JPS5826212Y2 - トロリ−コンベヤ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プッシャー付き駆動チェノを案内するレール
がトロリー案内レールをも兼用する新らしいタイプのト
ロリーコンベヤ１こおけるトロリー移動経路の分岐部の
構造１こ関するもので、この分岐部１こおけるトロリー
の案内を良好１こ行なえるよう）こするものである。

以下本考案の一実施例を添付の例示図Ｉこ基づいて説明
すると、第１図及び第２図において、１はプッシャー２
を適当間隔おき１こ備えた駆動チェノであり、上下左右
伺れ１こも曲がる事ができ、水平軸ローラー３と垂直軸
ローラー４とを交互に備え、上側中央にスリット５を有
する断面矩形の案内レール６内）こおいて矢印７方向（
こ図外の駆動手段Ｉこより移動せしめられるものである
。

８は前部トロリー、９は後部トロリーであり、被搬送物
吊下げ用ロンド１０）こより互１こ連結されており、何
れも案内レール６上１こ嵌合する左右一対のつば付きロ
ーラー１１．１２を前後−組備えている。

前部トロリー８）こは、前後のつば付きローラー１１の
中間位置Ｉこおいて上下動自在な第１ドツグ１３が設け
られ、後方のつば付きローラー１１の軸１４からトロリ
ー前方１こ突出し且つ該軸１４を中心ｌこ一定範囲内上
下揺動自在な操作レバー１５と前記第１ドツグ１３とが
長孔１６とピン１７とを介して互１こ連結され、操作レ
バ−１５力川重で図示の下降限位置１こあるとき、第１
ドツグ１３が案内レール６のスリット５を通じてブツシ
ャ−２の移動経路内１こ突出するブツシャ−係合位置１
こあるよう１こ構成されている。

、後部トロリー９１こは、前後のつば付きローラー１２
の中間位置１こおいて一定範囲内上下動可能な第２ドツ
グ１３が設けられ、この第２ドツグ１８は押上げばね１
９］こより通常はプッシャー２（こ係合しない離脱位置
を保持するよう］こ付勢され、上端１こはカム従動ロー
ラー２０が軸支されている。

上記のトロリーコンベヤ１こおいては、駆動チェノ１の
移動１こよりブツシャ−２が第１ドツグ１３を介して前
部トロリー８を矢印７方向Ｉこ推進させる事１こなり、
トロリ一対８，９は駆動チェノ１の案内レール６１こ支
持案内されて移動する事１こなる。

トロリー停止場所では、出退自在のカム等１こより、前
進して来るトロリ一対８，９における前部トロリー８の
操作レバー１５を第１図中仮想線で示すように上動させ
る事Ｉこより、第１ドツグ１３が上動してプッシャー２
から離脱し、前後両トロリー８．９が自動停止する。

後続のトロリ一対１こおける前部トロリー８が接近して
その操作レバー１５が停止しているトロリ一対１こおけ
る後部トロリー９の後部斜面９ａ上Ｉこ乗り上げる事１
こより、後続のトロリ一対８，９も自動停止する。

この作用１こよりトｂり一対を搬送経路中で順次ストレ
ージさせる事ができる。

先頭のトロリ一対の操作レバー１５を復帰下動させれば
、第１ドツグ１３が再びプッシャー２１こ係合して先頭
のトロリ一対８，９が発進する。

これＩこつれて後続のトロＩＪ一対８゜９も順次駆動さ
れる。

第３図は上記トロリーコンベヤ１こおける経路分岐部を
示し、主経路部２１の途中１こスイッチレール２２が設
けられ、このスイッチレール２２１こよって主経路部２
１１こ接続される副経路部２３が設けられている。

スイッチレール２２を含む主経路部２１の区間２４では
、案内レール６は第４図及び第５図１と示すよう１こ両
端の下り勾配部６ａと上り勾配部６ｂとを介して一段低
い位置１こ下げられ、且つ必要１こ応じて第３図１こ示
すよう１こ側方１こ迂回せしめられる。

そしてこの区間２４１こは、その前後の案内レール６の
トロリー案内上面と面一１こ連続する左右一対のトロリ
ー専用レール２５が配置され、スイッチレール２２はこ
のトロリー専用レール２５の一部分が切離されたもので
、第７図及び第９図１こ示すよう１こ垂直軸２６で一端
が枢支され、レバー２７を介してシリンダーユニット２
８１こより主経路部２１を接続する位置と副経路部２３
１こ接続する位置と１こ切替えられる。

２９はスイッチレール２２の遊端部を吊下げて案内する
ガイドレールであって、スイッチレール２２１こ固着さ
れたＬ形ブラケット３０ａの上端１こ軸支したローラー
３０ｂが遊嵌している。

３１は左右一対のトロリー専用レール２６（スイッチレ
ール２２を含む）を適当位置で連結するヨークである。

副経路部２３の始端位置、即ちスイッチレール２２と接
続する箇所１こも、左右一対のトロリー専用レール３２
が設けられ、案内レール６は一段低い位置から該トロリ
ー専用レール３２と同一高さ位置Ｉこ上り勾配部６ｂを
介してつながっている。

上記のようＩこ案内レール６を一段下げてトロリー移動
経路が水平となるよう１こ構成すれば、被搬送物が水平
Ｉこ移動するので好都合であるが、第６図１こ示すよう
１こ案内レール６を下げる代わり１こトロリー専用レー
ル２５．３２を一段上げて架設しても良い。

主経路部２１を移動して来たトロリ一対８，９が区間２
４に進入し、前部トロリー８がトロリー専用レール２５
＋こ乗り移ると、案内レール６の下り勾配部６ａｌこよ
ってプッシャー２が第１ドツグ１３＋こ対して下降し、
両者が離脱するのでトロリ一対８，９は停止する事１こ
なるが、このときの後部トロリー９の位置から区間２４
の始端位置までの後押し必要区域３３＋こは、第８図１
こ示すようにトロリー移動経路上］こ第２ドッグ押下げ
カムレール３４を架設しである。

従ってこの区域３３１こ進入した後部トロリー９の第２
ドツグ１８は、カムレール３４１こよってばね１９１こ
抗して押し下げられ、案内レール６のスリット５を通じ
てプッシャー２の移動経路中１こ突出する。

このため前記のよう１こ第１ドツグ１３からプッシャー
２が離脱しても、第２ドツグ１８の後方１こ位置する別
のプッシャー２が第２ドツグ１８を介して後部トロリー
９を後押しし、トロリ一対８，９をトロリー専用レール
２５のスイッチレール２２上へ推進させる事ができる。

区間２４の長さが前後のトロＩＪ−６，９間の長さ１こ
比べて十分短かければ、第２ドツグ１８からプッシャー
２が離脱する以前１こ前部トロリー８がスイッチレール
２２及びトロリー専用レール２５又は３２を経て主経路
部２１の案内レール６上又は副経路部２３の案内レール
６上１こ到達しており、従って前部トロリー８の第１ド
ツク１３が、上り勾配部６ｂを経て上昇して来るプッシ
ャー２１こ止り再び後押しされ、トロリ一対８，９は主
経路部２１又は副経路部２３を前進移動する。

若し、前記区間２４が前後のトロＩＪ−８，９間の長さ
１こ比べて長い場合１こは、第９図に示すようＩこシリ
ンダーユニット３５等１こより往復移動せしめられる逆
止爪３６を用いたフィーダ３７１こより前部トロリー８
又は後部トロリー９を後押しして、前部トロリー８を第
１ドツグ１３がプッシャー２と係合し得る場所まで送り
込めば良い。

このフィーダー３７はスイッチレール２２と一体１こ設
けておくのが望ましいが、主経路用と副経路用と１こ分
けて各別１こ設けても良い。

さら１こ前記第２ドツグ１８やこれの押下げ用カムレー
ル３４を省いて、前記のフィーダー３７やプッシャー付
き補助コンベヤでトロリーを送り込むよう１こしても良
い。

本考案のトロリーコンベヤ１こよれば、上記実施例のよ
う１こトロリー移動経路の分岐部、即ちスイッチレール
を必要とする区間では、左右一対のトロリー専用レール
１こトロリーを乗り移らせて駆動チエン案内レールとト
ロリー移動経路を上下１こ離間させるよう１こしたので
、従来のトロリー案内レールと駆動チエン案内レールと
を上下１こ並設したトロリーコンベヤと同様１こ、分岐
部でのトロリーの案内を良好Ｉこ行なわせる事ができ、
又、駆動チェ７を任意１こ迂回させる事もできるのであ
る。

前記実施例では、揺動するスイッチレール２２を利用し
たが、第１０図乃至第１２図１こ示すよう１こ主経路部
２１を接続するレール３８と副経路部２３を接続するレ
ール３９とを、これらレール３８．３９を択一的］こ接
続作用位置に位置させ得るよう１こ、横行台車４０の下
側にＬ形ブラケット４１．４２を介して吊下げて戊るス
ライド式スイッチレール４３を利用する事もできる。

４４は横行台車４０を車輪４５を介して支持するガイド
レールである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案−実施例を示す一部切欠経断側面図、第
２図はその縦断正面図、第３図は経路分岐部の平面図、
第４図はその要部を示す側面図、第５図は第４図の拡大
縦断面図、第６図は第４図の変形例を示す側面図、第７
図はスイッチレール部の平面図、第８図は後部トロリー
の第２ドッグ作用状態を示す縦断側面図、第９図はスイ
ッチレールとフィーダーとを示す側面図、第１０図はス
イッチレールの別の実施例を示す横断平面図、第１１図
は同側面図、第１２図は同縦断正面図である。 １・・・・・・駆動チェ７．２・・・・・・プッシャー
、６・・・・・・案内レール、８・・・・・・前部トロ
リー、９・・・・・・後部トロリー、１３・・・・・・
第１ドツグ、１５・・・・・・操作レバー、１８・・・
・・・第２ドツグ、１９・・・・・・押上げばね、２０
・・・・・・カム従動ローラー、２１・・・・・・主経
路部、２２・・・・・・スイッチレール、２３・・・・
・・副経路部、２５．３２・・・・・・トロリー専用レ
ール、２３・・・・・・スイッチレール切替え用シリン
ダーユニット、３３・・・・・・後押し必要区域、３４
・・・・・・第２ドッグ押下げ用カムレール、３６・・
・・・・逆止爪、３７・・・・・・フィーダー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ブツシャ−を備えた駆動チェノと、この駆動チェノを内
   包し且つ車輪を介して該駆動チェノを案内する案内トル
   と、この案内レール上の上部に嵌合してこの案内レール
   上を転動する車輪を備えたトロリーと、前記案内レール
   の上部スリットを通じてこの案内レール内に突入し前記
   プッシャーに係合するように前記トロリーに設けられた
   ドッグとを備えたトロリーコンベヤであって、トロリー
   移動経路の分岐部には、中間にスイッチレールを含み且
   つ両端が前記案内レールのトロリー案内上面につらなる
   左右一対のトロリー専用レールを並設して、このトロリ
   ー専用レールと前記案内レールとを上下に離間させて成
   るトロリーコンベヤ。