JPS5827949B2 - パチンコ玉自動販売機用玉通路構成 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は高速作動形のパチンコ玉自動販売機と天井部
に配設の未配送樋とを連結する玉通路構成に関する。

一般にパチンコ店に於いて店内適所に設置した玉自動販
売機に対する玉の補給は天井部に配設された多数の玉が
流動する未配送樋から玉通路体を介して直接的に行う構
成のものが多い。

この種販売機ではその計数部に至る間で玉を自然整列さ
せ、計数ローラの定角回転で瞬間的に所定数量の玉を計
数排出するものであるが、回転ローラの一作動回転角を
小さくする上から、計数部では玉の並びを横に拡げ縦一
列で俵積み状に整列させてこれをそのままに計数するよ
うにしている。

このため販売機に下端を接続した玉通路体の形態も計数
部の玉整列路に合わせた横幅をとり玉が予備的に整列し
て流下するようにし、玉が途切れたり、局部的にも玉の
動きに乱れを生じないようにしている。

ところで、長期間の使用で販売機や、玉通路体の内部に
はごみの付着等が生じ玉の流動に異常を来すことから、
未配送樋から玉通路体並びに販売機を取外し、更には通
路体は分解してその内部清掃をする必要性もある。

この発明は上記の要求に対してなされたものであって、
未配送樋に対する玉通路体、並びに販売機の取外しが簡
便に行えるようにした玉通路構成を提供しようとするも
のである。

以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

１は天井部に配設の未配送樋Ｂからの玉Ａを販売機Ｃに
導ひく玉通路体で、玉Ａが自由に通る間隙をとって対向
させた一対の面板２の両側を側板３で結合し、体内に形
成の通路４を玉Ａが整列状態で自然流下させられるもの
で中間部には屈曲通路部５が形成され、ここでは通路４
がクランク状に屈曲する。

玉通路体１は分解、組立てを可能に分割構成とし、屈曲
通路部５とその上下の直状通路部６の３体に分割され、
これ等の継手構成を次の如くしている。

即ち、通路部５，６のそれぞれの継目を傾斜面７に形成
して接合させ、該継目部側面に添当板８を添当し、これ
を一方の通路部端に固着し、他力の通路部端には添当板
８に対応して面板面に隆起体９を設け、これを添当板内
側の凹溝１０に嵌合させて横ずれを防止するとともに、
添当板８に穿設の通孔１１より止ねじ１２を隆起体９に
ねじ込んで通路部どうしを連結固定する。

玉通路体１の両端は未配送樋Ｂに連設の横端部材１３の
下端に設けた凹部１４、並びに販売機Ｃの玉導入口１５
に設けた凹部１６に嵌挿して突合せ接続にし、玉導入口
部では止ねじ１２による固定を行う。

１７は横端部材１３に設けた玉止め手段で、これは横端
部材１３の側面から玉通路４に対して細棒１８を片側面
板寄りのところに挿入することにより玉Ａの流下を阻止
する。

この発明は上記の如く構成され、次に作用を説明する。

通常使用態様では未配送樋Ｂから、販売機Ｃに対し玉通
路体１の通路４が連通して玉Ａ−が整列状態に充満し、
販売機Ｃの販売作動毎に玉量体が一斉に流下動を生じる
。

尚、ここで玉通路体１を透明資材を以て構成する時は内
部整列玉が外部から視認でき、玉購入者にとっては玉購
入時に全土の一斉動から誤動作のなかったことに対する
安心感があり、また管理者側にとっても誤動作の発見は
もとより玉流動に異常があるとその発見が簡単である等
極めて有効な手段である。

今、玉販売機Ｃ１或いは玉通路体１の保守上からこれ等
を取外す必要が生じると、横端部材１３に於いて玉止め
手段１７の細棒１８を通路４の玉杯中に差し込んで玉Ａ
の流下を阻止して後、販売機Ｃから玉通路体１に残る玉
Ａを排出する。

次いで、直状通路部６並びに屈曲通路部５を固定する止
ねじ１２を取ると、屈曲通路部５はそのままに横にずら
す要領で外され、同時に上位置状通路部６も横端部材１
３から外される。

そして販売機上に残るＦ位置状通路部６はＩＥねじ１２
を取って外す。

次に玉通路体１を組立てる時は上記の逆順を踏まえてな
される。

ところで横端部材１３から玉通路体１を取外した状態で
は、樋内の玉重量等の作用で横端部材１３は若干正規位
置より低くなっており、玉通路体１の組立てに当って直
状通路部６及び屈曲通路部５の縦口傾斜面１は最初は−
［下に位置ずれを生じるが、このずれは止ねじ１２をね
じ込んでいく過程で横端部材１３を押し上げつつ解消さ
れて玉通路体１の組立てが完了する。

従って、この発明によれば、常態では横端部材を玉通路
体が下方から押−Ｌげ気味にして定位置を保持している
から安定性がよく、玉販売動作に伴う玉の流下動が円滑
に行われる。

また、玉通路体を分割構成にし、その中間継目は傾斜面
で接合させ、継目部側面には添当板を添当して止ねじに
より密着状に固定する構成にしたから、玉通路体の分解
、組立てに当って、予め横端部材を押し上げておくとい
った煩わしさがなく、止ねじの着脱操作だけで無理のな
いしかも正確な組立てが簡単にできる。

更にまた、横端部材には室内側に細棒を通路内に抜き差
しする等の玉止め手段を設けたから、室内からの簡単な
作業で玉止めができて天井裏に配設の未配送樋内の玉は
そのままにし、玉通路体の取外し作業上排除する玉を必
要最小量に止めて作業性を向上し、すべての作業を室内
でできてパチンコ玉の自動販売システムの保守管理上か
ら極めて有用な発明である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示し、第１図は全体図、第２
図は横端部材の一部切欠側面図、第３図は同横断面図、
第４図は屈曲通路部の一部切欠側面図、第５図は同横断
面図、第６図は販売機の玉導入口部の一部切欠側面図で
ある。 １・・・・・・玉通路体、２・・・・・・面板、３・・
・・・・側板、４・・・・・・通路、５・・・・・・屈
曲通路部、６・・・・・・直状通路部、７・・・・・・
傾斜面、８・・・・・・添当板、９・・・・・・隆起体
、１０・・・・・・凹溝、１１・・・・・・通孔、１２
・・・・・・止ねじ、１３・・・・・・横端部材、１４
・・・・・・凹部、１５・・・・・・玉導入口、１６・
・・・・・凹部、１７・・・・・・玉止め手段、１８・
・・・・・細棒、Ａ・・・・・・パチンコ玉、Ｂ・・・
・・・未配送樋、Ｃ・・・・・・販売機。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 室内に配設の玉販売機と、天井部に配設の未配送樋
   とを連結するものであって、未配送樋に土止め手段を設
   けた樋端部材を連設し、中間に屈曲緩衝部を形威し、且
   つ玉の横拡がり幅を規制して玉を整列状態で自然流下さ
   せる玉通路体を複数個に分割構成とし、その上端は樋端
   部材に、下端は玉販売機の玉導入口に突合せ接続し、玉
   通路体の中間縦口は傾斜面に形成して接合させるととも
   に、継目部側面に添当板を添当し、これを一方の通路体
   に固着し、他力の通路体を添当板を介して分離可能に止
   ねじで固定するようにしたことを特徴とするパチンコ玉
   自動販売機用玉通路構成。