JPS5828268Y2

JPS5828268Y2 - 日本字入力装置

Info

Publication number: JPS5828268Y2
Application number: JP1977159907U
Authority: JP
Inventors: 泰典神田
Original assignee: 富士通株式会社
Priority date: 1977-11-29
Filing date: 1977-11-29
Publication date: 1983-06-20
Also published as: JPS5485934U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、日本率入力装置、特にカナと漢字とが対応づ
けて記憶された辞書をそなえカナ・キー打鍵によって漢
字が入力されるよう構成された日本率入力装置において
、上記辞書を循環型メモリで構成せしめると共に該循環
型メモリに同一のカナに対応する漢字を使用頻度の高い
順番で読出すよう配列して記憶せしめ、漢字の入力処理
を効率よく行ない得るようにした日本率入力装置に関す
るものである。

例えば計算機に対してデータを入力せしめるに当って、
通常のタイプライタに類似した英数字キーとカナ・キー
とを有する鍵盤を用いて日本語でデータを入力せしめる
ことが行なわれる。

この場合一般に漢字を入力せしめるに当っては、上記カ
ナ・キーを打鍵し予めカナと漢字とが対応づけて記憶さ
れている辞書を用いて上記カナ・キー打鍵により入力さ
れたカナを漢字に変換した上で当該漢字を入力せしめる
ようにする。

しかし一般に日本語特有の文字である漢字においては、
同一の読み方をする漢字即ち同音異字の漢字が極めて多
く、漢字を入力せしめる際の大きな問題点とされている
。

この場合同音異字の漢字とは、例えば読み方「ケラ」に
対する漢字「欠」、「血」、「穴」、「結」、「傑」、
「潔」などのことをいう。

従来この種の日本字入力装置においては、上述した如き
同音異字の漢字を考慮して、入力すべき漢字の読み方に
したがってカナ・キーを打鍵した際、該読み方をする漢
字を辞書から＝斉に読み出してディスプレイ上に表示せ
しめミ該表示された漢字のうちから所望の漢字を選択し
て入力せしめるようにされる。

この場合表示された漢字のうちから所望の漢字を選択す
る作業はオペレータにとって極めて面倒なものとされて
いた。

本考案は上記の点を解決することを目的とし、同音異字
の漢字のうちから所望の漢字を選択する処理を効率よく
行ない得てオペレータの負担を軽減せしめることができ
るようにすることを目的としている。

そしてそのため本考案の日本字入力装置は、キー・ボー
ド、ディスプレイ、単語の読みを示すカナ文字列と単語
の漢字文字列とより成る変換対を複数個記憶する辞書、
および全体を制御する制御装置を具備し、上記制御装置
の制御により、上記キー・ボードから入力されたカナ文
字列を上記ディスプレイの画面上に表示し、上記キー・
ボード上のカナ漢字変換キーが押された時、上記ディス
プレイの画面上に表示されている漢字変換対象のカナ文
字列に基づいて上記辞書を検索し、漢字変換対象の文字
列と同一のカナ文字列をもつ変換対の単語の漢字文字列
を上記ディスプレイ画面上に表示するように構成された
日本字入力装置において、上記辞書を磁気バブル・メモ
リのような循環型メモリで構成すると共に、同一のカナ
文字列をもつ変換対集合における使用頻度の高い単語の
変換対が早く読出されるような順序に配列して複数の変
換対を上記循環型メモリ□格納し、カナ漢字変換キーが
押される度に、上記制御装置の制御により、上記循環型
メモリから１個の変換対を読出し、読出された変換対の
カナ文字列と漢字変換対象のカナ文字列とを比較し、両
者が一致しないときには次の変換対を循環型メモリから
読出して読出された変換対のカナ文字列と漢字変換対象
のカナ文字列とを比較し、両者が一致したときには当該
変換対の単語の漢字文字列を上記ディスプレイの画面上
に表示し、循環型メモリからの変換対の読出しを停止す
る処理を行うことを特徴とするものである。

以下図面を参照しつつ本考案を説明する。

図は本考案による日本字入力装置の一実施例を示してい
る。

図中、１はキーボードでありカナ・キー８と英数字キー
９とファンクション・キー１０とを有するもの、２はデ
ィスプレイ例えば表示部が１行４０字かつ１字１６Ｘ１
６ドツトのプラズマ・ディスプレイ、３は文字パターン
発生装置例えば１６Ｘ１６ドツトで表わされる１字を３
０００字収容した文字パターン発生用メモリ、４は中央
処理装置例えばマイクロ・プロセッサ、５はプリンタ例
えばドツト・マトリクスのワイヤプリンタ、６は書換え
可能な辞書でありカナと漢字とが対応づけて記憶された
もの、７はドキュメント・メモリ、８はカナ・キー、９
は英数字キー１０はファンクション・キー、１１は変
換キー、１２はマイクロ・プログラムが格納された制御
メモリ、１３は入力きれたカナ情報を記憶する入力カナ
記憶領域を夫々表わしている。

辞書６は循環型メモリ例えば磁気バブル・メモリで構成
されている。

また辞書６は同一のカナに対する漢字を使用頻度の高い
順番に読出すよう配列して記憶している。

即ち例えばカナ文字「ショウ」に対して漢字「使用」、
「私用」、「仕様」を記憶しておく場合において、「使
用」が颯も使用頻度が高く、「私用」がその次に使用頻
度が高く、「仕様」が最も使用頻度が低いものとすれば
、最先に「使用」が読出され、次に「私用」が読出され
、最後に「仕様」が読出されるようにされる。

以下上記辞書６が熟語辞書即ち熟語のカナ文字（カナ熟
語）と熟語の漢字（漢字熟語）とが対応づけて記憶され
たものである場合を例にとって本実施例の処理動作を説
明する。

〔Ｉ〕英数字又はカナを入力せしめるに当っては、キー
ボード１上の英数字キー９又はカナ・キー８を打鍵する
。

英数字キー９又はカナ・キー８が打鍵されると、該打鍵
による入力情報がマイクロ・プロ、センサ→に入力され
、該マイクロ・プロセッサ４は上記入力情報をコード化
する。

該コード化によるコード情報は文字パターン発塗装Ｎ３
に入力され、該文字パターン発生装置３により当該コー
ド情報に対応した文字パターンが発生されディスプレイ
２上に所望の英数字又はカナが表示される。

〔■〕漢字を入力せしめるに当っては、例えばこれから
入力される情報が熟語である旨をファンクション・キー
１０を介して指示せしめる。

そして（１）当該入力したい漢字が熟語である場合、オペレータは該
熟語に対応するカナ文字（例えば熟語「仕様」に対する
「ショウ」）にしたがってカナ・キー８に打鍵する。

このカナ・キー８打鍵により入力されたカナ文字「ショ
ウ」の情報はマイクロ・プロセッサ４によりコード化さ
れ、該コード化によるコード情報が文字パターン発生装
置３に入力され、該文字パターン発生装置３により当該
コード情報に対応した文字パターンが発生されディスプ
レイ２上にカナ文字「ショウ」が表示される。

オペレータは該表示されたカナ文字「ショウ」が正しい
表示であることを確認した上で変換キー１１を打鍵して
カナ文字を漢字に変換すべき旨を指示する。

この指示にもとすいて熟語辞書６からカナ熟語と漢字熟
語とがペアで順次読出され、上述のカナ・キー８打鍵時
にマイクロ・プロセッサ４の入力カナ記憶領域１３にす
でに格納されているカナ文字「ショウ」のコード情報と
上記順次読出されてくるカナ熟語・漢字熟語ペアのカナ
熟語とを比較する。

この場合カナ文字「ショウ」に対応するカナ熟語・漢字
熟語ペアが読出されてきたとき一致が得られて読出し動
作が停止し、当該漢字熟語がディスプレイ２上に表示さ
れる。

この場合、最も使用頻度が高い漢字熟語「使用」が表示
される。

オペレータは該漢字熟語「使用」を見て所望の漢字「仕
様」ではないことを確認した上で変換キー１１を再び打
鍵する。

該変換キー１１打鍵により再び熟語辞書６に対して読出
し動作が開始され、今度は漢字熟語「私用」が表示され
る。

オペレータは該表示された漢字熟語「私用」が所望の漢
字「仕様」でないことを確認した上で変換キー１１を打
鍵する。

該変換キー１１打鍵により熟語辞書６に対して読出し動
作が開始され、今度は漢字熟語「仕様」が表示される。

オペレータは該表示された漢字熟語「仕様」が所望の漢
字「仕様」であることを確認し、次の文字入力処理を行
なう。

（２）上記入力したい漢字が１字の漢字（例えば「私」
）である場合、オペレータは例えば「ショウ」としてカ
ナ・キー８を打鍵する。

このカナ・キー８打鍵により上記（１）の場合と同様に
まずカナ文字「ショウ」が表示される。

そしてオペレータは変換キー１１を打鍵する。

これにより最初に漢字熟語「使用」が表示される。

オペレータは該漢字熟語「使用」が所望の漢字「私」を
含んでいないことを確認した上で変換キー１１を再び打
鍵する。

これにより今度は漢字熟語「私用」が表示され、オペレ
ータは所望の漢字「私」が上記表示された漢字熟語「私
用」の第１漢字であることを確認した上で、ファンクシ
ョン・キー１００図示しない第１漢字位置指定キーを打
鍵する。

これにより所望の漢字「私」のみが表示される。

以上の如く、本考案によれば、辞書を循環型メモリで構
成せしめると共に、該循環型メモリに、同一のカナに対
応する漢字を使用頻度の高い順番で読出すよう配列して
記憶せしめたため、漢字の入力処理を効率よく行なうこ
とができる。

また装置が安価になると共に、従来一般に辞書を参照す
る際に必要とされていたアドレス・レジスタをもうける
必要がなくなり部品点数を減少せしめることができる。

また本考案によれば、辞書として磁気バブル・メモリを
用いた場合、カナと漢字とのペアの読出し速度が比較的
遅いため、１アイテム毎に読出し処理を行なうことが可
能となり、辞書として磁気ディスク装置などを使用した
場合に必要とされるバンファ装置を用いな（て済む。

【図面の簡単な説明】

図は本考案による日本率入力装置の一実施例を示し、図
中、１はキーボード、６は辞書、８はカナ・キーを夫々
表わす。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）キー・ボード、ディスプレイ、単語の読みを示す
カナ文字列と単語の漢字文字列とより成る変換対を複数
個記憶する辞書、および全体を制御する制御装置を具備
し、上記制御装置の制御により上記キー・ボードから入
力されたカナ文字列を上記ディスプレイの画面上に表示
し、上記キー・ボード上のカナ漢学変換キーが押された
時、上記ディスプレイの画面上に表示されている漢字変
換対象のカナ文字列に基づいて上記辞書を検索し、漢字
変換対象のカナ文字列と同一のカナ文字列をもつ変換対
の単語の漢字文字列を上記ディスプレイ画面上に表示す
るように構成された日本率入力装置において、上記辞書
を磁気バブル・メモリのような循環型メモリで構成する
と共に、同一のカナ文字列をもつ変換対集合における使
用頻度の高い単語の変換対が早く読出されるようむ順序
に配列して複数の変換対を上記循環型メモリに格納し、
カナ漢字変換キーが押される度に、上記制御装置の制御
により、上記循環型メモリから１個の変換対を読出し、
読出された変換対のカナ文字列と漢字変換対象のカナ文
字列とを比較し、両者が一致しないときには次の変換対
を循環型メモリから読出して読出された変換対のカナ文
字列と漢字変換対象のカナ文字列とを比較し、両者が一
致したときには当該変換対の単語の漢字文字列を上記デ
ィスプレイの画面上に表示し、循環型メモリからの変換
対の読出しを停止する処理を行うことを特徴とする日本
率入力装置。
（２）上記辞書は熟語のカナ文字列と熟語の漢字文字列
とが対応づけられた熟語辞書であることを特徴とする上
記実用新案登録請求の範囲第（１）項記載の日本率入力
装置。