JPS583388B2 - ハンドウタイソウチ - Google Patents
ハンドウタイソウチInfo
- Publication number
- JPS583388B2 JPS583388B2 JP50157826A JP15782675A JPS583388B2 JP S583388 B2 JPS583388 B2 JP S583388B2 JP 50157826 A JP50157826 A JP 50157826A JP 15782675 A JP15782675 A JP 15782675A JP S583388 B2 JPS583388 B2 JP S583388B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- electrode
- current
- thyristor
- turn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thyristors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、補助サイリスタをゲート構造として内蔵す
るサイリスタのターンオン特性を改良した半導体装置に
関するものである。
るサイリスタのターンオン特性を改良した半導体装置に
関するものである。
大電力用サイリスタとしては、そのdi/dt耐量の向
上をはかるため、第1図に示す補助サイリスタ構造を有
するものが一般的である。
上をはかるため、第1図に示す補助サイリスタ構造を有
するものが一般的である。
第1図において、1は半導体素子、2,3,4、5はそ
れぞれp、n、p、n層で4層構造を構成している。
れぞれp、n、p、n層で4層構造を構成している。
この部分が主サイリスタ領域(以下主サイリスタとも言
う)■である。
う)■である。
また、p層4の中にn層5より離れてn層6が設けられ
、p層2、 n層3,p層4およびn層6で別の4層構
造を構成する。
、p層2、 n層3,p層4およびn層6で別の4層構
造を構成する。
この部分を補助サイリスタ領域(以下補助サイリスタと
も言う)■と称する。
も言う)■と称する。
7はp層2に設けられたオーミック電極、8はn層5に
設けられたオーミツク電極9は前記n層6とn層5との
間のp層4に設けられたオーミック電極、10はp層4
上にあってn層6に近接して設けられたオーミツク電極
である。
設けられたオーミツク電極9は前記n層6とn層5との
間のp層4に設けられたオーミック電極、10はp層4
上にあってn層6に近接して設けられたオーミツク電極
である。
また、Aは陽極電極、Kはカソード電極、Gはゲート電
極である。
極である。
このような構成を有する大電力用サイリスタの点弧は、
ゲート電極G−カソード電極K間に図示の点線のように
ゲート電流IGを流すことによって行われる。
ゲート電極G−カソード電極K間に図示の点線のように
ゲート電流IGを流すことによって行われる。
まず、ゲート電流IGにより補助サイリスタ■が点弧す
る。
る。
続いて流れ込む主電流Iaにより、主サイリスタが点弧
し、イ点に電流が流れることによって主サイリスタ領域
■全面に拡がり点弧が完了する。
し、イ点に電流が流れることによって主サイリスタ領域
■全面に拡がり点弧が完了する。
最近、高耐圧で短かいターンオフ時間を有するサイリス
タの応用が高まっており、現在では耐圧2500V,タ
ーンオフ時間30μs以下の素子が作られるようになっ
ている。
タの応用が高まっており、現在では耐圧2500V,タ
ーンオフ時間30μs以下の素子が作られるようになっ
ている。
よく知られているように、サイリスタのターンオフ時間
の短縮は、ライフタイムキラー、例えば金原子を導入す
ることにより行われる。
の短縮は、ライフタイムキラー、例えば金原子を導入す
ることにより行われる。
しかしライフタイムの短縮はターンオフ時間を短かくす
る反面、サイリスタを構成する2つのpnpおよびnp
nトランジスタの電流増幅率α1,α2を小さくする働
きがあり、これにより、(1)ラツチング電流が著しく
大きくなる。
る反面、サイリスタを構成する2つのpnpおよびnp
nトランジスタの電流増幅率α1,α2を小さくする働
きがあり、これにより、(1)ラツチング電流が著しく
大きくなる。
(2)ターンオン時のdi/dt耐量が低下し、特に補
助サイリスタ■がこのdi/dtにより破壊される。
助サイリスタ■がこのdi/dtにより破壊される。
という欠点があることはよく知られている。
例えば、2500Vの耐圧を有するサイリスタで通常の
製造工程で製造されたもののターンオフ時間は数100
μS以上あり、ラツチング電流IL,di/dt耐量は
ゲート構造に大きく依存するが、ラツチング電流は数m
A〜数10mA,di/dt耐量としては、アブソーバ
抵抗20Ω、コンデンサ0.5μFのとき、2500V
からのターンオンに耐えうる。
製造工程で製造されたもののターンオフ時間は数100
μS以上あり、ラツチング電流IL,di/dt耐量は
ゲート構造に大きく依存するが、ラツチング電流は数m
A〜数10mA,di/dt耐量としては、アブソーバ
抵抗20Ω、コンデンサ0.5μFのとき、2500V
からのターンオンに耐えうる。
しかし、これを例えばターンオフ時間を30μS以下に
短縮する目的でライフタイムを短縮すると、ラツチング
電流は数Aにも増大し、di/dt耐量としては数百V
からのターンオンで破壊するものが生じ、結果として実
用にならナクナる。
短縮する目的でライフタイムを短縮すると、ラツチング
電流は数Aにも増大し、di/dt耐量としては数百V
からのターンオンで破壊するものが生じ、結果として実
用にならナクナる。
この欠点を改良する手段として、補助サイリスタ■のみ
のライフタイムを長くし、主サイリスタ■のライフタイ
ムのみを短縮する方法が試みられた。
のライフタイムを長くし、主サイリスタ■のライフタイ
ムのみを短縮する方法が試みられた。
また、第2図に示すように、補助サイリスタ領域■のn
層6の一部を内部に入りくませた構造が試みられた。
層6の一部を内部に入りくませた構造が試みられた。
いずれの場合電流増幅率の増加をもたらすもので、ラツ
チング電流の減少、di/dt耐量の向上に有効な手段
であることが確認された。
チング電流の減少、di/dt耐量の向上に有効な手段
であることが確認された。
例えば、上記2500Vの素子で、ラツチング電流を数
10mA以下、di/dt耐量を上記条件で2500V
以上からのターンオンに耐えるものを得ることが可能で
あった。
10mA以下、di/dt耐量を上記条件で2500V
以上からのターンオンに耐えるものを得ることが可能で
あった。
しかしながら、素子の中には目標とするターンオフ時間
より著しく長くなるものがみられ、また、順電流通電時
間が短かくなると例外なくターンオフ時間は増長された
。
より著しく長くなるものがみられ、また、順電流通電時
間が短かくなると例外なくターンオフ時間は増長された
。
上記原因を追求したところ、素子の導通中主サイリスタ
領域■のみならず、補助サイリスタ領域■にも主電流が
流れつづけているためであることが見出された。
領域■のみならず、補助サイリスタ領域■にも主電流が
流れつづけているためであることが見出された。
すなわち、ターンオフ時間は補助サイリスタ■のターン
オフ時間で決っていたわけである。
オフ時間で決っていたわけである。
この発明は、サイリスタのターンオン後、補助サイリス
タに流れる主電流を速やかにしゃ断する構造のものを提
供することを目的とするものである。
タに流れる主電流を速やかにしゃ断する構造のものを提
供することを目的とするものである。
以下この発明について説明する。第3図はこの発明の一
実施例を示すもので、補助サイリスタ領域Hの補助電極
であるオーミック電極9をn層6の電極部分と、p層4
の電極部分に分け、前記両電極間に第4図に示すような
負性抵抗をもつスイッチング素子11を接続することを
特徴とする。
実施例を示すもので、補助サイリスタ領域Hの補助電極
であるオーミック電極9をn層6の電極部分と、p層4
の電極部分に分け、前記両電極間に第4図に示すような
負性抵抗をもつスイッチング素子11を接続することを
特徴とする。
この例では、npnまたはpnpのダイオードを用いた
場合を示す。
場合を示す。
この構造では、ゲート電圧Vが第4図のようにスイッチ
ング素子のターンオン電圧VBO以上になると、スイッ
チング素子がオンしてゲート電流もが流れはじめ、補助
サイリスタ■とスイッチング素子には主電流Iaが流れ
る。
ング素子のターンオン電圧VBO以上になると、スイッ
チング素子がオンしてゲート電流もが流れはじめ、補助
サイリスタ■とスイッチング素子には主電流Iaが流れ
る。
次にこの主電流Iaにより、主サイリスタ■が点弧しそ
の主電流がイ点にも流れはじめる。
の主電流がイ点にも流れはじめる。
この場合、補助サイリスタ■を流れる主電流回路は、ス
イッチング素子の電圧降下が主サイリスタ■の電圧降下
にくらべて大きいため抵抗が大きく、したがって、主電
流は主1サイリスタ■のみを流れるようになり、補助サ
イリスタ■を流れる電流は減少をはじめる。
イッチング素子の電圧降下が主サイリスタ■の電圧降下
にくらべて大きいため抵抗が大きく、したがって、主電
流は主1サイリスタ■のみを流れるようになり、補助サ
イリスタ■を流れる電流は減少をはじめる。
この電流が第4図に示すように、スイッチング素子の保
持電流IH以下になれば、スイッチング素子はオフ状態
となり、補助サイリスタ■を通る主電流回路はしゃ断さ
れる。
持電流IH以下になれば、スイッチング素子はオフ状態
となり、補助サイリスタ■を通る主電流回路はしゃ断さ
れる。
この結果、ターンオフ時間は主サイリスタ■のそれと同
じになる。
じになる。
一例として第1図に示す耐圧2500Vのサイリスタに
おいて、主サイリスタ領域■にのみ金を拡散した素子を
製造した。
おいて、主サイリスタ領域■にのみ金を拡散した素子を
製造した。
この場合、ラッチング電流は15〜100mAであり、
全領域に金を拡散した場合にくらべて1/20以下であ
ったが、ターンオフ時間は70〜100μsで数倍長い
ものであった。
全領域に金を拡散した場合にくらべて1/20以下であ
ったが、ターンオフ時間は70〜100μsで数倍長い
ものであった。
第1図に示す素子の補助電極を第3図に示すものにかえ
て、npnよりなるスイッチング素子を接続した場合、
必要なゲート電圧は10数Vであったが、そのターンオ
フ時間はすべて30μs以下に短縮された。
て、npnよりなるスイッチング素子を接続した場合、
必要なゲート電圧は10数Vであったが、そのターンオ
フ時間はすべて30μs以下に短縮された。
以上詳細に説明したように、この発明は点弧用の補助サ
イリスタ側に新たに第5の電極を形成して、これと第3
の電極との間にスイッチング素子を接続したので、ラツ
チング電流を増加させることなくターンオフ時間を短く
することができる。
イリスタ側に新たに第5の電極を形成して、これと第3
の電極との間にスイッチング素子を接続したので、ラツ
チング電流を増加させることなくターンオフ時間を短く
することができる。
さらに補助サイリスタの電流増幅率を主サイリスタの電
流増幅率より大きくしたものは、さらにラツチング電流
が小さくなり、di/dt耐量を増大させることができ
る。
流増幅率より大きくしたものは、さらにラツチング電流
が小さくなり、di/dt耐量を増大させることができ
る。
第1図は従来の補助サイリスタ形サイリスタの断面図、
第2図はラツチング電流を減少させるための構造の一例
を示す断面図、第3図はこの発明の一実施例の構成を示
す断面図、第4図はスイッチング素子の電圧−電流特性
図である。 図中、1は半導体素子、2〜5はp,n、p、n層、6
はn層、7〜9、9’、10はいずれもオーミツク電極
、11はスイッチング素子である。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
第2図はラツチング電流を減少させるための構造の一例
を示す断面図、第3図はこの発明の一実施例の構成を示
す断面図、第4図はスイッチング素子の電圧−電流特性
図である。 図中、1は半導体素子、2〜5はp,n、p、n層、6
はn層、7〜9、9’、10はいずれもオーミツク電極
、11はスイッチング素子である。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1の導電形を有する第1層と、この第1層に隣接
しpn接合を形成する第2層と、この第2層に隣接し前
記第1層と同じ導電形を有しかつ前記第2層との間にp
n接合を形成する第3層と、この第3層の一部にそれと
隣接して形成され前記第1層と反対の導電形を有しかつ
前記第3層との間にpn接合を形成する第4層と、前記
第3層に前記第4層と離れて設けられ前記第4層と同じ
導電形を有しかつ前記第3層との間にpn接合を形成す
る第5層と、前記第1層に形成された第1の電極と、前
記第4層に形成された第2の電極と、前記第5層に形成
された第3の電極と、前記第3層の第5層に近接した位
置に設けられた第4の電極と、前記第3層上に前記第4
層に近接して設けられた第5の電極と、前記第3の電極
と第5の電極との間に接続されたある電圧以上の電圧を
印加するとオフ状態からオン状態に移行し、オン時の電
流または電圧がある値以下になるとオン状態からオフ状
態に移行する特性を有するスイッチング素子とからなる
半導体装置。 2 第1層、第2層、第3層、第5層からなる補助サイ
リスタの電流増幅率を、第1層、第2層、第3層、第4
層からなる主サイリスタの電流増幅率より大きくしたこ
とを特徴とする前記特許請求の範囲1に記載の半導体装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50157826A JPS583388B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | ハンドウタイソウチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50157826A JPS583388B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | ハンドウタイソウチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5282189A JPS5282189A (en) | 1977-07-09 |
JPS583388B2 true JPS583388B2 (ja) | 1983-01-21 |
Family
ID=15658151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50157826A Expired JPS583388B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | ハンドウタイソウチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583388B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6156174U (ja) * | 1984-09-20 | 1986-04-15 | ||
JPS6342697Y2 (ja) * | 1983-10-19 | 1988-11-08 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3112940A1 (de) * | 1981-03-31 | 1982-10-07 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Thyristor mit anschaltbarer innerer stromverstaerkerung und verfahren zu seinem betrieb |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830885A (ja) * | 1971-08-19 | 1973-04-23 |
-
1975
- 1975-12-29 JP JP50157826A patent/JPS583388B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830885A (ja) * | 1971-08-19 | 1973-04-23 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6342697Y2 (ja) * | 1983-10-19 | 1988-11-08 | ||
JPS6156174U (ja) * | 1984-09-20 | 1986-04-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5282189A (en) | 1977-07-09 |
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