JPS5834280B2 - 金属形材の切断具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は軽合金から成る一定形状の断面を有する金属部
材すなわち軽合金形材の切断技術に関する。

例えばアルミニウム等の軽合金形材を枠、特に扉の枠等
を製造するために部分的な切断加工が行われるが、従来
はスライス加工又はチェーサ加工によって行われ、複雑
な装置を必要とし、費用が高くかかる。

本発明の方法によれば上記の不都合は解消される、すな
わち切断を一個の切断具のみを用いて行うので、工程が
非常に簡単で費用も大幅に減少する。

本発明の切断具は、レバーの役目をする取手部と、その
一端に設けられた頭部とを有し、頭部には切断しようと
する金属部分の厚さと少くとも同一の厚みを持つ把持用
間隙が取手部の方向に延長して設けられている。

該頭部の取手部をはさんで両側に切断除去される金属部
分のための排出部が形成される。

この切断具の使用は非常に簡単である。

切断除去したい金属部分を切断具の把持用間隙内にはめ
こみ、所望の位置まで切断を行いさえすればよい。

本発明の目的、特徴、効果を添付図面を参照してさらに
説明する。

第１，２，４図において、切断具１は取手部２と頭部３
とを持っている。

頭部３には切断しようとする軽合金形材の厚さと少くと
も同一の厚みを有する把持用間隙４が取手部の方向に延
長して設けられる。

頭部３の両脇に切断除去しようとする金属を排出するた
めの通路６（第５図参照）か形成される。

頭部３には二個の溝７，７′が設けられているが、これ
らは形材９に突起部８，８′が設けられている場合に特
に切断作業を容易とする。

第３図において形材には切込溝１０が設けである。

溝１０は切断時に切断開始点として作用し、所望の位置
で正確に切断が行われる得る如くする。

溝１０は例えば罫引き線として設けることができる。

第４，５図は切断具１の具体的な使用方法を示している
。

アルミニウム等の軽合金形材９の切断したい部分を切断
具１の把持用間隙中に把持して、切断具１を上下方向に
動かすことによって切断を行う。

第３図に示す如き切込溝を予め設けることによって所望
の位置での正確な切断がなされる。

本発明は扉その他の枠などの構造物製造時に軽合金形材
の部分的切断を行うために広く適用可能である。

勿論本発明は上述実施例に限定されるものでなく、当業
者は本発明の範囲内において各種変更、修正が可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による切断具の一実施例を示す部分的斜
視図。 第２図は切断しようとする軽合金形材と第１図の切断具
とを動作位置において示す断面図。 第３図は切込溝を設けた軽合金形材の部分断面図。 第４図および第５図は切断作業の実施状態を示す斜視図
。 １・・・・・・切断具、２・・・・・・取手部、３・・
・・・・頭部、４・・・・・・把持用間隙、９・・・・
・・軽合金形材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ レバーとして作用する取手部と、取手部の一端に設
   けられた頭部とを有し、該頭部には取手部の方向に延長
   する間隙部が設けられていることを特徴とする軽合金形
   材用切断具。 ２ 前記間隙部が頭部の両側に設けられていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の切断具。 ３ 前記間隙部の幅が切断される金属の厚さと少くとも
   等しいことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の切
   断具。