JPS5830851Y2 - 掘削作業車におけるシリンダホ−ス保護構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、縦軸芯周りで回動自在なブラケットに、作業
用アーム、及びその下方に位置するアーム駆動用シリン
ダを夫々上下揺動自在にかつ両持ち状態で取付けると共
に、前記シリンダに対するホースを前記ブラケットとア
ーム基部とで囲繞される空間を通しである掘削作業車に
関する。

前記作業用アームの縦軸芯周りでの揺動に際して、その
アーム駆動用シリンダのホースが横振れする事を抑制す
ると共に、ホースの変位量を小さくするために、前記ホ
ースを前記囲繞空間を通してシリンダに接続しているが
、作業用アームを上下に揺動するときに、そのアーム駆
動用シリンダの揺動に伴って、シリンダ基部側と前記ブ
ラケットとの間に前記ホースを挾み込んでしまう事態が
生じている。

本考案は、シリンダの装着構造を有効利用して、ホース
の自由な動きを極力許しながら、シリンダ基部側とブラ
ケットとの間でのホースの挾み込みを防止することを目
的とする。

本考案におけるシリンダホース保護構造の特徴とする構
成は、冒頭に記載した掘削作業車において、シリンダと
ブラケットの間での前記ホースの挟圧を阻止すべくホー
スの位置を規制する棒状部材を、ブラケットの外側にお
いて、シリンダとブラケットの連結ピンに対するボルト
、ナツトからなる回り止め部材に上方に向けて装着した
点にあり、かかる構成から次の作用効果を奏する。

すなわち、棒状部材をブラケットの外側に立設させて、
ホースをその外方に位置させることにより、ホースを内
側のシリンダとブラケッ１へとの間に移動するのを阻止
し得るものであるが、殊に本考案では、ホースの位置を
規制する部材として棒状部材を用い、ホースをその内側
への移動のみを規制して前後・上下方向での移動に対し
てはホースの移動自由度を大きく設定しであるので、ホ
ースの他物への接触による摩耗を極力抑制させる（ホー
スの拘束状態での接触摩耗を避ける）ものでありながら
、シリンダとブラケッＩ・との間でのホースを挟圧損傷
を確実に回避させる利点がある。

そして、前記棒状部材を取付けるに、前記連結ピンに対
する回り止め用のボルト、ナラＩ・に装着さゼるという
、アーム駆動用シリンダの装着構７造を有効に利用しで
あるので、非常に筒中な構造であって、部品点数少なく
、生産し、やすい利点がある。

次に、本考案の実施例を図面に基いて詳述する。

クローラ走行装置１を装備する機台２に旋回台３を取付
け、この旋回台３を縦軸芯Ｐまわりで揺動自在に掘削作
粟用゛アームＡを設けるど共に、操縦部４とエンジン５
を旋回台３に搭載し、そし、て前記走行機台２にドー＝
ザ６を設けて、掘削兼ドーザ作業車が構成されている。

前記作業用アームＡは、流体圧シリンダ７に５よって縦
軸芯Ｐまわりで駆動揺動自在にブラケット８を設けて、
このブラケット８に横軸芯Ｐ１まわりで揺動自在にかつ
両持ち状態でブーム９を連結すると共に、その先端にバ
ケツ）１０を備えたアーム１１を前記ブーム９の先端に
取付け、そ１．２て各横軸まわりでの屈曲部材間に流体
圧シリンダ１２，１３゜１４を両持ち状態で介装して構
成されている。

この作業用ア・〜・ムＡのパケットシリンダ１２とアー
ムシリンダ１３に対”する−肘の圧力流体供給相ホー＝
スａ、ａは、その一端側がブ・−１２，９の両側に、か
つ他端側か作業用アーム基端近くの旋回台３に夫々固定
された中継ホー スに接続され、ブームシリンダ１４に
刑する一対の圧力流体供給ホースｂ、ｂは、前記ブラケ
ツＩ−８と作業用アーム基部とで囲繞される空間Ｂを通
して旋回台側固定ホースに接続されている。

この内の作業用アーｊ１Ａの上下駆動用シリンダ１４に
月゛するボースｂ、ｂが、そのアームＡの駆動揺動に際
して、シリンダ１４の基部側とブラケット８との間に挾
み込まれる事を阻止すべく、シリンダホース保護構造Ｃ
が設けられている。

このシリンダホース保護構造Ｃは、前記シリンダ１４を
ブラケツｌ−８に連結するためのピン１５を、そのフ゛
ラケ゛ントイ則ホ゛ス８ａとピン１５と（こわ／こるボ
ルトどナツトからなる部材１６．１６によって、ブラケ
ット８の両側において抜けＩＬめ並びに回り止めを施し
、１：の回り正め部材１６．１６を利用して装着されて
いるもので、コの字状部材１７．１７を、その端面をブ
ラケット８に当て付けて回転回正状態で前記回りＩＬめ
部材１６．１６に取付けると共に、この部材１７．１７
の夫々に、シリンダ１４とブラケット８の間・＼のホー
スｂ、１〕の挾み込みを開化すべく、ホースｂ、ｂの位
置を規制する棒状部材１８．１８を設けて構成さ！・て
いる。

前記棒状部材ｉ８．１８として、直線的な棒状体がら形
成する外、それの上端側を外方に湾曲させるも良く、ま
た部材１８をブラケット８の一ノｊ側にのみ設けて、一
対のホースｂ、ｂを−ｊ５側で同時に挟圧開化すべく構
成するも良い。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る掘削作業車におけるシリンダポース
保護構造の実施例゛を示し、第１図は全体側面図、第２
図は要部の斜視図で゛ある。 ８・・・・・・ブラケツ１〜．１４・・・・・・アーム
駆動用シリンダ、１５・・・・・・連結ピン、１６・・
・・・・回り止め部材、１８・・・・・・棒状部材、Ａ
・・・・・・作業用アーム、Ｂ・・・・・・囲繞空間、
Ｐ・・・・・・縦軸芯、ｂ・・・・・・ホース。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 縦軸芯４周りで回動自在なブラケット８に、作業用アー
   ムＡ、及び、その下方に位置するアーム駆動用シリンダ
   １４を夫々上下揺動自在にかつ両持ち状態で取付けると
   共に、前記シリンダ１４に対するホースｂ、ｂを前記ブ
   ラケット８とアーム基部とで囲繞される空間Ｂを通しで
   ある掘削作業車であって、前記シリンダ１４とブラケッ
   ト８の間での前記ホースｂ、ｂの挟圧を阻止すべくホー
   スｂ、ｂの位置を規制する棒状部材１８．１８を、ブラ
   ケット８の外側において、シリンダ１４とブラケット８
   の連結ピン１５に対するポルＩ・・ナツトからなる回り
   止め部材１６．１６に上方に向けて装着しである事を特
   徴とする掘削作業車におけるシリンダホース保護構造。