JPS5825902B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JPS5825902B2
JPS5825902B2 JP9898581A JP9898581A JPS5825902B2 JP S5825902 B2 JPS5825902 B2 JP S5825902B2 JP 9898581 A JP9898581 A JP 9898581A JP 9898581 A JP9898581 A JP 9898581A JP S5825902 B2 JPS5825902 B2 JP S5825902B2
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oil
pressure
valve
hydraulic
oil passage
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孝義 伊藤
史郎 最原
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車等に用いられる自動変速機の油圧制御装
置に関するもので、特に主変速機の前部に副変速機を付
加してオーバドライブ比を含む前進複数段後進1段の歯
車比が得られるようになっている自動変速機のオーバド
ライブ制御に関スるものであって、前記副変速機を直結
駆動とオーバドライブ駆動とに切換えるオーバドライブ
シフト弁と、該オーバドライブシフト弁により分配され
るライン圧を導き入れて摩擦要素を作動させ前記副変速
機の歯車比を切換える油圧室とを備え、前記オーバドラ
イブシフト弁は、ガバナ弁により車速の関数として表わ
される第1の油圧信号とスロットル弁により駆動エンジ
ン負荷の関数として表わされる第2の油圧信号とを入力
して、前記副変速機を直結駆動とオーバドライブ駆動と
に切換えるように作動せしめられ、かつ自動変速機のシ
フトダウン時にライン圧が導かれる油圧回路と前記第2
の油圧信号を導く回路とをチェック弁により連絡せしめ
、自動変速機のシフトダウン時には前記オーバドライブ
弁に前記油圧回路のライン圧を作用せしめて該オーバド
ライブシフト弁を強制的に直結駆動位置にもたらし、該
オーバドライブシフト弁により分配されるライン圧を前
記油圧室に分配し、前記副変速機を強制的に直結駆動の
歯車比にするものである。
以下本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図には本発明が適用される自動変速機として前進3
段後進1段の主変速機40に副変速機(オーバドライブ
装置)50を付加する方式のオーバドライブ比を含む前
進4段後進1段の自動変速機が示されている。
本発明の自動変速機は原動機の出力軸1、トルクコンバ
ータ2、入力軸3、中間軸4,5,6、出力軸7および
3組の遊星歯車機構8 、9.10゜を同心的に配置し
、更に前記遊星歯車機構8,9゜100歯車列の歯車比
を変換するための摩擦要素として3個のクラッチ11.
12t13および3個のブレーキ14,15.16を備
え、2個の一方向クラッチ17.18を具備せしめてい
る。
主変速機40は中間軸4(副変速機50の出力軸)、5
,6、出力軸7.2組の遊星歯車機構9.10.2個の
クラッチ12.13.2個のブレーキ15.16.1個
の一方向クラッチ18から構成され、中間軸4は2個の
クラッチ12.13を介して各々中間軸5,6に連結さ
れる。
2組の遊星歯車機構9,10は各々サンギヤ21.25
、プラネタリピニオン22,26、リングギヤ23゜2
7、キャリヤ24.28から構成される。
中間軸5は遊星歯車機構10のリングギヤ27に連結し
、中間軸6は遊星歯車機構9,10のサンギヤ21.2
5に連結してブレーキ15を備える。
出力軸7は遊星歯車機構9のリングギヤ23に連結する
とともに遊星歯車機構10のキャリヤ28に連結してい
る。
遊星歯車機構9のキャリヤ24は一方向クラッチ18と
ブレーキ16を備えている。
主変速機40の前部に配設される副変速機50は入力軸
3、中間軸4(副変速機50の出力軸)遊星歯車機構8
、クラッチ11.ブレーキ14、一方向クラッチ17か
ら構成される。
遊星歯車機構8はサンギヤ29、プラネタリピニオン3
0、リングギヤ31、キャリヤ32から構成され、キャ
リヤ32は入力軸3に連結し、リングギヤ31は中間軸
4に連結される。
キャリヤ32とサンギヤ29との間にはクラッチ11と
一方向クラッチ17が設けられている。
またサンギヤ29はブレーキ14を備えている。
このような構成より成る本発明の自動変速機の各変速段
におけるクラッチ11,12.13、ブレーキ14,1
5.16一方向クラッチ17.18の作動をまとめると
第1表のようになる。
第1表において、○印は圧油作動機構により作動中であ
ることを表わす。
Δ印はエンジンブレーキ必要時圧油作動機構により作動
中であることを表わす。
本口はエンジンドライブ時のみ一方向クラッチがロック
されることを表わす。
なお各変速段毎の作動の説明については、周知のところ
であり、その説明は不要であろう。
第2図は本発明の油圧制御装置の一実施例を示す油圧回
路である。
この油圧制御装置は油溜め100、油ポンプ101、圧
力調整弁200、選速弁210.1−2シフト弁220
.2−3シフト弁230、スロットル弁240、カット
バック弁250、ガバナ弁260、オーバドライフシフ
)170、ソレノイド弁280、レリーフ弁290、チ
ェック弁300,310,320゜330.340.3
50.360,430の各種弁とその他クラッチ11,
12,13およびブレーキ14,15.16を作動させ
る油圧ピストンの油圧室たる油圧シリンダ370,38
0,390゜400.410,420とその他これらの
各種弁や油圧シリンダ相互間に配される各種油圧回路で
構成される。
以下この油圧制御装置の作動について説明する。
油圧制御装置の作動油圧、トルクコンバータ2の作動油
および各部側滑油の供給源は油ポンプ101であって、
エンジンにより直接油ポンプ101が駆動されることに
より油溜め100より油を吸い込み油路102へ吐出し
ている。
油路102の油圧は全ての作動油圧の源でありライン圧
と呼ぶ。
ライン圧は圧力調整弁200により後述するように所定
の圧力に調整される。
レリーフ弁290はライン圧が異常に高くなったときの
逃がし弁である。
圧力調整弁200を通って油路103よりトルクコンバ
ータ2および各潤滑箇所へ油が供給される。
選速弁210は運転席レバーを操作することにより移動
するスプール211より成り、レバー選択位置により油
路102のライン圧を第2表のように油路104,10
5,106,107へ導く役目をする。
第2表における○印は各選択位置においてライン圧が該
○印の油路に導かれていることを表わし。
−印はその選択位置においてライン圧がその欄の油路に
導かれないことを表わす。
各位置での変速機の動作はR位置は後退、N位置は中立
、D位置は前進4速自動変速、2位置は前進第1速、第
2速間の自動変速、L位置は前進第1速固定位置である
D位置においては、ライン圧は油路104より油圧シリ
ンダ380に送られクラッチ12が常に締結される。
また前進第1速、第2速、第3速状態では後述するよう
にクラッチ11が締結される。
油路104はライン圧を1−2シフト弁220およびガ
バナ弁260に導く。
1−2シフト弁220はスプール221.222および
スプリング223から成り、第1速ではスプール221
は図示下方に位置し油路104の圧油をいずれへも導か
ない。
第2速、第3速、第4速では油路111からのガバナ圧
の作用によりスプール221が図示上方へ移動した状態
になり油路104の圧油を油路112に導く。
油路112は2−3シフト弁230に連絡しスプール2
”31が図示下方に位置しているときは油路114、チ
ェック弁430を介してブレーキ15の油圧シリンダ4
10に圧油を送りブレーキ15を作動させる。
ブレーキ15が締結されると第1表に示したように動力
伝達機構は第2速の状態になる。
2−3シフト弁230はスプール231.232および
スプリング233から成り、第1速、第2速ではスツー
ル231は図示下方に位置し、第3速、第4速では油路
111からのガバナ圧の作用によりスプール231が図
示上方に移動した状態になり油路112の圧油を油路1
13に導き、クラッチ13の油圧シリンダ390に圧油
を送りクラッチ13を作動させる。
また油路114が排油口235に連絡され、油圧シリン
ダ410内の圧油が油路114を介して排油口235よ
り排出され、ブレーキ15が解放される。
ブレーキ15が解放され、クラッチ13が締結されると
第1表に示したように動力伝達機構は第3速の状態にな
る。
オーバドライブシフト弁270はスプール271、スリ
ーブ272、スプリング273、油室274゜275.
276から成り、油室274.275゜276に作用す
る圧油に応じて油路102と油路117または油路11
8との連絡を切換えている。
ソレノイド弁280はソレノイド281.ムービングコ
ア282、スプリング283、開口284、排出口28
5、オリフィス286から戊り、運転席に設けられたオ
ーバドライブ切換スイッチ500によって制御される。
オーバドライブ切換スイッチ500がOFFの場合には
、ソレノイド281は通電されずスプール282はスプ
リング283により図示下方に位置し開口284を閉ざ
す。
オリフィス286を介して供給される圧油は油路119
、チェック弁320、油路120、チェック弁340.
330、油路121,122を介してオーバドライブシ
フト弁270の油室275.276に供給されスプール
271、スリーブ272を図示下方に保持する。
オーバドライブ切換スイッチ500がONの場合には、
ソレノイド281が通電されスプール282がスプリン
グ283に抗して図示上方に移動し開口284を開く、
油室275.276の圧油は油路121,122、チェ
ック弁340,330、油路120.チェック弁320
、油路119、開口284を介して排出口285より排
出される。
油室275には油路108よりチェック弁340、油路
121を介してスロットル圧が供給され、油室274に
は油路111よりガバナ圧が供給され両者の大きさに関
連してスプール271が制御される。
オーバドライブ切換スイッチ500がOFFのときには
、オーバドライブシフト弁270の油室275.276
には油路102のライン圧が作用しているので、スプー
ル271は図示下方に保持され油路102の圧油は油路
117、チェック弁300を介してクラッチ11の油圧
シリンダ370に送られクラッチ11が作動される。
オーバドライブ切換スイッチ500がONのときには、
オーバドライブシフト弁270の油室275には油路1
08よりスロットル圧が作用している。
オーバドライブシフト弁270のスプール271は油室
274と油室275に作用する圧油により制御され、ガ
バナ圧の低い第1速、第2速、第3速状態では図示下方
に位置し油路102の圧油を油路117、チェック弁3
00を介して油圧シリンダ370に送りクラッチ11を
作動させる。
ガバナ圧が増加してスプール271が図示上方に移動す
ると、油路117が排油口277に連絡されクラッチ1
1が解放されるとともに、油路102の圧油が油路11
8、チェック弁310を介してブレーキ14の圧油シリ
ンダ400に送られブレーキ14が作動され第4速(オ
ーバドライブ)の状態にたる。
2位置においては、油路104と油路105にライン圧
が供給される。
油路105に導かれた圧油は2−3シフト弁230の油
室234に導かれスプール231.232を図示下方に
保持する。
またチェック弁320、油路120、チェック弁340
.330、油路121,122を介してオーバドライブ
シフト弁270の油室275,276に導かれスプール
271.スリーブ272を図示下方に保持する。
油路104の圧油はクラッチ12の油圧シリンダ380
に導かれるとともに1−2シフト弁220に導かれる。
1−2シフト弁220が第1速の状態でないときは、油
路104の圧油が油路112,114を介して油圧シリ
ンダ410に送られブレーキ15が作動される。
クラッチ11゜12、ブレーキ15が締結されると第1
表に示したように動力伝達機構は第2速の状態になる。
1−2シフト弁220が第1速の状態にたると、スプー
ル221が図示下方に移動し油路112が排油口225
に連結され油圧シリンダ410内の圧油が油路114,
112を介して排油口225より排出されブレーキ15
が解放され動力伝達機構は第1速の状態になる。
L位置においては、油路104 、105.106にラ
イン圧が導かれる。
油路104に導かれた圧油はD位置各変速段におけると
同様にクラッチ12を作動させる。
油路105に導かれた圧油は2−3シフト弁230のス
プール231,232を図示下方に保持するとともに、
オーバドライブシフト弁270のスプール271、スリ
ーブ272を図示下方に保持する。
油路106に導かれた圧油は1−2シフト弁220の油
室224に作用しスプール221.222を図示下方に
保持するとともに、油路116を介してブレーキ16の
油圧シリンダ420に送られブレーキ16を作動させる
このようにしてクラッチ11.12、ブレーキ16が締
結されると、第1表に示したように動力伝達機構は第1
速の状態になる。
R位置においては、油路106,107にライン圧が導
かれる。
油路107に導かれた圧油は圧力調整弁200の油室2
06に導かれライン圧を増大させるように作用するとと
もに、2−3シフト弁230を介して油路113に導か
れクラッチ13を作動させる。
また油路107の圧油は1−2シフト弁220を介して
油路116に導かれブレーキ16を作動させる。
またクラッチ11も作動される。
このようにしてクラッチ11.13、ブレーキ16が締
結されると第1表に示したように動力伝達機構は後進の
状態になる。
ガバナ弁260はガバナパルプ261.ガバナウェイト
262、ガバナシャフト263、スプリング264およ
び油室265から成り、第1図の出力軸7に取り付けら
れている。
ガバナ弁260はガバナバルブ261、ガバナウェイト
262、ガバナシャフト263およびスプリング264
に作用する遠心力と、スプリング264の力と、油室2
65に作用する油圧とのつり合いによって出力軸回転数
の増加に応じて上昇する油圧即ち車速の関数として表わ
される油圧信号(ガバナ圧)を油路111に発生してい
る。
スロットル弁240はスプール241.ダウンシフトプ
ラグ242、スプリング243.244、油室245,
246から成り、アクセルペダルの動きに連動するダウ
ンシフトプラグ242の移動によるスプリング244の
力と油室245,246に作用する油圧の力との平衡に
より、油路108にスロットル開度に比例した油圧即ち
駆動エンジン負荷の関数として表わされる油圧信号(ス
ロットル圧)を発生している。
油路108のスロットル圧は1−2シフト弁220,2
−3シフト弁230およびチェック弁340を介してオ
ーバドライブシフト弁270に連絡され、エンジン負荷
の状態に応じて変速の時期を制御している。
又キックダウン必要時にはアクセルペダルを強く踏み込
めば、ダウンシフトプラグ242が上方へ移動して油路
102が油路109に連絡し、油路102のライン圧が
油路109を通して1−2シフト弁220.2−3シフ
ト弁230およびチェック弁330を介してオーバドラ
イブシフト弁270に導かれ、スプール221.231
.271の下端に作用するガバナ圧とのかねあいで第3
速、第4速から第2速へ、又は第2速から第1速へとシ
フトダウンを行う。
カットバック弁250はスプール251、油室252.
253から成り、油室252に作用する圧油と油室25
3に作用する圧油とのつり合いによって油路110にカ
ットバック圧を発生している。
油路110のカットバック圧はスロットル弁240に作
用してスロットル圧を低下させオイルポンプによる不必
要な動力損失を防止している。
圧力調整弁200はスプール201,202、スプリン
グ203、油室204,205,206゜油室204の
入口に設けられたオリフィス207より成り、油室20
4,205,206に作用する圧油とスプリング203
の力とのつり合いで油路102にライン圧を発生してい
る。
次に本発明の主旨である第4速(オーバドライフ)から
第3速、第2速へのシフトダウンについて説明する。
第4速状態では、オーバドライブ切換スイッチ500は
ONで、オーバドライブシフト弁270の油室275に
はスロットル圧が作用している。
スプール271は油室274に作用するガバナ圧により
図示上方に位置しており、油路102の圧油は油路11
8、チェック弁310を介して油圧シリンダ400に送
られブレーキ14が作動されている。
この状態から車速が減少してスプール271が図示下方
に移動すると、油路118が排油口279に連絡され油
圧シリンダ400内の圧油が油路118を介して排油口
279より排出されブレーキ14が解放される。
また油路102が油路117に連絡され、油路102の
圧油が油路117、チェック弁300のオリフィス30
1を介して徐々に油圧シリンダ370に送られクラッチ
11が締結される。
このようにして第4速から第3速への滑らかな変速が行
われる。
しかしながら第4速状態でエンジンブレーキのため第3
速にシフトダウンしたい場合には、オーバドライブ切換
スイッチ500をOFFにすると、ソレノイド280の
スプール282がスプリング2830弾力により開口2
84を閉じ、油路102の圧油は油路119、チェック
弁320、油路120、チェック弁340,330、油
路1215t122を介してオーバドライブシフト弁2
70の油室275.276に供給され、スプール271
、スリーブ272を図示下方に保持し、ブレーキ14を
開放し、クラッチ11を締結して第3速へとシフトダウ
ンを行う。
次に第4速状態から第2速へのシフトダウンは、選速弁
210を2位置にシフトダウンすることによって行われ
る。
選速弁を2位置にシフトダウンすると油路105に圧油
が供給される。
油路105の圧油はチェック弁320、油路120、チ
ェック弁340.330、油路121,122を介して
オーバドライブシフト弁270の油室275゜276に
供給されスプール271、スリーブ272を図示下方に
保持するとともに、2−3シフト弁230の油室234
に供給されスプール231゜232を図示下方に保持す
る。
スリーブ272が図示下方に保持されると、スリーブ2
72に設げられた溝278を介して油路105と油路1
23とが連絡される。
油路105の圧油は油路123、チェック弁350、油
路124を介して速やかに油圧シリンダ370に供給さ
れクラッチ11が締結される。
更にスプール231が図示下方に保持されると、油圧シ
リンダ390内の圧油が油路113.107を介して排
出され、クラッチ13が解放される。
また油路112が油路114に連絡され、油路104の
圧油が油路112 、114゜チェック弁430を介し
て徐々に油圧シリンダ410に供給されブレーキ15が
締結される。
以上説明したように、本発明は主変速機の前部に副変速
機を付加してオーバドライブ比を含む前進複数段後進1
段の歯車比を得るようになっている自動変速機のオーバ
ドライブ制御に関するものであって、オーバドライブシ
フト弁には、ガバナ弁によって発生され車速の関数とし
て表わされる第1の油圧信号と、スロットル弁により発
生され駆動エンジン負荷の関数として表わされる第2の
油圧信号とが入力され、その両信号の大きさにより副変
速機を直結駆動またはオーバドライブ駆動とに切換える
ようにライン圧を摩擦要素を作動せしめる油圧室に配分
するから、車速の増大に伴って自動変速機をオーバドラ
イブ比の歯車比まで自動的に変速せしめるとともに、自
動変速機のシフトダウン時には、前記オーバドライブシ
フト弁に作用する前記第2の油圧信号回路とライン圧を
導く油圧回路とをチェック弁を介して連絡せしめ、オー
バドライブシフト弁には前記第2の油圧信号に代えてラ
イン圧を作用せしめて強制的に副変速機を直結駆動にす
るようにしながら、自動変速機のシフトダウン時には車
速に関係なく副変速機を直結駆動の歯車比に維持して高
トルク運転を可能にするものである。
本発明によれば、主変速機の前部に副変速機を付加配列
してオーバドライブ比を含む前進複数段後進1段の歯車
比を得る自動変速機を構成するにあたり、主変速機の油
圧制御装置にオーバドライブシフト弁を付加し、ガバナ
圧およびスロットル圧を、主変速機の油圧制御装置にお
けるシフト弁と同様に前記オーバドライブシフト弁に作
用せしめることにより副変速機の変速制御(オーバドラ
イブ制御)が容易にでき、更に自動変速機のシフトダウ
ン時にライン圧が供給される油圧回路とオーバドライブ
シフト弁に作用するスロットル圧回路とをチェック弁に
より連絡せしめたことにより。
自動変速機のシフトダウン時に副変速機のシフトダウン
を確実に行わせ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される自動変速機の動力伝達機構
を示す骨子図、第2図は本発明の油圧制御装置の一実施
例である油圧回路図である。 符号の説明、40・・・主変速機、50・・・副変速機
。 100・・・油溜め、101・・・油ポンプ、200・
・・圧力調整弁、210・・・選速弁、220・・・1
−2シフト弁、230・・・2−3シフト弁、240・
・・スロットル弁、250・・・カットバック弁、26
0・・・ガバナ弁、270・・・オーバドライブシフト
弁、280・・・ソレノイド弁、300.310.32
0,330340.350.360.430・・・チェ
ック弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主変速機の前部に副変速機を付加してオーバドライ
    ブ比を含む前進複数段後進1段の歯車比を得るようにな
    っている自動変速機において、油圧源と、前記油圧源で
    発生する油圧を制御する圧力調整弁と、前記圧力調整弁
    の作動により制御されたライン圧を導き入れて摩擦要素
    を作動せしめる油圧室と、車速の関数として表わされる
    ような第1の油圧信号を発生せしめるガバナ弁と、駆動
    エンジン負荷の関数として表わされるような第2の油圧
    信号を発生せしめるスロットル弁と、前記第1および第
    2の油圧信号を入力して両信号の大きさに関連して前記
    副変速機を直結駆動とオーバドライブ駆動とに切換える
    オーバドライブシフト弁とを備え、前記自動変速機がシ
    フトダウン時に前記ライン圧を導く油圧回路と前記オー
    バドライブシフト弁に作用する前記第2の油圧信号回路
    とをチェック弁により連絡し、前記自動変速機のシフト
    ダウン時に前記オーバドライブシフト弁に前記チェック
    弁を介して前記ライン圧を作用させ強制的に前記副変速
    機を直結駆動にするようにしたことを特徴とする自動変
    速機の油圧制御装置。
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