JPH06202784A

JPH06202784A - 文字入力装置

Info

Publication number: JPH06202784A
Application number: JP4360327A
Authority: JP
Inventors: Susumu Nakano; 進中野
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 1992-12-29
Filing date: 1992-12-29
Publication date: 1994-07-22

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は文字入力装置に関し、容易に、か
つ、効率良く文字入力を行う文字入力装置を提供するこ
とを目的とする。【構成】予め準備された入力キーを所定のグループ毎
に分割するとともに、この各グループ毎にインデックス
を設定し、インデックスを表示する第一表示手段と、第
一表示手段により表示されたインデックス中のいずれか
のインデックスを選択した場合、当該インデックスに対
応するグループ内の入力キーを表示する第二表示手段
と、第二表示手段により表示された入力キー中のいずれ
かを選択した場合、当該入力キーに対応する文字を入力
する文字入力手段と備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、文字入力装置に係り、
詳細には、ポップアップメニュー形式の文字入力を行う
文字入力装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、電子手帳やハンドヘルドコンピュ
ータ等に代表される携帯型情報処理装置では、携帯利用
を目的とすることから、その文字入力手段として、ワー
ドプロセッサやパーソナルコンピュータ等のような大型
のキーボードを利用できず、一般に、アルファベットま
たは五十音順に対応するキーが規則正しく配列された小
型のキーボードが用いられている。

【０００３】また、ペン入力ワープロやペン入力パーソ
ナルコンピュータ等に代表される携帯型情報処理装置で
は、入力手段として、操作性がよく、省スペース化に有
利なポインティングデバイスの一つであるアナログタッ
チパネルを備えている。

【０００４】アナログタッチパネルは、ＬＣＤ等におけ
る表示画面上に座標入力部を配し、座標入力部を加圧す
ることにより位置情報を入力するものであり、表示画面
上にキーを表示させることにより入力位置を指示した
り、アナログタッチパネル上に手書き文字を入力するこ
とにより文字認識を行うものがある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小型の
キーボードを備えた携帯型情報処理装置等の文字入力装
置にあっては、携帯利用を目的とすることからキーボー
ドサイズが小さくなっているため、１つ１つのキーが押
しにくく、入力効率が悪いという問題点があった。

【０００６】さらに、キーボードの配列は、入力文字の
出現頻度にかかわりなく、すべてのキーがアルファベッ
トまたは五十音順に規則正しく配列されているため、目
的のキーを探すのに目視による探索が必要となるが、小
さなキーが複数配列された中から目的のキーを探すのは
容易ではなく、このため、キーを探すのに時間がかかっ
て入力効率が悪化するという問題点があった。

【０００７】一方、アナログタッチパネルを備えた携帯
型処理装置等の文字入力装置にあっては、表示画面上に
キーを表示させるものでは、前述の小型のキーボードと
同様に、キーボードの配列は、入力文字の出現頻度にか
かわりなく、アルファベットまたは五十音順に規則正し
く配列されているため、目的のキーを探すのに時間がか
かって入力効率が悪化するという問題点があった。

【０００８】また、アナログタッチパネル上に手書き文
字を入力し、この手書き文字を文字認識するものでは、
一般に、文字認識を行うための入力位置は限定され、ま
た、文字入力を検出するために、キー入力と比較して反
応速度が遅く、さらに、文字の認識率の点でもまだまだ
満足できる状態ではなく、入力文字を確実に認識させる
ためには、丁寧に文字を書く必要があるため、入力スピ
ードが大幅に悪化するという問題点があった。

【０００９】本発明の課題は、容易に、かつ、効率良く
文字入力を行う文字入力装置を提供することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。

【００１１】本発明は、予め準備された入力キーを所定
のグループ毎に分割するとともに、該各グループ毎にイ
ンデックスを設定し、該インデックスを表示する第一表
示手段と、該第一表示手段により表示されたインデック
ス中のいずれかのインデックスを選択した場合、当該イ
ンデックスに対応するグループ内の入力キーを表示する
第二表示手段と、該第二表示手段により表示された入力
キー中のいずれかを選択した場合、当該入力キーに対応
する文字を入力する文字入力手段と、を具備したことを
特徴としている。

【００１２】

【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。

【００１３】本発明によれば、文字の入力を行う場合、
インデックスの表示の後、インデックス中のグループ内
の入力キーが表示され、この中の入力キーが選択される
ことにより、目的の入力キーに対応する文字が入力され
る。

【００１４】すなわち、インデックスの選択により入力
したい文字の属するグループが絞られるため、容易に、
かつ、効率良く文字入力が行われる。

【００１５】

【実施例】以下、図１〜図５を参照して実施例を説明す
る。

【００１６】図１〜図５は本発明に係る文字入力装置の
一実施例を示す図である。

【００１７】まず、構成を説明する。図１は、本実施例
の文字入力装置の要部構成を示すブロック図である。図
１において、文字入力装置１は、ＣＰＵ２、ＲＡＭ３、
ＲＯＭ４、表示制御部５、ＶＲＡＭ６、表示部７、タッ
チパネルインターフェース８、Ａ／Ｄコンバータ９、ア
ナログタッチパネル１０から構成されている。

【００１８】ＣＰＵ２は、ＲＯＭ４に格納されたプログ
ラムコードに基づいて文字入力装置１における全体の各
種制御を行うものである。

【００１９】ＲＡＭ３は、半導体メモリから構成される
ＣＰＵ２における主記憶装置の一部であり、ＣＰＵ２の
ワーク領域及び各種データを一時的に格納するものであ
る。ＲＯＭ４は、ＣＰＵ２が実行する各種制御処理のプ
ログラムを格納するものである。

【００２０】表示制御部５は、アナログタッチパネル１
０による入力を促すためのキー表示やメニュー表示を制
御するものであり、ＶＲＡＭ６は、画像表示のためのビ
デオメモリである。

【００２１】表示部７は、例えば、ＬＣＤ等から構成さ
れ、表示制御部５からの制御に基づいてＶＲＡ６に格納
された画像情報を表示するものである。

【００２２】タッチパネルインターフェース８は、Ａ／
Ｄコンバータ９から入力されるデジタル信号である位置
情報をＣＰＵ２に伝達するためのインターフェースであ
る。Ａ／Ｄコンバータ９は、アナログタッチパネル１０
から出力されるＸ座標またはＹ座標の検出電圧（アナロ
グ信号）を所定数のビット情報（デジタル信号）に変換
し、タッチパネルインターフェース８に出力するもので
ある。

【００２３】アナログタッチパネル１０は、表示部７に
おける表示内容に基づいてパネル面を加圧することによ
り位置情報を入力するものであり、詳しくは、入力ペン
Ｐによりパネル面を押圧すると、まず、押圧された位置
のＸ座標を電圧値として読み出すとともに、図示しない
切換スイッチが切り換えられることで押圧された位置の
Ｙ座標も同様に電圧値として読み出し、読み出した電圧
値をＡ／Ｄコンバータ９に出力するものである。

【００２４】なお、本実施例では、五十音に対応する入
力キーが予め準備されており、それぞれ「あ行」，「か
行」，「さ行」，・・・，「わ行」，「ん」の各グルー
プ毎に先頭文字、すなわち、「あ」，「か」，「さ」，
「た」，「な」，「は」，「ま」，「や」，「ら」，
「わ」，「ん」をインデックスとして設定している。

【００２５】そして、各インデックスが選択されると、
選択されたインデックスの該当する入力キー、例えば、
インデックスとして「あ」が選択された場合、“あ，
い，う，え，お”の各入力キーが表示される。

【００２６】次に、本実施例の動作を説明する。

【００２７】図２は本実施例の動作例を説明するための
フローチャートである。

【００２８】まず、文字入力モードに入り（ステップＳ
１）、アナログタッチパネル２のパネル面上を入力ペン
Ｐでクリック（１ｓｔクリック）すると（ステップＳ
２）、図３に示すように、ポップアップメニューとし
て、“あ，か，さ，た，な，は，ま，や，ら，わ，ん”
の各インデックスが行メニューとして表示部７に表示さ
れる（ステップＳ３）。

【００２９】次いで、このポップアップメニューの中
から入力したい入力キーが含まれているインデックス
（この場合、「な」を選択したものとする）を入力ペン
Ｐで選択すると、アナログタッチパネル１０のパネル面
上での入力ペンＰのペン座標が検出される（ステップＳ
４）。

【００３０】そして、入力ペンＰの選択した座標位置が
確定した場合（ステップＳ５）、図４に示すように、ポ
ップアップメニューとして、“な，に，ぬ，ね，の”
のインデックスに対応するグループ内の入力キーが列メ
ニューとして表示部７に表示される（ステップＳ６）。

【００３１】次いで、図５に示すように、このポップア
ップメニューの中から入力したい入力キーを入力ペン
Ｐでクリック（２ｎｄクリック）すると（ステップＳ
７）、アナログタッチパネル１０のパネル面上での入力
ペンＰのペン座標が検出され（ステップＳ８）、入力ペ
ンＰの選択した座標位置にある入力キー（この場合、
「ぬ」を選択したものとする）に対応する文字
（「ぬ」）が入力文字として確定され、入力される（ス
テップＳ９）。

【００３２】以上説明したように、本実施例では、従
来、一度に表示されていた複数の入力キーから対象キー
を選択する場合と異なり、一段階目のポップアップメニ
ューからの文字グループの選択で対象となるキーの絞り
込みができるため、所望のキーを探し出す作業が容易に
なる。

【００３３】すなわち、文字入力において、二段階のポ
ップアップメニューを採用したことにより、複数のキー
の中から容易に所望のキーを探しだすことができ、結果
として、所望の文字をすばやく入力することができる。

【００３４】また、本実施例では、ポップアップメニュ
ーの表示方法として、行メニューと列メニューとを組み
合わせて用いたことにより、視覚による対象文字の検索
効率を高めることができる。

【００３５】したがって、文字入力を容易に、かつ、効
率良く行うことができ、携帯用情報処理装置における文
字入力装置として有効である。

【００３６】なお、上記実施例は、入力文字として五十
音に基づいたかな文字を想定して説明しているが、これ
に限らず、例えば、アルファベット文字やカタカナ文
字、または、数字や記号等であってもよいことは勿論で
ある。

【００３７】

【発明の効果】本発明では、文字の入力を行う場合、イ
ンデックスに基づいて入力したい文字の属するグループ
を絞り、次に、グループ内の入力キーから目的の入力キ
ーに対応する文字を入力できる。

【００３８】したがって、文字入力を容易に、かつ、効
率良くできる。

【００３９】また、この場合、インデックスを行表示す
るとともに、グループ内の入力キーを列表示することに
より、視覚による探索効率の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例における文字入力装置の要部構成を示
すブロック図。

【図２】本実施例の動作例を説明するためのフローチャ
ート。

【図３】本実施例のインデックスの表示例を示す図。

【図４】本実施例のグループ内の入力キーの表示例を示
す図。

【図５】図４において入力キーの選択を示す図。

【符号の説明】

１文字入力装置２ＣＰＵ３ＲＡＭ４ＲＯＭ５表示制御部６ＶＲＡＭ７表示部８タッチパネルインターフェース９Ａ／Ｄコンバータ１０アナログタッチパネル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】予め準備された入力キーを所定のグループ
毎に分割するとともに、該各グループ毎にインデックス
を設定し、該インデックスを表示する第一表示手段と、該第一表示手段により表示されたインデックス中のいず
れかのインデックスを選択した場合、当該インデックス
に対応するグループ内の入力キーを表示する第二表示手
段と、該第二表示手段により表示された入力キー中のいずれか
を選択した場合、当該入力キーに対応する文字を入力す
る文字入力手段と、を具備したことを特徴とする文字入力装置。