JPH1060111A - シロキサン変性ポリアミドイミド樹脂組成物 - Google Patents

シロキサン変性ポリアミドイミド樹脂組成物

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JPH1060111A
JPH1060111A JP14077597A JP14077597A JPH1060111A JP H1060111 A JPH1060111 A JP H1060111A JP 14077597 A JP14077597 A JP 14077597A JP 14077597 A JP14077597 A JP 14077597A JP H1060111 A JPH1060111 A JP H1060111A
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Takeshi Hashimoto
武司 橋本
Masaharu Kobayashi
正治 小林
Toshio Tagami
敏雄 田上
Takayuki Nakanishi
隆之 中西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機溶剤に溶解可能で塗膜形成能を有するシ
ロキサン変性ポリアミドイミド樹脂を含有する樹脂組成
物を提供する。 【解決手段】 樹脂組成物は(a)下記式(I−1)の
重量平均分子量800〜30,000のポリアミドイミ
ド構造単位と、下記式(I−2)の重量平均分子量50
0〜15,000のポリシロキサンイミド構造単位と
が、ポリアミドイミド構造0単位0.1〜99.9%、
ポリシロキサンイミド構造単位99.9〜0.1%の重
量割合で不規則に配列してなる重量平均分子量1,00
0〜50,000のシロキサン変性ポリアミドイミド樹
脂、(b)ジアミン化合物または両末端にアミノ基を有
する重量平均分子量200〜7,000のポリシロキサ
ンおよび(c)マレイミド基を2以上有する化合物から
構成される。 【化1】 〔式中、A1 は、下記式(1)〜(6)から選択された
基を表わす。〕 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シロキサン変性ポ
リアミドイミド樹脂を含む樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂は、耐
熱性、耐薬品性、機械的強度及び電気的特性に優れてい
ることから、各方面で例えば高温で使用するフィルム、
電線被覆、接着剤、塗料、積層品等に使用されている。
また、一方ではこれらの特性を生かしつつ、その汎用性
を広げるために種々のイミド系樹脂の開発が広く進めら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリアミド樹脂、ポリ
イミド樹脂は、上記のように耐熱性、耐薬品性、機械的
強度及び電気的特性に優れているため、高温で使用する
フィルム、電線被覆、接着剤、塗料、積層品等に非常に
有用である。しかしながら、テトラカルボン酸二無水物
と芳香族ジアミンから合成されるような従来公知の代表
的なポリイミド樹脂は、不溶不融であるため、その製造
に際しては、先ず、テトラカルボン酸二無水物と芳香族
ジアミンとの反応によって有機溶剤可溶なポリアミック
酸を合成し、得られたポリアミック酸を用いて、延伸、
塗膜形成、その他の成形処理を施した後、高温に加熱し
てイミド化する方法が採られている。この方法は、成形
後の高温加熱処理を必要とするため、用途上の制約を受
けるなどの不利を生じる場合がある。
【0004】したがって、本発明の目的は、有機溶剤に
溶解可能で塗膜形成能を有するシロキサン変性ポリアミ
ドイミド樹脂を含む樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂組成物は、
(a)下記式(I−1)で示される重量平均分子量80
0〜30,000のポリアミドイミド構造単位と、下記
式(I−2)で示される重量平均分子量500〜15,
000のポリシロキサンイミド構造単位とが、ポリアミ
ドイミド構造単位0.1〜99.9%、ポリシロキサン
イミド構造単位99.9〜0.1%の重量割合で不規則
に配列してなる重量平均分子量1,000〜50,00
0のシロキサン変性ポリアミドイミド樹脂、
【0006】
【化11】 〔式中、A1 は、下記式(1)〜(6)から選択された
基を表わし、
【0007】
【化12】 (式中、R1 およびR2 は、それぞれ水素原子、ハロゲ
ン原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基を表わ
し、Xは直接結合、C1 〜C6 の直鎖または分岐鎖状ア
ルキレン基、
【0008】
【化13】 を表わし、YはC1 〜C6 の直鎖または分岐鎖状アルキ
レン基または−C(CF3 2 −を表わし、Alk1
よびAlk2 は、C1 〜C6 の直鎖または分岐鎖状アル
キレン基を表わし、Alk3 はC1 〜C12の直鎖または
分岐鎖状アルキレン基を表わす。)A2 はC2 〜C12
二価の飽和または不飽和脂肪族炭化水素基、二価の脂環
式炭化水素基、フェニレン基、ナフチレン基または下記
式で示される基を表わし、
【0009】
【化14】 (式中、Zは、直接結合、メチレン基、−O−、−S
−、−SO2 −、−CO−または、−C(CF3 2
を表わす。)A3 は、低級アルキレン基または下記式で
示される基を表わし、
【化15】 (式中、Alk4 は低級アルキレン基を表わす。)Ar
は、下記式(1′)〜(3′)で示される4価の基を表
わし、
【化16】 (式中、Wは直接結合、C1 〜C4 の直鎖状または分岐
鎖状アルキレン基、−O−、−SO2 −または−CO−
を表わす。)mは1〜45の整数を表わし、nは1〜5
0の整数を表わす。〕
【0010】(b)下記式(V)で示されるジアミン化
合物または下記式(III )で示される両末端にアミノ基
を有する重量平均分子量200〜7,000のポリシロ
キサン、および(c)下記式(VI)で示されるマレイミ
ド基を2以上有する化合物からなり、各成分の配合割合
が、成分(a)は、成分(b)と(c)の総和の1重量
部に対して0.01〜1000重量部であり、また成分
(b)と成分(c)は、成分(b)のアミン当量の1モ
ル当量に対して成分(c)のマレイミド当量が少なくと
も1モル当量、かつ100モル当量以下であることを特
徴とする。
【0011】
【化17】 (式中、A1 、A3 およびnは、それぞれ上記式(I−
1)および式(I−2)におけるものと同意義を有す
る。)
【0012】なお、本願明細書において、用語「低級」
は、「炭素数1〜4」のものを意味する。したがって、
例えば、低級アルキル基はC1 〜C4 のアルキル基を意
味し、低級アルコキシ基はC1 〜C4 のアルコキシ基を
意味し、低級アルキレン基はC1 〜C4 のアルキレン基
を意味する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂組成物において用い
るシロキサン変性ポリアミドイミド樹脂は、下記式(I
I)で示される両末端にアミノ基を有する重量平均分子
量500〜15,000のポリアミドと、下記式(III
)で示される両末端にアミノ基を有する重量平均分子
量200〜7,000のポリシロキサンと、下記式(I
V)で示されるテトラカルボン酸二無水物とを、有機溶
剤中で重縮合させ、得られたポリアミック酸を閉環によ
ってイミド化することにより製造することができる。
【0014】
【化18】 (式中、A1 、A2 、A3 、Ar、mおよびnは、それ
ぞれ上記式(I−1)および式(I−2)におけるもの
と同意義を有する。)
【0015】上記シロキサン変性ポリアミドイミド樹脂
を製造するための原料物質である式(II)で示される両
末端にアミノ基を有するポリアミドは、下記式(V)で
示されるジアミン化合物と下記式(VII )で示されるジ
カルボン酸化合物を重縮合させる公知の方法により得る
ことができる。 H2 N−A1 −NH2 (V) HOOC−A2 −COOH (VII ) (式中、A1 およびA2 は、前記と同意義を有する。)
【0016】上記式(V)で示されるジアミン化合物と
しては、例えば下記の化合物があげられる。N,N′−
ビス(2−アミノフェニル)イソフタルアミド、N,
N′−ビス(3−アミノフェニル)イソフタルアミド、
N,N′−ビス(4−アミノフェニル)イソフタルアミ
ド、N,N′−ビス(2−アミノフェニル)テルフタル
アミド、N,N′−ビス(3−アミノフェニル)テレフ
タルアミド、N,N′−ビス(4−アミノフェニル)テ
レフタルアミド、N,N′−ビス(2−アミノフェニ
ル)フタルアミド、N,N′−ビス(3−アミノフェニ
ル)フタルアミド、N,N′−ビス(4−アミノフェニ
ル)フタルアミド、N,N′−ビス(4−アミノ−3,
5−ジメルフェニル)イソフタルアミド、N,N′−ビ
ス(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)テレフタ
ルアミド、N,N′−ビス(4−アミノ−3,5−ジメ
チルフェニル)フタルアミド、N,N′−ビス(4−ア
ミノ−n−ブチル)ジイソフタルアミド、N,N′−ビ
ス(4−アミノ−n−ヘキシル)イソフタルアミド、
N,N′−ビス(4−アミノ−n−ドデシル)イソフタ
ルアミド、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジ
アミン、メタトリレンジアミン、4,4′−ジアミノジ
フェニルエーテル、3,3′−ジメチル−4,4′−ジ
アミノジフェニルエーテル、3,3′−ジアミノジフェ
ニルエーテル、3,4′−ジアミノジフェニルエーテ
ル、4,4′−ジアミノジフェニルチオエーテル、3,
3′−ジメチル−4,4′−ジアミノフェニルチオエー
テル、3,3′−ジエトキシ−4,4′−ジアミノジフ
ェニルチオエーテル、3,3′−ジアミノジフェニルチ
オエーテルル、4,4′−ジアミノベンゾフェノン、
3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノ
ン3,3′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン、3,3′−ジメトキシ−4,
4′−ジアミノジフェニルメタン、2,2′−ビス(4
−アミノフェニル)プロパン、2,2′−ビス(3−ア
ミノフェニル)プロパン、4,4′−ジアミノフェニル
スルホキシド、4,4′−ジアミノフェニルスルホン、
3,3′−ジアミノジフェニルスルホン、ベンチジン、
3,3′−ジメチルベンチジン、3,3′−ジメトキシ
ベンチジン、3,3′−ジアミノビフェニル、2,2−
ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパ
ン、2,2−ビス〔3−メチル−4−(アミノフェノキ
シ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−クロロ−
4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、
2,2−ビス〔3,5−ジメチル−4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕プロパン、1,1−ビス〔4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エタン、1,1−
ビス〔3−クロロ−4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル〕エタン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕メタン、ビス〔3−メチル−4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル〕メタン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ヘプタメチレンジアミン、テトラメアチレンジアミ
ン、p−キシレンジアミン、m−キシレンジアミン、3
−メチルヘプタメチレンジアミン、1,3−ビス(4−
アミノフェノキシ)ベンゼン、2,2−ビス(4−アミ
ノフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオ
ロプロパン、4,4′−〔1,4−フェニレンビス(1
−メチルエチリデン)〕ビスアニリン、4,4′−
〔1,3−フェニレンビス(1−メチルエチリデン)〕
ビスアニリン、4,4′−〔1,4−フェニレンビス
(1−メチルエチリデン)〕ビス(2,6−ジメチルビ
スアニリン)等。
【0017】また、前記式(VII )で示されるジカルボ
ン酸化合物としては、例えば下記の化合物があげられ
る。コハク酸、フマル酸、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウ
ンデカン二酸、ドデカン二酸、1,3−シクロヘキサン
ジカルボン酸、イソフタル酸、4,4′−ビフェニルジ
カルボン酸、3,3′−メチレン二安息香酸、4,4′
−メチレン二安息香酸、4,4′−オキシ二安息香酸、
4,4′−スルホニル二安息香酸、4,4′−チオ二安
息香酸、3,3′−カルボニル二安息香酸、4,4′−
カルボニル二安息香酸、1,4−ナフタレンジカルボン
酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、2,2−ビス(4−カルボキシフェ
ニル)1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパ
ン等。
【0018】上記式(V)で示されるジアミン化合物と
式(VII )で示されるジカルボン酸化合物との重縮合
は、縮合剤を加え溶媒中で行うのが好ましい。溶媒とし
ては、トルエン、ベンゼン、クロロベンゼン、ジクロロ
ベンゼン、アセトニトリル、ピリジン、テトラヒドロフ
ラン、無水酢酸、ジクロロメタン、ヘキサン、シクロヘ
キサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスホキシド、N−メチル−2−ピロリド
ン、ヘキサメチルリン酸トリアミド等が用いられる。必
要に応じて、プロトン性溶媒の溶媒親和力を増加させる
ために、また、副反応を抑制するために、塩化リチウ
ム、塩化カルシウムに代表される無機塩類を反応系に添
加することもできる。
【0019】縮合剤としては、亜リン酸トリフェニル、
亜リン酸ジフェニル、亜リン酸トリ−o−トリル、亜リ
ン酸ジ−o−トリル、亜リン酸トリ−m−トリル、亜リ
ン酸ジ−m−トリル、亜リン酸トリ−p−トリル、亜リ
ン酸ジ−p−トリル、亜リン酸ジ−o−クロロフェニ
ル、亜リン酸トリ−p−クロロフェニル、亜リン酸ジ−
p−クロロフェニル、ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド、リン酸トリフェニル、ホスホン酸ジフェニル等が用
いられる。上記重縮合反応の反応温度は、60〜150
℃の範囲が好ましく、反応時間は通常、数分乃至24時
間で行う。場合によっては、反応溶液を高温に加熱した
り、あるいは、生成する水を除去して、平衡を生成系に
ずらす反応条件としてもよい。
【0020】本発明においては、上記のようにして得ら
れる両末端にアミノ基を有するポリアミドのうち、平均
重合度mが1〜45、好ましくは1〜30であって、重
量平均分子量が500〜15,000、好ましくは、5
00〜10,000の範囲にあるものが使用される。
【0021】また、式(III )で示される両末端にアミ
ノ基を有するポリシロキサンとしては、1,3−ビス
(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサン、α,ω−ビス(3−アミノプロピル)
ポリジメチルシロキサン、1,3−ビス(3−アミノフ
ェノキシメチル)−1,1,3,3−テトラメチルジシ
ロキサン、α,ω−ビス(3−アミノフェノキシメチ
ル)ポリジメチルシロキサン、1,3,−ビス(2−
(3−アミノフェノキシ)エチル)−1,1,3,3−
テトラメチルジシロキサン、α,ω−ビス(2−(3−
アミノフェノキシ)エチル)ポリジメチルシロキサン、
1,3−ビス(3−(3−アミノフェノキシ)プロピ
ル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、
α,ω−ビス(3−(3−アミノフェノキシ)プロピ
ル)ポリジメチルシロキサン等があげられる。上記両末
端にアミノ基を有するポリシロキサンは、平均重合度n
が1〜50、好ましくは1〜30であって、平均分子量
が200〜7,000、好ましくは、200〜4,00
0の範囲にあるものが使用される。
【0022】さらに、他の原料物質である式(IV)で示
されるテトラカルボン酸二無水物誘導体としては、例え
ばピロメリット酸二無水物、2,3,6,7−ナフタリ
ンテトラカルボン酸二無水物、3,4,3′,4′−ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,2′,
3′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビ
ス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水
物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二
無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ル)プロパン二無水物、3,4,3′,4′−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物、ブタンテトラカルボ
ン酸二無水物、4,4′−ビフタル酸二無水物等があげ
られる。
【0023】本発明において使用するシロキサン変性ポ
リアミドイミド樹脂を得るためには、上記式(II)で示
される両末端にアミノ基を有するポリアミドと、上記式
(III )で示される両末端にアミノ基を有するポリシロ
キサンと、上記式(IV)で示されるテトラカルボン酸二
無水物誘導体とを、−20〜150℃好ましくは0〜6
0℃の温度で数十分間乃至数日間反応させて、ポリアミ
ック酸を生成させ、更にイミド化することにより製造す
ることができる。
【0024】この場合、各原料成分の配合割合は、目的
とする生成物における上記式(I−1)および(I−
2)で示される構造単位の重量比に応じて、上記の範囲
において適宜設定することができ、好ましくは式(I−
1)で示される構造単位が1〜99重量%、式(I−
2)で示される構造単位が99〜1重量%である。
【0025】の比率で配合して反応させる。不活性極性
有機溶媒としては、例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2
−ピロリドン、N−メチルカプロラクタム、ジメチルス
ルホキシド、テトラメチル尿素、ピリジン、ジメチルス
ルホン、ヘキサメチルリン酸トリアミド等があげられ
る。
【0026】イミド化の方法としては、加熱により脱水
閉環させる方法及び脱水閉環触媒を用いて化学的に閉環
させる方法があげられる。加熱により脱水閉環させる場
合、反応温度は150〜400℃、好ましくは180〜
350℃であり、時間は30秒間乃至10時間、好まし
くは5分間乃至5時間である。また、脱水閉環触媒を用
いる場合、反応温度は0〜180℃、好ましくは10〜
80℃であり、反応時間は数十分間乃至数日間、好まし
くは2時間〜12時間である。脱水閉環触媒としては、
酢酸、プロピオン酸、酪酸、安息香酸等の酸無水物があ
げられる。環化反応を促進する化合物としてピリジン等
を併用することが好ましい。脱水閉環触媒の使用量は、
ジアミンの総量に対して200モル%以上好ましくは3
00〜1000モル%である。環化反応を促進する化合
物の使用量は、ジアミンの総量に対して150〜500
モル%である。
【0027】必要に応じて、本発明において使用するシ
ロキサン変性ポリアミドイミド樹脂は、重縮合終了後、
単離後、有機溶媒、水、または有機溶媒と水の混合物で
洗浄してもよく、それによって触媒に由来する無機陽イ
オン、無機陰イオンおよび有機酸の含有量を低減するこ
とができる。
【0028】有機溶媒としては、アセトン、メチルエチ
ルケトン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ
ール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、酢酸メ
チル、酢酸エチル、アセトニトリル、ジクロロメタン、
クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン、ジクロロ
ベンゼン、ジクロロエタン、トリクロロエタン等があげ
られる。
【0029】上記のようにして得られたシロキサン変性
ポリアミドイミド樹脂は、重量平均分子量が1,000
〜50,000、好ましくは1,000〜35,000
の範囲内である。重量平均分子量が1,000よりも低
い場合には、耐熱性が低くなり、50,000よりも高
い場合には、有機溶剤への溶解性が損なわれる。また、
その中に含まれる式(I−1)で示されるポリアミドイ
ミド構造単位の重量平均分子量は、800〜30,00
0であり、また式(I−2)で示されるポリシロキサン
イミド構造単位の重量平均分子量は、500〜15,0
00である。
【0030】なお、本発明において上記重量平均分子量
の測定は次の条件で行った値である。装置:昭和電工社
製;GPC System−11、インテグレーター:
システムインスツルメント社製;Sic Labcha
rt180、カラム:昭和電工社製;Shodex K
D−80M、カラム温度:40℃、溶離液:0.1wt
%LiBr含有N−メチル−2−ピロリドン、溶離液流
量:0.5ml/min、試料濃度:0.2wt%、S
tandard:ポリスチレン。
【0031】また、本発明において使用するシロキサン
変性ポリアミドイミド樹脂において、式(I−1)で示
されるポリアミドイミド構造単位と、式(I−2)で示
されるポリシロキサンイミド構造単位との割合は、重量
割合で前者が0.1〜99.9%、好ましくは1〜99
%であり、後者が99.9〜0.1%、好ましくは99
〜1%である。前者が0.1%よりも低い場合には、耐
熱性が損なわれ、また、99.9%よりも高い場合に
は、溶媒溶解性が損なわれる。
【0032】本発明において使用するシロキサン変性ポ
リアミドイミド樹脂は、有機溶剤に可溶であり、具体的
には、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2
−ピロリドン、o−,m−およびp−クレゾール、ピリ
ジン、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルアセタミ
ド、メチルエチルケトン、アセトン、トルエン、キシレ
ン、グリシジルエーテル等に可溶であって、被膜性を有
している。
【0033】次に、本発明の樹脂組成物について説明す
る。本発明の樹脂組成物は、上記のシロキサン変性ポリ
アミドイミド樹脂と、前記記式(VI)で示されるマレイ
ミド基を2以上含む化合物と、前記式(V)で示される
ジアミン化合物または前記式(III )で示される両末端
にアミノ基を有するポリシロキサンとから構成される。
【0034】式(VI)で示されるマレイミド基を2以上
含む化合物(以下、ビスマレイミド化合物という。)と
しては、下記の構造式を有するものを使用することがで
きる。
【化19】
【0035】
【化20】
【0036】また、式(V)で示されるジアミン化合物
および式(III )で示される両末端にアミノ基を有する
ポリシロキサンは、前記例示したものが使用されるが、
式(III )で示される両末端にアミノ基を有するポリシ
ロキサンとしては、下記式で示されるものが好ましいも
のとして使用される。
【0037】
【化21】 (式中、n′は0〜49の整数)
【0038】本発明の樹脂組成物において、上記シロキ
サン変性ポリアミドイミド樹脂とビスマレイミドとジア
ミン類(ジアミン化合物または両末端にアミノ基を有す
るポリシロキサン)の比率は、固形分換算でビスマレイ
ミドとジアミン類の総和が1重量部に対して、シロキサ
ン変性ポリアミドイミド樹脂が0.01〜1000重量
部の範囲にあり、好ましくは0.1〜100重量部の範
囲である。シロキサン変性ポリアミドイミド樹脂が0.
01重量部よりも少なくなると、成膜性が低下し、ま
た、1000重量部よりも多くなると耐熱性を向上させ
ることができない。また、ビスマレイミドとジアミン化
合物の比率は、ジアミン化合物のアミン当量1モル当量
に対してビスマレイミドのマレイミド当量が少なくとも
1モル当量存在することが必要であり、好ましくは、1
モル当量よりも多く、100モル当量よりも少ない範囲
になる量である。ビスマレイミドのマレイミド当量が1
モル当量以下になると、混合に際してゲル化するため
に、樹脂組成物を調製することができなく、また、10
0モル当量よりも多くなると、成膜性が劣化する。
【0039】また、シロキサン変性ポリアミドイミド樹
脂とビスマレイミドとジアミン化合物または両末端にア
ミノ基を有するポリシロキサンの混合は、溶媒中で行う
ことが好ましい。溶媒としては、例えば、N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メ
チルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン、ジメチルスホキシド、ヘキサメチルホスホリック
トリアミド、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、酢
酸メチル、酢酸エチル、アセトニトリル、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン、ジク
ロロベンゼン、ジクロロエタン、トリクロロエタン等が
あげられる。必要に応じて、ビスマレイミドとジアミン
化合物または両末端にアミノ基を有するポリシロキサン
の付加反応を促進させるために、また、ビスマレイミド
の自己架橋反応を促進させるために、ジアザビシクロ−
オクタン、有機過酸化物類、イミダゾール類、トリフェ
ニルホスフィン類等の反応促進剤を添加することもでき
る。
【0040】必要に応じて、上記樹脂組成物は、混合終
了後、単離し、その後、有機溶媒、水または有機溶媒と
水の混合物で洗浄してもよい。有機溶媒としては、アセ
トン、メチルエチルケトン、ヘキサン、ベンゼン、トル
エン、キシレン、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、酢酸メチル、酢酸エチル、アセトニトリル、
ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロエタン、トリクロ
ロエタン等があげられる。
【0041】本発明の上記樹脂組成物は、成膜性に優れ
たものであり、また、ビスマレイミドとジアミンとが常
温またはそれ以上の温度で反応し、さらに200℃程度
の温度に加熱すると、過剰に存在するビスマレイミドの
マレイミド基同士が反応して硬化し、シロキサン変性ポ
リアミドイミド樹脂単独の場合よりも耐熱性の高い樹脂
状物が形成される。したがって、本発明の樹脂組成物を
適当な有機溶剤に溶解し、基体等に塗布すると、加熱に
より硬化する接着性の耐熱性の高い被膜が形成される。
【0042】
【実施例】
合成例1 3,4′−ジアミノジフェニルエーテル120.2g
(0.6モル)、イソフタル酸74.7g(0.45モ
ル)、ピリジン135g、亜リン酸トリフェニル279
g(0.9モル)、塩化リチウム15.3g(0.36
モル)、塩化カルシウム44.1g(0.4モル)のN
−メチル−2−ピロリドン5リットル混合溶液を100
℃で4時間撹拌した。放冷後、重合体溶液をメタノール
5リットル中に注入し、室温で1時間撹拌し、析出した
固形物を濾別後、濾過物をメタノールを用いて洗浄し、
乾燥した。(重合度m=3、重量平均分子量:120
0) 3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物656g(2.05モル)のN−メチル−2−
ピロリドン5.4リットル溶液に、氷冷下、得られた固
形物と1,3−ビス(3−アミノフェノキシメチル)−
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン716g
(1.9モル)を交互数回に分けて添加した。添加後、
窒素雰囲気下、氷冷下で1時間、室温で4時間反応させ
て、ポリアミック酸溶液を得た。このポリアミック酸溶
液にピリジン486g(6.15モル)と無水酢酸62
8g(6.15モル)を加え、80℃で3時間加熱し、
脱水環化反応を行った。放冷後、重合体溶液を、大量の
メタノール中に注ぎ入れた。析出した固体を濾別し、濾
過物をメタノールを用いて加熱洗浄、乾燥し、重量平均
分子量12,000(NMP−GPC、ポリスチレン換
算)の重合体を得た。
【0043】赤外線スペクトル(IR)分析により17
70cm-1および1730cm-1にイミド結合による吸
収が認められ、1660cm-1にアミド結合によるカル
ボニル基の吸収が認められ、1000cm-1〜1100
cm-1にシロキサン結合による吸収が認められた。これ
らの結果より、このものは下記に示す構造単位(A)と
構造単位(B)とが1.9:7.2の重量比でランダム
に結合したシロキサン変性ポリアミドイミドであること
が確認された。
【化22】
【0044】合成例2 合成例1において、3,4′−ジアミノフェニルエーテ
ル120.2g(0.6モル)を2,2−ビス(4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル)プロパン246.
3g(0.6モル)に代え、重量平均分子量2,000
(重合度m=3)のポリアミドを合成した。その他は合
成例1と同様に操作して重量平均分子量13,000
(NMP−GPC、ポリスチレン換算)の重合体を得
た。このものは、ポリアミドイミド構造単位とポリシロ
キサンイミド構造単位とが3.2:7.2の重量比で縮
重合した構造を有しているものであった。IR分析の結
果、合成例1の場合と同様の吸収スペクトルが確認され
た。
【0045】合成例3 合成例1において、3,4′−ジアミノフェニルエーテ
ル120.2g(0.6モル)を4,4′−(1,3−
フェニレンビス(1−メチルエチリデン))ビスアニリ
ン206.4g(0.6モル)に代え、重量平均分子量
1750(重合度m=3)のポリアミドを合成した。そ
の他は合成例1と同様に操作して重量平均分子量12,
000(NMP−GPC、ポリスチレン換算)の重合体
を得た。このものは、ポリアミドイミド構造単位とポリ
シロキサンイミド構造単位とが2.8:7.2の重量比
で縮重合した構造を有しているものであった。IR分析
の結果、合成例1の場合と同様の吸収スペクトルが確認
された。
【0046】合成例4 合成例1において、イソフタル酸74,7g(0.45
モル)をテレフタル酸74.7g(0.45モル)に代
え、重量平均分子量1,200(重合度m=3)のポリ
アミドを合成した。その他は合成例1と同様に操作して
重量平均分子量9,000(NMP−GPC、ポリスチ
レン換算)の重合体を得た。このものは、ポリアミドイ
ミド構造単位とポリシロキサンイミド構造単位とが1.
9:7.2の重量比で縮重合した構造を有しているもの
であった。IR分析の結果、合成例1の場合と同様の吸
収スペクトルが確認された。
【0047】合成例5 合成例1において、1,3−ビス(3−アミノフェノキ
シメチル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン716g(1.9モル)を1,3−ビス(3−アミノ
プロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン716g(2.9モル)に、3,3′,4,4′−ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物656g(2.
05モル)を976g(3.05モル)に代え、その他
は合成例1と同様に操作して重量平均分子量13,00
0(NMP−GPC、ポリスチレン換算)の重合体を得
た。このものは、ポリアミドイミド構造単位とポリシロ
キサンイミド構造単位とが1.9:7.2の重量比で縮
重合した構造を有しているものであった。IR分析の結
果、合成例1の場合と同様の吸収スペクトルが確認され
た。
【0048】合成例6 合成例1において、1,3−ビス(3−アミノフェノキ
シメチル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン716g(1.9モル)をα,ω−ビス(3−アミノ
プロピル)ポリジメチルシロキサン(重合度n=約4)
716g(1.4モル)に、3,3′,4,4′−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物656g(2.0
5モル)を976g(3.05モル)に代え、その他は
合成例1と同様に操作して分子量13,000(NMP
−GPC、ポリスチレン換算)の重合体を得た。このも
のは、ポリアミドイミド構造単位とポリシロキサンイミ
ド構造単位とが1.9:7.2の重量比で縮重合した構
造を有しているものであった。IR分析の結果、合成例
1の場合と同様の吸収スペクトルが確認された。
【0049】合成例7 合成例1において、1,3−ビス(3−アミノフェノキ
シメチル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン716g(1.9モル)をα,ω−ビス(3−アミノ
プロピル)ポリジメチルシロキサン(重合度n=約4)
716g(1.4モル)に、3,3′,4,4′−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物656g(2.0
5モル)を976g(3.05モル)に代え、その他は
合成例1と同様に操作して重量平均分子量13,000
(NMP−GPC、ポリスチレン換算)の重合体を得
た。このものは、ポリアミドイミド構造単位とポリシロ
キサンイミド構造単位とが1.9:7.2の重量比で縮
重合した構造を有しているものであった。IR分析の結
果、合成例1の場合と同様の吸収スペクトルが確認され
た。
【0050】合成例8 合成例1において、3,4′−ジアミノジフェニルエー
テル120.2g(0.6モル)を2,2−ビス(4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル)プロパン246.
3g(0.6モル)に代えて、重量平均分子量2,00
0(重合度m=3)のポリアミドを合成し、また、1,
3−ビス(3−アミノフェノキシメチル)−1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン716g(1.9モ
ル)を1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン716g(2.9モ
ル)に、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸二無水物656g(2.05モル)を976g
(3.05モル)に代え、その他は合成例1と同様に操
作して重量平均分子量11,000(NMP−GPC、
ポリスチレン換算)の重合体を得た。このものは、ポリ
アミドイミド構造単位とポリシロキサンイミド構造単位
とが3.2:7.2の重量比で縮重合した構造を有して
いるものであった。IR分析の結果、合成例1の場合と
同様の吸収スペクトルが確認された。
【0051】合成例9 合成例1において、3,4′−ジアミノジフェニルエー
テル120.2g(0.6モル)を4,4′−(1,3
−フェニレンビス(1−メチルエチリデン))ビスアニ
リン206.4g(0.6モル)に代えて、重量平均分
子量1,750(重合度m=3)のポリアミドを合成し
た。また、1,3−ビス(3−アミノフェノキシメチ
ル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン71
6g(1.9モル)を1,3−ビス(3−アミノプロピ
ル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン71
6g(2.9モル)に、3,3′,4,4′−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物656g(2.05モ
ル)を976g(3.05モル)に代え、その他は合成
例1と同様に操作して重量平均分子量13,000(N
MP−GPC、ポリスチレン換算)の重合体を得た。こ
のものは、ポリアミドイミド構造単位とポリシロキサン
イミド構造単位とが2.8:7.0の重量比で縮重合し
た構造を有しているものであった。IR分析の結果、合
成例1の場合と同様の吸収スペクトルが確認された。
【0052】合成例10 合成例1において、3,4′−ジアミノジフェニルエー
テル120.2g(0.6モル)を1,6−ジアミノn
−ヘキサン69.6g(0.6モル)に代えて、重量平
均分子量850(重合度m=3)のポリアミドを合成
し、また、1,3−ビス(3−アミノフェノキシメチ
ル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン71
6g(1.9モル)を1,3−ビス(3−アミノプロピ
ル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン71
6g(2.9モル)に、3,3′,4,4′−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物656g(2.05モ
ル)を976g(3.05モル)に代え、その他は合成
例1と同様に操作して重量平均分子量9,000(NM
P−GPC、ポリスチレン換算)の重合体を得た。この
ものは、ポリアミドイミド構造単位とポリシロキサンイ
ミド構造単位とが1.5:7.2の重量比で縮重合した
構造を有しているものであった。IR分析の結果、合成
例1の場合と同様の吸収スペクトルが確認された。
【0053】合成例11 合成例1において、3,3′,4,4′−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸二無水物656g(2.05モル)
を3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物603g(2.05モル)に代え、その他は合成
例1と同様に操作して重量平均分子量7,000(NM
P−GPC、ポリスチレン換算)の重合体を得た。この
ものは、ポリアミドイミド構造単位とポリシロキサンイ
ミド構造単位とが1.9:7.2の重量比で縮重合した
構造を有しているものであった。IR分析の結果、合成
例1の場合と同様の吸収スペクトルが確認された。
【0054】合成例12 3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物656g(2.05モル)をピロメリット酸二
無水物451g(2.05モル)に代え、その他は合成
例1と同様に操作して重量平均分子量15,000(N
MP−GPC、ポリスチレン換算)の重合体を得た。こ
のものは、ポリアミドイミド構造単位とポリシロキサン
イミド構造単位とが1.9:7.2の重量比で縮重合し
た構造を有しているものであった。IR分析の結果、合
成例1の場合と同様の吸収スペクトルが確認された。
【0055】合成例13 N−メチル−2−ピロリドン5.4リットルをN,N−
ジメチルアセトアミド5.4リットルに代え、その他は
合成例1と同様に操作して重量平均分子量13,500
(NMP−GPC、ポリスチレン換算)の重合体を得
た。このものは、ポリアミドイミド構造単位とポリシロ
キサンイミド構造単位とが1.9:7.2の重量比で縮
重合した構造を有しているものであった。IR分析の結
果、合成例1の場合と同様の吸収スペクトルが確認され
た。
【0056】合成例14 N−メチル−2−ピロリドン5.4リットルをN,N−
ジメチルアセトアミド5.4リットルに代え、その他は
合成例1と同様に操作して重量平均分子量13,000
(NMP−GPC、ポリスチレン換算)の重合体を得
た。このものは、ポリアミドイミド構造単位とポリシロ
キサンイミド構造単位とが1.9:7.2の重量比で縮
重合した構造を有しているものであった。IR分析の結
果、合成例1の場合と同様の吸収スペクトルが確認され
た。
【0057】合成例15 合成例1において、イソフタル酸74.7g(0.45
モル)を83g(0.5モル)に代えて、重量平均分子
量1,850(重合度m=5)のポリアミドを合成し
た。また、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物656g(2.05モル)を992
g(3.1モル)に、1,3−ビス(3−アミノフェノ
キシメチル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サン716g(1.9モル)を740g(2モル)に代
え、その他は合成例1と同様に操作して重量平均分子量
14,000 (NMP−GPC、ポリスチレン換算)
の重合体を得た。このものは、ポリアミドイミド構造単
位とポリシロキサンイミド構造単位とが2.0:7.4
の重量比で縮重合した構造を有しているものであった。
IR分析の結果、合成例1の場合と同様の吸収スペクト
ルが確認された。
【0058】合成例16 合成例1において、イソフタル酸74.7g(0.45
モル)を80g(0.48モル)に代えて、重量平均分
子量1,500(重合度m=4)のポリアミドを合成し
た。また、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物656g(2.05モル)を534
g(1.67モル)に、1,3−ビス(3−アミノフェ
ノキシメチル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロ
キサン716g(1.9モル)を584g(1.55モ
ル)に代え、その他は合成例1と同様に操作して重量平
均分子量14,000(NMP−GPC、ポリスチレン
換算)の重合体を得た。このものは、ポリアミドイミド
構造単位とポリシロキサンイミド構造単位とが2.0:
5.8の重量比で縮重合した構造を有しているものであ
った。IR分析の結果、合成例1の場合と同様の吸収ス
ペクトルが確認された。
【0059】合成例17 合成例1において、イソフタル酸74.7g(0.45
モル)を66g(0.4モル)に代えて、重量平均分子
量850(重合度m=2)のポリアミドを合成した。ま
た、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸二無水物656g(2.05モル)を480g
(1.5モル)に、1,3−ビス(3−アミノフェノキ
シメチル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン716g(1.9モル)を506g(1.3モル)に
代え、その他は合成例1と同様に操作して重量平均分子
量12,000(NMP−GPC、ポリスチレン換算)
の重合体を得た。このものは、ポリアミドイミド構造単
位とポリシロキサンイミド構造単位とが1.8:4.8
の重量比で縮重合した構造を有しているものであった。
IR分析の結果、合成例1の場合と同様の吸収スペクト
ルが確認された。
【0060】合成例18 3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物656g(2.05モル)を1424g(4.
45モル)に、1,3−ビス(3−アミノフェノキシメ
チル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン7
16g(1.9モル)を1611g(4.3モル)に代
え、その他は合成例1と同様に操作して重量平均分子量
12,500(NMP−GPC、ポリスチレン換算)の
重合体を得た。このものは、ポリアミドイミド構造単位
とポリシロキサンイミド構造単位とが1.9:16.1
の重量比で縮重合した構造を有しているものであった。
IR分析の結果、合成例1の場合と同様の吸収スペクト
ルが確認された。
【0061】合成例19 3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物656g(2.05モル)を400g(1.2
5モル)に、1,3−ビス(3−アミノフェノキシメチ
ル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン71
6g(1.9モル)を418g(1.1モル)に代え、
その他は合成例1と同様に操作して重量平均分子量1
3,000(NMP−GPC、ポリスチレン換算)の重
合体を得た。このものは、ポリアミドイミド構造単位と
ポリシロキサンイミド構造単位とが1.9:4.2の重
量比で縮重合した構造を有しているものであった。IR
分析の結果、合成例1の場合と同様の吸収スペクトルが
確認された。
【0062】実施例1 合成例1の方法で得られた重合体80gと前記例示化合
物(b)(MB8000、三菱石油化学社製)13.9
gのN,N−ジメチルホルムアミド150g混合溶液に
1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン6.1gを添加して、樹脂
組成物を得た。
【0063】得られた樹脂組成物を厚さ50μmのポリ
イミドフィルムの上に塗布し、150℃で1分間加熱す
ることにより、半硬化状の接着性皮膜を有する接着テー
プが得られた。
【0064】この接着テープから、幅、2mm、長さ1
0mmの小片を作り、リードフレームのリードピン固定
用接着テープとした。この接着テープ小片を使用してリ
ードフレームのリードピン間を固定した。このリードフ
レームに半導体を搭載して半導体をリードフレームに固
定した後、リードフレームのリードピンと半導体端子と
を接合し、エポキシ樹脂にて封止して、半導体パッケー
ジを得、サンプルとした。
【0065】このサンプルについて、プレッシャークッ
カーテストを実施したところ、電流リークの初期値が1
-15 アンペアであり、500時間経過した後も10
-13 アンペアに変化したのみで、半導体装置に良好な信
頼性を与えることが確認された。
【0066】実施例2 例示化合物(b)13.9gを前記例示化合物(a)
(BMI−S、三井東圧化学社製)11.8gに、1,
3−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テ
トラメチルジシロキサン6.1gを8.2gに代え、そ
の他は実施例1と同様に操作して樹脂組成物を得た。
【0067】実施例3 例示化合物(b)13.9gを前記例示化合物(c)
(MB7000、三菱石油化学社製)12.8gに、
1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン6.1gを7.2gに代
え、その他は実施例1と同様に操作して樹脂組成物を得
た。
【0068】実施例4 例示化合物(b)13.9gを前記例示化合物(e)
(MP2000X、三菱石油化学社製)12.7gに、
1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン6.1gを7.3gに代
え、その他は実施例1と同様に操作して樹脂組成物を得
た。
【0069】実施例5 例示化合物(b)13.9gを次の構造を有するビスマ
レイミド11.8gに、1,3−ビス(3−アミノプロ
ピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン
6.1gを8.2gに代え、その他は実施例1と同様に
操作して樹脂組成物を得た。
【0070】
【化23】 実施例6 例示化合物(b)13.9gを10.6gに、1,3−
ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラ
メチルジシロキサン6.1gをα,ω−ビス(3−アミ
ノプロピル)ポリジメチルシロキサン(重合度n約4)
9.4gに代え、その他は実施例1と同様に操作して樹
脂組成物を得た。
【0071】実施例7 例示化合物(b)13.9gを8.3gに、1,3−ビ
ス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン6.1gをα,ω−ビス(3−アミノ
プロピル)ポリジメチルシロキサン(重合度n約8)1
1.7gに代え、その他は実施例1と同様に操作して樹
脂組成物を得た。
【0072】実施例8 例示化合物(b)13.9gを12.0gに、1,3−
ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラ
メチルジシロキサン6.1gを1,3−ビス(3−アミ
ノプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サン8.0gに代え、その他は実施例1と同様に操作し
て樹脂組成物を得た。
【0073】上記各実施例では合成例1で得られた重合
体を用いたが、合成例2〜19で得られた重合体を用い
ても、同様にして樹脂組成物を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】本発明のシロキサン変性ポリアミドイミ
ド樹脂を含有する樹脂組成物は、被膜性に優れているた
め、高温で使用するフィルム、電線被覆、接着剤、塗
料、積層品等の作製用素材として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田上 敏雄 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所技術研究所内 (72)発明者 中西 隆之 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記式(I−1)で示される重量
    平均分子量800〜30,000のポリアミドイミド構
    造単位と、下記式(I−2)で示される重量平均分子量
    500〜15,000のポリシロキサンイミド構造単位
    とが、ポリアミドイミド構造単位0.1〜99.9%、
    ポリシロキサンイミド構造単位99.9〜0.1%の重
    量割合で不規則に配列してなる重量平均分子量1,00
    0〜50,000のシロキサン変性ポリアミドイミド樹
    脂、 【化1】 〔式中、A1 は、下記式(1)〜(6)から選択された
    基を表わし、 【化2】 (式中、R1 およびR2 は、それぞれ水素原子、ハロゲ
    ン原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基を表わ
    し、Xは直接結合、C1 〜C6 の直鎖または分岐鎖状ア
    ルキレン基、 【化3】 を表わし、YはC1 〜C6 の直鎖または分岐鎖状アルキ
    レン基または−C(CF3 2 −を表わし、Alk1
    よびAlk2 は、C1 〜C6 の直鎖または分岐鎖状アル
    キレン基を表わし、Alk3 はC1 〜C12の直鎖または
    分岐鎖状アルキレン基を表わす。)A2 はC2 〜C12
    二価の飽和または不飽和脂肪族炭化水素基、二価の脂環
    式炭化水素基、フェニレン基、ナフチレン基または下記
    式で示される基を表わし、 【化4】 (式中、Zは、直接結合、メチレン基、−O−、−S
    −、−SO2 −、−CO−または、−C(CF3 2
    を表わす。)A3 は、低級アルキレン基または下記式で
    示される基を表わし、 【化5】 (式中、Alk4 は低級アルキレン基を表わす。)Ar
    は、下記式(1′)〜(3′)で示される4価の基を表
    わし、 【化6】 (式中、Wは直接結合、C1 〜C4 の直鎖状または分岐
    鎖状アルキレン基、−O−、−SO2 −または−CO−
    を表わす。)mは1〜45の整数を表わし、nは1〜5
    0の整数を表わす。〕 (b)下記式(V)で示されるジアミン化合物または下
    記式(III )で示される両末端にアミノ基を有する重量
    平均分子量200〜7,000のポリシロキサン、およ
    び(c)下記式(VI)で示されるマレイミド基を2以上
    有する化合物からなり、各成分の配合割合が、成分
    (a)は、成分(b)と(c)の総和の1重量部に対し
    て0.01〜1000重量部であり、また成分(b)と
    成分(c)は、成分(b)のアミン当量の1モル当量に
    対して成分(c)のマレイミド当量が少なくとも1モル
    当量、かつ100モル当量以下である樹脂組成物。 【化7】 (式中、A1 、A3 およびnはそれぞれ上記したと同意
    義を有する。)
  2. 【請求項2】 式(VI)のマレイミド基を2以上有する
    化合物が、下記式(a)〜(e)で示されることを特徴
    とする請求項1記載の樹脂組成物。 【化8】 【化9】
  3. 【請求項3】 式(III )で示される両末端にアミノ基
    を有するポリシロキサンが、下記式で示されることを特
    徴とする請求項1記載の樹脂組成物。 【化10】 (式中、n′は0〜49の整数)
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