JPS5826920B2 - N−ジクロロチオホスホリル−イミノ酸の塩化物およびその製造法 - Google Patents

N−ジクロロチオホスホリル−イミノ酸の塩化物およびその製造法

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JPS5826920B2
JPS5826920B2 JP9802579A JP9802579A JPS5826920B2 JP S5826920 B2 JPS5826920 B2 JP S5826920B2 JP 9802579 A JP9802579 A JP 9802579A JP 9802579 A JP9802579 A JP 9802579A JP S5826920 B2 JPS5826920 B2 JP S5826920B2
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dichlorothiophosphoryl
acid
mol
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ガリナ・フヨードロウナ・ソロドウスチエンコ
ワシリー・アレクセーエウイツチ・ボンダル
ワレリー・パブロウイツチ・クハル
ワレリー・ヤコウレウイツチ・セメヌイ
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INSUCHITSUUTO ORUGANICHESUKOI HIMII AKADEMII NAUKU UKURAINSUKOI ESUESUERU
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INSUCHITSUUTO ORUGANICHESUKOI HIMII AKADEMII NAUKU UKURAINSUKOI ESUESUERU
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/22Amides of acids of phosphorus
    • C07F9/26Amides of acids of phosphorus containing P-halide groups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な化合物即ち、N−ジクロロチオホスホリ
ル−イミノ酸の塩化物およびその製造法に関する。
これらの化合物は、種々の部類に層し、エーテル、アミ
ド、酸、塩等のようなリン有機化合物の有益な特性を有
する新規化合物の合成に有用である。
これらの塩化物はまた生理学的に活性★★な抗腫瘍化合
物の製造に有用である。
例えば、N−ジクロロチオホスホリル−トリクロロアセ
トイミノ酸の塩化物は、抗腫瘍活性を有する低毒性のN
−ジエチレンアミドチオホスホリル−トリクロロアセト
イミノ酸のエチレンアミド即ち、N−ジエチレンアミド
チオホスホリル−2−トリクロロメチルイミダシリンA
2 を得るために用いられる出発物質である。
この反応径路は以下の通りである。
上記したN−ジクロロチオホスホリル−トリクロロアセ
トイミノ酸の塩化物をN−ジエチレンアミドチオホスホ
リル−2−トリクロロメチルイミダシリンA2に転化す
る方法は新規である。
この方法は、ト、ジエチレンアミンの存在下、有機溶剤
中0〜5℃の温度で3モルのエチレンイミンとNジクロ
ロチオホスホリル−トリクロロアセトイミノ酸の塩化物
とを反応させることからなる。
このような本発明の化合物とエチレンイミンとを反応さ
せることによってイミダシリンサイクルを形成する反応
に関しては、いかなる開示も従来見い出されていない。
本発明は、従来の刊行物に開示されていない新しい化合
物であるN−ジクロロチオホスホリルイミノ酸の塩化物
を目的とする。
本発明により、下記の一般式を有するN−ジクロロチオ
ホスホリル−イミノ酸の新規塩化物を提供する。
(ここにおいて、RはCCl3、CH3CCl2、CH
2ClCC1□である。
)上記の化合物は、エーテル、ベンゼン、アセトン、ク
ロロホルム、およびヘキサンに可溶な淡黄色の透明な液
体であって、水、アルコール類、およびアミン類と反応
する。
本発明の新規化合物即ち、N−ジクロロチオホスホリル
−イミノ酸の塩化物は、本発明により、下記の一般式な
有する塩素含有リン有機化合物(ここにおいて、Xは酸
素、RCC12Nであり、YはRCCIN、CIであり
、RはCCl3、CH3CCl2、CH2ClCCl2
である。
Xが酸素であるときYはRCCINで、XがRCC12
NであるときYはCI である。
)および五個化リンの130℃〜170℃での相互作用
、その後の目的生成物の単離により得られる。
目的生成物の収率は65重量%にまで至っている。
本発明の方法は次の通り行なわれる。
下記の一般式を有する塩素含有リン有機化合物(ここに
おいて、Xは酸素、RCC12Nであり、YはRCCI
N、CIであり、RはCCl3、CH3CCl2、CH
2ClCCl2である。
Xが酸素であるときYはRCCINで、XがRCC12
NであるときYはC1である。
)を五個化リンと反応させる。
反応物質を130℃〜170℃まで加熱する。
容易に沸騰するフラクション(カルボン酸のニトリルお
よびクロロチオホスホリル)を単離し、その残留物をオ
イルポンプの真空下で二回蒸留し、75℃〜86℃で0
.lmmHg下でくり返し蒸留した後に上記フラクショ
ンを単離して目的生成物を得る。
塩素含有リン有機化合物と五個化リンの相互作用の工程
は、攪拌機、逆流コンデンサーおよび温度計を装備した
三つ口を有する反応器中で行なわれる。
目的生成物の収率は65%にまで至っている。
本発明の方法は実施が容易で、高品質の目的生成物を製
造することができる。
本発明のより良き理解のために、N−ジクロロチオホス
ホリル−イミノ酸の塩化物を得る方法の実施例を下記に
示す。
例1 攪拌機、逆流コンデンサー、および温度計を装備した三
つ口を有する反応器に、29.7 P (0,12−モ
ル)の量のN−ジクロロホスホリルトリクロロアセトイ
ミノ酸の塩化物および5,62(0,025P−モル)
の量の五個化リンを充填する。
混合物を140℃〜170℃の温度で油浴中種やかな攪
拌下で加熱する。
1〜1.5時間後反応物質は次第に黒ずみ容易に沸騰す
るフラクション(カルボン酸のニトリルおよびクロロチ
オホスホリル)が形成される。
このフラクションはゆっくりと逆流コンデンサーから下
に流れる。
上記の反応物質を指定条件下で4時間保ち、次いで逆流
コンデンサーをリービッヒコンデンサーに取り替える。
容易に沸騰するフラクションを水−ジェットポンプの真
空下で分離する。
残留物をオイルポンプの真空下で二度蒸留する。
14.9sF(48重量%)の量のN−ジクロロホスホ
リルトリクロロアセトイミノ酸の塩化物の目的生成物を
得る。
この塩化物はエーテル、ベンゼン、アセトン、クロロホ
ルムおよびヘキサンに可溶で透明な淡黄色の液体であり
、水、アルコール類およびアミン類と反応する。
沸点は0.1 mmHgで74℃〜76℃である。
n”l= 1.5924 : d20= 1.7346
得られた物質の組成は、重量%で下記のものを含有する
ことが判明した(尚、二点について測定した): N 452.465;P 9.88.9.59;S
10.66.10.62;C168,21,68,3
7;C8,72,7,92; MRD (分子屈折)60.9で C2C16NPS の式を有する。
この組成は下記のものを含むことが計算された(重量%
): N 4.47;P 9.81;S 10.19;
C167,88;C7,65;MRD 60.3゜
この物質の赤外スペクトルは、C=Nリンクに相当する
1670(1771’ の領域およびP−Sリンクに相
当する吸収の575cm’の領域にある強度の吸収によ
り特徴すげられている。
例2 例1に倣って目的生成物を得るために、55.5f (
0,2f−モル)のN−ジクロロホスホリル2・2−ジ
クロロプロピオンイミノ酸の塩化物を15.6S’(0
,07f−モル)の五個化リンと反応させる。
反応物質を140℃〜160℃の温度まで加熱し、5時
間保持する。
目的生成物を例1に示した方法に倣って単離する。
12.5P(42重量%)のN−ジクロロチオホスホリ
ル−2・2ジクロロプロピオンイミノ酸の塩化物が得ら
れる。
上記の塩化物は例1で記載されたものと同様な機械的物
理的性質を有する。
沸点は1miHgで80〜82℃である。
n’7= 1.5862 : d20= 1.6145
得られた物質の組成は、重量%で下記のものを含有する
ことが判明した(尚、二点について測定した): P 10.65.10.66;S 11.41.1
1.51 MRD (分子屈折)60.22、 C3H3C1,NPSの式を有する。
この組成は下記のものを含むことが計算された(重量%
): P 10.58;S 10.93;MRD 59
.43例3 例2に倣って目的生成物を得るために、31.2f(0
,1S’−モル)のN−ジクロロホスホリル2・2・3
−トリクロロプロピオンイミノ酸の塩化物を11.11
(0,0521−モル)の五個化リンと接触させる。
目的生成物を例1に示した方法に倣って単離する。
14.59(44重量%)のN−ジクロロチオホスホリ
ル−2・2・3−トリクロロプロピオンイミノ酸の塩化
物が得られる。
N−ジクロロチオホスホリル−2・2・3−トリクロロ
プロピオンイミノ酸の塩化物は例1で記載されたものと
同様な機械的物理的性質を有する。
沸点は0.1 mmHgで85〜86℃である。
n”7= 1.5882 : d20= 1.6928
得られた物質の組成は、重量%で下記のものを含有する
ことが判明した(尚、二点について測定した):P
9.22.9.84; S9.46.9.92 MRD (分子屈折)65.1 C3H2C16NPSの式を有する。
この組成は下記のものを含むことが計算された(重量%
): P 9.46;S 9.76;MRD 64,
2例4 / 例1に記した装置を用して行なう。
284グ(0,8′?−モル)のトリクロロホスホアゾ
ノく−クロロエタンおよび89%(0,4f−モル)の
五個化リンを充填する。
反応物質を130℃まで穏やかに攪拌しながら徐々に加
熱し、130℃〜160℃で3時間保つ。
目的生成物を例1と同様に単離する。
165f(65重量%)のN−ジクロロチオホスホリル
トリクロロアセトイミノ酸の塩化物が得られる。
このようにして得られる塩化物の機械的および物理的性
質および赤外スペクトル分析の結果は例1に示されてい
る。
例5 例1に記した装置を用いて行なう。
66.4S’(0,2P−モル)のトリクロロホスホア
ゾ−1・1・2・2−テトラクロロプロパンおよび22
.2P(0,1S’−モル)の五個化リンを充填する。
反応物質を徐々に140℃まで加熱し、140℃〜16
0℃で4時間保つ。
目的生成物を例1と同様に単離する。
312(61重量%)のN−ジクロロチオホスホリル−
2・2−ジクロロプロピオンイミノ酸の塩化物が得られ
る。
このようにして得られる塩化物の機械的および物理的性
質は例2に示されている。
例6 本発明の方法を例5に記載したのと同様に行なう。
7.1’(0,2S’−モル)のトリクロロホスホアゾ
−1・1・2・2・3−ペンタクロロプロパンを22.
0f(0,1f−モル)の五個化リンと反応させる。
目的生成物を例1と同様に単離する。38.8S’(6
2重量%)のN−ジクロロチオホスホリル−2・2・3
−トリクロロプロピオンイミノ酸の塩化物が得られる。
このようにして得られた塩化物の機械的および物理的性
質および赤外スペクトルの結果は例3に示されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の一般式を有するN ポリルーイミノ酸の塩化物。 ジクロロチオホス (ここにおいて、RはCCl3、 CH2ClCCl2である。 )。2 下記の一般式を有するN ポリルーイミノ酸の塩化物 CH3CCl2、 ジクロロチオホス (ここにおいて、RはCCl3、CH3CCl2、CH
    2ClCCl2である。 )を製造する方法であって、下記の一般式を有する塩素
    含有リン有機化合物 (ここにおいて、Xは酸素、RCC12Nであり、Yは
    RCCIN−CIであり、RはCCl3、CH3CCl
    2、CH2ClCCl2である。 Xが酸素であるときYはRCCINで、XがRCC12
    NであるときYはCI である。 )を130℃〜170℃で五個化リンと反応させ、次い
    で目的物を単離することから成ることを特徴とする、上
    記製造法。
JP9802579A 1978-07-31 1979-07-31 N−ジクロロチオホスホリル−イミノ酸の塩化物およびその製造法 Expired JPS5826920B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SU782651214A SU876648A1 (ru) 1978-07-31 1978-07-31 Способ получени хлорангидридов N-дихлортиофосфонилиминокарбоновых кислот

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5543074A JPS5543074A (en) 1980-03-26
JPS5826920B2 true JPS5826920B2 (ja) 1983-06-06

Family

ID=20779879

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9802579A Expired JPS5826920B2 (ja) 1978-07-31 1979-07-31 N−ジクロロチオホスホリル−イミノ酸の塩化物およびその製造法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JPS5826920B2 (ja)
DE (1) DE2931080C2 (ja)
GB (1) GB2031429B (ja)
SU (1) SU876648A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60138640U (ja) * 1984-02-24 1985-09-13 株式会社 下村電友舎製作所 バフ研磨装置
JPH0526422Y2 (ja) * 1985-08-20 1993-07-05

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60138640U (ja) * 1984-02-24 1985-09-13 株式会社 下村電友舎製作所 バフ研磨装置
JPH0526422Y2 (ja) * 1985-08-20 1993-07-05

Also Published As

Publication number Publication date
GB2031429B (en) 1983-03-30
GB2031429A (en) 1980-04-23
SU876648A1 (ru) 1981-10-30
DE2931080C2 (de) 1982-09-02
DE2931080A1 (de) 1980-02-21
JPS5543074A (en) 1980-03-26

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