JPS58206576A - シス−2,6−ジメチルモルホリンの製法 - Google Patents
シス−2,6−ジメチルモルホリンの製法Info
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- JPS58206576A JPS58206576A JP58081049A JP8104983A JPS58206576A JP S58206576 A JPS58206576 A JP S58206576A JP 58081049 A JP58081049 A JP 58081049A JP 8104983 A JP8104983 A JP 8104983A JP S58206576 A JPS58206576 A JP S58206576A
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- C07D265/28—1,4-Oxazines; Hydrogenated 1,4-oxazines
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- C07D295/00—Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms
- C07D295/02—Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms containing only hydrogen and carbon atoms in addition to the ring hetero elements
- C07D295/023—Preparation; Separation; Stabilisation; Use of additives
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ビス−ヒドロキシアルキルアミンから、酸触媒たとえば
硫酸の存在下に水を分裂放出させることにより、あるい
は酸化アルミニウム触媒による蒸気相での脱水により、
モルホリンを製造することは古(から公知である(ホー
ベン・フィル著メトーテン・オルガがニツシエン会ヘミ
ー4版6/4巻510〜520貞参照)。環に2個又は
2個以上の置換基を有するモルホリンの合成において、
立1体的に単一な化合物の製造における問題に関しては
報告が比較的少なく、そして反応条件に依存して、種々
の立体異性体化合物が種々の量で生成することが予測さ
れる。
硫酸の存在下に水を分裂放出させることにより、あるい
は酸化アルミニウム触媒による蒸気相での脱水により、
モルホリンを製造することは古(から公知である(ホー
ベン・フィル著メトーテン・オルガがニツシエン会ヘミ
ー4版6/4巻510〜520貞参照)。環に2個又は
2個以上の置換基を有するモルホリンの合成において、
立1体的に単一な化合物の製造における問題に関しては
報告が比較的少なく、そして反応条件に依存して、種々
の立体異性体化合物が種々の量で生成することが予測さ
れる。
たとえば2,6.5.6−テトラメチルモルホリンへの
3.3′−イミノビス−2−ブタノールの硫酸中での環
化に関する機構研究がなされている(ジャーナル・オブ
eヘテロサイクリックeケミストリー17巻1980年
669〜672頁)。
3.3′−イミノビス−2−ブタノールの硫酸中での環
化に関する機構研究がなされている(ジャーナル・オブ
eヘテロサイクリックeケミストリー17巻1980年
669〜672頁)。
2.6−ジメチルモルホリンリンス異性体は、多くの目
的に対して優れている。たとえば2,6−ジメチルモル
ホリンから製造される植物保護剤の作用は、主としてシ
ス異性体から得られた化合物による。
的に対して優れている。たとえば2,6−ジメチルモル
ホリンから製造される植物保護剤の作用は、主としてシ
ス異性体から得られた化合物による。
過剰の硫酸を用いる異性化により、又は185〜220
℃での濃硫酸によるジイソプロパツールアミンの環化に
より、2.6−ジメチルモルホリン異性体混合物におけ
るシス体含量を高める方法が、米国特許3083202
号明MJ3書に記載されている。これは高い反応温度が
欠点である。なぜならば既知のように(H,レミー著レ
ールブー)・デル・アンオルガニッシェン・ヘミ−16
版1970年1巻861頁、921頁及び922頁参照
)、濃硫酸は熱時に酸素を放出して亜硫酸又は二酸化硫
黄に移行し、有機物質に作用して炭化するからである。
℃での濃硫酸によるジイソプロパツールアミンの環化に
より、2.6−ジメチルモルホリン異性体混合物におけ
るシス体含量を高める方法が、米国特許3083202
号明MJ3書に記載されている。これは高い反応温度が
欠点である。なぜならば既知のように(H,レミー著レ
ールブー)・デル・アンオルガニッシェン・ヘミ−16
版1970年1巻861頁、921頁及び922頁参照
)、濃硫酸は熱時に酸素を放出して亜硫酸又は二酸化硫
黄に移行し、有機物質に作用して炭化するからである。
特に遊離アミン(ジイソプロパツールアミン及びモルホ
リン)は不安定で、その塩はそれほどでない。
リン)は不安定で、その塩はそれほどでない。
したがってこの米国特許明細書によれば、″冷却しかつ
攪拌しながらアミンを硫酸中に、溶液温度が80℃を越
えないように徐々に加える。アミンが全部硫酸に添加さ
れたのち、初めて約200°Cに加熱する。この方法は
多くのエネルギーと時間を消費しく最初に冷却し、その
間は実際上まだ望ましい意味での反応が起こらず、次い
で加熱する)、そのほかこの方法において示された収率
ば、本発明者らの経験によると実際には達成されない。
攪拌しながらアミンを硫酸中に、溶液温度が80℃を越
えないように徐々に加える。アミンが全部硫酸に添加さ
れたのち、初めて約200°Cに加熱する。この方法は
多くのエネルギーと時間を消費しく最初に冷却し、その
間は実際上まだ望ましい意味での反応が起こらず、次い
で加熱する)、そのほかこの方法において示された収率
ば、本発明者らの経験によると実際には達成されない。
なぜならば190℃以下の温度でも、妨げになるほど塩
の分解が認められるからである。むしろ一部では濃厚に
着色する多数の副生物を生じ、2,6−ジメチルモルホ
リンの収率が本発明方法におけるよりも明らかに低い。
の分解が認められるからである。むしろ一部では濃厚に
着色する多数の副生物を生じ、2,6−ジメチルモルホ
リンの収率が本発明方法におけるよりも明らかに低い。
したがって本発明の課題は、 2.6− ジメチルモ
ルホリンを、できるだけ高い収率でかっできるだけ高い
シス−異性体含量で製造しうる最も経済的な方法を開発
オることであった。
ルホリンを、できるだけ高い収率でかっできるだけ高い
シス−異性体含量で製造しうる最も経済的な方法を開発
オることであった。
本発明者らは、次式
のジイソプロパツールアミン(含水量はこのアミンに対
し0〜20重量%好ましくは5〜15重量%)すなわち
1.1′−イミノビス−2−プロパツールを、過剰すな
わち反応混合物を酸性にする量の濃硫酸(90〜120
%好ましくは98〜105%)と真に、好ましくはアミ
ン対酸のモル比をたとえばi:(i、o〜3.0)にし
て、冷却処置をすることなく、すなわち一般に室温の周
辺空気による自然冷却のみによって、混合物の温度が8
5〜170’C好ましくは1oo〜又は生成する水を留
去しながら、1〜2s、am間好ましくは6〜21時間
の滞留時間で反応させ、生成する反応生成物を冷却下に
希薄苛性ソーダ溶液(たとえば約10〜25%)中に攪
拌混合l〜、′その際好ましくは約12〜14のpH価
となし、そのとき生成する有機相を、無用な副生物を分
別するため好ましくは50〜110’Cの塔底温度で真
空蒸留し、得られた留出物(粗製の含水2,6−ジメチ
ルモルホリン)を、好まし乾燥すると、次式 の2,6−ジメチルモルホリンが高収率てかつ高いシス
体含量(75〜88 % )をもって得られることを見
出した。
し0〜20重量%好ましくは5〜15重量%)すなわち
1.1′−イミノビス−2−プロパツールを、過剰すな
わち反応混合物を酸性にする量の濃硫酸(90〜120
%好ましくは98〜105%)と真に、好ましくはアミ
ン対酸のモル比をたとえばi:(i、o〜3.0)にし
て、冷却処置をすることなく、すなわち一般に室温の周
辺空気による自然冷却のみによって、混合物の温度が8
5〜170’C好ましくは1oo〜又は生成する水を留
去しながら、1〜2s、am間好ましくは6〜21時間
の滞留時間で反応させ、生成する反応生成物を冷却下に
希薄苛性ソーダ溶液(たとえば約10〜25%)中に攪
拌混合l〜、′その際好ましくは約12〜14のpH価
となし、そのとき生成する有機相を、無用な副生物を分
別するため好ましくは50〜110’Cの塔底温度で真
空蒸留し、得られた留出物(粗製の含水2,6−ジメチ
ルモルホリン)を、好まし乾燥すると、次式 の2,6−ジメチルモルホリンが高収率てかつ高いシス
体含量(75〜88 % )をもって得られることを見
出した。
これに関し収率のために重要なことは、技術水準の方法
により一方の成分(アミン又は硫酸)を装入しておいて
他方の成分を添加することなく、両成分を同時に反応室
に供給することてあら流入し、したがって熱い反応混合
物が容器に到達する以前にす・でに多少とも混合するか
どうか、あるいは各成分を2個の別の開孔から供給する
かどうかも問題にはならない。
により一方の成分(アミン又は硫酸)を装入しておいて
他方の成分を添加することなく、両成分を同時に反応室
に供給することてあら流入し、したがって熱い反応混合
物が容器に到達する以前にす・でに多少とも混合するか
どうか、あるいは各成分を2個の別の開孔から供給する
かどうかも問題にはならない。
本発明方法により操作すると、98〜99・・1゜の2
,6−ジメチルモルホリンが得られ、これは問題なく充
填体塔での分留により、純粋なシス体と純粋なトランス
体に分別できる(カナダ特許1086754号明細書参
照)。90〜98“九の2,6−ジメチルモルホリンの
全収率にお含 いて、75〜88%qyのシス−2,6−ジメチルモル
ホリンが得られる。その場合シス化合物約88′!b対
トランス化合物12%の異性体比率が、水素化触媒によ
る異性化試験により(米国特許4298733号及び同
4212972号各明細書参照)、170〜250°C
での長い滞留時間において確認できたように、熱力学的
平衡の結果に該当する。米国特許3083202号明細
書によれば、激しい反応条件下に特に熱力学的に不安定
なトランス−2,6−ジメチルモルホリンの一部が分解
されるのに対し、反応混合物中におけるより高いシス体
比率(〉88%)が、単に全収率を少し低下するだけで
得られる。
,6−ジメチルモルホリンが得られ、これは問題なく充
填体塔での分留により、純粋なシス体と純粋なトランス
体に分別できる(カナダ特許1086754号明細書参
照)。90〜98“九の2,6−ジメチルモルホリンの
全収率にお含 いて、75〜88%qyのシス−2,6−ジメチルモル
ホリンが得られる。その場合シス化合物約88′!b対
トランス化合物12%の異性体比率が、水素化触媒によ
る異性化試験により(米国特許4298733号及び同
4212972号各明細書参照)、170〜250°C
での長い滞留時間において確認できたように、熱力学的
平衡の結果に該当する。米国特許3083202号明細
書によれば、激しい反応条件下に特に熱力学的に不安定
なトランス−2,6−ジメチルモルホリンの一部が分解
されるのに対し、反応混合物中におけるより高いシス体
比率(〉88%)が、単に全収率を少し低下するだけで
得られる。
すなわちたとえば前記明細書に記載された反応条件(好
ましい温度範囲は190〜210°C)では、濃硫酸の
酸化剤としての性質がきわめて顕著になり、それは反応
中のS02の生成、理論値をはるかに越える量の水の生
成及び2.6−ジメチルモルホリンの全収率の悪化とな
って現われる(後記比較例参照)。先に引用した米国時
できなかった。本発明の方法では、硫酸の酸化作用がま
だ著しく現われない温度範囲で反応が行われる。したが
って本方法の利点として次のことがあげられる。
ましい温度範囲は190〜210°C)では、濃硫酸の
酸化剤としての性質がきわめて顕著になり、それは反応
中のS02の生成、理論値をはるかに越える量の水の生
成及び2.6−ジメチルモルホリンの全収率の悪化とな
って現われる(後記比較例参照)。先に引用した米国時
できなかった。本発明の方法では、硫酸の酸化作用がま
だ著しく現われない温度範囲で反応が行われる。したが
って本方法の利点として次のことがあげられる。
1、2.6−ジメチルモルホリンの高い全収率。
2、シス化合物の高い割合。
6、反応熱が全部役立つことによる低いエネルギー消費
。
。
4、反応容器用冷却装置のための費用が不要なこと。
5、加熱された冷却水が生じないこと。
6、成分添加の間にすでに反応が開始されることによる
時間の節約。
時間の節約。
Z低い反応温度によって反応容器の腐食が少ないこと。
8、濃厚苛性ソーダ溶液(60〜50%好ましくは45
〜50、%)による粗生成物の乾燥が、そのとき希釈さ
れた苛性ソーダ溶液を、次回の反応において反応混合物
の中和に使用しうろことに゛より、特に経済的であるこ
と。
〜50、%)による粗生成物の乾燥が、そのとき希釈さ
れた苛性ソーダ溶液を、次回の反応において反応混合物
の中和に使用しうろことに゛より、特に経済的であるこ
と。
2.6−ジメチルモルホリンの二種の異性体はすでに説
明したように、分留により良好に分離でき(カナダ特許
1086734号明細書参照)、その場合希望されない
トランス−2,6−ジメチルモルホリンは異性化により
、好ましくは水素化触媒により(米国特許421297
2号及び同4298733号各明細書参照)、価値の高
(・シス−2,6−ジメチルモルホリンに変えられる。
明したように、分留により良好に分離でき(カナダ特許
1086734号明細書参照)、その場合希望されない
トランス−2,6−ジメチルモルホリンは異性化により
、好ましくは水素化触媒により(米国特許421297
2号及び同4298733号各明細書参照)、価値の高
(・シス−2,6−ジメチルモルホリンに変えられる。
やむを得ず希望しない塩が生じて廃棄物とされる、米国
特許6085202号明細書に記載された異性化方法は
適当でない。
特許6085202号明細書に記載された異性化方法は
適当でない。
出発物質として用いるジイソ、グロバノールアミンは、
プロピレンオキシドとアンモニアの反応により良好に入
手できる(ホーベン・ワイル著メトーテン′拳チル畳オ
ルガニツシエン拳ヘミ−1171巻611〜527頁参
照)。
プロピレンオキシドとアンモニアの反応により良好に入
手できる(ホーベン・ワイル著メトーテン′拳チル畳オ
ルガニツシエン拳ヘミ−1171巻611〜527頁参
照)。
本反応は連続的に又は非連続的に、そして硫酸を別とし
て溶剤不在で実施できる。
て溶剤不在で実施できる。
本発明方法により製造されるシス−2,6−ジメチルモ
ルホリンは、植物保護剤のための価値の高い中間体であ
る(カナダ特許1086734号、米国特許42(12
894号及び同4241058号各明細書参照)。
ルホリンは、植物保護剤のための価値の高い中間体であ
る(カナダ特許1086734号、米国特許42(12
894号及び同4241058号各明細書参照)。
下記実施例中の部は重量に関し、容駄部は重量部に対し
石;kgの関係にある。
石;kgの関係にある。
実施例1
内容1000容量部の攪拌式容器に、攪拌しながら同時
に、 a)ジインプロパツールアミン266部及び水60部か
らの混合物、な5らびに b)96%硫酸255部(ジイソブロノ(ノールアミン
:硫酸のモル比= 1. O: 1.25 )を供給す
る。その流入速度は、反応室における温度が冷却するこ
となしに100〜120°Cを保つように調節される。
に、 a)ジインプロパツールアミン266部及び水60部か
らの混合物、な5らびに b)96%硫酸255部(ジイソブロノ(ノールアミン
:硫酸のモル比= 1. O: 1.25 )を供給す
る。その流入速度は、反応室における温度が冷却するこ
となしに100〜120°Cを保つように調節される。
次いで150℃に21時間加熱し、その際存在する水及
び反応の経過中に生成する水を連続して留去する。今後
、反応生成物を水200部で希釈し、攪拌及び冷却しな
がら、25%苛性ソーダ溶9B [)0部の中に加入す
る。この混合物のpH価は添加の終了後14である。二
相が形成されるので、その上層の有機相を分離し、真空
(約IC)0ミリバール)で蒸留すると、留出物(尿及
び2.6−ジメチルモルホリンからの混合物)521部
が得られる。これをまず50%苛性ソーダ溶液600部
と、次いでその150部と共に攪拌することにより、二
段階で脱水する。
び反応の経過中に生成する水を連続して留去する。今後
、反応生成物を水200部で希釈し、攪拌及び冷却しな
がら、25%苛性ソーダ溶9B [)0部の中に加入す
る。この混合物のpH価は添加の終了後14である。二
相が形成されるので、その上層の有機相を分離し、真空
(約IC)0ミリバール)で蒸留すると、留出物(尿及
び2.6−ジメチルモルホリンからの混合物)521部
が得られる。これをまず50%苛性ソーダ溶液600部
と、次いでその150部と共に攪拌することにより、二
段階で脱水する。
この乾燥ののち純2,6−ジメチルモルホリン(99%
生成物)が228部得られ、これは理論値の98%の収
率に相当する。異性体比率は、シス化合物78%/トラ
ンス化合物22%である。
生成物)が228部得られ、これは理論値の98%の収
率に相当する。異性体比率は、シス化合物78%/トラ
ンス化合物22%である。
乾燥に際して得られる希薄な苛性ソーダ溶液は、次回の
反応において反応生成物θ)中和σ)ために用いられる
。
反応において反応生成物θ)中和σ)ために用いられる
。
実施例2
ジイソプロパツールアミン対硫酸のモル比を1.0:1
.251として、実施例1と同様に操作し、ただし17
0℃の反応温度で12時間加熱する。
.251として、実施例1と同様に操作し、ただし17
0℃の反応温度で12時間加熱する。
この条件下で同様に2,6−ジメチルモルホリンが、理
論値の98%の全収率及びシス化合物78%/トランス
化合物225・の異性体比率において得られる。
論値の98%の全収率及びシス化合物78%/トランス
化合物225・の異性体比率において得られる。
実施例6
実施例1と同様に操作し、ただ[2ジイソフ゛ロバノー
ルアミン対硫酸のモル比をt o : 1. 5 トし
て、180℃に5時間加熱する。この反応条件下テ2,
6ージメチルモルホリンが、理論値の96%の全収率及
びシス化合物80%/トランス化合物20%の異性体比
率で得られる。
ルアミン対硫酸のモル比をt o : 1. 5 トし
て、180℃に5時間加熱する。この反応条件下テ2,
6ージメチルモルホリンが、理論値の96%の全収率及
びシス化合物80%/トランス化合物20%の異性体比
率で得られる。
実施例4
実施例1と同様に操作し、ただしジイソプロパツールア
ミン対硫酸のモル比を1.0:2.0として、180℃
に6時間加熱する。この反応条件下で2.6−ジメチル
モルホリンか、理論値の94%の全収率及びシス化合物
84%/トランス化合物16%の異性体比率で得られる
。
ミン対硫酸のモル比を1.0:2.0として、180℃
に6時間加熱する。この反応条件下で2.6−ジメチル
モルホリンか、理論値の94%の全収率及びシス化合物
84%/トランス化合物16%の異性体比率で得られる
。
実施例5
実施例1と同様に操作し、ただしジインプロパツールア
ミン対硫酸のモル比を1.0:6.0として、180℃
に6時間加熱する。この反応条件下テ2,6−ジメチル
モルホリンが、理論値の91ン。の全収率及びシス化合
物88%/トランス化合物12%の異性体比率で得られ
る。
ミン対硫酸のモル比を1.0:6.0として、180℃
に6時間加熱する。この反応条件下テ2,6−ジメチル
モルホリンが、理論値の91ン。の全収率及びシス化合
物88%/トランス化合物12%の異性体比率で得られ
る。
実施例6
d)本発明
内容1000容量部の反応器に、攪拌下に同時に96%
硫酸245部ならびにジインプロパツールアミン266
部及び水30部からの混合物を激しく混合しながら加入
し、その際温度を冷却することなく100〜120℃に
保持する。
硫酸245部ならびにジインプロパツールアミン266
部及び水30部からの混合物を激しく混合しながら加入
し、その際温度を冷却することなく100〜120℃に
保持する。
次いで184′″Cに5時間加熱し、その際存在する一
水及び反応により生ずる水(合計75部、埋論値:水7
6部)を連続して留去する。
水及び反応により生ずる水(合計75部、埋論値:水7
6部)を連続して留去する。
攪拌及び冷却しながら反応生成物を、20・、・苛性ソ
ーダ溶液1000部中に流入する。混合物の最終pH価
は14である。生ずる二相の有機相(上層)を分別し、
真空(約100ミリバール)で蒸留する。留出物(水及
び2.6−ジメチルモルホリンからの混合物)515部
が得られ、これをまず50?−苛性ソーダ水溶1300
部を用い、次いでその150部を用いて、二段階で乾燥
する。この乾燥ののち、純度99 %の2.6−ジメチ
ルモルホリンが216部得られ、これは理論値の93・
シ。の収率に相当する。異性体比率は、シス化合物78
%/トランス化合物22%である。
ーダ溶液1000部中に流入する。混合物の最終pH価
は14である。生ずる二相の有機相(上層)を分別し、
真空(約100ミリバール)で蒸留する。留出物(水及
び2.6−ジメチルモルホリンからの混合物)515部
が得られ、これをまず50?−苛性ソーダ水溶1300
部を用い、次いでその150部を用いて、二段階で乾燥
する。この乾燥ののち、純度99 %の2.6−ジメチ
ルモルホリンが216部得られ、これは理論値の93・
シ。の収率に相当する。異性体比率は、シス化合物78
%/トランス化合物22%である。
b)比較実験1
実施例6a)と同様に操作し、ただしジイソプロパツー
ルアミン及び水からの混合物を先に装入し1.攪拌しな
がら100〜120’Gでこねに濃硫酸を添加する。こ
の操作法によると、油状及びタール状の副生物の生成の
増加を伴って、希望しない副反応(分解及び樹脂化)が
観察され、副生物は粗製2,6−ジメチルモルホリンの
蒸留に際して蒸留残量中に残留する。この場合は、シス
化合物78%/トランス化合物22%の異性体比率は変
わらないが、2,6−ジメチルモルホリンの全収率が理
論値の78%である。
ルアミン及び水からの混合物を先に装入し1.攪拌しな
がら100〜120’Gでこねに濃硫酸を添加する。こ
の操作法によると、油状及びタール状の副生物の生成の
増加を伴って、希望しない副反応(分解及び樹脂化)が
観察され、副生物は粗製2,6−ジメチルモルホリンの
蒸留に際して蒸留残量中に残留する。この場合は、シス
化合物78%/トランス化合物22%の異性体比率は変
わらないが、2,6−ジメチルモルホリンの全収率が理
論値の78%である。
C)比較実験2
実施例6a)と同様に操作し、ただし濃硫酸を先に装入
し、これにジイソプロパツールアミン及び水からの混合
物を100〜120℃でポンプ輸送により添加する。こ
の変法にお〜・でも希望しない副反応が観察され、それ
は反応室からの水の留去に際して強い発泡として現われ
る。
し、これにジイソプロパツールアミン及び水からの混合
物を100〜120℃でポンプ輸送により添加する。こ
の変法にお〜・でも希望しない副反応が観察され、それ
は反応室からの水の留去に際して強い発泡として現われ
る。
この場合はシス化合物78%/トランス化合物22%の
異性体比率は変わらないが、2,6−ジメチルモルホリ
ンの全収率が理論値の81%である。
異性体比率は変わらないが、2,6−ジメチルモルホリ
ンの全収率が理論値の81%である。
米国特許3085202号明細書の例8による比較例:
攪拌式容器に濃硫酸(96%) 450秦養部を装入し
、これに攪拌及び冷却しながらジイソプロパツールアミ
ン266部を80℃以下の温度で添加する(ジイソプロ
パツールアミン:硫酸のモル比=1:2.2)。次いで
200℃に6時間加熱し、その間に水が合計84部(理
論値:水54部)留去される。同時に200°Cでの全
反応経過の間に、二酸化硫黄の盛んな発生が認められる
。
、これに攪拌及び冷却しながらジイソプロパツールアミ
ン266部を80℃以下の温度で添加する(ジイソプロ
パツールアミン:硫酸のモル比=1:2.2)。次いで
200℃に6時間加熱し、その間に水が合計84部(理
論値:水54部)留去される。同時に200°Cでの全
反応経過の間に、二酸化硫黄の盛んな発生が認められる
。
仕上げ処理を実施例6a)と同様に行う。攪拌及び冷却
しながら反応生成物を209・苛性ソーダ溶液1840
部中に流入しく最終pH価:14)、有機相を分離し、
これを減圧下に蒸留し、留出物を5□0%苛性ソーダ溶
液により乾燥する。純度99%の純粋な2,6−ジメチ
ルモルホリンが151部得られ、これは理論値の659
oの収率に相当し、異性体比率はシス化合物81./)
う/ス化合物12つるである(全収率に対する予定値は
98%、米国特許3088202号明細書参照)。
しながら反応生成物を209・苛性ソーダ溶液1840
部中に流入しく最終pH価:14)、有機相を分離し、
これを減圧下に蒸留し、留出物を5□0%苛性ソーダ溶
液により乾燥する。純度99%の純粋な2,6−ジメチ
ルモルホリンが151部得られ、これは理論値の659
oの収率に相当し、異性体比率はシス化合物81./)
う/ス化合物12つるである(全収率に対する予定値は
98%、米国特許3088202号明細書参照)。
この反応条件下に生成する理論値をはるかに越える水量
と要旨の802の発生は、前記温度範囲ですでに濃硫酸
が酸化剤として強度に作用したことを示している。
と要旨の802の発生は、前記温度範囲ですでに濃硫酸
が酸化剤として強度に作用したことを示している。
実施例7
実施例6a)と同様に操作し、ただし成分である硫酸と
ジイソプロパツールアミン/水混合物の同時供給を、1
40〜145℃で行う。この反応条件下でも、2,6−
ジメチルモルポリンが同様に理論値の96%の全収率と
トランス化合物78%の異性体比率で得られる。
ジイソプロパツールアミン/水混合物の同時供給を、1
40〜145℃で行う。この反応条件下でも、2,6−
ジメチルモルポリンが同様に理論値の96%の全収率と
トランス化合物78%の異性体比率で得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、含水量が0〜20%のジイソプロパツールアミンと
過剰の90〜120%硫酸を、攪拌しながら冷却処置を
することなく、反応媒質の温度が85〜170℃に上昇
するように同時に反応室に供給し、次いで水を留去しな
がら150〜190°Cに1〜25時間加熱することを
特徴とする、ジイソプロパツールアミンの硫酸による環
化、反応生成物の苛性ソーダ溶液による仕上げ処理、得
られた粗生成物の蒸留及び乾燥による、シス異性体の高
含量を有する2、6−ジメチルモルホリンの製法。 2、 ジイソプロパツールアミン対硫酸のモル比を1:
1.0ないし1:S、Oにすることを特徴とする特許請
求の範囲第1項に記載の方法。 6、 含水2,6−ジメチルモルホリンを濃厚苛性ソー
ダ溶液を用いて乾燥することを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の方法。 4、 2.6−ジメチルモルホリンを濃厚苛性ソーダ溶
液を用いて乾燥することにより得られた希苛性ソーダ溶
液を、次の反応段階で硫酸性反応生成物の仕上げ処理に
使用することを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載
の方法。
Applications Claiming Priority (2)
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---|---|---|---|
DE32179642 | 1982-05-13 | ||
DE19823217964 DE3217964A1 (de) | 1982-05-13 | 1982-05-13 | Verfahren zur herstellung von cis-2-,6-dimethylmorpholin |
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---|---|
JPS58206576A true JPS58206576A (ja) | 1983-12-01 |
Family
ID=6163445
Family Applications (1)
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JP58081049A Pending JPS58206576A (ja) | 1982-05-13 | 1983-05-11 | シス−2,6−ジメチルモルホリンの製法 |
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---|---|
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EP (1) | EP0094565B1 (ja) |
JP (1) | JPS58206576A (ja) |
AT (1) | ATE16104T1 (ja) |
CA (1) | CA1207771A (ja) |
DE (2) | DE3217964A1 (ja) |
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DE4228885A1 (de) * | 1992-08-29 | 1994-03-03 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von 2,6-Dimethylmorpholin aus N-(2-Hydroxypropyl)-2,6-dimethylmorpholin |
US20090250440A1 (en) * | 2008-04-04 | 2009-10-08 | Yap Tze-Yee Ryan | Out-of-phase electrical welder and process |
IL271238B (en) | 2017-06-19 | 2022-09-01 | Sachem Inc | Morpholinium-based quaternary ammonium cation and aei-type zeolite made from it |
CN108101860B (zh) * | 2018-02-08 | 2021-11-23 | 苏州敬业医药化工有限公司 | 顺式-2,6-二甲基吗啉的制备方法 |
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GB883220A (en) * | 1959-06-26 | 1961-11-29 | Ravensberg G M B H Chem Fab | Improvements in or relating to morpholine derivatives |
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DE2543279A1 (de) * | 1975-09-27 | 1977-04-07 | Basf Ag | Verfahren zur herstellung von n-substituierten tetrahydro-1.4-oxazinen |
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DE2938698A1 (de) * | 1979-09-25 | 1981-04-09 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur herstellung von cis-2,6-dimethylmorpholin |
-
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- 1982-05-13 DE DE19823217964 patent/DE3217964A1/de not_active Withdrawn
-
1983
- 1983-05-05 EP EP83104414A patent/EP0094565B1/de not_active Expired
- 1983-05-05 DE DE8383104414T patent/DE3361021D1/de not_active Expired
- 1983-05-05 AT AT83104414T patent/ATE16104T1/de not_active IP Right Cessation
- 1983-05-05 US US06/491,778 patent/US4504363A/en not_active Expired - Lifetime
- 1983-05-09 CA CA000427731A patent/CA1207771A/en not_active Expired
- 1983-05-09 IL IL68640A patent/IL68640A0/xx not_active IP Right Cessation
- 1983-05-11 JP JP58081049A patent/JPS58206576A/ja active Pending
- 1983-05-12 HU HU831648A patent/HU186694B/hu unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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EP0094565B1 (de) | 1985-10-16 |
ATE16104T1 (de) | 1985-11-15 |
CA1207771A (en) | 1986-07-15 |
HU186694B (en) | 1985-09-30 |
EP0094565A2 (de) | 1983-11-23 |
EP0094565A3 (en) | 1984-01-11 |
US4504363A (en) | 1985-03-12 |
DE3361021D1 (en) | 1985-11-21 |
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