JPS5831593B2 - デイスプレイ装置におけるカ−ソル表示制御方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子計算機の周辺装置やデータ通信端末装置
として使用されるキャラクタディスプレイ装置、とくに
陰極線管（以下ＣＲＴと略記する）上に表示する文字記
号に付するカーソルの表示制御方式に関する。

キャラクタディスプレイ装置は一般に伝送されて来た文
字や記号のデータ、あるいはけん盤より入力された文字
や記号のデータを記憶装置にいったん蓄積し、これを読
み出して文字の形に変換し、ＣＲＴの管面−ヒに繰り返
し表示する。

このとき、次に表示される文字や記号の位置にあらかじ
めカーソルを付すると便利である。

本発明の目的はキャラクタディスプレイ装置のＣＲＴ管
面上に大きい文字と小さい文字を混合して縦書きと横書
きで表示する際、大きい文字を表示するときには１ピツ
チのカーソルを付し、小さい文字を表示するときには半
ピツチのカーソルを付すことができるような新規なカー
ソル表示制御方式を提供することにある。

その目的を遠戚せしめるため、本発明はＣＲＴ管面上に
表示する文字を横書きと縦書きの二種に表示できるディ
スプレイ装置において、縦カーソル発生回路と、横カー
ソル発生回路と、これら２つのカーソル発生回路の出力
を１ピツチと半ピツチの長さに制御するカーソルパター
ン切替回路と、カーソルの表示位置を決める位置信号を
出力するカーソルアドレスレジスタとを備えたカーソル
データ発生回路を有し、該カーソルデータ発生回路から
出力されるカーソルデータを文字パターンデータに重畳
してＣＲＴ管面上に表示される文字パターンに長短二種
の何れかのカーソルを付加して表示することを特徴とす
るもので、以下実施例について詳細に説明する。

第１図乃至第４図は横書き、第５図乃至第９図は縦書き
の説明図であり、第１０図はカーソルデータ発生回路の
要部ブロック図であって、キーボードには図示しない“
Ａシフトキー）″及びｔｔＫシフトキー″を備えており
、ＩｔＡシフトキー″を押すことにより大形文字の表示
、’にシフトキー”を押すことにより小形文字の表示が
行われるものである。

この小形文字は漢字を除く文字例えば数字、アルファベ
ットの大文字、小文字、記号等があり、又大形文字は漢
字を含む全文字である。

先ず横書きの表示について説明する。

第１図乃至第４図は、キーボードからの入力によりＣＲ
Ｔ管面上に表示される横書き文字パターンの一部を示す
ものであり、図中、Ａは１文字を表示する文字区画、Ｓ
は行間スペースである。

第１図は、ＣＲＴ管面上に“漢” “字” 〕ど′を文
字区画Ａ内に表示したところである。

そしてｆｆｙｙの次の文字区画下の行間スペースＳ内に
は、１文字区画の横長に相当する長さのカーソルＣ１が
表示されている。

このように長いカーソルＣ２をＣＲＴ管面上に表示する
には、大形文字を表示するための”Ｋシフトキー”を押
圧する。

そしてこのカーソルＣ１は１文字区画の長さであるため
、）ト′の次に入力可能た文字は“文″と同じ大きさの
文字であることを示している。

第１図の状態で、たとえば“字”のキーを押圧すると、
カーソルＣ１の上に大きた文字の“字°′が文字区画内
に表示され、カーソルはＣ２となって第２図に示すよう
に１′字′″の隣りの文字区画下に表示される。

第２図の状態下で、“字”の次に表示する文字を小形の
ひらがａ ＠は”としたい場合には、まず、小形文字を
表示する゛′Ａシフトキー”を押圧すると、カーソルＣ
２は第３図においてＣ２で示すようにその長さが半分に
たり、次に入力可能な文字は小形文字であることを示す
。

そしてこの状態から゛は″のキーを押圧すると、第４図
の如く小形文字の°゛は”が″字″の次に表示され、カ
ーソルはＣ３となって”は”の次に移動する。

第３図乃至第９図は、ＣＲＴ管面上に表示される縦書き
文字パターンの一部を示すものであり、第５図は、ＣＲ
Ｔ管面上に゛′漢″パ字″゛′文″を文字区画Ａ内に縦
書きに表示したところである。

セして″文″の次の文字区画横の行間スペースＳ内には
、１文字区画の縦長に相当する長さのカーソルＣ７゜が
表示されている。

なお、″漢字文″を表示するためには、大形文字を表示
するためのｔｔＫシフトキー”を押圧する。

このため表示されるカーソルＣ１ｏも１文字の長さであ
る。

そして、このカーソルＣＩＯは１文字区画の長さである
ため、）ト′の次に入力可能な文字は°′文″と同じ大
きさの文字であることを示している。

第５図の状態で、たとえば１字″のキーを押圧すると、
カーソルＣ１ｏの左横に大きい文字パ字”が文字区画内
に表示され、カーソルＣＩＯは第６図に示すように“字
”の下の文字区画面構の行間スペース内にＣＩＯとして
表示される。

第６図の状態下で、１字″の次に表示する文字を”字″
の下側文字区画の左半分に小形の英文字ｔ（Ａｙｙを表
示したい場合に、まず小形文字を表示するｕＡ゛シフト
キー′″を抑圧すると、カーソノニ、。

は第７図においてＣＩＯ”で示す如く１文字の半分の長
さになり、次の文字区画横の行間スペースの上半分に表
示され、次の文字が小形文字で文字区画の左半分に表示
されることを示す。

即ち、１文字区画は、表示される文字が小形文字の場合
に左右半分づつにアドレスが割付けられているので、カ
ーソルＣ１ｏ”が第７図に示すように、文字区画の横の
行間スペースの上半分に表示されている場合は、小形文
字が１文字区画の左半分に表示され、カーソルＣ、ｏｔ
）が第８図に示すように、行間スペースの下半分に表示
されている場合は、小形文字は１文字区画の右半分に表
示される。

従って第７図の放電から次に１Ａ″のキーを押圧すると
、第８図の如く小形文字の“Ａ”が表示され、カーソル
Ｃ７ｏＷは行間スペースの下半分にＣ１ｏ″′のように
移動する。

この状態からｔｔＢ”のキーを押圧すると、第９図の如
く、ａｔＡ”の隣りにＱ Ｂ ｔｙが並んで表示され、
カーソルＣｔｔは次の文字区画隣りの行間スペース上側
に表示される。

さらに小形文字を同様に表示したい場合には、次に表示
したい文字キーを次々と押圧すれば、小形文字が文字区
画内に２つずつ並んで表示されるが、表示文字の大きさ
を大形文字で表示したいときには、ｔｔ Ｋシフトキー
”を押圧すれば、カーソルの長さは１文字の長さに変り
、次に表示可能な文字は大形文字であることを表示する
。

第１０図は前述の如きカーソル表示制御を行なうカーソ
ルデータ発生回路のブロック図である。

同図中、１はクロック信号の発振器、２は表示アドレス
カウンタ、３はインターフェース回路、５は一致検出回
路、６は縦カーソル発生回路、７は横カーソル発生回路
、８はカーソルパターン切替回路、９はゲート回路であ
る。

次に上述の如きカーソルデータ発生回路の動作について
説明する。

まず、キーボードあるいは中央処理装置から送られて来
るカーソルアドレスデータ、縦書き・横書き指定データ
、大形文字・小形文字指定データの各データは、インタ
ーフェース回路３に入力すれる。

カーソルアドレスデータはそのままカーソルアドレスレ
ジスタ４にセットされる。

一方縦書き・横書き指定データおよび大形文字・小形文
字指定データはそれぞれ縦カーソル発生回路６、横カー
ソル発生回路７、カーソルパターン切替回路８に入力さ
れ、該カーソルパターン切替回路８の出力は、縦カーソ
ル発生回路６からカーソルパターンがカーソルパターン
切替回路８に加えられ、インターフェース回路３から大
形文字指定データがカーソルパターン切替回路８に加え
られていれば、縦に長いカーソルパターン信号が出力さ
れ、小形文字指定データがカーソルパターン切替回路８
に加えられていれば、縦に半分の長さのカーソルパター
ン信号が出力される。

また横カーソル発生回路７からカーソルパターンがカー
ソルパターン切替回路８に加えられ、インターフェース
回路３から大形文字指定データがカーソルパターン切替
回路８に加えられていれば、横に長いカーソルパターン
信号が出力され、小形文字指定データがカーソルパター
ン切替回路８に加えられていれば、横に半分の長さのカ
ーソルパターン信号が出力される。

一方発振器１からのクロックは、表示アドレスカウンタ
２によって表示アドレスとなり、−数構出回路５に入力
される。

またカーソルアドレスレジスタ４の出力も同様に一致検
出回路５に入力されている。

一致検出回路５は表示アドレスカウンタ２とカーソルア
ドレスレジスタ４の内容を比較して一致したとき出力パ
ルスを出す。

これがカーソル表示のタイ□ングであり、ゲート回路９
の他の入力であるカーソルパターン切替回路３の出力と
同期がとられ、ゲート回路９の出力にカーソルビデオ信
号が発生する。

このカーソルビデオ信号は、他の回路で作られる文字パ
ターン用ビデオ信号あるいはけい線用ビデオ信号に重畳
されてＣＲＴに供給され、第１図乃至第９図に示される
ようなカーソル付きの画面をＣＲＴ管面上に表示させる
。

以上説明したように、本発明は、キーボードまたは中央
処理装置からの情報により、縦書きまたは横書きで表示
するとき、大形文字が指定されたときは、１ピンチの長
さのカーソルを付加して表示し、小形文字が指定された
ときは、半ピツチの長さのカーソルを付加して表示する
ものであるから、次に表示される文字が大形文字である
か、小形文字であるかを直ちに識別することができる。

またカーソルデータ発生回路は比較的簡単な構成である
から、ディスプレイ装置が特に複雑になることもなく、
コストアップも僅かですむことにたり、大形文字と小形
文字との表示において、カーソル表示により識別が容易
であるから、操作性を向上できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は横書き表示パターンにカーソルを付
した状態を説明するための説明図、第５図乃至第９図は
縦書き表示パターンにカーソルを付した状態を説明する
ための説明図、第１０図は本発明に係るカーソルデータ
発生回路のブロック図である。 図中、２は表示アドレスカウンタ、３はインタフェース
回路、４はカーソルアドレスレジスタ、５は一致検出回
路、６は縦カーソル発生回路、７は横カーソル発生回路
、８はカーソルパターン切替回路、９はゲート回路であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 陰極線管面上に表示する文字を横書きと縦書きの二
   種に表示できるディスプレイ装置において、縦カーソル
   発生回路と、横カーソル発生回路と、これら２つのカー
   ソル発生回路の出力を大形文字を表示するときに１ピツ
   チ、小形文字を表示するときに半ピツチの長さに制御す
   るカーソルパターン切替回路と、カーソルの表示位置を
   決める位置信号を出力するカーソルアドレスレジスタと
   を備えたカーソルデータ発生回路を有し、該カーソルデ
   ータ発生回路から出力されるカーソルデータを文字パタ
   ーンデータに重畳して陰極線管面上に表示される文字パ
   ターンに長短二種の倒れかのカーソルを付加して表示す
   ることを特徴とするディスプレイ装置におけるカーソル
   表示制御方式。