JPS583387B2 - ハンドウタイソウチ - Google Patents
ハンドウタイソウチInfo
- Publication number
- JPS583387B2 JPS583387B2 JP50157825A JP15782575A JPS583387B2 JP S583387 B2 JPS583387 B2 JP S583387B2 JP 50157825 A JP50157825 A JP 50157825A JP 15782575 A JP15782575 A JP 15782575A JP S583387 B2 JPS583387 B2 JP S583387B2
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- JP
- Japan
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- layer
- electrode
- thyristor
- turn
- auxiliary
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、点弧用の補助サイリスタ構造を有するサイ
リスタ、逆導通サイリスタの点弧特性を改良した半導体
装置に関するものである。
リスタ、逆導通サイリスタの点弧特性を改良した半導体
装置に関するものである。
大電力用サイリスタでは、そのdi/dt耐量の改良を
はかるため第1図に示す補助サイリスタ1構造が用いら
れる。
はかるため第1図に示す補助サイリスタ1構造が用いら
れる。
第1図において、1は半導体ペレット、2,3,4、5
はそれぞれp、n、p、n層で、4層構造を構成してい
る。
はそれぞれp、n、p、n層で、4層構造を構成してい
る。
この部分が主サイリスタ領域(以下主サイリスタとも言
う)■である。
う)■である。
また、p層4の中にn層5より離れて別のn層6が設け
られ、前記p層2、n層3,p層4およびn層6で、p
npn4層構造を構成する。
られ、前記p層2、n層3,p層4およびn層6で、p
npn4層構造を構成する。
この部分を補助サイリスタ領域(以下補助サイリスタと
も言う)■と称している。
も言う)■と称している。
7はp層2に設けられたオーミツク電極、8はn層5に
設けられたオーミツク電極、9は前記n層6と、n層6
とn層5の間にp層4にオーミツク接触を有する補助電
極、10はp層4上にありn層6に近接して設けられた
オーミツク電極である。
設けられたオーミツク電極、9は前記n層6と、n層6
とn層5の間にp層4にオーミツク接触を有する補助電
極、10はp層4上にありn層6に近接して設けられた
オーミツク電極である。
Aは陽極電極、Kはカソード電極、Gはゲート電極であ
る。
る。
このような構成を有する大電力用サイリスタの点弧は、
ゲート電極G−カソード電極K間にゲート電流IGを流
すことにより行われる。
ゲート電極G−カソード電極K間にゲート電流IGを流
すことにより行われる。
まず、ゲート電極IGにより補助サイリスタが点弧する
。
。
つづいて主電流Iaが流れ込み、この主電流Iaは補助
電極9を通り、p層4を介してn層5に入る。
電極9を通り、p層4を介してn層5に入る。
この大電流によりp層4およびn層5よりなるpn接合
が強くバイアスされ、主サイリスタが点弧し、イ点に電
流が流れはじめ、それが主サイリスタ領域■全面に拡が
り点弧が完了する。
が強くバイアスされ、主サイリスタが点弧し、イ点に電
流が流れはじめ、それが主サイリスタ領域■全面に拡が
り点弧が完了する。
最近高耐圧で短かいターンオフ時間をもつサイリスタや
逆導通サイリスタの要求が強まっており、現在では耐圧
2500V、ターンオフ時間30μs以下の素子が作ら
れるようになっている。
逆導通サイリスタの要求が強まっており、現在では耐圧
2500V、ターンオフ時間30μs以下の素子が作ら
れるようになっている。
よく知られているように、サイリスタのターンオフ時間
の短縮は、ライフタイムキラーたとえば金原子の導入に
より行われる。
の短縮は、ライフタイムキラーたとえば金原子の導入に
より行われる。
しかし、このライフタイムの短縮は、一方ではサイリス
タを構成する2つのpnpおよびnpn トランジスタ
の電流増幅率α1,α2が小さくなり、このような場合
には、(1)素子のラツチング電流が著しく増大する。
タを構成する2つのpnpおよびnpn トランジスタ
の電流増幅率α1,α2が小さくなり、このような場合
には、(1)素子のラツチング電流が著しく増大する。
(2)ターンオン時のアブソーバの容量による突入電流
で補助サイリスタ領域■のゲート側端部の一部が破壊さ
れやすく、そのためターンオン開始時の電圧が制限され
ろ。
で補助サイリスタ領域■のゲート側端部の一部が破壊さ
れやすく、そのためターンオン開始時の電圧が制限され
ろ。
という利用上極めて不利な現象が生じることが実験上判
明した。
明した。
この現象を改善する一方法として、補助サイリスタ領域
■のみの電流増幅率α1およびα2を大きくする手段が
試みられた。
■のみの電流増幅率α1およびα2を大きくする手段が
試みられた。
その一つは補助サイリスタ領域■のみライフタイムを長
くする方法であり、これらは金の選択拡散により主サイ
リスタ領域■にのみ金を導入することにより行われた。
くする方法であり、これらは金の選択拡散により主サイ
リスタ領域■にのみ金を導入することにより行われた。
他の方法は、第2図に示すように補助サイリスク領域■
のn層6′の一部を内部にくい込ませる方法であった。
のn層6′の一部を内部にくい込ませる方法であった。
いずれの場合もラツチング電流の減少、ターンオン開始
電圧の改良に著しい効果がみられた。
電圧の改良に著しい効果がみられた。
しかしながら、素子の中にはターンオン時間の著しく長
くなるものがみられ、またパルス通電の場合、通電時間
が短かくなるとターンオフ時間が例外なく増長された。
くなるものがみられ、またパルス通電の場合、通電時間
が短かくなるとターンオフ時間が例外なく増長された。
上記原因を追求したところ、素子の導通中、主サイリス
タ領域■のみならず、補助サイリスタ領域■をも主電流
が流れつづけるためであることが見出された。
タ領域■のみならず、補助サイリスタ領域■をも主電流
が流れつづけるためであることが見出された。
すなわち、ターンオフ時間は補助サイリスタのターンオ
フ時間により決っていたわけである。
フ時間により決っていたわけである。
この発明は、サイリスタのターンオン後、補助サイリス
タに流れる主電流をしゃ断することにより、ラツチング
電流が小さくターンオン開始電圧も高くかつターンオフ
時間の短かいサイリスタを実現することを目的とするも
のである。
タに流れる主電流をしゃ断することにより、ラツチング
電流が小さくターンオン開始電圧も高くかつターンオフ
時間の短かいサイリスタを実現することを目的とするも
のである。
以下この発明について説明する。
第3図はこの発明の一実施例を示す構成図で、補助サイ
リスタ領域■のn層6の補助電極9と、p層4の電極9
′間に1乃至複数個ダイオードD1,D2,・・・・・
・、Dnを直列に図示の方向に接続したことを特徴とす
る。
リスタ領域■のn層6の補助電極9と、p層4の電極9
′間に1乃至複数個ダイオードD1,D2,・・・・・
・、Dnを直列に図示の方向に接続したことを特徴とす
る。
この構造では、ターンオン時のゲート電流は図中の点線
で示すごとく、オーミツク電極10−n層6−補助電極
9−ダイオードD1,D2,・・・・・・、Dn−電極
9′−n層5−オーミツク電極8の順路で流れる。
で示すごとく、オーミツク電極10−n層6−補助電極
9−ダイオードD1,D2,・・・・・・、Dn−電極
9′−n層5−オーミツク電極8の順路で流れる。
このゲート電流によって補助サイリスタ■がターンオン
する。
する。
このため、主電流Iaは補助サイリスタ■−ダイオード
D1,D2,・・・・・・、Dn−電極9′を経て、主
サイリスタ■のn層5に流入し、主サイリスタ■をター
ンオンさせる。
D1,D2,・・・・・・、Dn−電極9′を経て、主
サイリスタ■のn層5に流入し、主サイリスタ■をター
ンオンさせる。
この結果、主サイリスタ■は導通状態に入る。
この場合補助サイリスタ■を流れる電流回路の抵抗は、
直列に入ったダイオードD1,D2・・・・・・、Dn
のため(特にその拡散電位約0.6V/個のため)主サ
イリスタ■の主電流通路の抵抗にくらべ極めて大きいの
で、補助サイリスタ■を流れる電流は減少し、しゃ断さ
れる。
直列に入ったダイオードD1,D2・・・・・・、Dn
のため(特にその拡散電位約0.6V/個のため)主サ
イリスタ■の主電流通路の抵抗にくらべ極めて大きいの
で、補助サイリスタ■を流れる電流は減少し、しゃ断さ
れる。
この結果、ターンオフ時には補助サイリスタ■ほすでに
オフ状態にあるため、ターンオフ時間は主サイリスタ■
のそれによって定まることとなる。
オフ状態にあるため、ターンオフ時間は主サイリスタ■
のそれによって定まることとなる。
一例として第1図に示す耐圧2500Vのサイリスタに
おいて、(A)全領域に金を拡散したロット、(B)主
サイリスタ領域■のみ金を前記(A)の場合と同一条件
で拡散したロットの二つを製造した。
おいて、(A)全領域に金を拡散したロット、(B)主
サイリスタ領域■のみ金を前記(A)の場合と同一条件
で拡散したロットの二つを製造した。
(A)ロットはターンオフ時間は25〜30μsであっ
たが、ラツチング電流は数Aであった。
たが、ラツチング電流は数Aであった。
(B)ロットはラツチング電流は数mAであったが、タ
ーンオフ時間は70〜100μsであった。
ーンオフ時間は70〜100μsであった。
この(B)ロットを第3図の構造として、ダイオード1
個入れた場合、そのターンオフ時間は30μS以下にな
るものがほとんどであった。
個入れた場合、そのターンオフ時間は30μS以下にな
るものがほとんどであった。
また、ダイオードを2個あるいは3個と増やすことによ
り全数がターンオフ時間が25〜30μsに短縮された
。
り全数がターンオフ時間が25〜30μsに短縮された
。
以上詳細に説明したように、この発明は点弧用の補助サ
イリスタ側に新たに第5の電極を形成し、これと第3の
電極との間にダイオードを接続したので、ラツチング電
流を増加させることなくターンオフ時間を短かくするこ
とができる。
イリスタ側に新たに第5の電極を形成し、これと第3の
電極との間にダイオードを接続したので、ラツチング電
流を増加させることなくターンオフ時間を短かくするこ
とができる。
さらに補助サイリスタの電極増幅率を主サイリスタの電
流増幅率より大きくしたものは、さらにラツチング電流
が小さくなり、di/dt耐量を増大させることができ
る。
流増幅率より大きくしたものは、さらにラツチング電流
が小さくなり、di/dt耐量を増大させることができ
る。
第1図は従来の補助サイリスタ形サイリスタの断面図、
第2図は同じくラツチング電流を減少させる構造の一例
を示す断面図、第3図はこの発明の一実施例の構成を示
す断面図である。 図中、1は半導体ペレット、2〜5はp,n,p、n層
、6はn層、7,8、10はいずれもオーミツク電極、
9は補助電極、9′は電極、D1〜Dnはダイオードで
ある。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
第2図は同じくラツチング電流を減少させる構造の一例
を示す断面図、第3図はこの発明の一実施例の構成を示
す断面図である。 図中、1は半導体ペレット、2〜5はp,n,p、n層
、6はn層、7,8、10はいずれもオーミツク電極、
9は補助電極、9′は電極、D1〜Dnはダイオードで
ある。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1の導電形を有する第1層と、この第1層に隣接
しpn接合を形成する第2層と、この第2層に隣接し前
記第1層と同じ導電形を有しかつ前記第2層との間にp
n接合を形成する第3層と、この第3層の一部にそれと
隣接して形成され前記第1層と反対の導電形を有しかつ
前記第3層との間にpn接合を形成する第4層と、前記
第3層に前記第4層と離れて設けられ前記第4層と同じ
導電形を有しかつ前記第3層との間にpn接合を形成す
る第5層と、前記第1層に形成された第1の電極と、前
記第4層に形成された第2の電極と、前記第5層に形成
された第3の電極と、前記第3層の第5層に近接した位
置に設けられた第4の電極と、前記第3層の第4層に近
接した位置に設けられた第5の電極と、前記第3の電極
と第5の電極の間に第3の電極から第5の電極の方向が
順方向になるように直列接続されたダイオードとからな
ることを特徴とする半導体装置。 2 第1層、第2層、第3層、第5層からなる補助サイ
リスタの電流増幅率を、第1層、第2層、第3層、第4
層からなる主サイリスタの電流増幅率より大きくしたこ
とを特徴とする前記特許請求の範囲1に記載の半導体装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50157825A JPS583387B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | ハンドウタイソウチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50157825A JPS583387B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | ハンドウタイソウチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5282188A JPS5282188A (en) | 1977-07-09 |
JPS583387B2 true JPS583387B2 (ja) | 1983-01-21 |
Family
ID=15658126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50157825A Expired JPS583387B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | ハンドウタイソウチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583387B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3112940A1 (de) * | 1981-03-31 | 1982-10-07 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Thyristor mit anschaltbarer innerer stromverstaerkerung und verfahren zu seinem betrieb |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830885A (ja) * | 1971-08-19 | 1973-04-23 |
-
1975
- 1975-12-29 JP JP50157825A patent/JPS583387B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830885A (ja) * | 1971-08-19 | 1973-04-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5282188A (en) | 1977-07-09 |
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