JPS5835589Y2 - オ−トバイの燃料タンクとシ−トの取着装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オートバイの燃料タンクとシートの取着装
置の改良に関する。

オートバイは、車体を鋼管を溶接して作ることが多い。

ぞして、車体にボルト等で燃料タンクやシートを取着す
るように車体に、ボス片やブリッジ片を燃料タンクやシ
ートの位置に合せて溶着しておく。

これらの溶接部品が多いので、溶接作業に手間がかかり
溶接作業は、単位時間当りのコストが高いので製造コス
トが高師になる。

この考案は、かかる点に鑑み左右の車体上パイプを連結
して補強するブリッジ片に、燃料タンクの後部取着片と
シートの前部取着片を兼用させて、溶接部品を減し、安
両にできるように改善したもので、以下図面に示す本考
案の実施例について説明する。

短冊状の鋼板を、プレスによって断面凹字状に成形した
ブリッジ片１を設ける。

そしてブリッジ片１には、上面両側に貫孔２を設は後側
側壁３に切欠き４を設け、両端を左右の車体上パイプ５
に溶着する。

貫孔２には燃料タンク６の後部を締着するボルト７を通
し、切欠き４には、シート８の底板９の前部に前方に向
けて固定した差込片１０を差込む。

作用について説明する。

ブリッジ片１は左右の車体上パイプ５間に溶着されて、
車体剛性を高める。

そしてブリッジ片１の貫孔２に、燃料タンク６の後部を
ボルト７で取着でき、ブリッジ片１の切欠き４にはシー
ト８の差込片１０を差込んで、シート８の前部を取着で
きる。

こうして、ブリッジ片１が燃料タンク６の後部の取着と
、シート８の前部の取着を兼ねるので車体に溶着するボ
ス片を少くでき、溶接作業を少くしてコストダウンが計
れる。

以上説明したように、この考案は断面凹字状のブリッジ
片を設け、ブリッジ片の両側に貫孔を設けると共に後側
側壁に切欠きを設け、ブリッジ片を左右の車体上パイプ
に溶着し、貫孔に燃料タンク後部を締着するボルトを通
すと共に、切欠きにシート前端の差込片を差込むように
したので、左右の車体上パイプを連結して剛性を高める
ブリッジ片に、燃料タンクの後部及びシートの前部を固
定でき、それらの横方向の移動を確実に防止して運転中
の危険も確実に防止することができる。

しかもこれにより、車体に溶接するボス片を少くでき溶
接作業が少くなって、製造コストの低減ができ重量も軽
減できる。

又、ブリッジ片は精度高く加工できて関係位置が正しい
ので、燃料タンクとシートの合せ面もぴったりできる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は側面図、第２図
は第１図Ａ矢視部の分解拡大斜視図である。 １・・・・・・ブリッジ片、２・・・・・・貫孔、３・
・・・・・後側側壁、４・・・・・・切欠き、５・・・
・・・左右の車体上パイプ、６・・・・・・燃料タンク
、７，７・・・・・・ボルト、８・・・・・・シート、
１０・・・・・・差込片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 断面凹字状のブリッジ片を設け、ブリッジ片の両面に貫
   孔を設けると共に、後側側壁に切欠きを設け、ブリッジ
   片を左右の車体上パイプに溶着し、貫孔に燃料タンク後
   部を締着するポル１〜を通すと共に、切欠きにシート前
   端の差込片を差込むようにしたこと１徴とするオートバ
   イのＷＪタンクとシートの取着装置。