JPS5827790B2 - 置換1,2,4,5−テトラヒドロ−3h,3−ベンゾアゼピン類 - Google Patents

置換1,2,4,5−テトラヒドロ−3h,3−ベンゾアゼピン類

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JPS5827790B2
JPS5827790B2 JP56100724A JP10072481A JPS5827790B2 JP S5827790 B2 JPS5827790 B2 JP S5827790B2 JP 56100724 A JP56100724 A JP 56100724A JP 10072481 A JP10072481 A JP 10072481A JP S5827790 B2 JPS5827790 B2 JP S5827790B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C43/00Ethers; Compounds having groups, groups or groups
    • C07C43/02Ethers
    • C07C43/20Ethers having an ether-oxygen atom bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C43/205Ethers having an ether-oxygen atom bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring the aromatic ring being a non-condensed ring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、次の一般式■ 〔ここで、R1、R3、R6及びR7は水素であり、R
2及びR8はそれぞれH又は低級アルキルであり、R4
及びR6はそれぞれ水素、ヒドロキシル又は低級アルコ
キシであり、 Rは、−CH2−R’ (ここでR′はアルカノイルア
ミドフェニル又はアルカノイルアミドフェニル低級アル
キルである) である〕 の置換1・2・4・5−テI・ラヒドロー3H・3ベン
ゾアゼピン類並びにそれらの酸付加塩の製造法に関する
前記化合物は有機塩基であって、塩酸、マレイン酸、酒
石酸、硫酸及びその他の非毒性酸のような有機又は無機
酸と容易に塩を形成して治療学的に適合できる酸付加塩
を生成する。
本発明の化合物は鎮痛剤を製造するための試剤として有
用であり、しかして動物の苦痛をなくする。
また、それらはモルフインのような無痛覚及び麻酔性拮
抗作用の点から特に満足できる化合物は、R4及びR5
がヒドロキシル及び低級アルコキシである化合物である
本発明の主題は、次の一般式1/ 〔ここで、R1、R3、R6及びR7は水素であり、R
2及びR8はそれぞれH又は低級アルキルであり、R4
及びR5はそれぞれ水素、ヒドロキシル又は低級アルコ
キシであり、R′は低級アルカノイルアミドフェニル又
は低級アルカノイルアミドフェニル低級アルキルである
〕 の化合物の製造法にあり、この方法は次の一般式(ここ
でR1−R8は前記と同じ意味を有する)の化合物と次
式1■ (コこテR“はニトロフェニル又は二[・ロノエール低
級アルキルである) ノ化合物をジシクロへキシルカルボジイミドの存在Fに
反応させて次式丁■ (ここでR1−R8及びR“は前記の意味を有する)の
化合物を得、式1■の化合物の置換基R“中のニトロ基
をアミノ基に還元し、生じた化合物のカルボニル部分を
メチレン基に選択的に還元して次の一般式■ (ここでR1−R8は前記と同じ意味を有し、R″′は
アミノフェニル又はアミノフェニル低級アルキルである
) の化合物を製造し、式■の化合物の置換基R″′中のア
ミノ基をアシル化し、必要ならば生じた化合物を酸で処
理してその酸付加塩を得ることを特徴とする。
上記の製造法において、最初の反応は有機溶媒、例えば
テトラヒドロフラン中で行なわれる。
−トロ基のアミノ基への還元は、周知の二1・口塞の還
元法を用いることができ、例えば触媒(例えば酸化白金
)の存在下に水素化することによって行なわれる。
カルボニル基のメチレン基への還元は、水素化アルミニ
ウムリチウムのような水素化物によって行なわれる。
アシル化剤としては、低級アシル化剤、例えば低級アル
カン酸のハロゲン化物、無水物などが用いられる。
また、前述の製造法で製造された一般式1′の化合物に
おいて、R4又はR5が低級アルコキシであるときは、
必要に応じて、脱アルキルしてR4又はR5がヒドロキ
シルである化合物を得ることもできる。
用いられる脱アルキル剤は、好ましくは臭化水素酸であ
る。
本発明の化合物の製造法に用いられる一般式Hの化合物
の製造法の一つば、次の式 の置換オルトキシレンから出発して次の式の置換1・2
・4・5−テトラヒドロ−3H・3−ペンゾアゼピンを
得ることからなる。
この方法の例は、次の化学式によって例示される7−メ
ドキシー1・2・4・5−テトラヒドロ−3H・3−ベ
ンゾアゼピンの製造である。
7−メドキシート2・4・5−テトラヒドロ−3H・3
−ベンゾアゼピンの製造 3・4−ジメチルアニソール 3・4−ジメチルフェノール(1kg、8.2モル)を
水(3300Tll)に懸濁させ、攪拌させた混合物を
45℃に温めた。
熱源を除いた。絶えず攪拌しながら、反応熱が温度を4
7〜50℃に保持するように硫酸ジメチル(1310?
、10.4モル)、そして水酸化ナトリウム(576P
、14.4モル)の水(1480ml)溶液を交互に加
えた。
添加は約5時間を要した。
生成した混合物を室温でさらに3時間攪拌し、次いで一
晩中室温に放置させた。
反応混合物をクロロホルム(1回×800TfL113
回X4007710で抽出した。
一緒にしたクロロホルム層を水(3回X200m0で洗
浄した。
りooホルム溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後
、溶媒を157711の圧力で回転蒸発器で蒸発させた
残った淡黄色油状物を7mmの圧力で蒸留し、85〜8
8℃で沸騰する留分を集めた。
重量942グ。
4−メトキシフタル酸 3・4−ジメチルアニソール(250グ、1.84モル
)を水(71)に70℃で懸濁させた。
過マンガン酸カリウム(2kg、12,6モル)を温度
を75〜85℃に保持する割合で数回で加えた。
添加は5時間で完了した。
反応は加熱することなくさらに3時間攪拌し、次いで一
晩室温に放置した。
沈殿した二酸化マンガンを吸引jj過により除去した。
P液に塩化ナトリウム(150C1)を加え、次いでそ
れを濃塩酸(はぼ800m1)でpH1〜2に酸性化し
た。
沈殿した固体を酢酸エチル(3回×11)で抽出した。
酢酸エチル抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、次
いで溶媒を15間で蒸発させた。
残留固体はmp 168〜174℃を有した。
重量240グ。4−メトキシフタル酸無水物 4−メトキシフタル酸(959P、5−06モル)と無
水酢酸(21)とを混合し、加温還流させた。
2時間還流させた後、溶液を熱いうちに濾過した。
1液を室温に冷却し、次いで一70℃で一晩冷却した。
固体沈殿物を吸引濾過により回収し、石油エーテル(4
0〜60℃)で洗浄し、風乾する。
重量649グ、mp 89〜94℃ 無水酢酸母液を157nTtで蒸発乾固させた。
残留物を酢酸エチル(11)に溶解し、その溶液を水(
2回X500m)、飽和炭酸すトリウム溶液(2回X5
00mの、水(500wLA)及び飽和塩水溶液(50
0ml)で洗浄した。
酢酸エチルを無水硫酸マグネシウムで乾燥し、157I
Lmで蒸発させた。
得られた固体はmp89〜93℃を有した。重量103
PO 4−メトキシ−0−キシレノール 水素化アルミニウムリチウム(75ダ、1.98モル)
をテトラヒドロフラン(2,e)に窒素雰囲気下に室温
で懸濁させた。
攪拌した懸濁液に4メトキシフタル酸無水物(25C1
,1,40モル)のテトラヒドロフラン(5ooml)
溶液を3時間で滴下した。
生成した反応混合物を2時間加温還流させ、次いで室温
で一晩放置した。
攪拌された水冷反応混合物に水(75mの、15%水酸
化すトリウム溶液(75m7)及び水(225mのを順
次加えた。
攪拌をさらに1時間続け、次いで塩を1過した。
P液を硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥した溶媒を1
5mmで蒸発させた。
無色油状物が得られ、これは放置すると固化してジオー
ルを与えた。
m969〜73℃、重量217グ、bp146℃/ 0
.025 mm。
分析:c6H1203 計算:C64,27N7.19 実測:C64,01N7.43 4−メトキシ−α・α−ジブロム−〇−キシレン 4−メトキシ−0−キシレノール(251’、1.49
モル)をジクロルメタン(2,5A)に室温で懸濁させ
た。
三臭化りん(417P、1,49モル)を5時間半で滴
下した。
温度は決して35℃を越えなかった。
最初臭化物の100rnlを5時間で添加し、残りは3
0分間で加えた。
反応をさらに2時間攪拌し、次いで10℃に冷却し、そ
して水(500mA)を10分で加えた。
温度は25℃以下に留めた。
さらに5分後にジクロルメタンを分離し、飽和炭酸ナト
リウム溶液(500mの、水(2回X400m0及び飽
和塩水溶液(4,00mので洗浄した。
りロロホルム溶液を硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を15關の圧力で蒸発させると固体をら、えた
48〜50°C1重量 mp 430グ。
生成物を石油エーテル(40〜60℃)で再結晶した。
mp49〜49.5°C0分析: C9H,OBr20 計算:C37,04N3.43 Br54.36実d
Jll:C37,15N3.60 Br54.424
−メトキシ−〇−フェニレンジアセトニトリル微粉砕シ
アン化ナトリウム(73′?、1.48モル)を” V
lbro−Mixer”によってジメチルスルホキシド
(500m〜に懸濁させた。
4−メトキシ−α・d−ジブロム−〇ーキシレン(11
:l’、0、384モル)のジメチルスルホキシド(2
00m.1. )溶液をシアン化物懸濁液に滴下した。
内部温度は水浴によって35〜38℃に保った。
添加は15分間かかった。
反応の攪拌をさらに1時間半続げた。
反応混合物を水(41)に注いだ。水溶液をエーテル(
2回X11,3回X500ml)で抽出し、そして一緒
にした抽出物を希塩酸(6N)(2回X500mの、飽
和炭酸ナトリウム溶液(5oomO、水(3回X500
mの及び飽和塩化すトリウム溶液(2回X500m〜で
洗浄した。
エーテル層を硫酸マグネシウムで乾燥した。
乾燥エーテル溶液を蒸発させて油状物となし、これを蒸
留し、そして沸点範囲160〜165℃(0.1m0の
留分を集めた。
重量53′?。得られた油状物をエーテル(650m〜
より結晶化して45グ(mp51〜53℃)を写えた。
5.81の二次収量(mp49〜5FC)を得た。
分析: C+ I HIO N2 0 計算:C70.78 N5.48 N14.90実
測:C70.95 N5。
41 N15.054−メトキシ−0−フェニレンジ
アセトイミド4−メトキシ−0〜フエニレンジアセトニ
トリル(135P、0.7 2 5モル)を酢酸(18
0ml)に溶解し、そして15〜20℃で臭化水素の酢
酸溶液(32%、50M’)に30分間で滴下した。
反応を室温で4時間攪拌した。
沈殿した固体を1過し、そしてその固体が無色となるま
で酢酸で洗浄した。
その固体をアセトンで洗浄し、風乾した。重量196P
0 上記固体を予め85℃に加熱してあった水(3,5,e
)に添加した。
固体が溶解したときに無水酢酸す) IJウム(48P
、0.59モル)を5分間で加えた。
温度は93℃に上昇し、そして1時間92〜93℃に保
持した。
熱源を除き、反応を45分間攪拌したが、その間に温度
は70 ’Cに降下した。
暖かい反応物をtj過すると所望のイミドを与えた。
m9180〜183℃、重量105グ。イミドを無水ア
ルコールより再結晶した。
mp181〜183℃ 分析:CIIHI□NO3 計算:C64,38H5,40N6.83実測:C64
,57H5,59N6.627−メドキシート2・4・
5−テトラヒドロ−3H・3−ベンゾアゼピン 方法■ 窒素雰囲気下に10℃で攪拌しつつあるボランのテトラ
ヒドロフラン溶液(11,BH3で1モル)に4−メト
キシ−〇−フェニレンジアセトイミド(50グ、0.2
45モル)を20分間で数度に加えた。
その溶液を室温で5時間攪拌した。攪拌した水冷反応物
に塩酸(6N、20m〜を45分間で加えた。
初期発泡を静め、さらに230m1の塩酸(6N)を3
0分間で加えた。
その懸濁液を室温で16時間攪拌し、次いで不溶物を1
過した。
涙液を15關で蒸発乾固させ、そして残留固体を水(5
00ml)で処理した。
水性混合物を11過し、涙液を10%水酸化ナトリウム
溶液で塩基性とした。
沈殿した油状物をベンゼン(11)で抽出し、ベンゼン
抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥した。
ベンゼンを蒸発させると油状物(32P)を与えたが、
これを0.051n7ILで蒸留した。
沸点範囲90〜93℃の留分な集めた。
重量28.1’。このアミンは、メチルエチルケトンよ
り再結晶したマレイン酸塩として分析した。
mp140〜141°c。
分析:C1□H15NO−C4H404 計算:C61,42H6,53N4.78実測:C61
52H6,74N4.93 方法■ Parrの水素添加ボンベ(11)に4−メトキシ−〇
−フェニレンジアセトニトリル(75Plo、403モ
ル)、無水エタノール(5oomz)及びラネーニッケ
ル触媒(水に加えたRaney A28.501の湿潤
触媒)を装入した。
触媒は加える前に無水エタノールで数回洗浄した。
溶液の温度が90’Cとなり且つ水素圧力が1000
psiとなるまでボンベを加熱した。
攪拌を初め、そして加熱を止めた。
還元は1000〜700 psiで行ない、そして温度
が30 ’Cに降下するまで攪拌を続げた。
水素圧力の還元は1760psiであった。
触媒を1別し、溶媒を蒸発させた。残留油状物を蒸留し
、そして沸点範囲82〜86℃(0,01mm)の留分
を集めた。
重量241゜例1 3−(p−アミノフェネチル)−7−メドキシート2・
4・5−テトラヒドロ−3H・3−ベンゾアゼピン p−ニトロフェニル酢酸(11,7?、0.064モル
)のテトラヒドロフラン(5Qmの溶液を7−メドキシ
ー1 ・2・4・5−テトラヒドロ3H・3−ベンゾア
ゼピン(10,、l’、0.058モル)のテトラヒド
ロフラン(50m7)溶液に加えた。
この反応物にジシクロへキシルカルボジイミド(14,
5グ、0.0705モル)のテトラヒドロフラン(50
rnの溶液を直ちに加、え、そして攪拌を4時間続げた
反応物に酢酸(H)mのを加え、次いで固体をp別した
溶媒を真空中で蒸発させ、残留物をジエチルエーテル(
150mの及びベンゼン(150r/10で処理した。
不溶性固体を1別し、ベンゼン(2oomOで洗浄した
固体をテトラヒドロフラン(250ml)に溶解し、少
量のジシクロヘキシル尿素より1過した。
ベンゼン:エーテル抽出物を炭酸カリウム溶液及び塩酸
(3N)で洗浄した。
テトラヒドロフラン抽出物を炭酸カリウム溶液で洗浄し
た。
抽出物を−緒にし、真空中で蒸発して粗製のアミドを得
た。
重量25グ。
粗製のアミドをメタノール(2ooTnz)に溶解し、
酸化白金(1グ)上で60 psiで水素化した。
水素の吸収は20分後に止み、そして17 psiに圧
力は低下した。
触媒を1別し、溶媒を真空中で蒸発させた。
残留物を塩酸(0,3N、1500mg)に溶解し、若
干の不溶物を1過した。
酸溶液をエーテルで洗浄し、次いで水酸化ナトリウム溶
液で塩基性にした。
沈殿した生成物をクロロホルム中へ抽出した。
クロロホルム抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、真空
中で蒸発させて粗製のアミドとした。
重量22.5P0アミノ−アミドをテトラヒドロフラン
(150mのに溶解し、そして水素化アルミニウムリチ
ウム(5グ、0.0132モル)のジエチルエーテル(
17577Il)懸濁液に、緩かな還流が維持されるよ
うな速度で、滴下した。
反応物を21時間還流した。水(5rrll)、15%
水酸化ナトリウム溶液(5I117)及び水(15ml
)を順次加えることによって錯体を分解した。
溶媒を濾過し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を真空中で蒸発させると油状物を与え、これをジ塩
酸塩に変換し、そしてメタノールから再結晶して標記化
合物のジ塩酸塩とした。
mp264.5〜265.5℃、重量11,1グ。
分析: C10H24N20・2HC1 計算:C61,79H7,10N7.59C119,2
0 実測:C61,63H6,86N7−61C119,4
5 例2 3−(p−アセトアミドフェネチル)−7−メドキシー
ト2・4・5−テトラヒドロ−3H・3−ベンゾアゼピ
ン 3−(p−アミノフェネチル)−7−メドキシート2・
4・5−テトラヒドロ−3H・3−ペンゾアゼピンジ塩
酸塩(13?、0.035モル)のクロロホルム(20
0mの懸濁液にトリエチルアミン(11,,0グ、0.
108モル)を加えた。
その混合物を攪拌し、氷−水浴で冷却した。
塩化アセチル(3,3L?、0.04.2モル)を5分
間で滴下し、そして反応物を室温で1時間攪拌した。
不溶物を1過して標記化合物を塩酸塩として与えた。
m9289〜290℃、重量8.1’。
分析:C2□H26N202・HCI 計算二C67,28H7,26N7.47CI9.46 実測:C67,10H7,56N7.53C19,34 例3 3−(p−アセトアミドフェネチル)−7−ヒドロキシ
−1・2・4・5−テトラヒドロ−3H・3−ベンゾア
ゼピン 3−(p−アミノフェネチル)−7−メドキシート2・
4・5−テトラヒドロ−3H・3−ペンゾアゼピンジ塩
酸塩(11,3グ、0.0306モル)を48%水性臭
化水素酸(175mのに懸濁させ、2時間還流させた。
過剰の酸と水を真空中で除去した。
残留固体を水(250mA’)に溶解し、炭酸カリウム
溶液によって塩基性とした。
沈殿した固体を沢過し、乾燥した。
この固体を塩酸塩に変換し、メタノール:ジエチルエー
テル(1: 2)から再結晶した。
mp309.5〜311.5℃。8.72の3−(p−
アミノフェネチル)−7−ヒドロキシ−1・2・4・5
−テトラヒドロ−3H・3−ペンゾアゼピンジ塩酸塩を
得た。
分析:C18H22N20・2HC1 計算:C60,84H6,81N7.89C119,9
5 実測:C60,62H7−03N8.06C119,8
5 次いで、このジ塩酸塩を例2に記載の方法で塩化アセチ
ルと反応させて所期の化合物を得た。
ベンゾアゼピン化合物の薬理学的活性 本発明の化合物群は動物実験において鎮痛作用ないしは
活性、ならびに強い麻酔性鎮痛剤の作用を抑制する能力
に関し評価されている。
著しい毒性の兆候をもたらさない投与量とレベルでの一
つないしいくつかの投与法によるこれら活性の種々の度
合いを立証することは慣用の動物試験法を用いることに
よって可能であった。
加えて本発明の代表的な化合物の他の薬理学的性質例え
ば抗ヒスタミン、抗コリン活性が見出された。
モルフインを常時薬されているザルに本発明の化合物を
投与したその後、阿片剤に典型的な薬剤習慣性の目立っ
た兆候は観察されなかった。
このことはこれらのベンゾアゼピン化合物には習慣性の
傾向がないことを示している。
かくして、薬理学上の評価結果は、発明に開示した式を
有するベンゾアゼピン化合物が麻酔性を抑制された鎮痛
剤として価値があるという陳述を裏付けるものである。
鎮痛作用 本発明の代表的な化合物を既述の方法により鎮痛作用に
ついて試験した時に得られた結果を第1表に提示する。
抑制された麻酔性を示す鎮痛剤ベンタゾシンと麻酔性鎮
痛剤モルヒネおよびコデインとを比較のために包含する
この比較から、毒性兆候以下の投与量レベルすなわち毒
性兆候を示さない最大投与量(HNSD)において目立
った活性を示す化合物は主として非経口投与により有効
であることが明らかである。
非経口投与による効力の優位性は腹腔内投与が用いられ
るポットフレート法と、皮下投与によるライジング (Wrlthing )法の両者により明らかである。
×※ 本発明のベンゾアゼピン化合物について、種
々の度合いの類似した毒性兆候が投与量の増加に伴ない
生起し、それは抑うつ症、運動失調症、呼吸低下、眼球
突出症、よだれ症、催涙、血管拡張、チアノーゼおよび
散瞳により特徴づけられた。
又、全ての化合物に共通することは中位塵から強度の間
代性けいれんを発現することであり動物の死は呼吸不能
が原因であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の一般式■′ 〔ここで、R1、R3、R6及びR7は水素であり、R
    2及びR8はそれぞれH又は低級アルキルであり、R4
    及びR5はそれぞれ水素、ヒドロキシル又は低級アルコ
    キシであり、R′は低級アルカノイルアミドフェニル又
    は低級アルカノイルアミドフェニル低級アルギルである
    〕 の化合物を製造するにあたり、次の一般式■(ここでR
    1−R8は前記と同じ意味を有する)の化合物と次式■ (ここでR“は二l・ロフェニル又はニトロフェール低
    級アルキルである) の化合物をジシクロへキシルカルボジイミドの存在下に
    反応させて次式■ (ここでR1−R8及びR“は前記の意味を有する)の
    化合物を得、式■の化合物の置換基R“中リニトロ基を
    アミノ基に還元し、生じた化合物のカルボニル部分をメ
    チレン基に選択的に還元して次の一般式V 〔ここで、R1−R8は前記と同じ意味を有し、R″′
    はアミノフェニル又はアミノフェニル低級アルキルであ
    る〕 の化合物を製造し、次いで式■の化合物の置換基R″′
    中のアミン基をアシル化し、必要ならば生じた化合物を
    酸で処理してその酸付加塩を得ることを特徴とする一般
    式■及びその酸付加塩の製造法。
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