JPS5834461B2 - Ml−236bカルボン酸エステルおよびそれを有効成分とする高脂血症治療剤 - Google Patents

Ml−236bカルボン酸エステルおよびそれを有効成分とする高脂血症治療剤

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JPS5834461B2
JPS5834461B2 JP16005276A JP16005276A JPS5834461B2 JP S5834461 B2 JPS5834461 B2 JP S5834461B2 JP 16005276 A JP16005276 A JP 16005276A JP 16005276 A JP16005276 A JP 16005276A JP S5834461 B2 JPS5834461 B2 JP S5834461B2
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清司 三井
昭 寺原
彰 小木曽
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はML−236Bカルボン酸エステルおよびそれ
を有効成分とする高脂血症治療剤に関するものである。
ML−236B自体は既知化合物であり(特開昭50−
155690号)次の構造式を有する。
そしてこの化合物がカルボン酸エステルを形成するとき
は、この中のラクトン環が開環し、式(I)の構造式を
もつエステルが形成される。
本発明は式(Iで示されるML−236Bカルボン酸エ
ステルを対象とするものである。
上記式中、Rはメチル、エチル、n−プロピル、インプ
ロピル、n−ブチル、n−ヘキシルなどのアルキル基;
ヘンシル、2−メチルベンジル、3メチルベンジル、4
−メチルベンジル、2−エチルベンジル、3−エチルベ
ンジル、4−エチルベンジル、2−メトキシベンジル、
3−メトキシベンジル、4−メトキシベンジル、2−エ
トキシベンジル、3−エトキシベンジル、4−エトキシ
ベンジル、2−クロルベンジル、3−クロルベンジル、
4−クロルベンジル、2−7”ロモベンジル、3−ブロ
モベンジル、4−ブロモベンジルなどの非置換またはア
ルキル基、アルコキシ基もしくはハロゲン原子で置換さ
れたベンジル基;あるいはフェナシル、2−メチルフェ
ナシル、3−メチルフェナシル、4−メチルフェナシル
、2−エチルフェナシル、3−エチルフェナシル、4−
エチルフェナシル、2−メトキシフェナシル、3−メト
キシフェナシル、4−メトキシフェナシル、2クロルフ
エナシル、3−クロルフェナシル、4クロルフエナシル
、2−ブロモフェナシル、3ブロモフエナシル、4−フ
ロモフエナシルナトノ非置換またはアルキル基、アルコ
キシ基もしくはハロゲン原子で置換されたフェナシル基
を示す。
前記式(I)で示されるML−236Bカルボン酸エス
テルは新規化合物であり、例えば次の方法によって製造
することができる。
■ ML−236Bをアルコールと反応させる。
この際、触媒として塩酸、硫酸などの無機酸あるいはフ
ッ化ホウ素、酸性イオン交換樹脂などが用いられ、溶剤
としては同一のアルコール、またはベンゼン、クロロホ
ルム、エーテル等、反応に関与しないものが用いられる
■ ML−236Bカルボン酸の金属塩にハロゲン化ア
ルキルを反応させる。
(ML−236Bカルボン酸の金属塩は、ML−236
Bを弱アルカリによりケン化することによって得られる
)このとき、溶剤としてはジメチルホルムアミド、チト
ラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、アセトンなど
が用いられる。
■ ML−236Bカルボン酸を■の場合と同様にして
アルコールと反応させる。
(ML236Bカルボン酸は、ML−236Bカルボン
酸の金属塩を中和することによって得られる。
)以下実施例により、一般籾ワで示されるML−236
Bカルボン酸エステルの製造法をさらに詳細に説明する
実施例 I MI、−236B力ルボン酸エチルエステルML−23
6B 11をエチルアルコール150m1に加温溶解
し、これに酸性イオン交換樹脂(乾燥Dowex 5
0w−H十型)20′i?を加え、60℃〜70℃で3
時間加温攪拌する。
反応終了后、樹脂を戸別し、減圧下溶剤を留去して得ら
れた残留物をシリカゲル(100F)クロマトグラフィ
ーで分離精製し、目的物6.19と原料ML−236B
3.12を得る。
元素分析値 C25H4006として 計算値 C;68.77%、H;9.24%実験値 C
;68.82%、H;9.31%核磁気共鳴スペクトル
δppm (CDC1a )4.20(2H4重線)
1.25(3H三重線) 赤外線吸収スペクトル νCrrL’ (液膜)73
0 実施例 2 ML−236B力ルボン酸フロビルエステルML−23
6B 25P、n−プロピルアルコール50m1、お
よび酸性イオン交換樹脂52で実施例1の方法に従って
反応せしめた後、分離精製し目的物1.52を得る。
元素分析値 C26H4□06として 計算値 C;69.30%、H; 9.40%実験値
C;69.52%、H;9.45%核磁気共鳴スペクト
ル δppm (CDCl 3)3.6〜4.4(4I
(多重線) 赤外線吸収スペクトル シCIrL−1(液膜)732 実施例 3 ML−236Bカルボン酸イソプロピルエステル ML−236810? 、イソプロピルアルコール20
0m1、および酸性イオン交換樹脂20Pで実施例1の
方法に従って反応せしめた後、分離精製し目的物6.5
1と原料ML−236B3.6fを得る。
元素分析値 C26H4206として 計算値 C;69.30%、H;9.40%実験値 C
;69.35%、H;9.30%核磁気共鳴スペクトル
δppm (CDCI 3)5.10(IH多重線)
、1.25(6H二重線) 赤外線吸収スペクトル νcrrt ’ (液膜)
725 実施例 4 ML−236B力ルボン酸ヘキシルエステルML−23
6Bカルボン酸10Pをn−ヘキシルアルコール59m
1.ベンゼン2Qmlに溶解シ、濃硫酸0.5mlを加
え室温で16時間攪拌反応させる。
その後、重炭酸ナトリウム水溶液を加えて中和し水洗、
無水硫酸す) IJウムで乾燥後、60’C以下で減圧
下洛剤を留去する。
得られた残留物をシリカゲル(ioor)クロマトグラ
フィーで分離精製し目的物7,4グおよびML−236
B2.32を得る。
元素分析値 C29H4806として 計算値 C;70.69、H;9.82 実験値 C; 70.54、H; 10.12核磁気共
鳴スペクトル δppm(CDCI3)3.5〜4.5
(4H多垂線) 赤外線吸収スペクトル シcIrL−1(液膜)735 実施例 5 ML−236B力ルボン酸ベンジルエステルML−23
6Bカルボン酸ナトリウム塩2.11をジメチルホルム
アミド10rIllに溶解し、沃化ナトリウム10m1
および塩化ベンジル2rulを加え16時間放置した後
、水を加え酢酸エチルで抽出する。
抽出液を水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥后溶剤を留去
する。
得られた残留物をシリカゲル(60P)クロマトグラフ
ィーで分離精製すると目的物2.2fを得る。
元素分析値 C30H4206として 計算値 C;72.26、H;8.49 実験値 C;72.45、H; 8.46核磁気共鳴ス
ペクトル δppm(CDC13)5.18(2H−重
線)、7.40(5H−重線) 赤外線吸収スペクトル 1cm ’ (液膜)73
0 実施例 6 ML−23613’フルポン酸4−メチルベンジルエス
テル ML−236Bカルボン酸ナトリウム塩2.0?、4−
メチルベンジルクロライド2mlをジメチルホルムアミ
ド10m1中で実施例5の方法に従って反応せしめた後
、分離精製を行なって目的物2.31を得る。
元素分析値 c3t H440,6として計算値 C;
72.62、H;8.65 実験値 C;72.58、H;8−32 核磁気共鳴スペクトル δppm(CDcl 3)2.
30(3H−重線)、5.10(2H−重線)、7.4
0(5H−重線) 赤外線吸収スペクトル νcrn ’ (液膜)7
30 実施例 7 ML−236Bカルボン酸4−メトキシベンジルエステ
ル ML−2 3 6B カルボン酸ナトリウム塩2.05
’、4−メトキシベンジルクロライド2.51をジメチ
ルホルムアミド10ml中で実施例5の方法に従って反
応せしめた後、分離精製を行って目的物2.2iを得る
元素分析値 C31H4407として 計算値 C;70.43、H;8.39 実験値 C;70,81、H; 8.52核磁気共鳴ス
ペクトル δppm(CDCI 3)3.75(3H−
重線)、5.12(2H−重線)、6,80.7.05
(4H四重線)赤外線吸収スペクトル シcIrL−1
(液膜)735 実施例 8 ML−236Bカルボン酸4−クロロベンジルエステル ML−236Bカルボン酸ナトリウム塩1.0f4クロ
ロベンジルクロライド1.51をジメチルホルムアミド
7ml中で実施例5の方法に従って反応せしめた後、分
離精製を行って目的物1.32を得る。
元素分析値C30H4□06C1として 計算値 C;67.58、H;7.75 実験値 C;67.71、H;7.77 核磁気共鳴スペクトル δppm(CDCI3)5.2
0(2H−重線)、7.38(4H−重線) 赤外線吸収スペクトル νcrn ’ (液膜)7
30 実施例 9 ML−236B力ルボン酸フエナシルエステルML−2
36Bカルボン酸ナトリウム塩1o、52、フェナシル
フロマイドロ、3′yをジメチルホルムアミド50m1
に溶解し室温で3時間放置、反応液に水を加え酢酸エチ
ルで抽出する。
抽出液を水洗し、無水硫酸す) IJウムで乾燥後溶剤
を留去する。
得られた残留物をシリカゲル(150f)クロマトグラ
フィーで分離精製して無色袖状物として目的物11.3
S’を得る。
元素分析値 C31H420□として 計算値 C;70.69、H;8.04 実験値 C;70.45、H;8.21 核磁気共鳴スペクトル δppm(CDC1g)5.4
4(2H−重線)、7.4〜8.2(5H多重線) 赤外線吸収スペクトル シα−1 (液膜)1745.
1725.1710 実施例 10 ML−266Bカルボン酸4−7”ロモフエナシルエス
テル ML−236Bカルボン酸ナトリウム塩1.02、バラ
ブロモフェナシルブロマイド12をジメチルホルムアミ
ド101111中で実施例9の方法に従って反応せしめ
、後処理を行うと目的物1.42を得る。
元素分析値 C3,H4107Brとして計算値 C;
61.48、H; 6.82実験値 C;61.20
、H;7.01 核磁気共鳴スペクトル δppm (CDCIs )5
.40(2H−重線)、7.45〜8.0(4H多重線
) 赤外線吸収スペクトル νCrIL’ (液膜)17
30.1710 実施例 11 ML−236Bカルボン酸4−メチルフェナシルエステ
ル ML−236Bカルボン酸ナトリウム塩1.Of、4−
メチルフェナシルブロマイド1.02をジメチルホルム
アミド101rLl中で実施例9の方法に従って反応せ
しめ、後処理を行い目的物1.12を得る。
元素分析値 C32H4407として 計算値 C;71.08、H;8.20 実験値 C;71.38、H;8.46 核磁気共鳴スペクトル δppm (CDC1s )2
.46(3H−重線)、5.42 (2H−重線)、7
,5〜8.2(4H多垂線) 赤外線吸収スペクトル νcm ’ (液膜)17
45.1730.1710 実施例 12 ML−236Bカルボン酸4−メトキシフェナシルエス
テル ML−236Bカルボン酸ナトリウム塩1.0?、4−
メトキシフェナシルブロマイド1.22をジメチルホル
ムアミド1ovtl中で実施例9の方法に従って反応せ
しめ、後処理を行い目的物0.92を得る。
元素分析値 C32H4408として 計算値 C;69.04、H; 7.97実験値 C;
69.20、H;8.19 核磁気共鳴スペクトル δppm(CDCI3)3.8
1(3H−重線)、5.45(2H−重線)、6.6〜
8.0(4H多垂線) 赤外線吸収スペクトル νCrfL’ (液膜)17
40,1725.1710 実施例 13 ML−236B力ルボン酸メチルエステルML−236
B9.759を0. I N NaOH水溶液225
rILl中に加え、80〜90℃の水浴上1時間時々振
りながら加熱する。
ML−236Bはゆっくり溶解してゆく。
1時間後、溶解しないML−236Bを口過して除き、
9液を水冷下HCI 酸性にして酢酸エチルで抽出を行
う。
抽出液をNaCl飽和水溶液でよく洗い、Na2SO4
で乾燥する。
この乾燥酢酸エチル抽出液にジアゾメタンエーテル溶液
を加えエステルを合成する。
溶媒を留去し、シリカゲルでカラムクロマトを行い精製
する。
収量6.12、無色油状物。収率58%。〔α〕廿−+
202.55 (C=1%、エタノール)核磁気共鳴ス
ペクトル δppm (CDCl s )3.7(3H
−重線) 赤外線吸収スペクトル νc1rL’ (液膜)17
25.3450 質量スペクトル(分子量 422.54)M+422 実施例 14 ML−236B力ルボン酸エチルエステルML −23
6B 30.9@を0. l N NaOH水溶液77
5m1中に加え、80〜90℃の水浴上で晴晴振りなが
ら1時間加熱する。
ML−236Bはゆっくり溶解してゆく。
1時間後、溶解しないML −236Bを口過して除き
、9液を凍結乾燥を行ないML−236Bカルボン酸ナ
トリウムを27.0?得る。
白色粉末。この物質5.0 ? (0,01mol )
を無水エタノール30m1中に加え、ケン濁溶液とする
水冷下にこのケン濁溶液の中に乾燥塩化水素ガスを吹き
込む。
NaC1が析出する。低温で溶媒留去、ベンゼンに溶解
し、重炭酸ナトリウム水溶液で洗い、飽和食塩水で洗い
Na2SO4で乾燥する。
溶媒を留去し、シリカゲルでカラムクロマトを行い精製
する。
収量2.02 無色油状物 収率45.87%〔α〕話
= 千188.25(C=1%、エタノール) 核磁気共鳴スペクトル δppm(CDC13)4.1
4(2H4重線)、1.25(3H三重線) 赤外線吸収スペクトル νcm ’ (液膜)17
25 3450 質量スペクトル(分子量 436.57)M+436 実施例 15 ML−236B力ルボン酸エチルエステルML−236
B1.0?(0,0025mol )を無水エタノール
15m1中に加え、さらにアセチルクロライドを数滴加
え、室温で一晩攪拌する。
溶媒を留去し、シリカゲルでカラムクロマトを行い精製
する。
収量0.32 無色油状物 収率26.85% 〔α〕’:=+188.25 (C= 1%、エタノー
ル)核磁気共鳴スペクトル δppm (CDCl a
)4.14(2H4重線)、1.25(3H三重線) 赤外線吸収スペクトル νcrrt ’ (液膜)
1725.3450 質量スペクトル(分子量 436.57)M+436 実施例 16 ML−236Bカルボン酸イソプロピルエステル ML−236Bカルボン酸す)’Jウム3.1(0,0
069mol )を無水イソプロピルアルコール20m
1中に加え、ケン濁溶液とする。
水冷攪拌下にこのケン濁溶液の中に乾燥塩化水素ガスを
吹き込む。
NaC1が析出する。低温で溶媒を溜去し、ベンゼンに
溶解させ、重炭酸ナトリウム水溶液で洗い、飽和食塩水
で洗い、Na2SO4で乾燥する。
溶媒を留去し、シリカゲルのカラムクロマトを行い精製
する。
収量1.62 無色油状物 収率51.02% 〔α〕背−+178.24(C=1%、エタノール)核
磁気共鳴スペクトル δppm (CDCIa )5.
08(IH多重線)、1.25(6H二重線) 赤外線吸収スペクトル νcm ’ (液膜)17
25.3450 質量スペクトル(分子量 450.60)M+450 実施例 17 ML−236Bカルボン酸イソプロピルエステル ML−236B 3.99 (0,01mol )を無
水イソプロピルアルコール30m1中に加え、さらにア
セチルクロライドを数滴加え、数分間50℃に加熱する
後、溶媒を留去し、シリカゲルのカラムクロマトを行い
精製する。
収量2.61 無色油状物。
収率57.78%O〔α〕誓−+178.24 (C=
1%、エタノール)核磁気共鳴スペクトル δppm
(CDC13)5.08(IH多重線)、1.25(6
H二重線) 赤外線吸収スペクトル vcm ’ (液膜)17
25.3450 質量スペクトル(分子量 450.60)M+450 実施例 18 ML−236Bカルボン酸n−ブチルエステル1%苛性
ソーダ水溶液50mlVCML −236B1 o、o
y (0,026mol )を加え、加温振とうしなが
ら溶解させる。
完全に溶解後、水冷下、IN塩酸で溶液のpHを4に調
整する。
直ちに酢酸エチル30m1で2回抽出し、芒硝上で乾燥
する。
酢酸エチルを減圧下溜去し得られた残渣をn−ブチルア
ルコールに溶解し、水冷攪拌下、乾燥塩酸ガスを10分
間通じる。
反応液を重ソウ水、及び飽和食塩水で1度洗い、n−ブ
チルアルコールを減圧下溜去し得られた残渣をベンゼン
に溶解し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを行な
い、目的のn−ブチルエステルを得る。
収量4.991無色油状物、収率41.21% 元素分析値 C27H4406として 計算値 C;69.79、H;9.55 実験値 C;69.40.H;9.45 〔α) D=+207.44 (C= 1%、エタノー
ル)核磁気共鳴スペクトル δppm(CDCl2)4
.13(3H三重線) 赤外線吸収スペクトル シcrfL−’(液膜)172
5.3450 質量スペクトル(分子量 464.62)M+464 実施例 19 ML−236Bカルボン酸n−ブチルエステルn−ブチ
ルアルコール100mlKML−236B 13f (
0,033mol )及びアセチルクロライド少量を加
え、室温攪拌する。
時々薄層クロマトグラフィーによりn−ブチルエステル
の生成を調べ生成具合が悪いときはアセチルクロライド
ラ少量用え攪拌を続ける。
原料がほとんど認められなくなって反応を止める。
アセチルクロライド使用量は12である。
反応液を重ソウ水及び飽和食塩水で1度洗い、n−ブチ
ルアルコールを減圧下溜去し、得られた残渣をベンゼン
を流出液としてシリカゲルカラムクロマトグラフィーを
行い目的のn−ブチルエステル10.1を得る。
収率70.4% 〔α〕背−十207.44 (C=1%、エタノール)
核磁気共鳴スペクトル δppm (CDCl a )
4.13(3H三重線) 赤外線吸収スペクトル シCrrL−1(液膜)172
5.3450 質量スペクトル(分子量 464.62 )M+464 実施例 2゜ ML−236B力ルボン酸ベンジルエステルML−23
6B 39.0P (0,1mol )を0. I N
NaOH;水溶液ll中に加え、80〜90℃の水浴上
1時間、時々振りながら加熱する。
ML236Bは除々に溶解する。
1時間後、溶解しないML−236Bを口過して除き、
9液を水冷下HCI 酸性にして酢酸エチルで抽出を行
う。
抽出液を食塩飽和水溶液でよく洗い、芒硝で乾燥する。
この乾燥した酢酸エチル抽出液に別に合成したフェニル
ジアゾメタンエーテル溶液を加え、エステルを合成する
溶媒を留去し、シリカゲルでカラムクロマトを行い精製
する。
収量8.62 無色油状物 収率17.27% 核磁気共鳴スペクトル δppm(CDC13)5.0
8(2H−重線)、7.34(5H−重線) 赤外線吸収スペクトル 1cm ’ (液膜)17
25.3450 質量スペクトル(分子量 498.64)M+498 ML−236Bカルボン酸エステルはML236Bと同
様に細潰コレステロール低下作用を有する。
しかしながらその作用はML−266Bと比べてはるか
に強力である。
ML−236Bカルボン酸エステルのこのような強力な
血清コレステロール低下作用は、ML−236Bの作用
からは予測出来ないものである。
したがってML236Bカルボン酸エステルは高脂血症
治療剤として非常に有効である。
次KML−236Bカルボン酸エステルのコレステロー
ル合成阻害作用、血清コレステロール低下作用、有効量
、毒性等を示す。
(1) コレステロール合成阻害作用 ML−236Bおよびそのカルボン酸エステルはコレス
テロール合成経路上の律速酵素として知られる3−ヒド
ロキシ−3−メチルグルタリル・コエンザイムAリダク
ターゼ(3 hydroxy −3−methylglutaryl
−CoAreductase )を特異的に阻害する
ことが分った。
これら化合物のコレステロール合成阻害作用〔ジャーナ
ル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J、Blo
l、Chem、)234巻2835頁(1959年)記
載の方法で測定〕を表1に示す。
すなわち、ML−236Bカルボン酸エステルはML−
236Bにくらべ、はg同等のコレステロール合成阻害
作用を有する。
(2)投与量及び投与方法 ML−236Bカルボン酸エステルのピーグル犬(体重
約10kg)に対する血中コレステロール低下作用を測
定した。
方法は、朝(9時)、夕(16時)の2回、カプセル包
装の試料を経口で5日間連続投与し、5日後の朝採血し
て血清中の総コレステロール値を常法により測定シた。
結果を表2に示す。
すなわち、ML−236Bカルボン酸エステルはML−
236Bにくらべ数倍の血中コレステロール低下作用を
有することが明らかである。
ML−236Bカルボン酸エステルのラットに対する血
中コレステロール低下作用を測定した。
方法は水に懸濁した試料を経口内投与し、18時間後に
採血し、常法により桶清中のコレステロールを測定した
結果を表3に示す。
すなわち、ML−236Bカルボン酸エステルはML−
236Bにくらベコレスチロール低下作用が非常に良好
である。
(3)急性毒性 ML−236Bカルボン酸エステルの急性毒性を経口、
腹腔内投与(いずれも水懸濁液)により試験した。
結果を表4に示す。以上の試験例から明らかなように、
ML 236Bカルボン酸エステルは、静脈内注射、経口投与
等の方法で投与され、その効果はML236Bにくらべ
はるかに優れていることが明らかである。
底入の治療に用いられる場合の投与量は、投与経路及び
投与回数により異なるが1日100〜3000■の範囲
例えば1500ηが好ましい。
ML−236Bカルボン酸エステルは他の脂質低下剤例
えばクロフィブレートあるいはシンフィプレートから類
推して任意慣用の方法で投与用に調製することができる
従って、この発明は人体用医薬として好適な少なくとも
一種のML236Bカルボン酸エステルを含有する製剤
組成物をも包含するものである。
このような組成物は任意所要の製薬用担体あるいは賦形
剤により慣用の方法で使用に供される。
この組成物は胃腸管からの吸収に好適な形態で提供され
るのが望ましい。
経口投与用の錠剤およびカプセルは単位量投与形態であ
り、結合剤例えばシロップ、アラビヤゴム、ゼラチン、
ソルビット、トラガカント、またはポリビニルピロリド
ン、賦形薬例えば乳糖、砂糖、とうもろこし澱粉、りん
酸カルシウム、ソルビットまたはグリシン、潤渭剤例え
ばステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレング
リコールまたはシリカ、崩壊剤例えば馬鈴薯澱粉あるい
は許容し得る湿潤剤例えばラウリル硫酸ナトリウムのよ
うな慣用の賦形剤を含有していてもよい。
錠剤は当業界において周知の方法でコーティングしても
よい。
経口用液体製剤は水性または油性懸濁液、溶液、シロッ
プ、エリキシル剤その他であってもよく、あるいは使用
する前に水または他の適当なビヒクルで再溶解させる乾
燥生成物であってもよい。
このような液体製剤は普通に用いられる添加剤例えばソ
ルビットシロップ、メチルセルロース、グルコース/糖
シロツプ、セラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウム
ゲルまたは水素化食用脂、乳化剤例えばレシチン、モノ
オレイン酸ソルビタンまたはアラビヤゴム、非水性ビヒ
クル例えばアーモンド油、分別ココナツト油、油性エス
テル、プロピレングリコールまたはエチルアルコール、
防腐剤例えばp−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒド
ロキシ安息香酸プロピルまたはソルビン酸を含有しても
よい。
注射用組成物は単位投与量アンプルあるいは添加防腐剤
と共に多投4量容器中に提供される。
組成物は懸濁液、溶液、油性または水性ビヒクル中の乳
液のような形態であってもよく、懸濁化剤、安定化剤お
よび(または)分散剤のような処方剤を含んでいてもよ
い。
一方、活性成分は使用する前に適当なビヒクル例えば発
熱物質不合の滅菌した水で再溶解させる粉末であっても
よい。
これら組成物は投与方法により0.1%以上、好ましく
は10〜60%の活性物質を含有することができる。
組成物が単位投与量からなる場合には、各単位は50〜
5001n9の活性成分を含有するのが好ましい。
この発明の製剤例をあげる。
製剤例 1 経口用カプセル ML−236B力ルボン酸メチル250m9エステル 乳糖 5mg ステアリン酸マグネシウム 15■ 計 40m9 上記処方の粉末を混合し、60メツシユのふるいを通し
た後、この粉末340■を1号ゼラチンカプセルに入れ
カプセル剤とした。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1式 (式中、Rはアルキル基;非置換またはアルキル基、ア
    ルコキシ基もしくはハロゲン原子で置換されたベンジル
    基:あるいは非置換またはアルキ/L/基、アルコキシ
    基もしくはハロゲン原子で置換すれたフェナシル基を示
    す。 )で示されるML236Bカルボン酸エステル。 2式 (式中、Rはアルキル基;非置換またはアルキル基、ア
    ルコキシ基もしくはハロゲン原子で置換さレタヘンジル
    基;あるいは非置換またはアルキル基、アルコキシ基も
    しくはハロゲン原子で置換されたフェナシル基を示す。 )で示されるML〜236Bカルボン酸エステルを主成
    分とする高脂血症治療剤。
JP16005276A 1976-11-02 1976-12-29 Ml−236bカルボン酸エステルおよびそれを有効成分とする高脂血症治療剤 Expired JPS5834461B2 (ja)

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JP16005276A JPS5834461B2 (ja) 1976-12-29 1976-12-29 Ml−236bカルボン酸エステルおよびそれを有効成分とする高脂血症治療剤
US05/847,044 US4137322A (en) 1976-11-02 1977-10-31 ML-236B carboxylic acid derivatives and their use as antihyperlipemic agents
DE2748825A DE2748825C2 (de) 1976-11-02 1977-10-31 Substituierte 3,5-Dihydroxyheptansäurederivate und diese enthaltende Arzneimittel gegen Hyperlipämie
FR7732927A FR2369241A2 (fr) 1976-11-02 1977-11-02 Nouvelles substances a action physiologique deriv
NLAANVRAGE7712106,A NL186001C (nl) 1976-11-02 1977-11-02 Werkwijze ter bereiding van een farmaceutisch preparaat voor de behandeling van hyperlipemie, aldus verkregen gevormd geneesmiddel, alsmede werkwijze ter bereiding van een voor een dergelijk preparaat geschikte fysiologisch werkzame stof.
GB45661/77A GB1555831A (en) 1976-11-02 1977-11-02 Carboxylic containing hexahydronaphthalene derivatives having antihyoerlipaemic activity
CH577082A CH642939A5 (de) 1976-11-02 1982-09-30 Verfahren zur herstellung neuer ml-236b-carbonsaeurederivate mit antihyperlipaemischer wirksamkeit.
CH523683A CH643806A5 (de) 1976-11-02 1983-09-27 Verfahren zur herstellung neuer ml-236b-carbonsaeurederivate.

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