JPH08213639A - 電子ドナーを有する半導体ダイオード - Google Patents
電子ドナーを有する半導体ダイオードInfo
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- JPH08213639A JPH08213639A JP7279220A JP27922095A JPH08213639A JP H08213639 A JPH08213639 A JP H08213639A JP 7279220 A JP7279220 A JP 7279220A JP 27922095 A JP27922095 A JP 27922095A JP H08213639 A JPH08213639 A JP H08213639A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/68—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
- H01L29/76—Unipolar devices, e.g. field effect transistors
- H01L29/772—Field effect transistors
- H01L29/78—Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
- H01L29/7801—DMOS transistors, i.e. MISFETs with a channel accommodating body or base region adjoining a drain drift region
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- H01L29/72—Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals
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- H01L29/7391—Gated diode structures
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高いdI/dt値及び高い電圧を問題なく取
り扱うことのできる新規なダイオードを提供する。 【解決手段】 アノード側の主面(3) に電子注入手段を
有したダイオード(1) が提供される。逆電流ピークを通
過した後に、この手段はアノードエミッタに電子を注入
する。これは、ホールを補償し、雪崩ブレークダウンを
引き起こす動的なフィールドオーバーシュートの危険性
を低減する。電子注入手段は、nチャンネルMOSセル
を備えているのが好ましい。本発明のダイオードでは高
い電圧及び高いdI/dt値を安全に取り扱うことがで
きる。本発明によるダイオードは、コンバータ回路構成
体におけるフリーホイールダイオードとして好ましく使
用される。
り扱うことのできる新規なダイオードを提供する。 【解決手段】 アノード側の主面(3) に電子注入手段を
有したダイオード(1) が提供される。逆電流ピークを通
過した後に、この手段はアノードエミッタに電子を注入
する。これは、ホールを補償し、雪崩ブレークダウンを
引き起こす動的なフィールドオーバーシュートの危険性
を低減する。電子注入手段は、nチャンネルMOSセル
を備えているのが好ましい。本発明のダイオードでは高
い電圧及び高いdI/dt値を安全に取り扱うことがで
きる。本発明によるダイオードは、コンバータ回路構成
体におけるフリーホイールダイオードとして好ましく使
用される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ダイオード
の分野に係る。より詳細には、本発明は、コンバータ回
路構成体のためのフリーホイール(自由輪)ダイオード
に係る。
の分野に係る。より詳細には、本発明は、コンバータ回
路構成体のためのフリーホイール(自由輪)ダイオード
に係る。
【0002】
【従来の技術】プロシーディングズ・オブ・ザ・ISP
SD、第199−204頁、IEEE1993に掲載さ
れたM.メロトラ及びB.J.バリガ著の「高電圧電力
用整流器構造体の比較(Comparison of High Voltage Po
wer Rectifier Structures) 」と題する論文は、高電圧
ダイオードの種々の構造を述べている。PiN、P−i
N、MPS、SSD、SPEED及びSFD設計による
ダイオードが比較されている。特に、電流転流中の逆電
流の問題が調査されている。
SD、第199−204頁、IEEE1993に掲載さ
れたM.メロトラ及びB.J.バリガ著の「高電圧電力
用整流器構造体の比較(Comparison of High Voltage Po
wer Rectifier Structures) 」と題する論文は、高電圧
ダイオードの種々の構造を述べている。PiN、P−i
N、MPS、SSD、SPEED及びSFD設計による
ダイオードが比較されている。特に、電流転流中の逆電
流の問題が調査されている。
【0003】このようなダイオードは、カソード側の主
面とアノード側の主面との間にn型ドープの半導体基体
を備え、この基体へはアノード側の主面から強くp型ド
ープされたアノードエミッタが拡散されると共に、カソ
ード側の主面から強くn型ドープされたカソードエミッ
タが拡散される。アノード及びカソードは、対応する主
面を覆う金属層によって形成される。
面とアノード側の主面との間にn型ドープの半導体基体
を備え、この基体へはアノード側の主面から強くp型ド
ープされたアノードエミッタが拡散されると共に、カソ
ード側の主面から強くn型ドープされたカソードエミッ
タが拡散される。アノード及びカソードは、対応する主
面を覆う金属層によって形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近代的なコンバータに
おいては、フリーホイールダイオードが、特に、電流の
転流中に電流及び電圧の高い変化率においてしばしば欠
陥を生じる。従って、現代のフリーホイールダイオード
では、半導体スイッチだけでなくフリーホイールダイオ
ードも受動的な保護回路で強力に保護されねばならなく
なる。これは、ダイオードの蓄積電荷が、ターンオフ
(電流の転流)中に、良く知られた逆電流ピークを生じ
るためである。GTO用の現代のフリーホイールダイオ
ードの場合には、電流変化が約300A/sを越えては
ならない。
おいては、フリーホイールダイオードが、特に、電流の
転流中に電流及び電圧の高い変化率においてしばしば欠
陥を生じる。従って、現代のフリーホイールダイオード
では、半導体スイッチだけでなくフリーホイールダイオ
ードも受動的な保護回路で強力に保護されねばならなく
なる。これは、ダイオードの蓄積電荷が、ターンオフ
(電流の転流)中に、良く知られた逆電流ピークを生じ
るためである。GTO用の現代のフリーホイールダイオ
ードの場合には、電流変化が約300A/sを越えては
ならない。
【0005】GTOよりも高速である将来のMOS制御
半導体スイッチ(例えば、ブロッキング電圧が2.5k
Vないし4.5Vの高電圧IGBT)の場合には、これ
らの問題が更に重大なものとなる。IGBTは、非常に
高いdI/dt値でも確実に取り扱うことのできる比較
的高速なスイッチである。しかしながら、これは、フリ
ーホイールダイオードの負荷を増加する。更に、コスト
面の理由で、保護回路(スナバ)なしにフリーホイール
ダイオードを動作できることも所望される。これによ
り、とりわけ、ブロッキング電圧が1600Vまでの高
速IGBTで動作するように調整された最適なダイオー
ド設計が生み出された(例えば、上記文献のSPEED
設計を参照されたい)。
半導体スイッチ(例えば、ブロッキング電圧が2.5k
Vないし4.5Vの高電圧IGBT)の場合には、これ
らの問題が更に重大なものとなる。IGBTは、非常に
高いdI/dt値でも確実に取り扱うことのできる比較
的高速なスイッチである。しかしながら、これは、フリ
ーホイールダイオードの負荷を増加する。更に、コスト
面の理由で、保護回路(スナバ)なしにフリーホイール
ダイオードを動作できることも所望される。これによ
り、とりわけ、ブロッキング電圧が1600Vまでの高
速IGBTで動作するように調整された最適なダイオー
ド設計が生み出された(例えば、上記文献のSPEED
設計を参照されたい)。
【0006】例えば、短いキャリア寿命によって蓄積電
荷を最小にすると、一般に、逆電流ピークが低下する。
例えば、SPEED設計によって可能となる平らなプラ
ズマプロファイルによって迅速な電圧の立上り、ひいて
は、短時間の転流プロセスを実現することができる。し
かし、たとえ蓄積電荷を最小にしそして逆電流ピークを
制限する全ての可能性が利用されたとしても、このよう
な最適なダイオードの場合の電力ロスは、ダイオードの
雪崩ブレークダウンが起こり得るような高い値に上昇す
る。
荷を最小にすると、一般に、逆電流ピークが低下する。
例えば、SPEED設計によって可能となる平らなプラ
ズマプロファイルによって迅速な電圧の立上り、ひいて
は、短時間の転流プロセスを実現することができる。し
かし、たとえ蓄積電荷を最小にしそして逆電流ピークを
制限する全ての可能性が利用されたとしても、このよう
な最適なダイオードの場合の電力ロスは、ダイオードの
雪崩ブレークダウンが起こり得るような高い値に上昇す
る。
【0007】そこで、本発明の1つの目的は、何ら困難
を伴わずに、特に、雪崩ブレークダウンの危険性を高め
ることなく、高いdI/dt値及び高電圧を取り扱うこ
とのできる新規なダイオードを提供することである。
を伴わずに、特に、雪崩ブレークダウンの危険性を高め
ることなく、高いdI/dt値及び高電圧を取り扱うこ
とのできる新規なダイオードを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、最初に述べ
た形式のダイオードの場合に、請求項1に記載の特徴に
よって達成される。
た形式のダイオードの場合に、請求項1に記載の特徴に
よって達成される。
【0009】それ故、本発明の要旨は、電流の転流中に
電子の注入を可能にするように設計された電子注入手段
をアノード側の主面に設けることにある。
電子の注入を可能にするように設計された電子注入手段
をアノード側の主面に設けることにある。
【0010】本発明による設計は、次の物理的な事実及
び観点に基づく。即ち、ダイオードについての研究によ
り、電力ロスの最大値は、最大の電流密度で生じるので
はなく、低い値の領域で生じることが分かった。逆電流
ピークは、順方向電流密度に大きく左右されないので、
低い順方向電流密度では蓄積電荷がより迅速に減少す
る。その結果、迅速な電圧増加が生じる。逆電流ピーク
と電力ロスピークは同じ時点で生じるのではなく短い遅
延で生じるという事実は、注目に値する。電力ロスピー
クは、dI/dtの正の値の領域において生じる。ダイ
オード電圧の極性が反転した後に、アノードを経て空間
電荷ゾーンを通ってホールが引き出され、一方、n+型
エミッタを経てカソードに電子が戻される。従って、ホ
ールによって生じるアノードの動的フィールドオーバー
シュートがダイオードのブレークダウンの役目を果たす
(この現象は「動的雪崩」という語で知られている)。
この動的なブレークダウンは、約300ないし500k
W/cm2 のピーク電力ロスにおいて生じる。
び観点に基づく。即ち、ダイオードについての研究によ
り、電力ロスの最大値は、最大の電流密度で生じるので
はなく、低い値の領域で生じることが分かった。逆電流
ピークは、順方向電流密度に大きく左右されないので、
低い順方向電流密度では蓄積電荷がより迅速に減少す
る。その結果、迅速な電圧増加が生じる。逆電流ピーク
と電力ロスピークは同じ時点で生じるのではなく短い遅
延で生じるという事実は、注目に値する。電力ロスピー
クは、dI/dtの正の値の領域において生じる。ダイ
オード電圧の極性が反転した後に、アノードを経て空間
電荷ゾーンを通ってホールが引き出され、一方、n+型
エミッタを経てカソードに電子が戻される。従って、ホ
ールによって生じるアノードの動的フィールドオーバー
シュートがダイオードのブレークダウンの役目を果たす
(この現象は「動的雪崩」という語で知られている)。
この動的なブレークダウンは、約300ないし500k
W/cm2 のピーク電力ロスにおいて生じる。
【0011】従って、ターンオフ中即ち電流の転流中に
アノード側から制御されたやり方で更に電子を注入する
ことのできるダイオード構造体が望まれる。電子の負の
電荷は、ホールの正の電荷の一部分を補償する。従っ
て、動的なフィールドオーバーシュートを実質的に減少
し、本質的にドープレベルのみで電界レベルを支配する
ことができる。
アノード側から制御されたやり方で更に電子を注入する
ことのできるダイオード構造体が望まれる。電子の負の
電荷は、ホールの正の電荷の一部分を補償する。従っ
て、動的なフィールドオーバーシュートを実質的に減少
し、本質的にドープレベルのみで電界レベルを支配する
ことができる。
【0012】この電子ドナーは、MOS制御電極(ゲー
ト)によって制御されるのが好ましい。アノード側の主
面に制御可能な電子注入手段を備えた好ましい構造体
は、本発明により、その点に、少なくとも1つのnチャ
ンネルMOSセルを有する。
ト)によって制御されるのが好ましい。アノード側の主
面に制御可能な電子注入手段を備えた好ましい構造体
は、本発明により、その点に、少なくとも1つのnチャ
ンネルMOSセルを有する。
【0013】上記MOSセルは、ダイオードの強くp型
ドープされたアノードエミッタを井戸状の領域として設
計することによりこのアノードエミッタに一体化するこ
とができ、半導体基体は、2つの隣接するアノードエミ
ッタ領域間でアノード側の主面へと貫通する。次いで、
MOSセルは、アノードエミッタ領域の2つの周囲に配
置された強くn型ドープされた短絡領域によって形成さ
れる。その上部に配置されるのは、各々の場合にアノー
ドエミッタ領域の1つの短絡領域から、主面へと貫通す
る半導体基体を経て、隣接するアノードエミッタ領域の
短絡領域へと延びる制御電極である。
ドープされたアノードエミッタを井戸状の領域として設
計することによりこのアノードエミッタに一体化するこ
とができ、半導体基体は、2つの隣接するアノードエミ
ッタ領域間でアノード側の主面へと貫通する。次いで、
MOSセルは、アノードエミッタ領域の2つの周囲に配
置された強くn型ドープされた短絡領域によって形成さ
れる。その上部に配置されるのは、各々の場合にアノー
ドエミッタ領域の1つの短絡領域から、主面へと貫通す
る半導体基体を経て、隣接するアノードエミッタ領域の
短絡領域へと延びる制御電極である。
【0014】ホールによって生じるフィールドオーバー
シュートを減少するために、MOSセルのnチャンネル
は、例えば、逆電流ピークの後に数分の1μs間だけ開
放される。これは、アノードに対して正の約15Vの電
圧を制御電極に印加することにより達成することができ
る。ダイオードのカソードは、逆転状態のもとではアノ
ードに対して正であるから、電子は、カソードの方向
に、ひいては、アノードに向かって流れるホールとは逆
の方向に流出する。従って、正のホール電荷に必要とさ
れる中性化が達成され、電界の減少を得ることができ
る。
シュートを減少するために、MOSセルのnチャンネル
は、例えば、逆電流ピークの後に数分の1μs間だけ開
放される。これは、アノードに対して正の約15Vの電
圧を制御電極に印加することにより達成することができ
る。ダイオードのカソードは、逆転状態のもとではアノ
ードに対して正であるから、電子は、カソードの方向
に、ひいては、アノードに向かって流れるホールとは逆
の方向に流出する。従って、正のホール電荷に必要とさ
れる中性化が達成され、電界の減少を得ることができ
る。
【0015】本発明によるフリーホイールダイオード
は、半導体スイッチを含むコンバータ回路構成体のフリ
ーホイールダイオードとして使用されるのが好ましい。
フリーホイールダイオードは、半導体スイッチに対して
逆平行に配置され、半導体スイッチの逆方向に流れる電
流を引き継ぐ。本発明によるダイオードを動作しそして
駆動するために、約15Vの所要の制御電圧を発生して
これを正しい時点で制御電極に印加する個別の制御ユニ
ットを設けることができる。明らかに、ダイオード用の
この制御ユニットは、いかなる場合にも半導体スイッチ
に対して既に存在するものに一体化することができる。
は、半導体スイッチを含むコンバータ回路構成体のフリ
ーホイールダイオードとして使用されるのが好ましい。
フリーホイールダイオードは、半導体スイッチに対して
逆平行に配置され、半導体スイッチの逆方向に流れる電
流を引き継ぐ。本発明によるダイオードを動作しそして
駆動するために、約15Vの所要の制御電圧を発生して
これを正しい時点で制御電極に印加する個別の制御ユニ
ットを設けることができる。明らかに、ダイオード用の
この制御ユニットは、いかなる場合にも半導体スイッチ
に対して既に存在するものに一体化することができる。
【0016】特に安価な変形構成は、ダイオードのため
の個別の制御ユニットに代わって、アノード電流路にイ
ンダクタンスを接続したものである。このようなインダ
クタンスは、理想的な場合にはボンディングワイヤのイ
ンダクタンスによって既に与えられているもので、電流
変化率dI/dtに比例する電圧を発生する。アノード
に対するこの電圧の極性は、本発明によるダイオードの
制御電極が、減少するダイオード電流の領域において、
即ち逆電流ピークに到達する時点まで、負の極性とされ
るようなものである。逆電流ピークを通過した後は、誘
起される電圧の極性が変化し、その結果、正の電圧が制
御電極に付与される。この正の電圧は、ほぼ最大電力ロ
スの時点で確立される。従って、この電圧は、ホールに
よるフィールドオーバーシュート(動的な雪崩)に反作
用する所望の電子注入を生じさせる。
の個別の制御ユニットに代わって、アノード電流路にイ
ンダクタンスを接続したものである。このようなインダ
クタンスは、理想的な場合にはボンディングワイヤのイ
ンダクタンスによって既に与えられているもので、電流
変化率dI/dtに比例する電圧を発生する。アノード
に対するこの電圧の極性は、本発明によるダイオードの
制御電極が、減少するダイオード電流の領域において、
即ち逆電流ピークに到達する時点まで、負の極性とされ
るようなものである。逆電流ピークを通過した後は、誘
起される電圧の極性が変化し、その結果、正の電圧が制
御電極に付与される。この正の電圧は、ほぼ最大電力ロ
スの時点で確立される。従って、この電圧は、ホールに
よるフィールドオーバーシュート(動的な雪崩)に反作
用する所望の電子注入を生じさせる。
【0017】更に別の実施形態は、対応する従属請求項
から構成される。
から構成される。
【0018】かくて、本発明によるダイオードは、雪崩
ブレークダウンの危険性を伴うことなく高いdI/dt
値及び電圧を取り扱うことができる。
ブレークダウンの危険性を伴うことなく高いdI/dt
値及び電圧を取り扱うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明及びその効果は、添付図面
を参照した以下の詳細な説明より容易に明らかとなろ
う。全ての図面を通して同じ又は対応する部分が同じ参
照番号で示された添付図面について以下に説明する。
を参照した以下の詳細な説明より容易に明らかとなろ
う。全ての図面を通して同じ又は対応する部分が同じ参
照番号で示された添付図面について以下に説明する。
【0020】図1は、本発明によるダイオードの部分断
面図である。このダイオード1は、第1の主面2と第2
の主面3との間にn型ドープされた半導体基体4を備え
ている。この図において、n型ドープされた領域は左上
から右下へ陰影付けされ、p型ドープされた領域は二重
の線で陰影付けされ、金属化領域は右上から左下へ延び
る線で陰影付けされている。半導体領域では、陰影の濃
度がドープ密度にほぼ対応する。
面図である。このダイオード1は、第1の主面2と第2
の主面3との間にn型ドープされた半導体基体4を備え
ている。この図において、n型ドープされた領域は左上
から右下へ陰影付けされ、p型ドープされた領域は二重
の線で陰影付けされ、金属化領域は右上から左下へ延び
る線で陰影付けされている。半導体領域では、陰影の濃
度がドープ密度にほぼ対応する。
【0021】n+ドープされたカソードエミッタ8は、
第1の主面2から半導体基体4へと拡散され、そしてp
+ドープされたアノードエミッタ9は、主面3から基体
4へと拡散される。対応する電極、カソード7及びアノ
ード6は、関連エミッタ8及び9を各々覆う金属層5に
よって形成される。
第1の主面2から半導体基体4へと拡散され、そしてp
+ドープされたアノードエミッタ9は、主面3から基体
4へと拡散される。対応する電極、カソード7及びアノ
ード6は、関連エミッタ8及び9を各々覆う金属層5に
よって形成される。
【0022】本発明によれば、アノードエミッタ9は、
アノード電極6の金属化部分5が接触する少なくとも1
つの井戸型領域を備えている。半導体基体4は、2つの
隣接するアノードエミッタ領域9間で第2の主面3へと
貫通する。本発明にとって重要なものは、井戸型アノー
ドエミッタ領域9の両側に配置されたn+ドープの短絡
領域10である。この短絡領域10と、2つの隣接する
アノードエミッタ領域9間で第2の主面3へと貫通する
半導体基体4は、絶縁式に配置された制御電極11がま
たいでいる。絶縁材15(図1の点々領域)は、例え
ば、SiO2 より成り、そして制御電極は、例えば、ポ
リシリコンより成る。周囲から短絡領域10へ延び且つ
制御電極11がまたいでいるアノードエミッタ9の部分
は、以下、チャンネル領域と称する。ここで、アノード
に対して正の電圧が制御電極に印加された場合には、チ
ャンネル領域にn型チャンネルが形成される。従って、
電子が注入される。それ故、アノードエミッタの本発明
による構造は、MOS制御式の電子注入ソースのように
機能する。
アノード電極6の金属化部分5が接触する少なくとも1
つの井戸型領域を備えている。半導体基体4は、2つの
隣接するアノードエミッタ領域9間で第2の主面3へと
貫通する。本発明にとって重要なものは、井戸型アノー
ドエミッタ領域9の両側に配置されたn+ドープの短絡
領域10である。この短絡領域10と、2つの隣接する
アノードエミッタ領域9間で第2の主面3へと貫通する
半導体基体4は、絶縁式に配置された制御電極11がま
たいでいる。絶縁材15(図1の点々領域)は、例え
ば、SiO2 より成り、そして制御電極は、例えば、ポ
リシリコンより成る。周囲から短絡領域10へ延び且つ
制御電極11がまたいでいるアノードエミッタ9の部分
は、以下、チャンネル領域と称する。ここで、アノード
に対して正の電圧が制御電極に印加された場合には、チ
ャンネル領域にn型チャンネルが形成される。従って、
電子が注入される。それ故、アノードエミッタの本発明
による構造は、MOS制御式の電子注入ソースのように
機能する。
【0023】本発明によるダイオード1のp+ドープさ
れたアノードエミッタ9は、最初に述べたSPEED設
計とは対照的に、非常に高い注入効率を有する。キャリ
アの寿命が電子に対して4μsそしてホールに対して1
μsしかない状態では、100A/cm2 の電流密度に
対して2Vの順方向電圧しか生じない。
れたアノードエミッタ9は、最初に述べたSPEED設
計とは対照的に、非常に高い注入効率を有する。キャリ
アの寿命が電子に対して4μsそしてホールに対して1
μsしかない状態では、100A/cm2 の電流密度に
対して2Vの順方向電圧しか生じない。
【0024】本発明によるダイオード1は、少なくとも
1つの半導体スイッチ12を含むコンバータ回路構成に
おいてフリーホイールダイオードとして有利に使用され
る。図2及び3は、このような回路構成体を示してい
る。半導体スイッチ12は、例えば、多相コンバータの
一部分を形成する。図示されたように、これはIGBT
であるが、他の形式の半導体スイッチも考えられる。
1つの半導体スイッチ12を含むコンバータ回路構成に
おいてフリーホイールダイオードとして有利に使用され
る。図2及び3は、このような回路構成体を示してい
る。半導体スイッチ12は、例えば、多相コンバータの
一部分を形成する。図示されたように、これはIGBT
であるが、他の形式の半導体スイッチも考えられる。
【0025】本発明によるダイオード1を駆動するため
に機能的に個別の駆動ユニット14が設けられる(図
2)。同時に、この駆動ユニットが半導体スイッチ12
の既に存在する考えられる駆動ユニット14に物理的に
一体化されるかどうかは重要でない。半導体スイッチが
例えばIGBTモジュールである場合には、一体化する
のが好都合である。というのは、ある状態のもとでは、
ダイオードが既にIGBTモジュールに一体化されてい
るからである。ダイオードの制御機能は、例えば拡張A
SICにおいて、IGBTの制御機能と組み合わせるこ
とができる。
に機能的に個別の駆動ユニット14が設けられる(図
2)。同時に、この駆動ユニットが半導体スイッチ12
の既に存在する考えられる駆動ユニット14に物理的に
一体化されるかどうかは重要でない。半導体スイッチが
例えばIGBTモジュールである場合には、一体化する
のが好都合である。というのは、ある状態のもとでは、
ダイオードが既にIGBTモジュールに一体化されてい
るからである。ダイオードの制御機能は、例えば拡張A
SICにおいて、IGBTの制御機能と組み合わせるこ
とができる。
【0026】ダイオードのための駆動ユニットがどこに
設けられるに係わりなく、その機能は、いかなる場合に
も、アノード電位に対して正の電圧(約15V)を逆電
流ピークの短時間後にダイオードの制御電極に印加する
ようにしなければならない。その結果、電流の転流中に
所望の電子注入を与える導通n型チャンネルがチャンネ
ル領域に形成される。
設けられるに係わりなく、その機能は、いかなる場合に
も、アノード電位に対して正の電圧(約15V)を逆電
流ピークの短時間後にダイオードの制御電極に印加する
ようにしなければならない。その結果、電流の転流中に
所望の電子注入を与える導通n型チャンネルがチャンネ
ル領域に形成される。
【0027】正の電圧を印加する時間は、逆電流ピーク
に基づく。全電圧は、一般に、逆電流ピークを通過した
50nsないし100ns後に既に存在する。遅くとも
この時点で電圧を印加しなければならない。
に基づく。全電圧は、一般に、逆電流ピークを通過した
50nsないし100ns後に既に存在する。遅くとも
この時点で電圧を印加しなければならない。
【0028】更に安価な変形態様及び回路の複雑さに関
してより簡単な態様は、ダイオード1のための個別の駆
動ユニット14に代わってアノード経路にインダクタン
ス13のみが接続されたというものである(図3)。電
流変化dI/dtに比例する電圧が上記インダクタンス
13間に誘起される。ダイオード1がモジュールハウジ
ングに一体化される場合には、ダイオードの電極をモジ
ュールのリードに接続するボンディングワイヤが正確に
必要なインダクタンスを与える。この場合には個別のイ
ンダクタンスを省略することができる。誘起される電圧
の極性は、減少するダイオード電流の領域において、即
ち逆電流ピークに到達する時点までは、制御電極が負に
極性付けされるようなものである。逆電流ピークを通過
した後に電流の方向が変化するや否や、誘起される電圧
の極性が変化し、ダイオードの制御電極に正の電圧が印
加される。電圧増加率は通常限度があるので、これは、
特に、電力ロスが最大の時点で行われる。従って、最適
な時点で所望の電子注入が自動的にトリガーされる。
してより簡単な態様は、ダイオード1のための個別の駆
動ユニット14に代わってアノード経路にインダクタン
ス13のみが接続されたというものである(図3)。電
流変化dI/dtに比例する電圧が上記インダクタンス
13間に誘起される。ダイオード1がモジュールハウジ
ングに一体化される場合には、ダイオードの電極をモジ
ュールのリードに接続するボンディングワイヤが正確に
必要なインダクタンスを与える。この場合には個別のイ
ンダクタンスを省略することができる。誘起される電圧
の極性は、減少するダイオード電流の領域において、即
ち逆電流ピークに到達する時点までは、制御電極が負に
極性付けされるようなものである。逆電流ピークを通過
した後に電流の方向が変化するや否や、誘起される電圧
の極性が変化し、ダイオードの制御電極に正の電圧が印
加される。電圧増加率は通常限度があるので、これは、
特に、電力ロスが最大の時点で行われる。従って、最適
な時点で所望の電子注入が自動的にトリガーされる。
【0029】図1は、本発明によるダイオード1の一部
分のみを示している。しかし、使用できるダイオードと
しては、図示された複数のセルが必要である。転流中に
p+型アノードエミッタ9によって高いホール電流密度
を収集しなければならないので、電力用MOSFETの
場合のように、半導体基体4、アノードエミッタ9及び
短絡領域10により形成された寄生的n−p−n構造体
をトリガーするおそれがある。このため、選択されるセ
ル間隔、即ち2つの井戸型アノードエミッタ領域9の間
隔は、IGBTの場合より著しく小さくなければならな
い。しかしながら、あまりに小さいセル間隔は回避しな
ければならない。というのは、JFET効果によって電
子の放出が更に困難になり、完全に防止されることもあ
るからである。テストされたダイオードに関しては、約
50μmのセル間隔が最適であると分かった。
分のみを示している。しかし、使用できるダイオードと
しては、図示された複数のセルが必要である。転流中に
p+型アノードエミッタ9によって高いホール電流密度
を収集しなければならないので、電力用MOSFETの
場合のように、半導体基体4、アノードエミッタ9及び
短絡領域10により形成された寄生的n−p−n構造体
をトリガーするおそれがある。このため、選択されるセ
ル間隔、即ち2つの井戸型アノードエミッタ領域9の間
隔は、IGBTの場合より著しく小さくなければならな
い。しかしながら、あまりに小さいセル間隔は回避しな
ければならない。というのは、JFET効果によって電
子の放出が更に困難になり、完全に防止されることもあ
るからである。テストされたダイオードに関しては、約
50μmのセル間隔が最適であると分かった。
【0030】本発明によるダイオードは、特に高い電圧
(約1200V以上)に適するようにしなければならな
いから、約1ないし2・1014cm-3のドープレベルを
もつ半導体基体4の場合には典型的な厚みが>100μ
mとなる。従って、カソードエミッタ8は、>1017c
m-3の典型的なドープレベルとなる。アノード側の絶縁
層15は、酸化物厚みが約100μmである。井戸型ア
ノードエミッタ領域9の典型的な値は、周囲の密度が約
1019cm-3で、深さが約5μmである。短絡領域10
は、1019cm-3でドープされるのが好ましい。アノー
ドエミッタ9の領域の金属化部分5に対する窓開口は、
通常、10ないし20μmである。
(約1200V以上)に適するようにしなければならな
いから、約1ないし2・1014cm-3のドープレベルを
もつ半導体基体4の場合には典型的な厚みが>100μ
mとなる。従って、カソードエミッタ8は、>1017c
m-3の典型的なドープレベルとなる。アノード側の絶縁
層15は、酸化物厚みが約100μmである。井戸型ア
ノードエミッタ領域9の典型的な値は、周囲の密度が約
1019cm-3で、深さが約5μmである。短絡領域10
は、1019cm-3でドープされるのが好ましい。アノー
ドエミッタ9の領域の金属化部分5に対する窓開口は、
通常、10ないし20μmである。
【0031】それ故、本発明によるダイオードは、高い
電圧及びdI/dt値を安全に取り扱うことのできる構
造を有する。
電圧及びdI/dt値を安全に取り扱うことのできる構
造を有する。
【0032】上記技術に鑑み、本発明において多数の変
更や修正が考えられる。それ故、特許請求の範囲内で、
本発明は、上記とは異なる仕方でも実施できることを理
解されたい。
更や修正が考えられる。それ故、特許請求の範囲内で、
本発明は、上記とは異なる仕方でも実施できることを理
解されたい。
【図1】本発明によるダイオードの一部分を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明によるダイオードを使用できる回路構成
体を示す図である。
体を示す図である。
【図3】本発明によるダイオードに適した更に別の回路
構成体を示す図である。
構成体を示す図である。
1 半導体ダイオード 2 第1主面 3 第2主面 4 半導体基体 5 金属層 6 アノード 7 カソード 8 カソードエミッタ 9 アノードエミッタ 10 短絡領域 11 制御電極 12 半導体スイッチ 13 インダクタンス 14 制御ユニット 15 絶縁層
Claims (7)
- 【請求項1】 第1及び第2の主面(2,3) 間のn型ドー
プされた半導体基体(4) と、上記第1の主面(2) を覆う
金属層(5) によって形成されたカソード(7)と、上記第
2の主面(3) を覆う金属層(5) によって形成されたアノ
ード(6) と、上記第1の主面(2) から上記半導体基体
(4) へ拡散されたn型ドープされたカソードエミッタ
(8) と、上記第2の主面(3) から上記半導体基体(4) へ
拡散されたp型ドープされたアノードエミッタ(9) とを
備えたコンバータ回路構成用の半導体ダイオード(1) 、
特にフリーホイールダイオードにおいて、電流転流中に
電子を注入するように構成された電子注入手段が上記第
2の主面(3) に設けられたことを特徴とする半導体ダイ
オード。 - 【請求項2】 上記電子注入手段は、少なくとも1つの
nチャンネルMOSセルを備えている請求項1に記載の
ダイオード。 - 【請求項3】 上記アノードエミッタ(9) は、複数のp
型ドープされた井戸状領域を備え、上記半導体基体(4)
は、2つの隣接する井戸状領域間で上記第2の主面(3)
へと貫通しており、上記MOSセルは、上記井戸状アノ
ードエミッタ領域(9) へと拡散されたn型ドープされた
短絡領域(10)を備え、該短絡領域は、上記第2の主面
(3) の上部に絶縁式に配置された制御電極(11)によりカ
バーされる請求項2に記載のダイオード。 - 【請求項4】 少なくとも1つの半導体スイッチ(12)、
特にIGBTと、この半導体スイッチ(12)に逆並列に接
続されたフリーホイールダイオードとを備えたコンバー
タ回路構成体において、請求項1ないし3のいずれかに
記載のダイオード(1) がフリーホイールダイオードとし
て使用されることを特徴とするコンバータ回路構成体。 - 【請求項5】 上記ダイオード(1) の制御電極(10)は制
御ユニット(14)に接続され、該制御ユニットは、転流中
にアノード(6) に対して正の電圧を制御電極(10)に印加
するように構成される請求項3に記載のダイオードを含
む請求項4に記載のコンバータ回路構成体。 - 【請求項6】 上記アノード(6) は、インダクタンス(1
3)を通して半導体スイッチ(12)に接続され、そして上記
制御電極(11)は、半導体スイッチ(12)に直結される請求
項3に記載のダイオードを含む請求項4に記載のコンバ
ータ回路構成体。 - 【請求項7】 上記ダイオード(1) は、アノードリー
ド、カソードリード及び制御リードを有するハウジング
に一体化され、そして上記インダクタンス(13)は、上記
アノード(6) をアノードリードに接続する接続ワイヤに
よって形成される請求項6に記載のコンバータ回路構成
体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4438896:9 | 1994-10-31 | ||
DE4438896A DE4438896A1 (de) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | Halbleiterdiode mit Elektronenspender |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08213639A true JPH08213639A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=6532152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7279220A Pending JPH08213639A (ja) | 1994-10-31 | 1995-10-26 | 電子ドナーを有する半導体ダイオード |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5619047A (ja) |
EP (1) | EP0709899A3 (ja) |
JP (1) | JPH08213639A (ja) |
CN (1) | CN1130809A (ja) |
DE (1) | DE4438896A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012050065A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-03-08 | Denso Corp | 駆動制御装置 |
JP2013165498A (ja) * | 2010-07-29 | 2013-08-22 | Denso Corp | 駆動制御装置 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19750827A1 (de) * | 1997-11-17 | 1999-05-20 | Asea Brown Boveri | Leistungshalbleiterbauelement mit Emitterinjektionssteuerung |
US6797992B2 (en) * | 2001-08-07 | 2004-09-28 | Fabtech, Inc. | Apparatus and method for fabricating a high reverse voltage semiconductor device |
DE10334797B3 (de) * | 2003-07-30 | 2005-05-25 | Infineon Technologies Ag | Halbleiterbauelement mit einer einen p- oder n-Kanal Transistor aufweisenden Feldstoppschicht |
DE102008045410B4 (de) * | 2007-09-05 | 2019-07-11 | Denso Corporation | Halbleitervorrichtung mit IGBT mit eingebauter Diode und Halbleitervorrichtung mit DMOS mit eingebauter Diode |
JP4840482B2 (ja) * | 2008-10-14 | 2011-12-21 | 株式会社デンソー | 半導体装置 |
US8592903B2 (en) | 2008-11-26 | 2013-11-26 | Infineon Technologies Austria Ag | Bipolar semiconductor device and manufacturing method |
JP5333342B2 (ja) | 2009-06-29 | 2013-11-06 | 株式会社デンソー | 半導体装置 |
US10566462B2 (en) | 2009-07-30 | 2020-02-18 | Infineon Technologies Austria Ag | Bipolar semiconductor device and manufacturing method |
DE102021208810A1 (de) | 2021-08-12 | 2023-02-16 | Zf Friedrichshafen Ag | Schaltungsanordnung für parallel geschaltete Leistungshalbleiter, sowie Elektronikmodul |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58125873A (ja) * | 1982-01-22 | 1983-07-27 | Hitachi Ltd | 絶縁ゲ−ト形半導体装置 |
DE3631136A1 (de) * | 1986-09-12 | 1988-03-24 | Siemens Ag | Diode mit weichem abrissverhalten |
DE3633161A1 (de) * | 1986-09-30 | 1988-04-07 | Licentia Gmbh | Halbleiterbauelement mit einer anodenseitigen p-zone und einer anliegenden schwach dotierten n-basiszone |
JPH03238871A (ja) * | 1990-02-15 | 1991-10-24 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JPH05315618A (ja) * | 1992-05-01 | 1993-11-26 | Fuji Electric Co Ltd | 絶縁ゲート型半導体装置 |
JP2948985B2 (ja) * | 1992-06-12 | 1999-09-13 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置 |
JPH06163907A (ja) * | 1992-11-20 | 1994-06-10 | Hitachi Ltd | 電圧駆動型半導体装置 |
-
1994
- 1994-10-31 DE DE4438896A patent/DE4438896A1/de not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-09-12 US US08/527,330 patent/US5619047A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-10-17 EP EP95810644A patent/EP0709899A3/de not_active Withdrawn
- 1995-10-26 JP JP7279220A patent/JPH08213639A/ja active Pending
- 1995-10-27 CN CN95118522A patent/CN1130809A/zh active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012050065A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-03-08 | Denso Corp | 駆動制御装置 |
JP2013165498A (ja) * | 2010-07-29 | 2013-08-22 | Denso Corp | 駆動制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4438896A1 (de) | 1996-05-02 |
CN1130809A (zh) | 1996-09-11 |
US5619047A (en) | 1997-04-08 |
EP0709899A2 (de) | 1996-05-01 |
EP0709899A3 (de) | 1996-07-31 |
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