびワイヤを抜き
取ることにより、円柱体抜き孔およびワイヤ抜き孔を有
する電鋳下金型を得、次いでこの電鋳下金型の円柱体引
き抜き側端面中央部に截頭円錐形の嵌合部を形或し、こ
の下金型と、前記円柱体抜き孔に挿入されてその先端に
ワイヤ抜き孔に嵌合するピンを有する小ロツドと、この
小ロツドに嵌装されて前記円柱体抜き孔を塞ぐ蓋体とを
マスク型として前記嵌合部に電鋳を施し、しかる後その
電鋳層から前記小ロツドのみを残して電鋳下金型および
蓋体を抜き出すことにより電鋳上金型を得るようにした
ことにある。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
第2図は本発明による金型製造方法によって製作された
金型を用いて成形した光コネクタ用中子をその中心線に
沿って断面した斜視図である。
同図に釦いて、中子10は合成樹脂によって一体に形成
されるもので、内孔11に光ファイバ心線が挿入される
円筒体10Aと、この円筒体10Aの外周面中間部に一
体に設けられた鍔部10Bとで構或され、前記円筒体1
0Aの一端面中央には内孔11に連通し、光ファイバ素
線が内孔11側から挿入される微小な挿入円孔12が設
けられている。
次に、上記構成による中子10の成形に使用される成形
金型を第3図に基づいて説明する。
20は電鋳下金型、21は電鋳下金型20の上面に設け
られた截頭円錐形の嵌合部22に上方から嵌合される電
鋳上金型、23はこれら両金型20,21に同軸形成さ
れた円柱体抜き孔24、ワイヤ抜き孔25および蓋体抜
き孔26に挿入されることにより、これらの孔24,2
5,26と共に第2図に示した中子10のキャビテイ2
7を形或する小ロツドである。
前記小ロツド23は光ファイバ心線の外径とほぼ同一の
外径を有することにより中子10の内孔11を形成する
もので、その上端部には前記電鋳上金型21内に埋め込
寸れて該小ロツド23の抜けを防止する係止部28が一
体に設けられている。
一方、小ロツド23の下端には中子10の挿入円孔12
を形成するピン29が該小ロツド23と同軸に突設され
て釦り、このビン29の下端部は尖鋭に形成され前記ワ
イヤ抜き孔25に嵌合されている。
このピン29の外径はワイヤ抜き孔25の孔径と同一か
もしくは1〜2μm小さく設定されている。
筐た、ワイヤ抜き孔25は円柱体抜き孔24の中心に対
して1〜2μm以下の偏心量で設けられる。
前記電鋳上金型21の下面には前記電鋳下金型20の嵌
合部22に嵌合する嵌合凹部30が形成されている。
そして、電鋳上金型21の適宜箇所にはスプルー31,
ランナ32釦よびゲート(図示せず)が設けられ、これ
らを通って加熱溶融した、例えばガラス繊維入りフェノ
ール樹脂等のプラスチックを前記キャビテイ27に射出
充填することにより、第2図の中子10が成形される。
第4図は第3図に示した成形金型の製造方法を示す図で
ある。
先ず、第4図aに示すように金属、セラミック普たはこ
れらの複合体からなる円柱体40を用意する。
この円柱体40ぱ中子10の円筒体10Aの外径と同じ
外径を有して滑らかな表面を持ち、その中心には光ファ
イバ素線とほぼ同径で、かつ該円柱体40の外周に対し
てほとんど偏心(1〜2μm以下)がない微小穴41が
形或される。
この場合、微小穴41ぱ貫通孔に限らず、円柱体40の
一端面に形或されるめくら孔であってもよい、そして、
この微小穴41には光ファイバ素線とほぼ同径で、かつ
剛性の大きな材料、例えば焼入鋼、タングステン合金等
からなる真直ぐなワイヤ42が挿入され、その一端は微
小穴41から外部に突出されている。
次いで、ワイヤ42が挿入された円柱体40は、該円柱
体40を金属で構成した場合、その1まマスタ型として
第4図bに示すニッケル電鋳浴槽43に浸漬され、ニッ
ケル電鋳が施される。
一方、円柱体40がセラミックで構成される場合には、
表面にクロムー金の金属蒸着を行なって導電処理した後
、前記ニッケル電鋳浴槽43に浸漬される。
な釦、44は電源、45はニッケル電極である。
ニッケル電鋳によって前記円柱体40およびワイヤ42
の外周面に所定の厚さに成長した電鋳層46が形成され
ると、これをニッケル電鋳浴槽43から取り出して該円
柱体40およびワイヤ42を電鋳層46から抜き取る。
そして、この電鋳層46の外周面を滑らかな円形に加工
すると共に円柱体引き抜き側の端面中央部に截頭円錐形
の嵌合部22を加工形成することにより、第4図Cに電
鋳下金型20を得る。
この電鋳下金型20の内部には前記円柱体40およびワ
イヤ42によって円柱体抜き孔24およびワイヤ抜き孔
25が形或されている。
次に、一端に係止部28が一体に設けられ、他端にピン
29が設けられた小ロツド23と、この/Jzoツド2
3に嵌装される蓋体47を用意し、第4図dに示すよう
に小ロツド23を円柱体抜き孔24に差し込む。
この時、ピン29の先端部がワイヤ抜き孔25に嵌合挿
入され、蓋体47が円柱体抜き孔24を塞ぐ。
なお、蓋体47は前記円柱体40の外径と同一の外径を
有し、かつ下端部には中子10の鍔部10Bを形成する
ための7ランジ47Aが一体に設けられている。
前記小ロッド23が挿入された電鋳下金型20ぱ第3図
に示した電鋳上金型21のマスク型として再度ニッケル
電鋳浴槽43に浸漬(第4図e)され、前記嵌合部22
に電鋳が施される。
電鋳下金型20に形或された電鋳層48は、ニッケル電
鋳浴槽43から取り出された後、電鋳下金型20および
蓋体47が抜き取られ、かつ所定の加工が施されること
により、第3図に示す電鋳上金型21となる。
かくしてこのような工程により製作された成形金型は、
電鋳工程によりマスメ型の精度を0.1μm以下の精度
で転写しているので、電鋳下金型20におけるワイヤ抜
き孔25の偏心の狂いがなく、捷た上金型21と下金型
20が精度高く嵌合するため、小ロツド23のピン29
が前記ワイヤ抜き孔25に精度良く嵌合し、ピン先がひ
っかかったり折れたりする恐れがない。
なお、戒形金型によって或形された中子10は、光ファ
イバ心線を内孔11に差し込んで接着固定し、挿入円孔
12に挿入された光ファイバ素線の先端面を研磨加工し
た後、第1図に示すようなスリーブ2によって接続され
る。
実際の或形金型の製作にあたっては、電鋳下金型20の
マスク型として外径2.0±0・001朋、微小穴径0
.127±0・001順、微小穴41の外径に対する偏
心が0. 0 0 1 ynmJJ下のセラミック製円
柱体40と、直径Q.126mmの銅線からなるワイヤ
42とを使用し、円柱体40の表面にクロム−金の蒸着
を行なった。
そして、このマスク型をニッケル電鋳浴槽43に電流密
度10mA/i、温度35℃の条件で2日間浸漬し、厚
さ約7wnのニッケル電鋳層46を形成した。
しかる後、この電鋳層46からマスタ型を抜き取って外
周を加工すると共に嵌合部22を形成して電鋳下金型2
0とした後、ピン39の径が0.126mmの小ロッド
23を前記電鋳下金型20に差し込み、蓋体4γで円柱
体抜き孔24を塞ぎ、これを電鋳上金型21のマスク型
とした。
このマスク型に対して上記と同様の条件でニッケル電鋳
を施し、その電鋳層48から前記電鋳上金型21を形成
した。
そして、これらの電鋳下金型20および電鋳上金型21
によりフェノール樹脂のトランスファ成形を行なって第
2図に示す中子10を成形した。
得られた中子10の寸法精度は設計値に対して±1μm
以下の精度であった。
なお、上記実施例は光コネクタ用プラグの中子10を成
形する成形金型について説明したが、本発明はこれに限
らず、例えば高速プリンタのインクジェットノズルの成
形用金型にも適用できることは勿論である。
以上説明したように本発明に係るノズル成形用金型の製
造方法によれば、一端面中央にワイヤが差し込昔れた円
柱体をマスク型として電鋳下金型を形成し、との電鋳下
金型をマスク型として電鋳上金型を形成したので、下金
型の円柱体抜き孔にはワイヤ抜き孔が偏心することなく
一体に形成されると共に上金型は下金型に対して高精度
に嵌合するので、上型に付けられた小ロッドのピンが下
金型のワイヤ抜き孔に円滑に嵌合し、精度の高い成形金
型を得ることができる。
また、同一のマスク型を用いて複数回の電鋳を行なえる
ので、精度の均一な金型を複数回製作できる利点があり
、切削加工の場合のような寸法のバラッキが少なく、捷
た、安洒に製造でき、量産性にすぐれているなど、その
効果は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプラスチック光コネクタの基本構造を示
す断面図、第2図は本発明による製造方法によって形成
された成形金型により製作した中子をその中心線で断面
した斜視図、第3図は成形金型の断面図、第4図a−e
は成形金型の製造工程図である。 20・・・・・・電鋳下金型、21・・・・・・電鋳上
金型、22・・・・・・嵌合部、23・・・・・・小ロ
ツド、24・・・・・・円柱体抜き孔、25・・・・・
・ワイヤ抜き孔、27・・・・・・キャビテイ、29・
・・・・ゼン、40・・・・・・円柱体、41・・・・
・・微小穴、42・・・・・・ワイヤ、43・・・・・
・ニッケル電鋳浴槽、46,48・・・・・・電鋳層、
47・・・・・・蓋体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 円柱体の一端面中央部に微小穴を形成し、この微小
    穴にこれとほほ同径のワイヤを差し込んでその一端を外
    部に突出させ、このワイヤが差し込筐れた円柱体をマス
    ク型としてこれに電鋳を施して電鋳層を形成し、この電
    鋳層から前記円柱体釦よびワイヤを引き抜くことにより
    円柱体抜き孔とワイヤ抜き孔を有する電鋳下金型を得、
    この電鋳下金型の円柱体引き抜き側端面中央部に截頭円
    錐形の嵌合部を加工形或し、前記円柱体抜き孔よりも小
    さい外径を有し、先端面にはビンが同軸に設けられた小
    ロツドを前記円柱体抜き孔に差し込んでピンをワイヤ抜
    き孔に嵌合し、次いで前記小ロツドに嵌装された蓋体に
    よって前記円柱体抜き孔を閉塞し、しかる後前記小ロツ
    ドが差し込筐れた電鋳下金型をマスク型として前記嵌合
    部に電鋳を施して電鋳層を形成し、この電鋳層から前記
    小ロツドのみを残して電鋳下金型および蓋体を抜き出す
    ことにより電鋳上金型を得ることを特徴とするノズル成
    形用金型の製造方法。
JP11311581A 1981-07-20 1981-07-20 ノズル成形用金型の製造方法 Expired JPS5836063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11311581A JPS5836063B2 (ja) 1981-07-20 1981-07-20 ノズル成形用金型の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11311581A JPS5836063B2 (ja) 1981-07-20 1981-07-20 ノズル成形用金型の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5816085A JPS5816085A (ja) 1983-01-29
JPS5836063B2 true JPS5836063B2 (ja) 1983-08-06

Family

ID=14603884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11311581A Expired JPS5836063B2 (ja) 1981-07-20 1981-07-20 ノズル成形用金型の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5836063B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004016831A1 (ja) * 2002-08-19 2004-02-26 Hikari Tech Co., Ltd. スリーブの製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4686209B2 (ja) * 2005-02-22 2011-05-25 株式会社ルス・コム 超精細ノズル及びその製造方法
JP2011080157A (ja) * 2010-12-22 2011-04-21 Luzcom:Kk 超精細ノズル及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004016831A1 (ja) * 2002-08-19 2004-02-26 Hikari Tech Co., Ltd. スリーブの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5816085A (ja) 1983-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2073094A (en) Injection moulding thermoplastic patterns having ceramic cores
KR850001619B1 (ko) 플라스틱 광 콘넥터용 중간자의 제조방법
US5225133A (en) Method for manufacturing a golf ball mold
JPS5836063B2 (ja) ノズル成形用金型の製造方法
JPH0448334B2 (ja)
JPS59109010A (ja) 光コネクタのフエル−ル鋳造用金型およびその製造方法
JPS6038685B2 (ja) 光コネクタの端子部材成形用金型の製作方法
JP3779145B2 (ja) 母線方向に間隙を有する高精度スリーブの製造方法
JP2929201B2 (ja) 光フアイバ用コネクタフェルールの加工方法
JP2905277B2 (ja) 射出成型方法及び射出成形金型
JP2923944B1 (ja) 成形型製造方法
JPH03193322A (ja) プラスチックレンズの成形用金型
JPS5836062B2 (ja) インクジェツトノズル成形用金型の製作方法
JPS62276512A (ja) 光コネクタ用フエル−ル成形主要金型の製造方法
JPH04329802A (ja) 薄肉部品の成形方法
JPS61117509A (ja) 光フアイバコネクタの製造方法
JPS61233515A (ja) 成形金型用ゲ−トブツシユ
JP2002172652A (ja) 筒状成形品及びその成形方法
JPH0585334B2 (ja)
JPS6150157B2 (ja)
JPS6125108A (ja) 光コネクタ用フエル−ルの成形型
JPS59109011A (ja) 光コネクタのフエル−ル鋳造用金型
RU2151023C1 (ru) Способ изготовления пустотелых ювелирных изделий
JP2577889B2 (ja) 腕時計用巻真の製造方法
JPS6232016A (ja) 成形品の製造方法