JP2541587Y2 - 生葉受入用冷却貯槽装置 - Google Patents

生葉受入用冷却貯槽装置

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JP2541587Y2
JP2541587Y2 JP1989001860U JP186089U JP2541587Y2 JP 2541587 Y2 JP2541587 Y2 JP 2541587Y2 JP 1989001860 U JP1989001860 U JP 1989001860U JP 186089 U JP186089 U JP 186089U JP 2541587 Y2 JP2541587 Y2 JP 2541587Y2
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順一 寺田
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株式会社 寺田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、製茶工場に集荷された生葉が茶袋に入った
まま長時間放置されることをなくし、生葉を生葉管理室
等への搬送前に一時的に貯槽する生葉受入用冷却貯槽装
置に関する。
[従来の技術] 生産者が茶園で摘採した生葉は、通常茶袋と称される
袋に押し詰められて製茶工場に運ばれてくる。そして、
製茶工場においては荷受けを終了した後、順次、生葉を
次工程である製茶ラインの蒸熱工程へ供給するために貯
蔵する生葉管理室あるいは自動生葉管理装置(本明細書
においては両者を含めて生葉管理室等という)に送るた
めの搬送手段である上昇コンベヤのホッパーに投入する
こととなるが、通常いずれの製茶工場においても、前記
した生葉を生葉管理室等へ搬送する上昇コンベヤは1台
乃至2台程度しか備えてないため、前記の上昇コンベヤ
のホッパーは常に一杯であり、運ばれてきた生葉は茶袋
に詰められたままトラック等の荷台等に長時間放置され
相当の間時間待ちをしないと生葉管理室等へは搬送され
ず、その順番待ちのため摘採された生葉を入れた茶袋が
長蛇の列を作ることも珍しくなかった。
[考案が解決しようとする課題] 前記したように、摘採された生葉は、生葉管理室等へ
搬送するための上昇コンベヤへの投入の順番待ちが余儀
なくされる結果、生葉は、長時間茶袋に詰められたまま
の状態でトラックの荷台等に放置されるので、生葉は茶
袋の中で自身の呼吸熱により熱くなり、その熱によりビ
タミン、葉緑素等の有効成分を急速に失い、甚だしいと
きには「あかやけ」と称される急激な発酵が生じ、茶葉
としての利用価値がなくなることもあった。そして、前
記した待ち時間の間に生葉を茶袋から出しておいても然
程の改善に資することができなかった。
そこで、本考案は、摘採されて製茶工場へ運ばれてき
た生葉を短時間で茶袋から出して生葉間の呼吸熱を除去
し、品質の劣化を防止する生葉受入用冷却貯槽装置の提
供を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る生葉受入用冷却貯槽装置は、前記の目的
を達成するために、摘採され茶袋に収納されて製茶工場
に運ばれた生葉を荷受け後、直ちに前記茶袋から取り出
して製茶工場内の生葉管理室等へ搬送する前に前記生葉
を一時的に貯留する生葉受入用冷却貯槽であって、該生
葉受入用冷却貯槽の上部開口は床面と略同一面となるよ
うに設置するとともに、該生葉受入用冷却貯槽の床面を
通気性の無端輸送帯で形成し、該通気性無端輸送帯を介
して生葉受入用冷却貯槽内に収容された茶袋から取り出
されたばかりの生葉に冷風を供給する冷却用ファンを備
え、前記した生葉受入用冷却貯槽の底面を形成する通気
性の無端輸送帯の送出端を、該生葉受入用冷却貯槽内の
生葉を製茶工場内の生葉管理室等へ搬送する上昇コンベ
ヤのホッパーに臨ませたことをその特徴とするものであ
る。
[作用] 本考案に係る生葉受入用冷却貯槽装置は、摘採され茶
袋に押し詰められて製茶工場に運ばれてきた生葉を荷受
け後生葉管理室等へ搬送する前に、上部開口を床面と略
同一面とし、かつ、床面を通気性を有する無端輸送帯で
形成した生葉受入用冷却貯槽に投入するので、その投入
時においては前記したように上部開口が床面と略同一面
となっているので、床面から直接投入するのに容易であ
り、上部開口面の全面から投入できるため、投入口を広
く形成でき摘採され荷受けされたばかりの生葉を短時間
で茶袋からあけることができ、生葉投入用冷却貯槽に投
入された生葉は、前記した通気性の底面から冷却用ファ
ンによって冷風を浴びせられ生葉間の呼吸熱が除去さ
れ、更に、前記の生葉受入用冷却貯槽の送出端を製茶工
場内に設けられる生葉管理室等への搬送手段である上昇
コンベヤのホッパーに臨ませてあるので生葉管理室等へ
の搬送も容易に行われるものである。
[実施例] 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図において、1は、300乃至500kg程度の生葉を収容可
能な生葉受入用冷却貯槽であり、該生葉受入用冷却貯槽
1は、その上部開口が床面と略同一面となるように設置
されるとともに、その底面は通気性のある無端輸送帯2
で形成されている。前記の無端輸送帯2は、生葉受入用
冷却貯槽1の底面を形成する上面と、該上面と所定の空
間を存して循環する下面とから構成され、前記空間に冷
却用ファン3が配設してある。したがって、摘採され製
茶工場に運ばれてきた生葉は茶袋から取り出されて前記
の生葉受入用冷却貯槽1に投入されると、冷却用ファン
3よりの冷風は風洞4を介して前記の生葉受入用冷却貯
槽1内の生葉に通風される。
5は、前記した生葉受入用冷却貯槽1の送出側に設け
られた掻き落とし装置であり、6は、生葉を生葉管理室
10に搬送する搬送手段であり、本実施例では前記の搬送
手段として上昇コンベヤを用いている。7は前記上昇コ
ンベヤ6の受給端であるホッパーである。また、8は、
前記した上昇コンベヤ6で搬送されてきた生葉を生葉管
理室10に平均に投入するための分配コンベヤ、9は前記
分配コンベヤ8から生葉を受け生葉管理室10に生葉を散
布する散布コンベヤである。
本実施例は以上のように構成されるので、茶園で摘採
され茶袋に詰められた生葉は、製茶工場に運ばれ荷受け
をすませた後、直ちに茶袋から取り出され生葉受入用冷
却貯槽1内に投入される。前記の生葉受入用冷却貯槽1
は、300〜500kg程度の収容量があるので、生産者一人が
一回に運んでくる生葉の量を略収容することが可能であ
り、また、その投入に際しては生葉受入用冷却貯槽1の
上部開口が床面と略同一面とされているので、生産者が
トラックから茶袋を降ろして床面から直接投入するのに
容易であり、上部開口の全面から投入できるために投入
口を広く形成でき、例え複数の生産者が同時に荷受けを
したとしても生葉を投入できるので、従来より短時間で
製茶工場内への受入を終了することができ、投入が終了
後は冷却用ファン3を駆動し、底面が通気性のある無端
輸送帯2で形成される生葉受入用冷却貯槽1に前記した
ように投入され、一時的に保管されている生葉に冷風を
浴びせ、茶袋内に押し詰められている間に溜った生葉の
呼吸熱を除去するようにしている。
そして、無端輸送帯2を低速で連続的あるいは間欠的
に駆動し、掻き落とし装置5を作動せしめて、前記の生
葉受入用冷却貯槽1の送出端に臨ませた上昇コンベヤ6
のホッパー7内に生葉を投入する。投入された生葉は、
上昇コンベヤ7により上方へ送られ、分配コンベヤ8を
介して散布コンベヤ9によって生葉管理室10内に散布さ
れる。前記の生葉管理室10にも冷却装置が配設され生葉
を冷却することは従来よりよく知られるように本実施例
でも行われている。
本実施例によるときは、摘採され茶袋に詰められて製
茶工場に運ばれた生葉は、荷受け終了後直ちに茶袋から
取り出されて生葉受入用冷却貯槽1内に投入され、投入
された生葉は、該生葉受入用冷却貯槽1の冷却用ファン
3によって冷風を浴びせられ茶袋で溜った呼吸熱を除去
されるのでビタミンや葉緑素等を失うことがない。そし
て、本実施例においては、前記したように摘採され茶袋
に詰められて製茶工場に運ばれた生葉が投入される生葉
受入用冷却貯槽1は、生産者一人が一回に運搬する生葉
の量である300〜500kg程度を収容することができる容量
を有するものであり、例え、上昇コンベヤの台数が1〜
2台程度のごく少ない台数であっても、上昇コンベヤへ
載せるための時間待ちをする必要がなく、そのため生葉
の呼吸熱による品質の悪化を防止することができるもの
である。
そして、前記した生葉の冷却用の生葉受入用冷却貯槽
1の送出端を、生葉管理室10へ搬送するための上昇コン
ベヤ6の受給端であるホッパー7に臨ませてあるので、
生葉受入用冷却貯槽1の底面をなす通気性の無端輸送帯
2を低速あるいは間欠的に駆動することにより生葉受入
用冷却貯槽1内の生葉を容易に前記のホッパー7に投入
することができるものである。
[考案の効果] 本考案に係る生葉受入用冷却貯槽装置は、摘採され茶
袋に押し詰められて製茶工場に運ばれてきた生葉を荷受
け後、茶袋から取り出し製茶工場内の生葉管理室等へ搬
送する前の上昇コンベヤの時間待ちの間を底面を通気性
を有する無端輸送帯で形成した生葉受入用冷却貯槽に投
入するので、生葉が茶袋に詰められたままトラックの荷
台等に長時間放置されることがなく、摘採されたばかり
の生葉を短時間で茶袋から取り出すことができ、生葉受
入用冷却貯槽に投入された生葉は、前記した通気性の底
面から冷却用ファンによって冷風を浴びせられ生葉間の
呼吸熱が除去されるので、生葉管理室等に収容されると
きには、前記の生葉は冷えた状態になっており、生葉が
あかやけを起こすような恐れは全くない。更に、前記の
生葉受入用冷却貯槽は製茶工場内の生葉管理装置へ生葉
を搬送する上昇コンベヤのホッパーより生葉の収容量が
はるかに多いので、前記の上昇コンベヤの数及び容量が
小さくても順番待ちを行う必要がなく、生葉受入用冷却
貯槽への投入は、前記の生葉受入用冷却貯槽の上部開口
が床面と略同一面となるように設置されているので、床
面から直接投入するのに容易であり、上部開口面の全面
から投入できるため投入口を広く形成でき、上昇コンベ
ヤのホッパーに直接投入するのに比し作業性にも優れて
いるので短時間で茶袋から生葉をあけることができ、更
に、前記の生葉受入用冷却貯槽の送出端を製茶工場内の
生葉管理室へ生葉を搬送する上昇コンベヤのホッパーに
臨ませてあるので生葉管理室等への搬送も容易に行われ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す正面図である。 1……生葉受入用冷却貯槽、2……無端輸送帯 3……冷却用ファン、5……掻き落とし装置 6……上昇コンベヤ、7……ホッパー 10……生葉管理室
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−49746(JP,A) 実開 昭61−110250(JP,U) 実開 昭58−194658(JP,U) 実開 昭59−117339(JP,U) 実開 昭51−61398(JP,U) 特公 昭63−16090(JP,B2) 実公 昭61−40118(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】摘採され茶袋に収納されて製茶工場に運ば
    れた生葉を荷受け後、直ちに前記茶袋から取り出して製
    茶工場内の生葉管理室等へ搬送する前に前記生葉を一時
    的に貯留する生葉受入用冷却貯槽であって、該生葉受入
    用冷却貯槽の上部開口は床面と略同一面となるように設
    置するとともに、該生葉受入用冷却貯槽の底面を通気性
    の無端輸送帯で形成し、該通気性無端輸送帯を介して生
    葉受入用冷却貯槽内に収容された茶袋から取り出された
    ばかりの生葉に冷風を供給する冷却用ファンを備え、前
    記した生葉受入用冷却貯槽の底面を形成する通気性の無
    端輸送帯の送出端を、該生葉受入用冷却貯槽内の生葉を
    製茶工場内の生葉管理室等へ搬送する上昇コンベヤのホ
    ッパーに臨ませたことを特徴とする生葉受入用冷却貯槽
    装置。
JP1989001860U 1989-01-11 1989-01-11 生葉受入用冷却貯槽装置 Expired - Lifetime JP2541587Y2 (ja)

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JPH0293938U JPH0293938U (ja) 1990-07-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58194658U (ja) * 1982-06-07 1983-12-24 カワサキ機工株式会社 茶生葉の冷却給葉機
JPS59117339U (ja) * 1983-01-26 1984-08-08 株式会社寺田製作所 生葉管理コンテナ
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JPS61110250U (ja) * 1984-12-25 1986-07-12

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