JPS5858900B2 - ゲ−トタ−ンオフサイリスタのゲ−ト回路 - Google Patents

ゲ−トタ−ンオフサイリスタのゲ−ト回路

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JPS5858900B2
JPS5858900B2 JP50147702A JP14770275A JPS5858900B2 JP S5858900 B2 JPS5858900 B2 JP S5858900B2 JP 50147702 A JP50147702 A JP 50147702A JP 14770275 A JP14770275 A JP 14770275A JP S5858900 B2 JPS5858900 B2 JP S5858900B2
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JP
Japan
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gate
thyristor
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current
diode
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JP50147702A
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JPS5271162A (en
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裕二郎 山下
弘通 大橋
克彦 滝上
好広 白坂
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特に、dv/dt耐量の向上化と高温時におけ
る順方向阻止耐圧特性の向上化とを図れるようにしたゲ
ートターンオフサイリスクのゲート回路に関する。
pnpn接合の制御極付整流素子(以後サイリスクと呼
称する)のアノードに正の電圧を急激に印加した場合、
電圧上昇率(dv/dt )が大きすぎるとサイ9スタ
はターンオン状態となる。
このターンオンを起こす臨界電圧上昇率はそのサイリス
クツdv/dt耐量と呼ばれ、この現象はdv/dt効
果と呼ばれている。
実回路において使用する場合、dv/dt耐量は極力高
い方がよい。
したがって、従来dv/dt耐量を向上させるために種
々の手段が考えられている。
第1図はその代表的な例を示すもので、p形層1.2お
よびn形層3,4を図示の如く4層接合したサイリスク
本体互の上記n形層4の1部を除去してp形層2を直接
カソード電極6に接続するショーテッドエミッタ構造を
採用している。
なお図中1はゲート電極を示し、8はアノード電極を示
している。
上記構造を採用したサイリスクは、急峻な正の電圧がア
ノードに印加されると、この電圧印加によってp形層2
に流入する変位電流の一部がショーテッドエミッタ部分
を通してカソード電極6に流れるので、これによってn
形層4の注入効率を抑制味dv/dtによる誤点弧を防
止している。
このような構造を採用することによってd v /d
を耐量を大幅に向上させることができる。
しかし、上記構造は普通のサイリスタには適用できるが
、たとえばゲートターンオフサイ9スタ(以後GTOと
呼称する)やゲートアシステツドサイ9スタ(以後GA
Tと呼称する)のようにターンオフ時にゲート・カソー
ド間に負の電圧を印加しなければならないものではゲー
ト・カソード間が負電圧に対して逆阻止能力を必要とす
るため原理的に適用できない。
また、GTOやGATでは構造そのものを変えてもdv
/dt耐量を大幅に向上させることは極めて困難である
すなわち、GTOやGATにおいては、クーンオフ時の
キャリア排出を効率よく行なわせるため、第2図に示す
ようにカソード電極60幅を数μm〜数百μmと狭く設
定させるを得ず、この結果ゲート面積が普通のサイリス
クに較べて非常に大きくなり、ゲート電極7の直下の中
央接合部で発生するdv/dt効果による変位電流が非
常に大きく、この電流がn形層4に集中するのでn形層
4での電子の注入が促進され、普通のサイリスタに較べ
てdv/dt耐量が低い。
そこで、GTOやGATのdv/dt耐量を向上させる
手段として、従来、第3図a、b、cに示すように回路
的に向上させようとする試みがなされている。
すなわち、第3図aに示すものは、サイ9スタ21のゲ
ートとカソードとの間にシャント抵抗9を接続してd
v /d を効果によって生じた変位電流の一部をゲー
トを通して流すことによりdv/dt耐量の増加を図っ
ている。
しかし、この手段であるとシャント抵抗9の値を十分小
さくしなければ効果がなく、このように小さくすると、
正常なゲートトリガー信号によって流れる主電流も分流
して流れるため、ラッチング電流や保持電流も増大し、
さらにシャント抵抗9にトリガー電流が分流して流れる
ためゲート電力も不必要に増大する欠点がある。
また、第3図すに示すようにゲート・カソード間にカソ
ード側が正になるように直流電源10を接続してdv/
di効果によって生じる変位電流をゲートを通して流す
ことによりdv/dt耐量を増加させる手段も考えられ
ている。
しかし、この手段も第3図aに示したものと同様な欠点
がある。
これらの欠点を解消するため、第3図Cに示すようにゲ
ート・カソード間に半導体スイッチング素子、たとえば
トランジスタ11を接続し、サイリスタ21のターンオ
フ期間のみ上記トランジスタ11をオンさせてゲート・
カソード間を短絡させることが考えられている。
しかし、この手段でも、トランジスタ11等の順方向電
圧降下はサイリスタ21のpn接合のそれと同等以上あ
り、しかもトランジスタ11等の接合面積はサイリスタ
21のそれより小さいのが普通であるからして、ゲート
側に変位電流の多くを分流させることはできず、このた
めdv/dt耐量の大幅な向上は望めない。
まして、サイリスクを直列に接続して使用した場合など
主電源側とゲート制御電源側とをパルストランスなどを
使って電気絶縁する必要があるのでゲート・カソード間
にトランジスタ11などを介在させた場合にはこのトラ
ンジスタ11の制御系も同様に電気絶縁する必要があり
絶縁系統が大損りになって実用的ではないなどの欠点も
ある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、簡単な構成であるにも拘わらず、
GTOのdv/dt耐量および高温時における順方向阻
止耐圧特性を向上させ得るGTOのゲート回路を提供す
ることにある。
本発明は、GTOのゲート・カソード間にトリガー回路
とは別に、オフ状態でアノードに正電圧が印加されたと
きに変位電流を分流させる回路として、抵抗とコンデン
サの並列回路と共に、上記コンデンサに対して直列にサ
イリスタの順方向電圧降下より低い順方向電圧降下を有
するダイオードを接続したことを基本とする。
以下、本発明の原理構成を第4図によって説明する。
第4図において、図中31は直流電源であり、この直流
電源31の両端には負荷32およびこの負荷32への電
力供給を制御するサイリスタ33が直列に接続されてい
る。
そして、上記サイリスタ33のゲート34とカソード3
5とはトリガー回路36の出力端に接続されている。
しかして、前記ゲ゛−ト34とカソード35との間には
本発明に係るゲート回路37が接続されている。
このゲ゛−ト回路11は、ゲート34とカソード35と
の間に抵抗38と図示極性のダイオード39とを直列に
接続するとともに前記抵抗38の両端間にコンデンサ4
0を接続したものとなっている。
このような構成であると、サイリスタ33がターンオフ
している期間に第5図aに示すようにある上昇率をもっ
た順方向の電圧がアノード・カソード間に印加されると
、コンデンサ40に流れる電流icはゲート・カソード
間の電圧の変化率に対応した電流となる。
つまりコンデンサ40の容量をCとし、ゲート・カソー
ド間の電圧をVGKとするとi。
=odv3Hとな6゜。ヵがっ□、ヨ、デ。i サCの容量が大きい程変位電流の多くをゲート34側に
分流させることができ、サイリスタ33のdv/dt耐
量を増加させることができる。
一方、抵抗38に流れる電流iFLは第5図Cに示すよ
うに印加電圧に比例し、かつ抵抗38の値Rに反比例し
たものとなる。
したがって、抵抗38の値Rを小さくすれば、それに応
じて変位電流の多くをゲート34側に分流させることが
でき、サイリスタ33のdv/dt耐量を増加させるこ
とができる。
そして、コンデンサ40を単独に設けた場合におけるそ
の容量Cとdv/dt耐量との関係は第6図A曲線で示
すようになり、また抵抗38を単独に設けた場合におけ
るその値Rとdv/dt耐量との関係は第6図B曲線で
示すようになる。
本発明においてはゲート・カソード間に抵抗38とコン
デンサ40とを並列に設けているので、同図2曲線で示
すようにそれぞれを単独に設けたときのdv/di耐量
以上のdv/dt耐量が得られる。
そして、この場合、第6図から明らかなようにコンデン
サ40の容量Cを増せば抵抗38の値Rをそれ程小さく
しなくても十分なdv/dt耐量が得られるので、ラッ
チング電流や保持電流の増加を招くことなくdv/dt
耐量を向上させることができる。
また、抵抗38の値をそれ程小さくする必要がないので
ゲート電力の不必要な増加を抑えることができ、また、
抵抗38を通して高温時におけるもれ電流をゲート34
側に分流させることができるので高温時における順方向
阻止耐圧特性も向上させることができる。
さらに、ゲート・カソード間に負電圧を印加したり、ス
イッチング素子を介在させる場合などに較べて回路構成
が簡単でかつ外部に接続されていないので電気絶縁も簡
単化できる利点もある。
またゲート・カソード間にコンデンサ40が接続されて
いるので、ゲート34に雑音が侵入した場合でも誤点弧
が起るのを防止できる。
なお、GTO,GAT等のサイリスクの場合、負のゲー
ト電流の立上りがコンデンサ40を通り、ターンオフタ
イムが大きくなり、特に大電力用のGTOでは許容最大
ターンオフ電流が減少する。
ダイオード39は上記した現象の発生を防止するための
ものである。
そして、このダイオード39としては、dv/dt効果
による変位電流の多くをゲート34側に分流させるため
、サイ9スタ38の順方向電圧降下より小さい値の順方
向電圧降下を有した、たとえばショットキィダイオード
等が用いられる。
また、正のゲート電流の一部は、コンデンサ40に分流
するが、正のゲート電流は負のゲート電流より一般に小
さいのでパルスを発生させるときハイヤゲート回路を採
用すれば少ない電力でコンデンサ40の存在によるオン
パルス電流の立上りの低下を防止できる。
第7図は本発明の実施例を示すもので、第4図と同一部
分は同一符号で示しである。
したがって、重複する部分の説明は省略する。
この実施例が第4図の原理構成と異なる点は、第1の抵
抗38の他にコンデンサ40への負のゲート電流による
充電の際の負荷となる第2の抵抗52を有すること、及
び第1のダイオード39の他にコンデンサ40への負の
ゲート電流による充電電荷の放電を防止する第2のダイ
オード51を抵抗38に直列に挿入していることにある
このような構成であると、今この回路をGTOに適用し
たものとすると、サイリスタ33に負のゲート電流を供
給して上記サイ9スタ33をターンオフさせたとき、負
のゲート電流供給期間を長めに設定しておけばコンデン
サ40は第8図aにも示すようにダイオード39のアノ
ード側がプラスになるように充電され、この充電電荷は
ダイオード51の存在によってそのまま維持される。
このため、サイリスタ33がターンオフしている期間に
おいては、ゲート・カソード間に常に負電圧が印加され
ていることになる。
従って先の原理説明で明らかにした抵抗38とコンデン
サ40による変位電流の分流効果が、このコンデンサ4
0による負電圧で倍加され、dv/dt効果によって生
じた変位電流をなお一層ゲート34側へ分流させること
ができ、d v / d を耐量を一層向上させること
ができる。
したがって、特にGTOなどのようにオン・オフ機能を
有するサイリスクに適用するとその効果が大きい。
以上詳述したように、本発明によれば簡単な構成である
にも拘わらず、確実にdv/dt耐量の向上化と高温時
における順方向阻止耐圧の向上化とを図れ、しかも使い
易いサイリスクのゲート回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は普通のサイ9スタの縦断面図、第2図はGTO
の縦断面図、第3図a、b、cはそれぞれdv/dt耐
量を増加させる従来の手段を説明するための図、第4図
は本発明の一実施例の構成説明図、第5図は同実施例の
作用を説明するための図、第6図は同実施例のdv/d
t耐量を説明するための図、第7図は本発明の他の実施
例の構成説明図、第8図は同実施例の作用を説明するた
めの図である。 33・・・・・・サイリスク、37,37a・・・・・
・ゲート回路、38・・・・・・第1の抵抗、39・・
・・・・第1のダイオード、40・・・・・・コンデン
サ、51・・・・・・第2のダイオード、52・・・・
・・第2の抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ゲートターンオフサイリスクのゲートに一端が接続
    されたコンデンサと、このコンデンサの他端にアノード
    が接続されカソードが前記ゲートターンオフサイリスク
    のカソードに接続された、ゲートターンオフサイリスタ
    の順方向電圧降下より小さい順方向電圧降下を有する第
    1のダイオードと、前記ゲートターンオフサイリスタの
    ゲ゛−トにアノードが接続された第2のダイオードと、
    この第2のダイオードのカソードと前記第4のダイオー
    ドのアノードとの間に接続された第1の抵抗と、前記第
    1のダイオードに並列接続された第2の抵抗とを備えた
    ことを特徴とするゲートターンオフサイリスタのゲート
    回路。
JP50147702A 1975-12-11 1975-12-11 ゲ−トタ−ンオフサイリスタのゲ−ト回路 Expired JPS5858900B2 (ja)

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JPS5271162A JPS5271162A (en) 1977-06-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5621462U (ja) * 1979-07-27 1981-02-25
US4250409A (en) * 1979-12-28 1981-02-10 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Control circuitry using a pull-down transistor for high voltage field terminated diode solid-state switches
JPS56501861A (ja) * 1979-12-28 1981-12-17
JPS58100540A (ja) * 1981-12-11 1983-06-15 Hitachi Ltd 呼出し信号送出回路

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JPS5271162A (en) 1977-06-14

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