JPS5823617B2 - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

感光性樹脂組成物

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JPS5823617B2
JPS5823617B2 JP1426176A JP1426176A JPS5823617B2 JP S5823617 B2 JPS5823617 B2 JP S5823617B2 JP 1426176 A JP1426176 A JP 1426176A JP 1426176 A JP1426176 A JP 1426176A JP S5823617 B2 JPS5823617 B2 JP S5823617B2
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JP
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anhydride
diisocyanate
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carbon atoms
arylmaleimide
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藤井均
能代篤三
彦坂真一
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【発明の詳細な説明】 本発明は不飽和ポリアミドイミドIこ新規α−アリール
マレイミド基を有する架橋剤を添加する事lこより感光
性樹脂とする事を特徴とする新規ポリアミドイミド組成
物に関するものである。
従来、ポリアミドイミドは一般1こトリカルボン酸無水
物(あるいはその機能誘導体)とジアミン又はジイソシ
アネートとをジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、N−メチル−2−ピロリドンなどの極性有機溶媒
中で反応させることlこよって得られている。
これら重合体はポリイミドの加工性、耐屈曲性等の欠点
を補うものとして優れた性質を有するものであるが、耐
熱性(こおいてはポリイミドにかなり劣る。
又、焼付前にイミド環を完全に形成しない為、ポリマー
溶液の粘度安定性は悪く、室温に保存する事lこより、
ゲル化現象、粘度低下をきたすなど種々の欠点を有して
いる。
この為、これらの欠点のないポリアミドイミド樹脂の開
発が望まれている。
本発明者らは上記欠点を解決すべく鋭意検討を重ねた結
果、ここEこ不飽和アミドイミド樹脂にα−アリールマ
レイミド基を有する架橋剤を添加使用する事により優れ
た耐熱性を有する感光性ポリアミドイミド組成物を見出
し、本発明lこ到達した;ものである。
本発明の感光性ポリアミドイミド組成物は、従来のポリ
アミドイミドをさらlこ光架橋させる性格を持つ為、耐
熱性の大幅な上昇が得られる。
又増感剤を必要としないので、添加物を加える事により
生ずる樹脂特性の低下の心配もない。
さら(こ硬化は光照射による為、溶媒乾燥lこ必要な加
熱だけで良く、安定性は良く、ゲル化現象などは見られ
ない。
本発明は一般式 (但し、式中R1は炭素数2以上の2価の有機基であり
、R2は炭素数3以上の3価の有機基で、R2Eこ結合
する3つのカルボニル基のうち2つは隣接炭素lこ結合
する。
R3は不飽和結合を有する炭素数2以上の2価の有機基
を示す。
nは正の整数を示す。
)で表わされる不飽和ポリアミドイミドに下記の架橋剤
を添加してなる、光照射に上り架橋硬化する事を特徴と
する感光性ポリアミドイミド組成物を要旨とする。
架橋剤は、一般式 (但し、R4は炭素数2以上の2価の有機基、R5は芳
香族性環残基、R6は水素原子、ハロゲン原子、アルキ
ル基又はシアン基を示す。
)で表わされる両端lこα−アリールマレイミド基を有
する感光性モノマーである。
本発明lこおいて前記一般式のR1は通常は脂肪族、脂
環族、芳香族の各基であるが、特に芳香族基が好ましい
前記一般式の不飽和ポリアミドイミドの製造方法は特l
こ制限されないが、通常は次の方法lこよって製造され
る。
つまり、一般式 (但し、R2は前記にて規定するとおりであ勾で示され
るトリカルボン酸無水物と、一般式%式%( (但し、R3は前記lこて規定するとおりであ句で示さ
れる不飽和結合を有するジカルボン酸を、一般式、 CCN−R1−NC0(2) (但し、R1は前記にて規定するとおりである。
)で示されるジイソシアネートと反応させることによっ
て容易に得られる。
前記するトリカルボン酸無水物@)としては、R2は炭
素数3以上の3価の有機基で通常は脂肪族、芳香族、脂
環族であるが、特に芳香族が好ましい。
又、R2に結合する3つのカルボニル基の内2つは隣接
炭素に結合している。
この様なトリカルボン酸無水物の例としては、トリメリ
ット酸無水物、2.3.6−ナフタリントリカルボン酸
無水物、2.3.5−ナフタリントリカルボン酸無水物
、1.2.4−ナフタリントリカルボン酸無水物、1.
4.5−ナフタリントリカルボン酸無水物、2.2′、
3−ビフェニルトリカルボン酸無水物、2−(3,4−
ジカルボキシフェニル)−2−(3−カルボキシフェニ
ル)プロパン無水物、2.3.5−ピラジントリカルボ
ン酸無水物、2−(2,3−ジカルボキシフェニル)−
2−(3−カルボキシフェニル)フ0/マン無水物、1
−(2,3−ジカルボキシフェニル)−1−(3−カル
ボキシフェニル)エタン無水物、1−(3,4−ジカル
ボキシフェニル)−1−(4−カルボキシフェニル)エ
タン無水物、(2,3−ジカルボキシフェニル)(2−
カルボキシフェニル)メタン無水物、1.2.3−ベン
ゼントリカルボン酸無水物、3.3′、4−トリカルボ
キシベンゾフェノン無水物などがあげられ、これらは単
独又は混合して使用される。
また、不飽和結合を有するジカルボン酸の例としてはフ
マル酸、マレイン酸などがある。
上記二種を、反応させるジイソシアネートの例としては
、テトラメチレン(1,4)−ジイソシアネート、ヘキ
サメチレン(1,6)−ジイソシアネート、シクロヘキ
サン(R4)−ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメ
タン(4,4′)−ジイソシアネート、フェニレン(R
3)−ジイソシアネート、フェニル(L 4)−ジイソ
シアネート、トルイレン(2,6)−ジイソシアネート
、トルイレン(2,4)−ジイソシアネート、ジフェニ
ルメタン(4,4’)−ジイソシアネート、シフェニル
エーラル(4,4’)−ジイソシアネート、ナフチレン
(1,5)−ジイソシアネート、ヘキサヒドロジフェニ
ル(4,4′)−ジイソシアネート、1−メトキシベン
ゼン(2,4)−ジイソシアネート、アゾベンゼン(4
,4’)−ジイソシアネート、ジフェニルスルホン(4
,4’)−ジイソシアネート、w、W′−ジプロピルエ
ーテル−ジイソシアネート、ジフェニルスルフィド(2
,4)−ジイソシアネート、アントラキノン(21,6
)−ジイソシアネートなどがある。
前記の反応によって不飽和結合を有するポリアミドイミ
ドを製造する際に使用する反応溶媒としては、NXN−
ジアルキルアミド、たとえばジメチルアセトアミド、ジ
エチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N
−メチル−カプロラクタム、ジメチルホルムアミド、ジ
エチルホルムアミドなどが、その他テトラメチル尿素、
ピリジン、ジメチルスルホン、ヘキサメチルホスホルア
ミド、テトラメチレンスルホン、ホルムアミド、。
N−メチルホルムアミド、ブチロラクトン、N−アセチ
ル−2−ピロリドン、トリメチルホスフェート、トリエ
チルホスファイトなどがある。
これらを単独又は混合して用いる事が可能であり、更ニ
希釈剤としてベンゼン、トルエン、ニトロベンゼン、ジ
オキサン、シクロヘキサノン、トリクレンなどを加えて
もよい。
これらの有機溶剤に対しては特に高い溶剤性を示すがヒ
ドロキシ有機化合物等にも溶解する。
又溶剤の使用量は使用目的によって適宜変えうるが、前
記の不飽和結合を有するポリアミドイミドが溶解するに
十分な量、大体樹脂分に対して30係(重量)以上用い
られる。
同時に反応に際して触媒あるいは促進剤として作用する
第3級アミンを添加する必要がある。
その添加量としては、反応原料のカルボキシル基に対し
て0.05〜2.0モル、好ましくは0.5〜1.5モ
ルである。
又第3級アミンの例としてはピリジン、γ−ピコリン、
キノリン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリ
エチレンジアミン、N%N−ジメチルアミン、N−メチ
ルモルフォリン、N−エチルモルフォリンなどがあげら
れる。
又、三級アミン重金属塩等の触媒を使用することも出来
る。
次に、架橋剤として使用するビスα−アリールマレイミ
ド(I)の製法は特に制限されないが、通常は次の二通
りの方法により製造される。
第1として下記反応式 (但し、R4、R5、R6は前記する通り)で示される
通り、α−アリールマレイン酸無水物(ロ)とジアミン
■を反応させる方法がある。
ジアミンの例としては、たとえば、エチレンジアミン、
トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペン
タメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、へブタ
メチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチ
レンジアミン、デカメチレンジアミン、P−キシリレン
ジアミン、m−フェニレンジアミン、P−フェニレンジ
アミン、ベンジジン、4.4′−ジアミノジフェニルプ
ロパン、4.4′−ジアミノフェニルメタン、3.3′
−ジメチル−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、3
.3′−ジクロルベンジジン、4.4′−ジアミノジフ
ェニルスルフィド、3.3−ソアミノジフェニルスルフ
オン、4.4−ンアミノジフェニルエーテル、1.5−
ジアミノナフタレン、3.3−ジメチル−4,4′−ビ
スフェニルジアミン、3.3′−ジメトキシベンジジン
、2.4′−ビス(P−アミノ−ter−ブチル)−ト
ルエン、1.4−ビス(3′−メチル−5−アミノフェ
ニル)ベンセ゛ン、1.4′−ビス(1,1′−ジメチ
ル−5′−アミノペンチル)ベンゼン、1−イソプロピ
ル−2,4−メタフェニレンジアミン、ジー(1−アミ
ノシクロヘキシル)メタンジアミノプロピル、3−メチ
ルへブタメチレンジアミン、4.4−ジメチルへブタメ
チレンジアミン、2.4−ジアミノドデカンなどがあり
、これらは単独又は混合して使用される。
また、上記α−アリールマレイン酸無水物の例としては
、フェニルマレイン酸無水物、トリルマレイン酸無水物
、α−フェニル−βニメチルマレイン酸無水物、α−フ
ェニル−β−夕ロルマレイン酸無水物、α−フェニル−
β−シアノマレイン酸無水物、ナフチルマレイン酸無水
物、チェニルマレイン酸無水物、フリルマレイン酸無水
物、ピリジルマレイン酸無水物などがある。
前記不飽和結合を有するポリアミドイミドを製造する際
に使用した反応溶媒を使用し、開環付加反応を行なわれ
た後、脱水剤を使用するか、又は加熱する事によりビス
−α−アリールマレイミド(n)が得られる。
第2はイソシアネートと反応しうる基を有するα−アリ
ールマレイミドあるいはα−アリールマレイン酸無水物
■とジイソシアネートとを反応させる製造方法である。
α−アリールマレイン酸無水物とジイソシアネートは前
述の一般式(Vl)と(V)で示される化合物が同様に
使用できる。
又イソシアネートと反応しうる基を有するα−アリール
マレイミドとしては、分子末端にカルボキシル基、ヒド
ロキシル基、アミン基等を有する化合物をあげる事がで
きる。
これら官能基とイソシアネート基とは付加縮合反応によ
って各々アミド基、オキケジンジオン基、キナゾリンジ
オン基を形成し、α−アリールマレイン酸無水物とはイ
ミド基を形成する。
上記イソシアネートと反応しうる基を有するα−アリー
ルマレイミドの例としては、α−フェニルマレイミド酢
酸、α−フェニルマレイミF−n−バレリアン酸、α−
フェニル−β−シアノマレイミド酢酸、α−フェニル−
β−り助しマレイミド酢酸、α−フェニル−β−メチル
マレイミド酢酸、α−フェニルマレオイルグリシン、α
−フェニルマレオイルアラニン、β−フェニルマレオイ
ルアラニン、α−フェニルマレオイルフェニルアラニン
、α−フェニルマレオイルロイシンフェニルマレイミド
酪酸、ε−フェニルマレイミドカプロン酸、P−フェニ
ルマレイミド安息香酸、m−フェニルマレイミド安息香
酸、α−フェニル−β−クロルマレオイルグリシン、α
−チェニルマレオイルグリシン、N−メチロール−α−
フェニルマレイミド、N−メチロール−α−フェニル−
β−シアノマレイミド、N−(2−ヒドロキシエチル)
−αーフェニルマレイミl’、N−(2−ヒドロキシエ
チル)−α−フェニル−β−シアノマレイミド、N−(
2−ヒドロキシプロピル)−α−フェニルマレイミド、
N−(3−ヒドロキシプロピル)−αーフェニルマレイ
ミl’、N−(2−ヒドロキシエチル)−α−チェニル
マレイミド、N−(P−ヒドロキシフェニル)−α−フ
ェニルマレイミド、N−(P−ヒドロキシベンジル)−
α−フェニル−βーメチルマレイミF’、N−(2−ア
ミノエチル)−α−フェニルマレイミド、N−(2−ア
ミノエチル)−α−トリルマレイミド、N− ( 2−
アミノエチル)−α−チェニルマレイミド、N−(2−
アミノプロピル)−α−フェニルマレイミド、N−(2
−アミノエチル)−α−フェニル−β−メチルマレイミ
ド、N−(3−アミノプロピル)−α−フェニルマレイ
ミド、N−(6−アミノヘキシル)−αーフェニルマレ
イミt’、N−(9−アミノノニル)−α−フェニルマ
レイミド、N−(P−アミノフェニル)−α−フェニル
マレイミドなどをあげることができる。
反応に際しては前述の第3級アミン触媒を使用する事が
好ましい。
一般的反応態様を述べれば、まず前記不飽和結合を有す
るポリアミドイミドを製造する際に使用した反応溶媒中
に、イソシアネートと反応しうる基を有するα−アリー
ルマレイミド、第3級アミンを完全に溶解する。
これに同じ反応溶媒中に溶解させた、α−アリールマレ
イミドに対して約1/2モル当量のジイソシアネートを
滴下する。
140〜160℃に昇温し3〜8時間反応させることに
より容易に得る事ができる。
生成物は、反応溶媒を選択する事により溶媒状態あるい
は沈殿物として分離する事が可能である。
感光性樹脂としての使用に際しては不飽和アミドイミド
とビスα−アリールマレイミドを混合するが、混合方法
は通常溶媒溶解状態で行なうのが好ましく、その方法は
特に制限されないビスα−アリールマレイミドの添加量
は不飽和基に対して0、2〜10モル、好ましくは0.
5〜5モルである。
本発明において使用する架橋剤ビル−α−アリールマレ
イミドは345mμ付近の波長をもつ光を照射すること
によりポリアミドイミドの不飽和基と光架橋する。
その反応式の一例を示すと(但し、R4、R5、R6は
前記にて規定するとおりである。
)で表わさね−この様に形成されるシクロブタン環は熱
に非常に安定で架橋効果と共に耐熱性の向上に大きく寄
与する。
以上の感光性樹脂溶液を使用に適した粘度に前記の反応
溶剤、希釈剤で希釈して使用することができる。
本発明によって得られる感光性ポリマーは耐熱性、耐摩
耗性にすぐれており電気絶縁材料、積層用接着剤、塗料
、フィルムなどとして有用である。
以上から本発明の特徴は明らかであるが要約すると次の
通りである。
■ ポリマーのイミド基および架橋剤のイミド基がすべ
てほぼ完全に閉環した状態で溶解させている為、従来の
もので見られる加熱時の発泡の問題が解決された。
又、溶液の経時安定性も大きく改善された。
■ ポリアミドイミド状態のものをさらに光架橋させる
性格を有する為、耐熱性において大幅な増加が得られる
又増感剤を使用する必要がなく樹脂特性の低下などの心
配がない。
■ 光硬化による為、従来性なわれている高温処理は必
要なく、溶媒乾燥においてのみ加熱を使用すれば良い。
以下実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、
本発明はこれによって何ら限定されるものではない。
参考例 1 α−フェニルマレイン酸無水物17.4g、モノエタノ
ールアミン6.1gをジオキサン100g中110℃で
反応させ、N−(2−ヒドロキシエチル)α−フェニル
マレイミドを得る。
冷却器、攪拌装置、温度計を付した300m1の三ロフ
ラスコにN−(2−ヒドロキシエチル)α−フェニルマ
レイミド43.4.91 )リエチレンジアミン1gX
N−メチル−2−ピロリドン150gを入れ、80°C
まで昇温する。
均一となったらN−メチル−2−ピロリドン50gに4
.4−ジフェニルメタンジイソシアネート50gを溶解
し、滴下ロートより滴下する。
滴下終了後100℃まで昇温し、3時間加熱を続けて反
応を終えた。
反応溶液を大量のアセトン中にあけて得られる生成物の
融点は278〜283℃であった。
このようにして両端にα−アリールマレイミド基を有す
る感光性モノマーを得た。
参考例 2 α−フェニルマレイン酸無水物17.4g、グリシン7
.5gをジオキサン100g中で110℃に加熱し、α
−フェニルマレオイルグリレンを得る。
冷却器、攪拌装置、温度計を付した300yd三ロフラ
スコにα−フェニルマレオイルグリシン46.2.9、
トリエチレンジアミン1g、N−メチル−2−ピロリド
ン150gを入れ100°Cまで昇温する。
均一となったらN−メチル−2−ピロリドン51に4.
4−ジフェニルメタンジイソシアネート50gを溶解し
、滴下ロートより滴下する。
滴下終了後140℃まで昇温し、3時間加熱を続けて反
応を終えた。
樹脂濃度20%の黄褐色溶液が得られた。
このようにして両端にα−アリールマレイミド基を有す
る感光性上ツマ−を得た。
実施例 1 冷却器、攪拌装置、温度計を付した300m1三ロフラ
スコに無水トリメリット酸19g、マレイン酸12g、
4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネート5(1、
N−メチル−2−ピロリドン200gを入れ攪拌する。
均一になったらトリエチレンジアミン4gを入れ140
℃まで昇温する。
粘度が増大したら反応をやめ冷却する。
アセトン溶液を使用し分離したこの生成物の市外吸収ス
ペクトルでは1775cIrL−’および1720cr
rL−1にイミドカルボニル基の吸収ピークが、166
5cm−’にアミド結合に基づくピークが認められ閉環
を確認した。
次に、この生成物に参考例1の感光性上ツマ−の溶液を
250I加え十分に攪拌することにより黒褐色の感光性
溶液が得られた。
この組成物溶液をアルミニウム板上に乾燥塗膜厚50μ
になる様に塗布し、乾燥後高圧水銀燈で30秒間露光し
た所、N−メチル−2−ピロリドンに不溶化した。
このものを熱重量分析した結果、350℃までは、はと
んど重量減少が見られなかつた。
実施例 2 冷却器、攪拌装置、温度計を付した300m1三ロフラ
スコに無水トリメリット酸19y1マレイン酸12.9
.4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート50g
、N−メチル−2−ピロリドン200gを入れ、実施例
】と同様の方法により不飽和結合を有するポリアミドイ
ミド溶液を得た。
これに参考例2の感光性上ツマ−の溶液を200g加え
十分に攪拌することにより褐色の感光性溶液が得られた
この組成物溶液をアルミニウム板上に塗布、乾燥後、高
圧水銀燈で30秒間露光した所N−メチルー2−ピロリ
ドンに不溶化した。
このものを熱重量分析した結果370℃まで重量減少が
見られなかった。
実施例 3 冷却器、攪拌装置、温度計を付した300TLl三ロフ
ラスコに無水トリメリット酸19g、マレイン酸12.
9.4.4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート5
1.N−メチル−2−ピロリドン200gを入れ攪拌す
る。
均一になったらトリエチレンジアミン4gを入れ100
℃まで昇温する。
一時間反応させた後140°Cにし粘度が増大したら反
応を終了する。
生成物の赤外吸収スペクトルより、1775 crrt
−’およびl 72 QcrrL−tにイミドカルボニ
ル基の吸収ピークを、1665crrL’にアミド結合
に基づく吸収ピークを確認した。
これに参考例1の感光性モノマーの溶液200gを加え
、十分に混合し黒褐色の感光性溶液が得られた。
この組成物溶液をアルミニウム板上に塗布、乾燥後、高
圧水銀燈で30秒間露光した所N−メチルー2−ピロリ
ドンに不溶化した。
乾燥塗膜厚は45μであった。
このものを熱重量分析した結果、320℃付近まで重量
減少が見られなかった。
実施例 4 冷却器、攪拌装置、温度計を付した300yd三ロフラ
スコに無水トリメリット酸19g、マレイン酸12g、
4.4−ンフェニルスルフオンジイソシアネート54g
、N−メチル−2−ピロリドン180gを入れ攪拌する
均一となったらトリエチレンジアミン4gを入れ、13
0℃まで昇温する。
粘度が増大してきたら反応を終了し冷却する。
生成物の赤外吸収スペクトルより1775cfrL−1
および172 QcrrL−1にイミドカルボニル基の
吸収ピークを、1665crrL−1にアミド結合に基
づく吸収ピークを確認した。
これに参考例2の感光性モノマーの溶液25.0gを加
え、十分に混合し黒褐色の感光性溶液が得られた。
この組成物溶液をアルミニウム板上に塗布乾燥後、高圧
水銀燈で30秒間露光した所N−メチルー2−ピロリド
ンに不溶化した。
乾燥塗膜厚は50μであった。
このものを熱重量分析した結果、340℃付近まで重量
減少が見られなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (但し、式中R1は炭素数2以上の2価の有機基、R2
    は炭素数3以上の3価の有機基で、R2に結合する3つ
    のカルボニル基の内2つは隣接炭素に結合する。 R3は不飽和結合を有する炭素数2以上の2価の有機基
    を示す。 nは正の整数を示す砂で表わされる不飽和ポリアミドイ
    ミドを主剤とし、一般式 (但し、R4は炭素数2以上の2価の有機基、R6は芳
    香族性環残基、R6は水素原子、ハロゲン原子、アルキ
    ル基又はシアン基を示す)で表わされる両端にα−アリ
    ールマレイミド基を有する感光性モノマーを架橋剤とし
    て添加してなる感光性樹脂組成物。
JP1426176A 1976-02-12 1976-02-12 感光性樹脂組成物 Expired JPS5823617B2 (ja)

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Cited By (2)

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