JPS5828502Y2 - 玄米の貯蔵装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、玄米を貯蔵する装置に関するものである。

一般に、玄米は低温状態に保持された貯蔵室に貯蔵され
ているが、６〜８月頃の外気温の比較的高い時期に前記
玄米を出荷する場合、低温状態よりいきなり高温状態に
なるため表面結露を起すことがあり、玄米の品質を低下
させている。

そこで、本考案は玄米貯蔵タンクと玄米出荷用タンクと
の間に穀温調整室な設け、取出過程中に玄米な該穀温調
整室内を通過させることにより前記表面結露現象を防止
せんことを目的としたものである。

以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。

第１図は本考案の実施例を示す断面図で、１は低温状態
に保持された貯蔵室、２・・・は下端に開口２ａ・・・
・・・を有し、且つ該開口２ａ・・・・・・を開閉する
シャッターが装備された玄米貯蔵タンク、３は前記開口
２ａ・・・・・・の直下方に設置され、前記貯蔵タンク
２・・・・・・の開口２ａ・・・・・・より落下する玄
米を搬送する取付コンベア、４は湿度、温度が自動制御
されている穀温調整室、５，６は玄米を下方より上方へ
搬送するための昇降機、７１．・・・、７ｎは前記穀温
調整室４内に複数段に設けられたフラントベルト式ベル
トコンベアで、上下に隣接する各ベルトコンベアＴ１．
７２．・・・、７ は夫々ランプされた状態に設置され
ている。

８は下端に取出口８ａを有する玄米出荷用タンク、１３
は前記昇降機６と出荷用タンク８間に架設されたシュー
トである。

第２図及び第３図は前記穀温調整室４を詳細に説明した
もので、９はパンケージエアコンで該穀温調整室４内に
取付けられた空調ダクト１０・・・・・・を介して該室
４内の湿度、温度を自動的に調整するものである。

尚、ｌＬ１２はシュートである。以上の構成において、
まずパンケージエアコン９により穀温調整室４内を所定
の湿度、温度に調整保持し、次に、シャッターを開放し
貯蔵タンク２・・・・・・内の玄米を開口２ａ・・・・
・・より所望量取出コンベア３上に落下させ、矢印ｐ方
向（第１図参照）に搬送する。

そして、搬送されてきた低温状態の玄米は昇降機５によ
り上方へ搬送され、シュート１１を介して最上段のベル
トコンベア７１上に落とされ、複数段のベルトコンベｙ
７．，７゜・・・・・・によって搬送される過程におい
て低温状態であった玄米が穀温調整室４内の温度に徐々
に同化していき穀温調整が行なわれる。

そして、ベルトコンベア７１，７□ 、・・・、７ｎは
夫々矢印ｑ、ｒ方向（第２図参照）に玄米を搬送するよ
う設計されているため、玄米は最下段のベルトコンベア
１ よりシュート１２を介して昇降機６に搬送され、該
昇降機６により上方に搬送されて後シュート１３を介し
て玄米出荷用タンク８内に収納され、該出荷用タンク８
の取出口８ａよりトランク等でもって出荷される。

本考案は以上説明したように、玄米貯蔵タンクと玄米出
荷用タンクとの間に穀温調整室な設け、該穀温調整室の
内部に複数段のコンベアを設けたため、玄米搬送中に該
玄米の穀温を調整でき品質低下の一原因であった表面結
露現象を防止できるという効果を持つに至ったのである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す断面図で、第２図は要部
なす細に説明した縦断面図、第３図は同上横断面図つあ
る。 ２・・・・・・玄米貯蔵タンク、４・・・・・・穀温調
整室、７ ．７ ・・・・・・コンベア、８・・・・
・・出荷用タンク。 ２ｇ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 玄米貯蔵タンクと玄米出荷用タンクとの間に穀温調整室
   な設け、該穀温調整室の内部に複数段のコンベアを設け
   、該コンベアにより玄米を搬送する過程において該玄米
   の穀温調整を行なうよう構成したことを特徴とする玄米
   の貯蔵装置。