JPS582397Y2 - ゼンマイ巻上機構 - Google Patents

ゼンマイ巻上機構

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Publication number
JPS582397Y2
JPS582397Y2 JP1979089429U JP8942979U JPS582397Y2 JP S582397 Y2 JPS582397 Y2 JP S582397Y2 JP 1979089429 U JP1979089429 U JP 1979089429U JP 8942979 U JP8942979 U JP 8942979U JP S582397 Y2 JPS582397 Y2 JP S582397Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mainspring
rotating body
elastic piece
steep slope
ratchet teeth
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979089429U
Other languages
English (en)
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JPS566499U (ja
Inventor
勝弥 工藤
隆士 斎藤
Original Assignee
株式会社学習研究社
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社学習研究社 filed Critical 株式会社学習研究社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はゼンマイの巻上機構に関する。
従来この種巻上機構に於てはゼンマイの過巻上げによっ
てゼンマイが巻上軸から外れたり、あるいはゼンマイの
逆巻きによってゼンマイのバネ性が失なわれたりするお
それが多分にあり、特にゼンマイを用いたものには幼児
用おもちゃが多いのでなおさらである。
本考案は簡易な構成で、ゼンマイの過巻上げ及び逆巻の
双方を防止し得る新規な巻上装置を提供せんとするもの
で、以下図面について本考案の実施例を説明する。
1はおもちや等の機枠、2は機枠内に回動自在に枢着さ
れた巻軸、3は外周端を機枠内の固定部に固着し、内周
端を巻軸2に固着したゼンマイであって、巻軸2を第1
図でみて時計方向で回転させることによって巻上げられ
る。
5は巻軸2の先端方形部6に一体に嵌合された機枠1側
端面を開放したキャップ状体であって、内周面に等間隔
を保って例えば8個のラチェツト歯7が突出形成されて
いる。
この場合各ラチェット歯7は、第3図で明らかなように
半径方向に対して右下りに突出延長する急斜面8とその
先端から隣接する急斜面8の基端部に向って比較的緩や
かに延長する弧状の緩斜面9との連結によって波形に形
成されている。
11はキャップ状体5内に回動自在に配装された合成樹
脂製の回動体であって、巻軸2の方形部6を回動自在に
緩挿する透孔12を穿設した方形の軸套部13と、その
後端にこれと一体に形成された透孔12を挾んで平行に
延長する辺14.15と、前記キャップ状体の中心から
爪7の先端までの半径と略等しいかこれより僅かに小さ
な半径の円弧辺16.17とを有する長円形部16と、
その辺14.15の両端部から円弧状に延長する弾性片
20.21とがら構成され、弾性片20.21の中央膨
出部外周面にラチェツト歯7の急斜面8と係合する急斜
面23を有する爪24が一体に突出形成されている。
なお、弾性片20.21の撓み率を高くするには第4図
に示すように弾性片20.21の爪24により時計方向
にある部を削除するようにすれば良い。
26は機枠1の透孔27を通じて回動体の軸@13に嵌
合されたゼンマイ巻上げ用嫡子である。
次に以上の本案構成による作用を説明する。
先ずゼンマイ3を巻上げるには、嫡子26を把持してこ
れを時計方向に回動させる。
すると回動体11に設けられた弾性片20.21の爪2
4の急斜面23がキャップ状体のラチェツト歯7の急斜
面8に当接してこのキャップ状体5従って巻軸2を時計
方向に回動させ、ゼンマイ3を巻締める。
この場合弾性片20.21はその爪がラチェツト歯に係
合した状態でゼンマイ3の反作用を受けるから、爪24
より反時計方向の部が外側に膨出されてその外周面が爪
7に圧接され、従って回動力が爪24部のみならず圧接
部においても伝達される。
而してゼンマイを巻上げていくと徐々にゼンマイの反力
が増加し、これが所要の力に達すると爪24及び、歯7
の急斜面23,8間にすべりが生じ弾性片20.21が
徐々に内方に撓み遂には急斜面23゜8の係合状態を脱
して回動体11が空回りする。
又ゼンマイが解かれている状態で、これを更に解く方向
即ち嫡子26を反時計方向に回動させると(逆巻き)、
回動体11の爪24はラチェツト歯7の急斜面8ではな
く緩斜面9と係合するから、弾性片20.21が徐々に
内方に撓み歯7を乗り越えて空回りする。
以上のように本考案によると、急斜面とその先端から内
周面に徐々に達する緩斜面とからなるラチェツト歯を形
成したキャップ状体と、そのラチェツト歯に係合する爪
を突設した弾性片を有する回動体とを有し、キャップ状
体をゼンマイの巻軸に一体に配設するだけの簡易な構成
で、ゼンマイの巻上時に於ける過巻上げ及びゼンマイが
解かれている状態に於ける逆巻きの双方を一挙に防止す
ることができる大なる特徴を有する。
又キャップ状体内に回動体を回転自在に配装しているか
ら、機構を小型化し得る。
更に上側のようにゼンマイの巻上げ時に弾性片の外周縁
がラチェツト歯に圧接するようにすると、ゼンマイの巻
上げ力が爪部と圧接部の双方で伝達されるから回動体及
びキャップ状体従って巻軸間に不必要なすべりを生じる
ことがなく巻上げ力をゼンマイに円滑に伝達することが
できる利点がある。
向上例に於てはラチェツト爪7を円筒内周面に、弾性片
20.21を回転体11外周面に夫々形成した場合につ
いて説明したがラチェツト歯7をキャップ状体5の底部
に形成し、これに応じて弾性片20.21を回動体11
のラチェツト爪に対面する面に設けるようにすることも
出来、要はラチェツト歯と弾性片の爪とが係合し得るよ
うに構成されていれば良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品の一例を示す正面図、第2図はその縦断
面図、第3図は第2図のII−III線上の断面図、第
4図は回動体の他の例を示す正面図である。 2は巻軸、3はゼンマイ、5はキャップ状体、7はラチ
ェツト歯、8は急斜面、9は緩斜面、11は回動体、2
0,21は弾性7片、23は急斜面、24は爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゼンマイの一端を固着した巻軸に、内周縁に等間隔にラ
    チェツト歯が突出形成された板体が一体的に配設され、
    該板体に対面して上記ラチェツト歯と係合する爪を有す
    る弾性片を形成した回動体が配装され、上記ラチェツト
    歯は上記板体の板面から突出延長する急斜面と、その外
    側先端がら比較的緩やかに板面に到る緩斜面との連設に
    よって波状に形成され、上記弾性片の爪は上記急斜面と
    係合する急斜面を有し、上記弾性片の急斜面が当該弾性
    片の弾性によって上記ラチェツト歯の急斜面と係合する
    ときにのみ回動体の回動力が巻軸に伝達されて上記ゼン
    マイを巻上げるようにして成るゼンマイ巻上機構。
JP1979089429U 1979-06-28 1979-06-28 ゼンマイ巻上機構 Expired JPS582397Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979089429U JPS582397Y2 (ja) 1979-06-28 1979-06-28 ゼンマイ巻上機構

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JP1979089429U JPS582397Y2 (ja) 1979-06-28 1979-06-28 ゼンマイ巻上機構

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Publication Number Publication Date
JPS566499U JPS566499U (ja) 1981-01-20
JPS582397Y2 true JPS582397Y2 (ja) 1983-01-17

Family

ID=29322586

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JP1979089429U Expired JPS582397Y2 (ja) 1979-06-28 1979-06-28 ゼンマイ巻上機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3777957A4 (en) * 2018-10-04 2021-12-22 Koyo Sangyo Co. Ltd. MEDICAL CONNECTION STRUCTURE

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4823058U (ja) * 1971-07-24 1973-03-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5153996U (ja) * 1974-10-21 1976-04-24
JPS525692U (ja) * 1975-06-26 1977-01-14

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JPS4823058U (ja) * 1971-07-24 1973-03-16

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Publication number Publication date
JPS566499U (ja) 1981-01-20

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