JP2543782Y2 - コイル搬送装置におけるレール接続部の乗り移り装置 - Google Patents

コイル搬送装置におけるレール接続部の乗り移り装置

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JP2543782Y2
JP2543782Y2 JP1991067457U JP6745791U JP2543782Y2 JP 2543782 Y2 JP2543782 Y2 JP 2543782Y2 JP 1991067457 U JP1991067457 U JP 1991067457U JP 6745791 U JP6745791 U JP 6745791U JP 2543782 Y2 JP2543782 Y2 JP 2543782Y2
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元▲広▼ 佐田
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株式会社幸袋工作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は薄鋼板巻取コイルの搬送用
親台車から子台車によって交差レールの接続部を乗り移
らせる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薄鋼板巻取コイル15を親台車1
上の子台車12によって交差又は直交方向に移送するに
際し、親台車1上の子台車支持レール3の中心線cと該
レール3と交差又は直交する子台車移送レール4、4と
の中心線c’とを一致させるため親台車1の停止位置を
一定位置に決定することは困難であり、不一致による脱
線事故を生じた。又子台車支持レール3と子台車移送レ
ール4との間の間隙tを子台車12が通過する際該間隙
tに車輪が嵌って移送を容易に行い難くかつ間隙tを通
過する車輪によるがたによって子台車12上の大形コイ
ル15の転落事故を生ずるおそれがあり安全性に欠ける
という問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本案は親台車の停車位
置が一定位置でない場合でも親台車上の子台車支持レー
ルと子台車移送レールとの中心線を自動的に一致させ、
かつ上記両レール間の間隙を補足して子台車の移送を円
滑化し、比較的少い力で間隙を補足状態に保持すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本案は床面に親台車走行レールを敷設し、親台車上に
上記レールと交差する子台車支持レールを設け、親台車
の外側に上記子台車支持レールと同一方向及び同一水準
に子台車移送レールを敷設し、上記支持レールと移送レ
ールとの間に間隙を介在させてなるコイル搬送装置にお
いて、親台車側に上記間隙の補足レールを上記支持レー
ルに沿って上記移送レール側に進退自在に設け、かつ上
記支持レールと移送レールとの中心線合せ用案内装置を
上記補足レール側と上記移送レール側とに設け、かつ親
台車の一側に沿って往復摺動杆を設け、該親台車に屈曲
部を軸支した屈曲槓杆の一端を上記摺動杆に枢支し、他
端に穿設した長孔に上記補足レールに設けたピンを摺動
自在に嵌合させて該補足レールを進退自在に形成し、上
記屈曲槓杆の軸支部から上記一端までの長さが上記他端
までの長さより長く形成してなるコイル搬送装置におけ
るレール接続部の乗り移り装置中心線合せ用案内装置が
上記間隙の上記移送レール側に固定したV字形受具の中
心に上記補足レールに突設した案内腕の先端を案内させ
るものである上記考案記載のコイル搬送装置におけるレ
ール接続部の乗り移り装置交差が直交である上記第1又
は第2考案記載のコイル搬送装置におけるレール接続部
の乗り移り装置
【0005】
【作用】本案では親台車1を床面14上の走行レール1
3、13上を走行させ、該レール13、13と交差又は
直交する子台車移送レール4、4の略位置に停車させ
る。その位置では親台車1上の子台車支持レール3、3
と上記移送レール4、4とは中心線c、c’が一致して
いない。
【0006】その状態において往復摺動杆6を図2右方
に摺動させると屈曲槓杆7を介して長孔8内のピン9を
外側に押すから補足レール2が上記支持レール3、3に
沿って親台車1の外側に摺動し、間隙tの両側に亘って
上記補足レール2が進出する(図4実線位置から同図仮
想線位置に進出する)。
【0007】上記進出に際して補足レール2の側面に突
設した腕11の先端11’が上記移送レール4、4側の
固定V字形受具10に進入案内されて該受具10の中心
に嵌合して上記進出が停止し、上記進入案内によって上
記支持レール3、3と移送レール4、4の中心線c、
c’が近接し結局上記受具10の中心に上記先端11’
が符合して停止した時点において両中心線c、c’は一
致することになる。
【0008】この状態において親台車1上の支持レール
3、3上に支持されている子台車12は該支持レール
3、3から補足レール2、2を経て上記移送レール4、
4上に移送され、子台車12上のコイル15を移送レー
ル4、4上のスキッド上に受渡した後空となった子台車
12は親台車1上の支持レール3、3上に走行復帰し支
持される。
【0009】その後往復摺動杆6を図2左方に摺動させ
ると上述と逆の動作によって補足レール2、2は図4仮
想線位置から同図実線位置に親台車1側に上記支持レー
ル3、3に沿って摺動し間隙tは開放され親台車1は走
行レール13、13上を上記移送レール4、4と交差又
は直交方向に移動することができる。
【0010】
【実施例】薄鋼板巻取コイル15を支持する受台16、
16を間隔を介して設けた親台車1を床面14に敷設し
た走行レール13、13上に支持する。受台16、16
の直下には親台車1の上面に走行方向と直交する子台車
支持レール3、3を設け、該レール3、3に自走可能な
子台車12を支持する。この子台車12には上記間隔内
に昇降調整自在のコイル受台17を設けてなるものであ
る。
【0011】親台車1の一側部には図3、図4に示すよ
うに補足レール2、2の下部突起2’を摺動自在に嵌合
する長孔18を上記支持レール3、3と平行に穿設し、
図4実線位置から同図仮想線位置に往復摺動させること
ができ、該補足レール2、2には親台車1の上面との係
合部2”を設けるものであって該レール2、2の上面と
上記支持レール3、3の上面とは同一水準に形成され
る。
【0012】上記親台車1の外側には床面14の上段面
14’(親台車1の上面と同一高さ)に子台車移送レー
ル4、4を敷設するもので該移送レール4、4は上記支
持レール3、3と平行であり、上記走行レール13、1
3と交差又は直交させ、上面水準を上記支持レールや補
足レール2、2の上面水準と一致させてある。そして上
記支持レール3、3と移送レール4、4との間には間隙
tが介在させてあり、親台車1と移送レール4、4とが
干渉しないように形成してある。
【0013】上記補足レール2、2は上記間隙tの両側
に進退するもので(図4)、しかも補足レール2、2の
一方2の側面に案内腕11を突設し、その先端11’を
上記移送レール4、4側に固定したV字形受具10の中
心aに案内し、該受具10によって上記補足レール2の
進出を停止すると同時に該受具10のV字形案内面1
0’、10’によって先端11’を案内させることによ
って親台車1及び支持レール3、3を走行レール13、
13の方向に若干摺動させて支持レール3、3及び移送
レール4、4の中心線c、c’を自動的に一致(芯合
せ)させることができ、それによって中心線合せ用案内
装置5を形成する。
【0014】上記補足レール2、2は図1、図2に示す
ように親台車1の一側に沿って設けた往復摺動杆6に該
台車1に屈曲部を軸支7’した屈曲槓杆7を介して接続
するもので該槓杆7の一端を上記摺動杆6に枢支し、他
端に穿設した長孔8に上記補足レール2に設けたピン9
を摺動自在に嵌合させ、該屈曲槓杆7の軸支部7’から
上記一端までの長さが上記他端までの長さより長く形成
され、上記摺動杆6をシリンダー19で往復摺動させる
ことによって屈曲槓杆7を軸支部7’を中心に往復回動
し、それによって補足レール2、2を図4実線位置から
同図仮想線位置に往復摺動させるものである。
【0015】尚図中20で示すものは子台車12の広幅
車輪、21は親台車1の車輪、22は子台車12の走行
駆動用モータ、23は親台車1の走行駆動用モータ、図
3中24は子台車12の駆動用スプロケットである。
【0016】
【考案の効果】本案は上述のように構成したので床面1
4上に敷設した走行レール13、13上を走行する親台
車1をほぼ上記移送レール4、4の概略位置に停止さ
せ、その位置において往復摺動杆6を比較的小さい力に
よって摺動させることによって補足レール2、2が上記
支持レール3、3と移送レール4、4との間隙tを補
い、かつ屈曲槓杆7のてこの原理によって子台車12の
車輪の反力(車輪走行抵抗)を小さい力で維持し得るも
のである。そして自動的に両レール3、4の芯合せを行
い得て子台車12を円滑かつ安全に移送レール4、4側
に移送し又は移送レール4、4から支持レール3、3側
に移行させ得て上記コイル15などの重量物の交差方向
又は直角方向への搬送を円滑安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案のコイル搬送装置におけるレール接続部の
乗り移り装置を示す平面図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】図1A−A線による拡大正面図である。
【図4】補足レールの側面図である。
【図5】図1の正面図である。
【符号の説明】
1 親台車 t 間隙 2 補足レール 3 子台車支持レール 4 子台車移送レール 5 中心線合せ用案内装置 6 往復摺動杆 7 屈曲槓杆 8 長孔 9 ピン 10 V字形受具 11 案内腕 11’ 先端

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に親台車走行レールを敷設し、親台
    車上に上記レールと交差する子台車支持レールを設け、
    親台車の外側に上記子台車支持レールと同一方向及び同
    一水準に子台車移送レールを敷設し、上記支持レールと
    移送レールとの間に間隙を介在させてなるコイル搬送装
    置において、親台車側に上記間隙の補足レールを上記支
    持レールに沿って上記移送レール側に進退自在に設け、
    かつ上記支持レールと移送レールとの中心線合せ用案内
    装置を上記補足レール側と上記移送レール側とに設け
    かつ親台車の一側に沿って往復摺動杆を設け、該親台車
    に屈曲部を軸支した屈曲槓杆の一端を上記摺動杆に枢支
    し、他端に穿設した長孔に上記補足レールに設けたピン
    を摺動自在に嵌合させて該補足レールを進退自在に形成
    し、上記屈曲槓杆の軸支部から上記一端までの長さが上
    記他端までの長さより長く形成してなるコイル搬送装置
    におけるレール接続部の乗り移り装置。
  2. 【請求項2】 中心線合せ用案内装置が上記間隙の上記
    移送レール側に固定したV字形受具の中心に上記補足レ
    ールに突設した案内腕の先端を案内させるものである
    求項(1) 記載のコイル搬送装置におけるレール接続部の
    乗り移り装置。
  3. 【請求項3】 交差が直交である請求項(1) 又は(2) 記
    載のコイル搬送装置におけるレール接続部の乗り移り装
    置。
JP1991067457U 1991-08-26 1991-08-26 コイル搬送装置におけるレール接続部の乗り移り装置 Expired - Lifetime JP2543782Y2 (ja)

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JPS4824082U (ja) * 1971-07-28 1973-03-20
JPS5965593A (ja) * 1982-10-05 1984-04-13 Matsushita Seiko Co Ltd 扇風機の首振装置

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