JPS5824509A - 植物油混合物を含む化粧料組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イビ剤として作用するホホバ油を主成分とする植物油混
合物、および該混合物を含有する種々の化粧料組成物に
関する。

油は、化粧料製造業において、大部分の化粧料組成物特
に水中油滴型もしくは油中水滴型のエマルション中に包
含されている物質の重要な部分を構成する。

６化粧料油”と呼ばれる油は周囲温度によって脂質状、
液状もしくはわずかにペースト状の生成物である。

これらは極めて種々の起源のものであり得，特に植物油
、動物油、鉱油もしくはまた合成油であり得る。

植物油は極めて重要な部類に属するが、その利用は極め
てしばしばその量において制限され、そこでこれら植物
油は大気中の酸素による酸化によって誘発される老化現
象に導かれるなどのように、経時安定性に劣っている。

大多数の植物油は，実際のところ、酸化に対して極めて
敏感な不飽和生成物を比較的高い比率で含有しており，
そのために化粧品製造業者は植物油を鉱油もしくは合成
油で代用する傾向にあるが、このことはしかし、常に所
期の性質を組成物に付与し得るとはいえなかった。

このような傾向は、特に天然生成物の利用に注意をうな
がし，その結果植物油を酸化防止剤の使用により安定化
する研究がなされたが，良好な結果を得るに至っていな
い。

研究は植物油の特殊な混合物に向けられ、かつ意外にも
ある種の植物油がある比率でホホバ油を含有する場合に
は極めて安定であることが見出された。

事実、多数の実験結果は、ある比率で存在するホホバ油
が酸化に対して極めて敏感な植物油を安定化する上で極
めて有効であることを示した。

そこで、本発明の目的は新規工業製品を提供することＫ
あり，該製品は植物油混合物であり、かつ酸化に対し安
定であり、この′ものは少なくとも５％のホホバ油を含
有し、残部が本質的にノ・シ・ぐミの集油、マンゴ−の
集油、コーヒー蜜ろう，アフリカ産果樹のパター、大豆
油、・ぐーム油および玉蜀黍の胚種油からなる群から選
ばれる少なくとも１種の植物油に゛よって構成されるも
のである。

ホホバ油は周囲温度にて液体の植物油であり、以下のよ
ーうな特性を有する系ホパ（ＳｉｍｍｏｎｄｓｉａＣｈ
ｉｎｅｎｓｉｓ）　　の抽出物である。

粘　　　度：約．？７　ｃｐ（２３°’Ｃ，　　Ｂｒｏ
ｏｋｆｉｅｌｄ粘度計）色　　　：透明な黄色〜無色（
精製物）密度（２３　’ｔ）　：約０．ｇＡ３ ヨウ素価：ざＯ〜ざコ １５　　　：　／．ｌＩＡ’ｌｌＡ；　〜／’．ｌＩＡ
！；ＯＤ 本発明によれば、ホホバ油は混合物全重畳基準で少なく
とも！ｒｌの割合で存在することが゛好ましく、特に１
０〜タＳ％である。

かかるホホバ油の特別の性質について多数の研究がなさ
れたにもかかわらず、少なくとも境在までは、前記有効
性がある種の植物油に対してのみ特別に制限されている
という事実の理由を明らかにすることはできなかった。

実際のところ、前述以外の他の植物油については、比較
的高い濃度のホホバ油によっても高い安定化作用を観察
することはできなかった。

本発明に従って、ホホバ油により安定化され得る油の特
徴は以下の通りである。

ハシバミの集油 色　　　：透明な黄色 密度ｃｔｓ’ｔ：＞：　　ｏ、り／ダ〜θ、デコＯヨウ
素価二ｇ３〜９０ ｎ２０　　：八ｌＩｔ、ｑ。

色　　　：白〜淡黄色 ヨウ素価＝３０〜５５ 融　　　点：　ダ９°Ｃ 色　　　：白〜淡黄色 密度（２０°’Ｃ）：　０．ｔｔｉ。

ヨウ素価：ｑｏ〜りＯ 大豆油 色　　　：黄色〜淡黄色 密度（／、ｔ’ｔ）　：　　ｏ、ｑ、２１Ｉ〜０．９２
７ヨウ素価：／θ３〜１５．２゜ ｎ”　　＝／、’１７コ０〜／、４７４４密度（１５°
ｃ）：　　０．９２〜０．９’１３ヨウ素価：ｌ１ｆｆ
〜タコ ０ ｎＤ−７，１ＩＩＩＳ〜八’Ｉ！；２ 色　　：黄　色 密度（７５℃）：ｏ、ｑｉｔ、〜＃９２／ヨウ素価：ｉ
ｏｑ〜／３３ 本発明による植物油−合物はコ成分混合物だけでなく、
３成分、ｌＩ成分等、ホホ・９油と前記の如き植物油と
に配合し得る範囲内の混合物でやってもよい。

コ成分混合物の中で、一層有効な結果を与えるものとし
ては、特に以下の如き混合物を挙げ得る。

ｌｉｔ　　、３０〜９Ｓチのホホバ油−７０〜５チのハ
シバミの集油（ｉｉ）　　ｓ〜ｇｏ係のホホバ油−９３
−！；０係のマンゴ−油（ｉ＋ｉｌ　　ｓ〜９３％のホ
ホバ油−９５−ｊ係のコーヒー蜜ろう（ｖ）５〜４０％
のホホバ油−９Ｓ〜ダθ係の大豆油（Ｖ＋）　　Ｓ〜ｑ
Ｓ係のホホバ油−ワＳ〜５チのノぐ一ム油コーヒー蜜ろ
う並びにアフリカ産果樹のパターはそれらのコンシスチ
ンシーにも拘らず、一般には化粧料油と考えられている
。

本発明は同様に、前記定義した如き酸化に対して安定な
植物油混合物を含有する化粧料組成物をも発明の目的と
する。

これら化粧料組成物は、一般にすべて油を含有するよう
なものである。これら組成物の中で、特に流動性エマル
ション（乳液）、ローションもしくハヨリコンシステン
シーの高いエマルション（クリーム）形状であるような
組成物を例示することができる。

これら組成物は、例えば乳液または軟質クリーム、手を
手当てするだめの乳液またはクリーム、クレンジング用
クリームまたは乳液、ファンデーション用基礎化粧料、
″′日焼止め”用乳液また＆まクリーム、人工的に褐色
化するための乳液またしまクリーム、発汗防止用孔’ｌ
’１４たはクリーム、シェービングクリームまたはシェ
ービング用ムースである。

これら化粧料組成物は、同様に着色用もしくはひび割れ
防止用の口唇用スティックまたは目のメイキャッグ用も
しくは美顔用製品の形状でおってもよい。

本発明によれば、酸化に対して安定な植物油混合物は化
粧料組成物全重量基準でＳ〜９９俤含まれる。

本発明の化粧料組成物の第１め変形によれば。

本質的に植物油混合物から構成することができ。

かつＢ焼は止め油（紫外線を吸収するｒ先刻を含有）、
手に使用する油、？ディー用油、プレシェービング用も
しくはアフターシェービング用油、浴用油などの形状で
あり得る。

本発明の組成物は一般に他の成分を含むことができ、特
に防腐剤、香料、染色剤などを含むことができる。

ホホバ油の安定化作用のために、酸化防止剤の使用は、
一般的に必要とされない。

本発明の組成物が油中水滴型または水中油滴型のエマル
ション形状である場合、油相は基本的には本発明の植物
油混合物から構成され、場合により少なくとも７種の他
の非老′化性油、好ましくは合成油および／または必要
により少なくとも７種の蜜ろうを含有し得る。□ エマルションの油相はエマルション全ＸＸ基準で約３−
ＡＯ重量％の範囲で変えることができる。

□、工＝ヤ、ヨ７．）水相。ｉ＝ヤッヨ、４□量の３θ
〜ｇ！重量％であることが好ましい。

乳化剤の割合は／−１０％、好ましくは２〜／２％の範
囲内であり得る。

本発明によるエマルションは、同様に酸化チタン、酸化
亜鉛、タルクもしくはカオリン並びに着色物質および特
に赤色酸化鉄、黄色酸化鉄および黒色酸化鉄などの酸化
鉄等の添加物を含有することができる。

本発明を更に一層良く理解するために、以下実施例忙よ
り本発明を例示するが１本発明は実施例に示す、本発明
の酸化に対して安定な植物油混合物を含有する化粧料組
成物によって何等制・限されるものではない。

実施例１ 以下のような成分を混合することにより、美顔用クリー
ムを調製した。

ステアリン酸　　　　　　　　　　　　　　　　　３％
セチルアルコール　　　　　　　　　　　　　　０．５
％トリエタノールアミン　　　　　　　　　　　　／、
＜Ｚ係植物油混合物　　　　　　　　　　　　　　　　
コｑチカルがキシビニールポリマー〔カルがポール（Ｃ
ａｒｂｏｐｏｌ）　　９’ｌＯ〕　　　　　　　　　　
　０．’ｌ　％実施例コ 以下に示す成分を混合処理することＫより、ポアイー用
乳液を製造した。

ステアリン酸　　　　　　　　　　　　　　　　／、４
／％グリセリンモノステアレート（自己乳化性）２係セ
チルアルコール　　　　　　　　　　　　　θ５り係植
物油混合物　　　　　　　　　　　　　　　　２０％力
ルデキシピニルポリマー　　　　　　　　　０．２ｓ％
トリエタノールアミン　　　　　　　　　　　　／、２
！；％プロピレングリコール　　　　　　　　　　　　
　　３％実施例３ 以下に記す成分を混合処理することにより、ナイトクリ
ームを調製した。

ラノリン酸マグネシウム　　　　　　　　　　２．ｇ！
ｉ％ラノリンアルコール　　　　　　　　　　　　乙、
６５％地ろう　　　　　　　　　ｄ 植物油混合物　　　　　　　　　　　　　　　　３０係
実施例ケ 以下に示す成分を混合処理することにより、美顔用油を
製造した。

植物油混合物　　　　　　　　　　　　　　　９ｇ、！
；チビタミンＡのパルミテート　　　　　　　　　　　
　／％香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　
　Ｏ，Ｓ％実施例Ｓ〜７ 夫々以下に示す成分を混合処理することにより。

メイキャップ用製品を得るための白色剤（ｃｏｒｐｓｂ
ｌａｎｃ）　　を調製した。

実施例Ｓ ミクロクリスタリンワックス　　　　　　　　　　７３
％液体ラノリン　　　　　　　　　　　　　　　　　／
２％アラキノルプロピオネー）３％ キンセンカ植物性油　　　　　　　　　　　　　ｇチグ
リコールノステアレート３．３％ 改質ラノリン　　　　　　　　　　　　　　　　　ｇチ
アセトグリセリドＬＣｌ１％ 植物油混合物　　　　　　　　　　　　　　　　／Ｓ％
実施例６ ミクロクリスタリンワックス　　　　　　　　　　／３
係液体ラノリン　　　　　　　　　　　　　　　　／コ
チアラキジルゾロピオネート　　　　　　　　　　　　
Ｓ係キンセンカ植物性油　　　　　　　　　　　　　　
ｇ係グリコールジステアレート　　　　　　　　　　３
．！ｒ％改質ラノリン　　　　　　　　　　　　　　　
　　ｇ係アセトグリセライドＬＣｌｌ係 植物油混合物　　　　　　　　　　　　　　　　／Ｓ％
実施例７ ミクロクリスタリンワックス　　　　　　　　　　　／
３％液、・ラノリン　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　／コ係アラキノルゾロビオネート　　　　　　　
　　　　ｓ係キンセンカ植物性油　　　　　　　　　　
　　　　ｇチグリコールジステアレート　　　　　　　
　　　３．５係改質ラノリン　　　　　　　　　　　　
　　　　　ｇ％アセトグリセライドＬＣ＋係 植物油混合物　　　　　　　　　　　　　　　　／３％
実施例ｇ〜ＩＯ 夫々以下に示す成分を混合することにより口唇用ルージ
ューを製造した。

実施例ｇ 実施例Ｓの白色剤　　　　　　　　　　　　　　９０％
ルチル、酸化チタン　　　　　　　　　　　　　　コ係
コロフオニウム脂担持ＤＣＲＥＤ７　Ｃａ塩　　　　　
　Ｊ％％色酸化鉄　　　　　　　　　　　　　　　　　
　２係アルミナ担持ＡｌレーキＤＣＲＥＤ　２／　　　
　　　　　コ係ＤＣＲＥＤ　　３乙　　　　　　　　　
　　　　　　　／チ香　　料　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　／％実実施タ ワ施例乙の白色剤　　　　　　　　　　　　　　ざＳ％
ＤＣＲＥＤ　　　ｇ　　　Ｎａ　　塩　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　、２　％コロフ
オニウム脂担持ＤＣＲＥＤ　７　　Ｃａ　塩　　　　　
２　％チタンマイカ　　　　　　　　　　　　　　　　
　１０チ香　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　／　チ実施例１０ 実施例７の白色剤　　　　　　　　　　　　　　９．２
係赤色酸化鉄　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
係黄色酸化鉄　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
％コロフォニウム脂担持ＤＣＲＥＤ　７　　Ｃａ塩　　
　　　、２％アルミナ担持ＤＣＹＥＬＬＯＷ乙Ａｌ塩　
　　　　　２チＤＣＲＥＤ　　、３６　　　　　　　　
　　　　　　１．ｓ％香　　料　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　０．３チ実施例／ｌ 以下に示す成分を混合することにより水中油滴型のエマ
ルションとして、頬に使用する美顔料（頬ベニ）を作成
した。

ステアリン酸　　　　　　　　　　　　　　　　　２係
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート　　　
　０．！；　％植物油混合物　　　　　　　　　　　　
　　　　２θ係トリエタノールアミン　　　　　　　　
　　　　　　／係グリセリン　　　　　　　　　　　　
　　　５幅プロピレングリコール　　　　　　　　　　
　　　５憾ヒドロキシエチルセルロース　　　　　　　
　　／、Ｓ％高Ｍｇ含量のシリケート　　　　　　　　
　　　　２係二酸化チタン　　　　　　　　　　　　　
　　　　１％酸化鉄　　　　　　　　　２幅 チタンマイカ　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｓ
係実施例／２ 以下に示す成分を混合することによりファンデーション
を作成した。

ステアリン酸　　　　　　　　　　　　　　　　　コチ
グリセリンモノおよびジステアレート　　　　　　２チ
植物起源の飽和脂肪酸のトリグリセライド　　　　３チ
植物油混合物　　　　　　　　　　　　　　　　　９係
パーヒドロスクアレ７　　　　　　　　　　　　５％水
素化ポリイソブチレン　　　　　　　　　　　　ｇチゾ
ロピルノｅラヒドロキシベンゾエー）　　　　　０．１
０％環状メチルＩリシロキサン　　　　　　　　　　　
５チメチルノやラヒドロキシベンゾエー）　　　　　　
０．１０　％プロピレングリコール　　　　　　　　　
　　　　５％黄色酸化鉄　　　　　　　　　　　　　　
　　０．ｇ２チ赤色酸化鉄　　　　　　　　　　　　　
　　　Ｏ，ＳＳチ黒色酸化鉄　　　　　　　　　　　　
　　　　０．７３％二酸化チタン　　　　　　　　　　
　　　　　６．５０憾マグネシウムおよびアルミニウム
　シリケート　　　、ｏ、ｇｏ　４Ｎａ　含有カルボキ
シメチルセルロース　　　　　　　θ、／／、　１トリ
エタノールアミン　　　　　　　　　　　θ・９０９＆
イミダゾリノニル尿素　　　　　　　　　　　θ、、３
０％香料組成物　　　　　　　　　　　　　　　　θ、
３θ係無菌化脱イオン水　　　全体を１００優とするに
必要な量

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　　少なくともｊ％のホホバ油を含有し、残部が
   本質的にハシバミの集油、マンゴ−の集油、コーヒー蜜
   ろう、アフリカ産果樹のパター、大豆油、・ぐ−ム油お
   よび玉蜀黍の胚種油からなる群から選ばれる他の少なく
   とも１種の植−物油からなることを特徴とする。酸化に
   対して安定な植物油混合物。 （２）前記ホホバ油が植物油全量の７０−９．！−重量
   係の範囲内で含まれる、特許請求の範囲第（１）項記載
   の混合物。 （３）前記混合物が３０−９３％のホホバ油と７０〜５
   係のハシバミの集油とを含有することを特徴とする特許
   請求の範囲第（１）または（２）項記載の混合物。 （４）前記混合物が＆−！０％のホホバ油と９３〜ＳＯ
   チのマンゴ−の集油とを含むことを特徴とする特許請求
   の範囲第（１）または（２）項記載の混合物。 （５）　　５〜９５チのホホバ油と９３〜．５−％のコ
   ーヒー蜜ろうとを含有することを特徴とする特許請求の
   範囲第（１）または（２）項記載の混合物。 （６）ＪＯ〜ｇθ係のホホバ油とｇθ〜、２０％のアフ
   リカ産果樹のパターとを特徴する特許請求の範囲第（１
   ）または（２）項記載の混合物□。 （力　３〜６０％のホホバ油と９３〜ｑＯ係の大豆油と
   を特徴する特許請求の範囲等（１）または（２）項記載
   の混合物。 （８）　　、５−〜ｑ左係のホホ、バ油と９５〜タチの
   ノや一ム油とを含有することを特徴とする特許請求の範
   囲第（１）または（２）項記載の混合物。 （９）１５〜ざ５％のホホバ油とｇＳ〜／Ｓチの玉蜀黍
   の胚種油とを含有することを特徴とする特許請求の範囲
   第（１）または（２）項記載の混合物。 ａ＠　特許請求の範囲第（］）〜（９）頭のいずれか７
   項に記載の植物油混合物を含有することを特徴とする、
   化粧料組成物。 ０１）前記植物油混合物が該組成物全量の５−９９係の
   範囲で含まれる、特許請求の範囲第００項記載の組成物
   。 （＋２１　　前記植物油混合物が油中水滴型または水中
   油滴型エマルションの油相を構成することを特徴とする
   特許請求の範囲第００）または００項記載の組成物。 （＋３１　　前記油相が、更に少なくとも７種の他の非
   老化性油および／または少なくとも７種の蜜ろうをも含
   有することを特徴とする特許請求の範囲第′０）項記載
   の組成物。 ０滲　前記油相がエマルション全重量の＆−ＡＯ重量％
   な構成することを特徴とする特許請求の範囲Ｍ（Ｊ２）
   または０３項記載の組成物。 ０９　　前記組成物が、更に他の成分１％にｒ光剤、防
   腐剤、香料、充填剤もしくは染色剤をも含有することを
   特徴とする特許請求の範囲第００）〜Ｑ４）項のいずれ
   か７項に記載の組成物。