JPS5835387B2 - 電子機器用筐体 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、それぞれにＬＳＩ等の半導体部品や回路部品
が実装されているプリントパッケージの多数枚を並列状
に配置して構成される電子機器用筐体に関する。

〔従来技術〕

最近の半導体集積技術はめざましく、それに伴ないＬＳ
Ｉを適用した電子機器が急増している。

その代表的なものはマイクロコンピュータ応用製品であ
る。

この種の機器はＬＳＩ採用部分のコストは急低下する傾
向にあるが、実装技術分野では熱設計において各種の考
慮が払われ考案されているものの、電子機器より外部へ
信号を取出す部分の進展はそれほど見られない。

その−手法として、プリントパッケージの前面より直接
外部へ信号を導出する構造が実施されているが、 （１）プリントパッケージの前面に取付けられていた表
示機能を付加できない。

（２）前面から導出するケーブルの処置にスペースを要
し、電子機器を取付けるに要するスペースが従来より５
０％ぐらい増大する。

（３）プリントパッケージ不具合時にこれを交換するの
に外部導出用ケーブルを外す等の手間を要し従来の約５
倍の時間を要する。

などの不都合を有し、それほど普及するには至っていな
い。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記不都合を除去し、しかもプリント
パッケージの取扱いは従来と全く同じに行なうことので
きる、信号導出効率の良い電子機器用筐体を提供するに
ある。

〔発明の概要〕

本発明の特徴は、その前面にケージあるいはラックへの
取付部を有する左右の側板、この側板間に前面より挿入
されるプリントパッケージ、このプリントパッケージの
案内を行う上下のレール、前記側板の後面に取付けられ
たガイド板とを備え、前記ガイド板には、前記プリント
パッケージの接栓部、前記レールの端部、前記プリント
パッケージ間を接続するマザーボード、前記プリントパ
ッケージから外部へ信号を導出するコネクタとが設ける
ようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下図面により本発明を説明する。

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示す斜視図である
。

ａｌ及びａ２は左右側板で、電子機器をケージまたはラ
ックに取付けるための取付部１ａ１を有し、前面上下金
具ｂ１．ｂ２及び後面上下金具ｃ１ 、Ｃ２によってネ
ジＭを用いて連結されている。

前後の上金具ｂ１ 、Ｃ１の間にはレールｇ１〜ｇｔｍ
が、前後の下金具ｂ２．ｃ２の間には下レールｇ２〜ｇ
２ｍがわたされている。

これらのレールｇ１〜ｇ１ｍ ２ｇ２〜ｇ２ｍはプリン
トパッケージｈｎを実装する際の案内となるものである
。

Ａは前面、Ｂは後面を示しており、従来は前面から外部
へ信号を取出すか、または後面に取付けたプリントジャ
ックを−たん中継端子へ配線しそれを介して外部へ信号
を導出していたが、本発明では、後面より外部へ信号を
導出する構成とし、プリントパッケージ相互間を接続す
る信号及び電源導入部と、外部へ導出する信号とに分け
、パッケージ相互間信号はマザーボードθ１で処理し、
外部導出信号はケーブルｆｅ１〜ｆｅｍにまとめてこれ
らのケーブルをそれぞれ後面に取付けたコネクタユニッ
トｅ１〜ｅｒｎを介して外部に取出す構成とする。

これを実行する一手法として、マザーボードθ１に取付
けられたプリントシックとコネクタユニット０１〜ｅｍ
と、さらにプリントパッケージ案内用レールｇ、〜ｇ２
ｍ とが取付けられるガイド板りを後面に取付ける。

従って、ガイド板りにはレール後部おさえ穴ｊ１ｎｊ２
ｎ とが設けられ、このｊｔｎ との関連でコネクタ
ユニット取付は用穴に１ｎ 、に２ｎが設けられる。

さらに、プリントジャックが内部へ突出てプリントパッ
ケージｈｎの接栓部を受けることができるように角穴Ｐ
ｎが設けである。

ガイド板りは後面上下金具ｃ１ 、Ｃ２に取付げられ、
さらにマザーボード０１部はカバーｄによって保護され
る。

ガイド板りとコネクタユニット０１〜ｅｍとの関係は第
２図に示す通りである。

まず、プリントジャックＪ をコネクタユニットｅｎの
プリントジャック取付金具ＫＪｎにネジＭ、ｎをもって
取付ける。

金具ＫＪｎはＸ印部でコネクタユニットｅｎに溶接され
ている。

次に外部信号導出用ケーブルｆ がケーブル取付金具Ｌ
ｆｎでコネクタユニットｅｎに取付げられ、ケーブルの
先端は、プリントジャックＪｎに接続される。

このようにしてできたコネクタユニットｅｎが、ガイド
板りの前面よりネジＭ、ｎをもってガイド板りに取付げ
られる。

上部レールｇｎはレール部おさえ穴ｊ１ｎによっておさ
えられ、プリントパッケージｈｎの上部接栓Ｐ、は円滑
にプリントジャックＪｎへ実装される構造になっている
。

さらに、コネクタユニットｅｎは、第３図に示すように
、その後面側にコネクタＣＮを着脱可能に取付けること
により、コネクタユニットｅｎをネジ穴ｍ１ｎ ２ｍ２
ｎを介して取外すことをしないでもケーブルｆｎを取外
しできる構造にすることも可能である。

また、コネクタＣＮを複数個取付け、一枚のプリントパ
ッケージから直接外部機器へ接続することも可能である
。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、外部信号導出をケーブ
ルを介して後面から行なう構成としたことにより、プリ
ントパッケージ不具合時の前面からの抜き差しは従来と
全く変らず、また、裏面からのケーブルの処理スペース
はマザーボード部で十分可能であり、前面から導出する
従来方式に比べてこれを実装するスペースはそのために
特別必要とせず、非常に効率的であり、さらに、コネク
タユニットの構成を変えるだけで、各種のプリントパッ
ケージの機能を損うことなしに外部へ信号を導出するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体斜視図、第２図及び第
３図はその一部分の斜視図である。 ａｌ、ａ２・・・左右側板、ｂｌ、ｂ２・・・前面上下
金具、ｃｌ、ｃ２・・・後面上下金具、０１〜０ｍ・・
・コネクタユニット、ｆｅ１〜ｆｅｍ・・・ケーブル、
ｇ１〜ｇ１ｍ・・・上部レール、ｈｎ・・・プリントパ
ッケージ、θ１・・・マザーボード、Ｐｌ ・・・土部
接栓、Ａ・・・前面、Ｂ・・・後面、Ｍ・・・ネジ、Ｄ
・・・ガイド板、Ｐｎ・・・プリントジャック部角穴、
Ｊｎ・・・プリントジャック、ＣＮ・・・コネクタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ その前面にケージあるいはラックへの取付部を有す
   る左右の側板、この側板間に前面より挿入されるプリン
   トパッケージ、このプリントパッケージの案内を行う上
   下のレール、前記側板の後面に取付けられたガイド板と
   を備え、前記ガイド板には、前記プリントパッケージの
   接栓部、前記レールの端部、前記プリントパッケージ間
   を接続するマザーボード、前記プリントパッケージから
   外部へ信号を導出するコネクタとが設けられていること
   を特徴とする電子機器用筐体。