JPS5834073Y2 - 粉粒体用貯倉の底部構造 - Google Patents

粉粒体用貯倉の底部構造

Info

Publication number
JPS5834073Y2
JPS5834073Y2 JP2642080U JP2642080U JPS5834073Y2 JP S5834073 Y2 JPS5834073 Y2 JP S5834073Y2 JP 2642080 U JP2642080 U JP 2642080U JP 2642080 U JP2642080 U JP 2642080U JP S5834073 Y2 JPS5834073 Y2 JP S5834073Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gutter
powder
hold
slurry
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2642080U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56127254U (ja
Inventor
嗣夫 高水
璋三 山崎
敏和 庄島
弥十郎 清家
孝悦 浅井
豊次 谷口
勝 中島
Original Assignee
三菱重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP2642080U priority Critical patent/JPS5834073Y2/ja
Publication of JPS56127254U publication Critical patent/JPS56127254U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5834073Y2 publication Critical patent/JPS5834073Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バラ積み貨物船の貨物倉や石炭焚き船舶の燃
料倉あるいは陸上の貯炭サイロ等に適用して好適の粉粒
体用貯金に関し、特にスラリ化された粉粒体の払出しの
ための貯金底部の構造に関する。
従来のこの種の貯金底部構造をそなえたものとしては、
第1図に示すようなバラ積み貨物船の船倉がある。
この貨物船では粉粒体がハツチ01から船倉02に積込
まれるようになっており、船倉底部には樋溝03が船体
前後方向に通じている。
そして、船体の二重底頂板が船倉底板04となっている
船倉底板04は、船体の前後方向には傾斜がなく、船体
の横方向にのみ傾斜して、船体中心部側は樋溝03に、
他端側は船側ホッパ05の下端06に接続している。
樋溝03は、図示しないスラリ払出し口へ通じており、
船倉02内に積込まれた粉粒体をスラリ化して払出す際
には、船倉底部に適宜設けられた図示しないスラリ化装
置により、船倉内の粉粒体は順次スラリ化され、そのス
ラリは船倉底板04上を流下して、樋溝03に流れ込み
、さらにスラリ払出し口へと流れて払出される。
ところで、上述のごとき単一の樋溝03をそなえたもの
では、船倉幅が大きい場合、船倉底板04の船体横方向
の幅が大きくなるので、次のような欠点がある。
(イ)スラリ化した粉粒体が樋溝03へ流れ込むまでの
船倉底板04上での流れの距離が大きくなり、スラリの
流れが悪くなる。
(ロ)船倉底板04の船底07からの平均距離が大きく
なり、二重底区画08の容積が増すので、船倉容積が大
幅に減少する。
(ハ)底板04上でのスラリの流れを良好にするために
、底板04の傾斜角度を大きくすると、上記(ロ)の欠
点が増すばかりでなく、船倉内での作業性が悪くなる。
すなわち、船倉内には、建造時に、また建造後の保守点
検時に、各種の作業設備を搬入するが、その作業性が悪
くなる。
さらに船を岸壁に横付けして粉粒状貨物を通常のグラブ
荷役で揚荷する場合に荷ぎらいのためブルドーザなどの
作業車を船倉内に入れることがあるが、これらの船倉内
での作業性は、底板04の傾斜が増すにつれて悪くなる
本考案は、上述のごとき諸欠点の解消をはかろうとする
もので、このため本考案の粉粒体用貯金の底部構造は、
貯金の底部に沿って形成された複数の樋溝と、同樋溝に
通じる抜出し口と、上記貯金内の粉粒体をスラリ化する
ジェットノズルとをそなえ、上記複数の樋溝の相互間に
おける貯金底面が同樋溝へ向かって緩やかに降傾斜した
傾斜面または水平面として形成されていることを特徴と
している。
上述の本考案の粉粒体用貯金における底部構造によれば
、貯金の幅が大きい場合でも、スラリ化された粉粒体が
樋溝内へ円滑に流れ込むため、貯金底でのスラリの流れ
が良好になり、貯金底の樋溝相互間で傾斜が緩やかにな
るか、または全く無くなるので、貯金底での作業性が良
好となるのである。
そして、バラ積み貨物船に適用した場合は、二重底区画
の容積の増加を少なくして、船倉容積の減少を小幅に抑
えつる利点がある。
以下、図面により本考案の実施例について説明すると、
第2〜4図は本考案の第1実施例としてのバラ積み貨物
船における貨物倉の底部構造を示すもので、第2図はそ
の船体横断面図、第3図は第2図のIII−III線に
おける水平断面図、第4図は第2゜3図のIV−IV線
における縦断面図である。
第2〜4図中、符号1はハツチ、2は粉粒体用貯金とし
ての貨物倉、3は樋溝、4は貨物倉底板、5は二重底ホ
ッパ、6は二重底ホッパ下端、7は船底外板、8は二重
底区画、9はスラリ抜出し口、10は横バルクヘッドを
示す。
貨物倉2の底部には2条の樋溝3が船体前後方向に設け
られている。
そして、二重底頂板が貨物倉底板4となっており、これ
は船体の前後方向には傾斜がなく、船体の横方向にのみ
傾斜して、樋溝3の相互間では樋溝3に向かい緩やかに
降傾斜するように接続している。
また、二重底ホッパ5の下端6は、貨物倉底板4と接続
している。
各樋溝3には、スラリ払出し口9が2個ずつ設けられて
おり、樋溝3の底面は払出し口9へ向かって降傾斜して
いる。
なお樋溝3には、図示しないふたが取付けられるように
なっている。
スラリ化払出し装置として、スラリ払出し口9の上に高
圧ジェット水ノズルが設けられるほか、スラリ払出し口
9の下にはスラリ吸引用エダクタ装置などが適宜設けら
れているが、いずれも図示を省略されている。
粉粒体として、例えば塊ないし粒状のものを主体とし微
粉を混入されている石炭が、岸壁においてベルトローダ
などによりハツチ1から貨物倉2に積込まれる。
そして、この石炭をスラリ化して揚荷するに際しては、
ノズルから放射されたジェット水により石炭が順次スラ
リ化され、貨物倉底板4上を流下して樋溝3に流れ込み
、さらに樋溝3に沿い流れてスラリ払出口9へ流入し、
スラリ払出口9の下に設けられているエダクタ装置など
により払出される。
粉粒体としての石炭をグラブ揚荷する場合には、積荷を
行なうに先立って、予じめ樋溝3にふたを取付ける。
貨物倉底板4の傾斜が緩やかなので、ハツチ1からのグ
ラブによる揚荷が可能であり、揚荷の最後の荷ざらいに
際しては、ブルドーザを船倉内に入れて能率よく荷のか
き寄せを行なうことか゛できる。
このように複数の樋溝3を設けて、貨物倉底板4を幅狭
く区分したので、樋溝3へ流れ込むまでの、底板上での
スラリの流れの距離が短かくなり、底板上でのスラリの
流れが良くなる効果がある。
また、樋溝3の上端の船底外板7からの高さを同一とし
、貨物倉底板4の傾斜角度を同じとした場合、従来の場
合に比べて二重底区画8の容積が小さくなり、その分だ
け貨物倉2の容積が増加する。
さらに、底板4上でのスラリの流れが良くなるので、貨
物倉底板の傾斜角度を減少させることができ、このよう
にして傾斜角度を減することにより船倉内での作業性が
良くなるほか、貨物倉2の容積増加が更に大幅になる。
第5図は本考案の第2実施例としてのバラ積貨物船の船
倉部の横断面図であって、樋溝3が4条設けられており
、樋溝3の相互間の貨物倉底板4は傾斜のない平板とな
っている。
第5図中、第2図と同じ符号はほは゛同様の部分を示し
ており、この第2実施例の場合も、貨物倉2内の粉粒体
をスラリ化するジェットノズル(図示せず)をそなえ、
これによりスラリ化された粉粒体を流入させる樋溝3が
複数個設けられることにより、前述の第1実施例の場合
とほとんど同じ作用効果を得ることができる。
また第6,7図は本考案の第3実施例としての陸上にお
ける粉粒体サイロの底部構造を示すもので、第6図はそ
の縦断面図、第7図は第6図の■IVII線に沿う水平
断面図である。
第6,7図において、符号12は筒状貯金、14は貯金
底板、15は貯金底側部ホッパ、20は大地、21は底
部基礎を示す。
この第3実施例の場合も、貯金12の底部に沿って複数
の樋溝3と、樋溝3に通じる払出し口9とをそなえると
ともに、貯金12内の粉粒体をスラリ化すべく、図示し
ないジェットノズルをそなえ、樋溝3の相互間の貯金底
板14は、樋溝3へ向かって緩やかに降傾斜している。
そして、このサイロの場合も、前述の各実施例と同様の
作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の粉粒体用貯金としての船倉の底部構造を
示す横断面図であり、第2〜4図は本考案の第1実施例
としてのバラ積み貨物船における貨物倉の底部構造を示
すもので、第2図はその船体横断面図、第3図は第2図
のIII−III線における水平断面図、第4図は第2
,3図のIV−IV線における縦断面図であり、第5図
は第2図に対応させて本考案の第2実施例を示す船体横
断面図であり、第6.7図は本考案の第3実施例として
の陸上における粉粒体サイロの底部構造を示すもので、
第6図はその縦断面図、第7図は第6図のVll−Vl
l線に沿う水平断面図である。 1・・・・・・ハツチ、2・・・・・・粉粒体用貯金と
しての貨物倉、3・・・・・・樋溝、4・・・・・・貨
物倉底板、5・・・・・・二重底ホッパ、6・・・・・
・二重底ホッパ下端、7・・・・・・船底外板、8・・
・・・・二重底区画、9・・・・・・スラリ払出し口、
10・・・・・・横バルクヘッド、12・・・・・・筒
状貯金、14・・・・・・貯金底板、15・・・・・・
貯金底側部ホッパ、20・・・・・・大地、21・・・
・・・底部基礎。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粉粒体用貯金の底部に沿って形成された複数の樋溝と、
    同樋溝に通じる払出し口と、上記貯金内の粉粒体をスラ
    リ化するジェットノズルとをそなえ、上記複数の樋溝の
    相互間における貯金底面が同樋溝へ向かって緩やかに降
    傾斜した傾斜面または水平面として形成されていること
    を特徴とする、粉粒体用貯金の底部構造。
JP2642080U 1980-02-29 1980-02-29 粉粒体用貯倉の底部構造 Expired JPS5834073Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2642080U JPS5834073Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29 粉粒体用貯倉の底部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2642080U JPS5834073Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29 粉粒体用貯倉の底部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56127254U JPS56127254U (ja) 1981-09-28
JPS5834073Y2 true JPS5834073Y2 (ja) 1983-07-30

Family

ID=29622411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2642080U Expired JPS5834073Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29 粉粒体用貯倉の底部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5834073Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5871293A (ja) * 1981-10-23 1983-04-27 Nippon Komu Kk 懸濁液輸送船
JPS5893694A (ja) * 1981-11-30 1983-06-03 Nippon Komu Kk 多重底スラリ船

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56127254U (ja) 1981-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3938676A (en) Floating unloading installation for lighters
JP2002511037A (ja) 多重船殻タンカー/コンテナ運搬船
JPS5834073Y2 (ja) 粉粒体用貯倉の底部構造
US3305106A (en) Method and apparatus for loading and unloading ships
US3536208A (en) Self-discharging bulk cargo vessel
JPH09118289A (ja) ばら積貨物船の船艙構造
JPS6114050B2 (ja)
JPS621688A (ja) ばら積船
US3421639A (en) Bulk carrier
JPS6246405Y2 (ja)
JPS6121356Y2 (ja)
JPS5815354B2 (ja) 粉粒状貨物の船舶からの揚荷方法および粉粒状貨物運搬船
JPS5815355B2 (ja) 粉粒状貨物運搬船
JPS629197Y2 (ja)
JPH06127470A (ja) スラリー船を利用した荷役設備
JPS5845995Y2 (ja) バラ荷運搬船
JPS629196Y2 (ja)
JPH0623895U (ja) ばら積み貨物船の貨物艙構造
JP3400475B2 (ja) 粉体を積込む方法および装置
JPS6033108Y2 (ja) 石炭焚き船舶
JPS6341359B2 (ja)
RU27318U1 (ru) Портовый технологический перегрузочный комплекс для перегрузки навалочных грузов (варианты)
JPS598951Y2 (ja) 船舶の石炭灰集積庫
CA1036531A (en) Floating unloading installation for lighters
JPS6296190A (ja) コンベヤ付き土運船