JPS5833941Y2 - ドリップ式コ−ヒ沸し器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコーヒ液を注出すべく湯を導びくための湯導吐
出管を備えるドリップ式コーヒ沸し器に関するものであ
る。

従来、ドリップ式コーヒ沸し器は、水タンク内の水を、
ヒータを備えた熱板部で加熱し、コーヒカツプ上に載置
されたコーヒ粉収納の濾過器上から、湯を注出するよう
にしている。

第１図はドリップ式コーヒ沸し器の実施例で、水タンク
１は底部に止水弁２を有する着脱式のものであって基台
３の水タンク１の接合部に設置すると、止水弁２は開口
し水は逆止弁４を介し、軟性チューブ５に接続された水
導管６に送られ、基台３内のヒータ７を備えた熱板８の
加熱管９を通りこの加熱管９の他端にチューブ１２を介
し接続される湯導吐出管１０へ導びかれる。

湯は氷タンク１方向へは逆止弁４があるために逆流する
ことがなく、基台３へ垂直に設けた湯導吐出管１０へ導
びかれ湯導吐出管１０の吐出口１１から噴出される。

上記ドリップ式コーヒ沸し器は略１字形の湯導吐出管１
０が固定される部分が基台３の部分であり、固定が完全
でないと湯導吐出管１０が安定しないため、使用者に不
快感をあたえる。

また、外力に弱いものであれば、容易に破損することが
ある。

本考案は上述の点を鑑み考案されたもので、第２図は、
湯導吐出管１０の側断面図を示し、第２図から略１字形
の耐熱樹脂材で湯導を形成し、垂直部内に金属湯導管１
３を配し、基台３の面上に隆起したボス穴部１４から基
台３内に位置する湯導吐出管１０部分にネジ部１５を設
は基台３内面でネジ部１５をナツト１６によって固定し
ているもので゛、ナツト１６は基台３の内面方向へ締め
ることによってボス穴１４内の湯導吐出管１０より径の
大きいボス穴部１４上の湯導吐出管１０面を、ボス穴１
４方向へ締め付けて固定することになる。

基台３内で、湯導吐出管１０のネジ部１５から延在した
金属湯導管１３と、チューブ１２を介して湯導管９が接
続される。

また、湯導吐出管１０は、耐熱樹脂材で、略１字形の平
行方向は耐熱樹脂材のみで形成され湯導蓋体１７と先端
部は吐出口１１が設けられる。

湯導吐出管１０の垂直方向に位置する金属湯導管１３の
上方端は、外方向に折曲し、湯導吐出管１０と金属湯導
管１３の先端周囲間には、シリコンゴム１８が介され、
金属湯導管１３と湯導吐出管１０間に、水漏れすること
を防いでいる。

第３図は、湯導吐出管１０と基台３のボス穴部１４を示
す斜視図でボス穴部１４には、切り欠け１９を設け、湯
導吐出管１０のネジ部１５の上方に設けた突部２０が挿
入され、湯導吐出管１０の回転を防いでいる。

以上本考案は、湯導吐出管１０がドリップ式コーヒ沸し
器の基台３に極めて強固に固定され、基台３への取り付
けも容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のドリップ式コーヒ沸し器を示す側断面
図。 第２図は、湯導吐出管側断面図。第３図は、湯導吐出管
およびボス穴部斜視図。 各図において、１・・・・・・水タンク、３・・・・・
・基台、８・・・・・・熱板、１０・・・・・・湯導吐
出管、１３・・・・・・金属湯導管、１４・・・・・・
ボス穴部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 略１字形の耐熱樹脂材でなる湯導吐出管１０とこの湯導
   吐出管１０垂直部内に金属湯導管を配し、基台３の面上
   に隆起するボス穴部１４から基台３内に位置する湯導吐
   出管１０にネジ部１５を設け、基台３内面で前記ネジ部
   １５をナツト１６により固定したドリップ式コーヒー沸
   し器。