JP3041547U - 電気湯沸しポット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】エアーポンプ電動ポンプ等の排除、補水直後に
も高温の湯の供給、湯沸し槽の自動補水、パイプヒータ
ーの使用等を課題とする。 【解決手段】湯沸し槽の上部に補水槽を重ね、補水槽か
ら湯沸し槽内底の間にパイプ等の通水路を設け、湯沸し
槽の給湯栓が開くと両槽間の高低落差により湯水の流れ
が生じて湯沸し槽内の湯が排出されると同時に湯沸し槽
内に補水も行なわれ、湯沸し槽内は常時満量を保つから
パイプヒーター設置も可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】

本考案は電気湯沸しポッとに関する。

【従来の技術】

電気湯沸しポットの多くは給湯の都度煩わしいエアーポンプ操作を要し、電動 のものは高価である。また、補水後等の給湯には低温の湯が排出されるので温度 上昇を待たされる不便があり、補水を忘れるとポット内の湯が空になる等の欠点 がある。

【考案が解決しようとする課題】

エアーポンプ電動ポンプ等の排除、補水直後にも高温の湯の供給、湯沸し槽の 自動補水、等を課題とする。

【課題を解決するための手段】

湯沸し槽の上部に補水槽を重ね、補水槽から湯沸し槽内底の間にパイプ等の通 水路を設け、湯沸し槽の給湯栓が開くと両槽間の高低落差により湯水の流れが生 じて湯沸し槽内の湯が排出されると同時に湯沸し槽内に補水も行なわれる構造に より解決する。。

【考案の実施の形態】 【実施例】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１において湯沸し槽１の上部に補水槽２の水面と給湯口８の間に高低落差を 設けて補水槽２を重ねた構造であり、給湯時に於ける各部湯水の流れは次の通り となる。 湯沸し槽１上則の給湯穴６に嵌着された給湯栓７が開けば給湯されると同時に 補水槽２内の水も補水穴４に嵌着された補水パイプ３を通り注入口５から湯沸し 槽１内底部に注水されて湯沸し槽１内で底に備置された電気ヒーター９で加熱さ れつつ上昇し、給湯口８から排出される。 図２は補水槽１３を上、湯沸し槽１２を下とする高低落差を設けた適宜な位置 に配置し、補水槽１３低部の補水穴１４に嵌合された補水ホース１５の他端を湯 沸し槽底部の注水口１６に嵌合して両槽間の通水路とする構成であり、給湯性能 は図１に於ける説明と同等の結果が得られる。 なお湯沸し槽１２内にパイプヒーターを用いて熱効率を改善するとともにポッ ト本体の容積合理化を図る事が出来る。

【考案の効果】

本考案によればエアーポンプも電動ポンプも不要であるばかりでなく次の通り の効果が得られる。 ａ．補水直後も高温の湯が供給される。、 ｂ．湯沸し槽内の湯は補水との攪拌が無いから補水中も高温を保つ。 ｃ．湯沸し槽内は常時満量を保つ。 ｄ．湯沸し槽内の補水は補水槽２からの自動補水となる。 ｅ 給湯栓の調節により湯沸し槽の加温能力に合わせて長時間の連続給湯が出来 る。 ｆ．湯沸し槽内の湯は常時満量を保つから湯槽内にパイプヒーターを設置して熱 効率を改善出来る。 ｇ．補水槽を分離設置（図２）する方法によれば補水槽の容量増大で補水槽への 給水回数の頻度を軽減できる。 ｈ．沸騰時における蒸気を注水口から補水槽に放出させれば熱効率が改善され蒸 気排出口は不要となり蒸気排出による障害もなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 断面図

【図２】 断面図

【符号の説明】

１…湯沸し槽、２…補水槽、３…補水パイプ、４…補水
穴、５…注水口、６…給湯穴、７…給湯栓、８…給湯
口、９…電気ヒーター、１０…ポット本体、１１…本体
の蓋、１２…湯沸し槽、１３…補水槽、１４…補水穴、
１５…補水ホース １６…注水口、１７…給湯穴、１８…給湯栓。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】湯沸し槽（１）の上部に補水槽（２）を重
   ねて備置し、補水槽（２）内の水が補水槽（２）の補水
   穴（４）に結合された補水パイプ（３）の注水口（５）
   から湯沸し槽（１）内底部に注入され、湯沸し槽（１）
   内で加温されて湯沸し槽（１）上側から排出される湯水
   の流れが、補水槽（２）からの高低落差で行なわれる事
   を特徴とする電気湯沸しポット。
2. 【請求項２】補水槽（１３）を上に、湯沸し槽（１２）
   を下とする高低落差を設けた適宜の位置に両槽を設置
   し、補水槽（１３）内の水が補水穴（１４）に結合され
   た補水ホース（１５）を通って湯沸し槽（１２）の注水
   口（１６）から内底部に注入され、下から加温されて湯
   沸し槽（１２）上側の給湯穴（１７）から給湯される湯
   水の流れを特徴とする電気湯沸しポット。