JPS5827158Y2 - 変速装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ギアートランスミッションケースの変速操作
用摺動軸に係合突起を設けると共に、前記突起に対する
係合用孔あるいは凹部を前記軸の摺動力向に並設した板
バネを設け、前記板バネと突起の協働で前記摺動輪の操
作位置を保持させるべく構成した変速装置に関する。

上記変速装置において、変速操作が極力軽く行えるよう
にすると共に、前記変速用摺動軸を所望の位置に確実に
保持できるようにするためには、板バネを係合突起の移
動軌跡に対して適切な位置に取付ける必要があり、本考
案は、簡単な改良゛を加えるだけで、上述のごとき適切
な位置への板バネ取付けを容易に行えるようにすること
を目的とし、冒記した変速装置において、前記突起に対
する前記板バネの取付位置を板バネに対する当付けによ
り定めるためのゲージを、突起側に付設しである事を特
徴とする。

すなわち、ゲージに板バネを当付けた状態で板バネの取
付位置を定めるだけで確実に適切な板バネ単行状態が得
られるから、操作性が良くかつ変速用摺動軸を確実に位
置保持できる状態を容易確実に得られる。

しかも、ゲージを突起側に付設するだけの簡単な改良を
加えるだけで済むから、製作面及びコスト面においても
有利である。

以下に、本考案の実施の態様を例示図に基づいて説明す
る。

歩行型耕耘機を構成するに、前方にエンジン１を搭載し
た機枠２にギアートランスミッションケース３を介して
左右一対の駆動車輪４，４を軸架し、前記ミッションケ
ース３の上方からハンドル５を延設して牽引車体を構威
し、前記機枠後部のヒツチ６を介して酒税自在な耕耘装
置７を前記車体に連結すると共に、耕耘装置７人力部と
前記ミッションケース３出力部とを伝動ケース８をもっ
て連動連結しである。

前記・−ンドル５を縦軸芯Ｘ周りで回動固定可能に構成
して、車体に対する・・ンドル５の延設方向を前後に変
更できるようにしである。

前記ギアートランスミッションを前進２段、後進２段に
変速可能に構成すると共に、ミッション変速用レバー９
を前記ミッションケース３かう車体後方に延設し、又、
前記レバー９によるミッション操作機構を第２図、第３
図に示す如く構１１ｔＬ。

もって、前記レバー９により車体の前後進及び変速を行
えるようにしである。

すなわち、夫々がミッション伝動速度を２段に切換え可
能に構成しである２本の変速操作軸１０゜１０を、車体
横方向に摺動自在な状態でかつ上下に並列させた状態で
、ミッションケース３から突設し、そして、各操作軸１
０．１０の突設端夫々に変速用ヨーク１１．１１をボル
ト１２によす固定しである。

各ボルト１２，１２に突起１３．１３を一体連設すると
共に、前記突起１３に対する３個の係合用孔１４・・・
・・・を前記操作軸１０の摺動力向に並設した板バネ１
５を、各変速軸１０．１０夫々に対応させて、かつブラ
ケット１６．１６を介して□ツションケース３に付設し
である。

他方、前記変速操作軸１０．１０と平行な支軸１７を□
ツションケース３に立設すると共に、前記支軸１７周り
で車体前後方向に揺動自在なボス１８を設けである。

各ヨーク１１．１１を介して各操作軸１０．１０に択一
的に係合させるアーム１９を有するヨーク操作具２０を
、前記支軸１７芯と直交する軸芯Ｙ周りで回動自在な状
態で前記ボス１８に保持させると共に、前記変速レバー
９を前記軸芯Ｙ周りで車体前後方向に回動固定可能な状
態で、前記ヨーク操作具２０に連結しである。

つ斗り、レバー９を前記支軸１７周りで揺動させると、
前記アーム１９を、ヨーク１１．１１を介して両操作軸
１０．１０に択一的に係止できて、前後進の切換えが行
え、そして、レバー９を前記軸芯Ｙ周りで揺動させると
、アーム１９の係止している操作軸１０．１０の摺動操
作を行えて、進行速度を高低に切換えられるようにしで
ある。

又、各操作軸１０．１０を高低速位置あるいは中立位置
にすると、第３図に示すように、前記突起１３が前記操
作位置に対応するバネ版孔１４・・・・・・に係合して
、板バネ１４と突起１３の協働作用により操作軸１０．
１０が各操作位置に保持されて、ミッションの噛合い状
態を維持できるようにしである。

又、第２図、第３図に示すように、前記ボルト１２とヨ
ーク１１とで挾持させて摺動軸１０に取付ける部分２１
ａ、前記突起１３の移動方向両側で前記板バネ１５に接
当させる部分２１ｂ、２１ｂを有する平面視にてコの字
状の折曲げ板をもって構威し、板バネ１５を前記ブラケ
ット１６に取付けるに当って設定する板バネ１５と突起
１３との間隔の設定を容易にするためのゲージ２１を突
起側に夫々付設しである。

つ普り、摺動軸１０にゲージ２１を取付けた状態にて、
前記接当部分２１ｂ。

２１ｂに前記板バネ１５を当て付けると、突起１３に対
する板バネ１５の取付位置が、摺動軸１０の摺動操作力
を極端に重くすることなく、かつ振動等の不測な外力に
抗して摺動軸１０を操作位置に保持させを機能を発揮さ
せられるに相当する位置となるように、前記接当部分２
１ｂの摺動軸１０側端から板バネ１５側端への寸法りを
設定しである。

尚、前記板バネ孔１４・・・・・・を、前記突起１３を
係合させることにより、板バネ１５と突起１３との協働
により摺動軸１０の操作位置を保持できる凹部に替えて
も良へ

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る変速装置の実施の態様を例示し、第
１図は歩行型耕耘機の全体側面図、第２図はミッション
操作機構の一部切側面図、第３図は第２図の■−■断面
図である。 ３・・・・・・□ツションケース、１０・・・・・・摺
動軸、 １１・・・・・・ヨーク、１２・・・・・・ボ
ルト、１３・・・・・・突起、１４・・・・・・係合用
ＪＬ１５・・・・・・板バネ、２１・・・・・・ゲージ
。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ ギアートランスミッションケース３の変速操作用摺
   動軸１０に係合突起１３を設けると共ぺ前記突起１３に
   対する係合用孔１４・・・・・・あるいは凹部を前記軸
   １０の摺動方向に並設した板バネ１５を設け、前記板バ
   ネ１５と突起１３の協働で前記摺動軸１０の操作位置を
   保持させるべく構威した変速装置であって、前記突起１
   ３に対する前記板バネ１５の増付位置を板バネ１５に対
   する当付けにより定めるためのゲージ２１を、突起側に
   付設しである事を特徴とする変速装置。 ■ 前記摺動軸１０に変速用ヨーク１１を固定するため
   のボルト１２に、前記突起１３を一体連設し、前記ゲー
   ジ２１を前記ボルト１２とヨーク１１とで挾持させであ
   る事を特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項に記載
   の装置。 ■ 前記ゲージ２１を前記突起１３の移動方向両側で前
   記板バネ１５に接当させるべく構威しである事を特徴と
   する実用新案登録請求の範囲第１項又は第２項に記載の
   装置。