JPS59107521A - 半導体素子の保護膜形成方法 - Google Patents

半導体素子の保護膜形成方法

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JPS59107521A
JPS59107521A JP58229290A JP22929083A JPS59107521A JP S59107521 A JPS59107521 A JP S59107521A JP 58229290 A JP58229290 A JP 58229290A JP 22929083 A JP22929083 A JP 22929083A JP S59107521 A JPS59107521 A JP S59107521A
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polyimide
silicon
diaminosiloxane
polyimide precursor
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一雅 五十嵐
Katsuhiko Yamaguchi
勝彦 山口
Kazuo Iko
伊香 和夫
Kazuyuki Miki
三木 和幸
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Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は半導体素子の保護膜形成方法に関する。
従来、半導体素子の有機バノシヘーション膜やダイオー
ドのジャンクション保護膜の如き保護膜として耐熱性、
電気絶縁性、機械的強度など多くのすぐれた利点を有す
るポリイミド、ポリアミドイミド、ポリヒダントインな
どの耐熱性高分子の使用が検討されてきた。しかるに、
これらの1Ii1熱性高分子膜は、シリコンウェハなど
の素子表面との密着性に劣り素子表面を安定化させえな
いばかりかむしろ半導体素子の信頼性を低下させる問題
があった。
このことから、上記耐熱性高分子!Iりの密着性を改善
するだめの捉案が種々なされており、そのひとつに、ポ
リイミドに関し、芳香族テトラカルボン酸二無水物とジ
アミノ化合物との重合反応によりポリイミド前駆体を合
成する際に、上記のジアミノ化合物としてジアミノシロ
キサンを使用する方法がある。この方法は、分子骨格中
にジアミノシロキサンから誘導される5i−0−5i結
合を導入して、この結合部分によりシリコンウェハなど
を構成する珪素含有材の珪素原子との間に化学的結合の
手を持たせ、これを珪素含有材への接着現象の活性点と
して密着性の向上を図らんとするものである。
ところが、上記の提案法では、ジアミノシロキサンをジ
アミノ化合物中かなりの割合であるいはジアミノ化合物
のすべてとして使用しているため、密着性の向上を図る
ことができたとしてもポリイミドパノシヘーション膜や
ジャンクション保護膜としての耐湿特性を大きく損なう
欠点うくあった。しかも、ジアミノシロキサンの過剰使
用はポリイミド本来の耐熱性、電気絶縁性、機械的強度
などの面でも必ずしも好ましいものとはいえなかった。
また、同様に、前記提案法のなかには、ジアミノシロキ
サンを過剰量使用して合成されたポリイミド前駆体とジ
アミノシロキサンを全く用いないつまり分子内に珪素原
子を含まないジアミンを用いて合成されたポリイミド前
駆体との混合物とする方法もあるが、この場合でも混合
物中に占める珪素含有量が大であるため前述と同様の問
題が生しるばかりか、混合物であるが故に密着性ないし
耐湿特性さらにその他の一般特性がロット間でばらつき
やすく、安定した性能が得られなかったこの発明は、」
二部の如き観点から、素子面に対して密着性にすくれし
かも耐湿特性良好なポリイミド保護膜を与え、またこの
ポリイミド保護膜が本来の耐熱性、電気重縁性、機数的
強度などを具備しうるようなソロキサン変性ポリイミド
前駆体を得るために、鋭意検討を重ねた結果、見い出さ
れたものである。
すなわち、この発明は、半導体素子面に、次の一般式; (R1は二価の有機基、R′は一価の有機基であり、n
は1〜1000の整数である)で表されるジアミノシロ
キサンと分子内に珪素原子を含まないジアミンとを同時
に芳香族テトラカルボン酸二無水物と重合反応させるに
当たって、上記のジアミノシロキサンの使用割合を、ジ
アミノ化合物全体量の1〜4モル%の範囲でかつ最終反
応物中に含まれてくる珪素含有量が0.5重里%以下と
なるようにして得たソロキサン変性ポリイミド前駆体を
塗布し、ついで高温加熱処理してポリイミド保護膜を形
成することを特徴とする半導体素子の保護膜形成方法に
係るものである。
このように、この発明においては、ポリイミド保護膜の
密着性を改善するために用いられるジアミノシロキサン
は、前記特定範囲が必要かつ充分なものであり、かかる
使用割合にすると、ポリイミド前駆体中に占める湿熱分
解や酸ないし°1ルカリにより切断されやずいシロキサ
ン結合部分がごく僅かなものとなるために、ポリイミド
保護膜の耐湿特性を低下させることがな(、またポリイ
ミド本来の耐熱性、電気絶縁性、機械的強度を損なう心
配もないことを見い出したものである。
この発明において一般式(1)で示されるジアミノシロ
キサンは、式中の2個のR1および各R′がそれぞれ同
一もしくは異なるものであってもよく、従来公知のもの
が広く包含される。その代表的なものを例示すると以下
の如くである。
/ \ ごの発明において用いられる分子内に珪素原子を含まな
いジアミン(以下、!11に硅素不含ジアミンと称する
)は、次の−・般式(2);%式%(2) (R2は珪素原子を含まない二価の有機基であコる) で表される芳香族ジアミン、脂肪族ジアミンおよび脂環
族ジアミンが含まれ、式中のIニア2は前記一般式(1
)中のR3と同一であっても異なるものであってもよい
。とく乙こ好適なものは、芳香族ジアミンであるが、そ
の代表例を示すと、たとえばツクフェニレンジアミン、
パラフェニレンジアミン、4・4゛−ジアミノジフェニ
ルメタン、4・4′−ジアミノジフェニルエーテル、2
・2′−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、3・3
′−ジアミノジフェニルスルポン、4・4−ジアミノジ
フェニルスルボン、4・4−ジアミノジフェニルスルフ
ィト、ヘンジジン、ヘンジジンー3・3′−ジカルボン
酸、ヘンジジン−3・3′−ジスルホン酸、ベンジジン
−3−モノカルホン酸、ベンジジン−3−モノスルボン
酸、3・3′−ダメ1−キシーヘンジジン、パラ−ビス
(4−アミノフェノキシ)ヘンゼン、メタ−ビス(4−
アミノフェノキシ)ヘンゼン、メタキソリレンジアミン
、パラキシリレンジアミンなどが挙げられる。
この発明において」二部のジアミノソロキサンと珪素不
含ジアミンとからなるジアミノ化合物と重合反応させる
芳香族テトラカルボン酸二無水物は、次の一般式(3)
; %式% (Arは四価の有機基である) で表されるものであり、その代表的なものを例示すると
以下の如くである。すなわち、ピロメリット酸二無水物
、3・3′・4・4゛−へンヅフエノンテトラカルボン
酸二無水物、3・3′・4・4′〜ビフエニルテトラカ
ルボン酸二無水物、2・3・3′・4゛−ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物、2・3・6・7−ナフタレン
テトラカルボン酸二無水物、1・2・56−ナフタレン
テトラカルボン酸二無水物、1・4・5・8−ナフタレ
ンテトラカルボン酸二無水物、2・2゛−ビス(3・4
−ジカルホキソフェニル)プロパン二無水物、ヒス(3
・4−ジノツルボキンフェニル)スルホンニ無水物、3
・4910−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、ビス
(3・4−ノカルポキソフェニル)エーテルニ無水物、
2・2′−ヒス(2・3−ジカルボキ/フェニル)ブロ
パンニ;11()F!l勿、1・1゛−ビス(2・3−
ジカルボキソフエニル)エタン二M< 、7J(’4勿
、ヘンセン−12・3・4−テトラカルホン酸二無水物
、2・3・6・7−アントラセンテトラカルボン酸二無
氷物、1・2・7・8−フェナントレンテトラカルボン
酸二無水物などがある。
この発明にとくに好適な芳香族テトラカルホン酸二無水
物は、3・3′・4・4′−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物である。この二無水物を使用すると、高温高
温雰囲気下、たとえば121 ’C82気圧のプレッシ
ャークツカーテスト(以下、車にPCTと略す)による
電気特性がもつともすくれた、つまり耐湿特性の極めて
良好なポリイミドが得られ、バノソヘーション膜やジャ
ンクション保護膜としての性能を大きく向上させること
ができる。もちろん、他の二無水物を使用する場合でも
耐湿特性の向上を図りうるが、パノンヘーション膜とし
て応用する場合その膜厚を厚くするのが望ましい。
この発明においては、上記のジアミノシロキサンと珪素
不含ジアミンとを同時に芳香族テトラカルボン酸二無水
物と重合反応させることが必要で、たとえば両ジアミノ
化合物を別々に重合反応させてのち混合する方式では、
密着性および耐湿特性のばらつきを生じ、品質の安定化
を図りえないまた、このとき用いられるジアミノシロキ
サンは、すでに述べたように、ジアミノ化合物全体量の
1〜4モル%、好適には3〜3.5モル%で、最終反応
物であるポリイミド前駆体中に含まれて(る珪素原子含
有量が0.5重量%以下となるようにしなければならな
い。これらの量的関係をいずれも満足しなければ、密着
性と耐湿特性との両立がテ「シくなる。このジアミノシ
ロキサンと珪素不含ジアミンとからなるジアミノ化合物
の芳香族テトラカルボン酸二無水物に対する使用割合は
、通常等モルとされるが、必要に応して一方を多少多く
しても差し支えない。
重合反応は、従来公知の方法に準して行えばよく、一般
に有機溶媒の存在下、窒素ガス気流中下に重合発熱を勘
案して通常60゛C以下、とくに好適には30°C以下
に制限しながら高い重合度か得られるまで反応させれば
よい。この重合度は反応物の固有粘度〔η〕を調べるご
とによって簡単に検知できるものである。
有機ン容媒としては、たとえばN−メチル−2−ピロリ
ドン、N−N’−ジメチルアセトアミド、N−N’−ジ
メチルホルムアミド、N−N’−ジメチルスルホキシド
、ヘキサメチルホスホルアミドなどの高極性塩基性溶媒
が用いられる。この種の溶媒はいずれも吸湿性が大きく
、吸湿された水は重合時の分子量の低下、貯蔵安定性の
低下の原因となるので使用に先だって脱水剤で充分に脱
水しておくのがよい。またこれらの?容媒とともにトル
エン、キンレン、ヘンゾニ1〜リル、−、ンセン、フェ
ノールの如き汎用溶媒を併用することもてきる。しかし
その使用量は生成ポリイミド前駆体の溶解度を低下させ
ない範囲にずべきである。
このように、してこの発明によって得られるポリイミド
前駆体は、つぎの一般式(4)にて示されるように、珪
素不含ジアミンとジアミノシロ:トナンとがアミド結合
を介して芳香族テトラカルホン酸二無水物へイ声]加し
た結合単位が、ランダムであるポリマー構造であり、ポ
リイミド前駆体の分子鎖にごく僅かのソl’Jキサン結
合が組め込まれた構造を有することを特徴としている。
(R+、Rz、)?’、nおよびArは前記のとおり、
lおよびm/ff+m=0.01〜0.04である)(
R+ 、R2,R’、Ar、n、(lおよびmは前記の
とおりで[nはともに正の整数で、 ) ある) この発明においては、かかるポリイミド前駆体を半導体
素子面に塗布したのち、高温加熱処理して脱水、環化す
ることにより、シリコンウェハなどに対してずくれた密
着性を示す前記の一般式(5)で示される如きポリイミ
ドからなる保護膜を形成づることができる。このポリイ
ミド保護膜は耐湿特性にずくれているとともに、その本
来の良好な耐熱性、耐薬品性、殿械的特性および卓越し
た電気絶縁性などを具備しており、半導体素子の表面の
パノシヘーション膜やダイオードのジャンクション保護
膜としてずくれた性能を発揮する。
なお、有機パノシヘーション膜としてのポリイミドは、
イオン性不純物に汚染されるごとをさけなければならな
い。Na’ 、に’ 、Ca2゛、などのカチオン性不
純物、Cp−などのアニオン性不純物などからのlr3
染を受けないように注意しなければならず、特にNa”
 イオンはポリイミトパノシヘーション膜の電気特性に
悪影客を及はず。そのため重合に際しては原料上ツマー
1溶媒ともに周知の方法により充分精製した後、使用す
べきである。例えば、Na”イオンで5PPM以下、好
適にはIPPM以下であることが望ましい。
以下にこの発明の実施例を記載する。以下においてポリ
イミド前駆体の重合度(分子星)を示すパラメーターと
して固有粘度〔η〕を用いるが、この固有粘度は溶媒と
してN−メチル−2−ピロリドンを使用し、測定温度3
0±0.O1’c(恒温槽)で次代にしたがって求めた
ものである。
(77) = j! n (t / t o ) / 
cL;ウヘローデ粘度旧で測、定されるポリマー溶イ1
〉の落下時間 tO;上記同様により定される溶媒の蕩−「時間C;ポ
リイミド前駆体(ポリマー)で農度(0,5重里%とし
た) 実施例1 撹拌装置、冷却管、温度81および窒素置換装置を付し
た500mρのフラスコを水浴上に固定した。五酸化リ
ンで一昼夜乾燥しさらに裁圧藤留した精製N−メチル−
2−ピロリドン280.90 gを上記フラスコ中に加
え、窒素を流し込んだ。
次いでl m i!のマイクロシリンジにより前記弐イ
で示されるビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジ
ソロキサン0.87g (0,0035モル)、ついで
4・4′−ジアミノジフェニルエーテル19.3g (
0,0965モル)を仕込め、熔解するまで攪拌した。
つぎに3・3′・4・4′−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物29.4g(0,1モル)を徐々に添加した
。反応系を30℃以下となるように保持しながら透明粘
稠溶液となるまで(1デ拌した。
このようにして得られたポリイミド前駆体は、その固有
粘度が1.67で、珪素含有量が0.397重量%であ
った。この1;1駆体を含む溶液をソリコンウェハ上に
スピンコードして熱風乾燥機中150℃で1時間、20
0°Cで1時間、250°Cで6時間加熱してポリイミ
ド保護膜を形成した。このようにして形成されたポリイ
ミド保護膜の赤外吸収スペクトルは、1780cm−’
および1,720cm−1にイミド基形成にもとづ< 
>C=Oの吸収が認められた。形成されたポリイミド保
護膜は強靭であり、常態でのシリコンウェハへの密着性
は良好であった。またPCT処理後でも#’l 姉せず
密着性が高度に改善されていることが判った。
実施例2 溶媒として精製N−N’−ジメチルアセトアミドを28
1.46g、ジアミノノロキサンとして前記式日で示さ
れるビス(4−アミノブチル)テ[−ラメチルジンロキ
サンを0.97g(0,0035モル)使用した以外は
実施例1と同(pにしてポリイミド’tiij駆体の1
5重重四溶液をつくった。
このときのポリイミド前駆体の固有粘度は1.81であ
り、また珪素含有量は0.396重■重四あった。
上記のポリイミド前駆体溶液を用いて実施例1と同様の
条件でシリコンウェハ上にポリイミド保護膜を形成した
ところ、保護膜の強靭性および密着性は実施例1の場合
と同様であった。
実施例3 精IN−メチルー2−ピロリトーンの使用量を237、
83 gとし、芳香族テトラカルボン酸二無水物として
ピロメリット酸二無水物を21.8g(0゜1モル)使
用した以外は、実施例1と同様にしてポリイミド前駆体
の15重重四溶液をつくった。
このようにして得られたポリイミド前駆体の固有粘度は
1.65で珪素含有量は0.469重四%であった。こ
の前駆体を含む溶液を実施例1と同様にスピンコードし
て、熱風乾燥機中で150°Cで1時間、200℃で1
時間、300℃で1時間加熱してポリイミド保護膜を形
成した。形成されたポリイミド保護膜は強靭であり、常
態およびPC1゛による密着性はいずれも良好でシリコ
ンウェハからの剥離は認められなかった。
実施例4 精製N−メチル−2−ピロリドンの使用量を295、6
7 gとし、芳香族テトラカルボン酸二無水物として3
・3′・4・4′−ヘンシフエノンテトラカルボン酸二
無水物32.2g(0,1モル)を、また珪素不含ジア
ミンとして4・4′−ジアミノジフェニルメタン19.
107g (0,0965モル)を使用した以外は、実
施例1と同様にして固有粘度1.38で、珪素含有量が
0.377重量%のポリイミド前駆体の15重重四溶液
をつ(った。
上記のポリイミド′前駆体溶液を用いて実施例■と同様
の条件でシリコンウェハ上にポリイミド保護膜を形成し
たところ、保護膜の密着性は実施例1の場合と同様であ
ったが、6ケ月経時後の引張抗張力が初期値の40%に
低下していたことが認、められた。このように保護膜の
強靭性は経時劣化することがわかったが、パノソヘーソ
ヨン膜としては使用できる程度の強靭性であった。
実施例5 精製N−メチル−2−ピロリ]−ンの使用量を259、
36 gとし、芳香族テトラカルボン酸二無水物として
3・3′・4・4゛−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物14.7g(0,05モル)とピロメリット酸二無
水物10.9 g (0,05モル)とを使用した以外
は実施例Iと同様の操作でポリイミド前駆体の15重量
%溶液をつくった。
得られたポリイミド前駆体の固有粘度は1.52で、ま
た珪素含有量は0.430重四%であった。
上記のポリイミド前駆体溶液を用いて実施例3と同様に
してシリコンウェハ上にポリイミド保8W膜を形成した
ところ、保護膜の強靭性および密着性は実施例1の場合
と同様であった。
比較例1 精製N−メチル−2−ピコリドンの使用量を2so、o
7g、4・4′−ジアミノジフェニルエーテルの使用量
を19.9g(0,0995モル)、ビス(3−アミノ
プロピル)テトラメチルジシロキサンの使用量を0.1
243g  (0,0005モル)とした以外は、実施
例1と同様にして固有粘度が2.37で、珪素含有量が
0.057重里%のポリイミド前駆体の15重■%溶液
をつくった。
この溶液を用いて実施例1と同し条件でシリコンウェハ
上にポリイミド保MI IIりを形成したところ、常態
ではシリコンウェハよりf、IJシ11シていなかった
が、PCTでは容易に剥離した。
比較例2 精製N−メチル−2−ピロリドンの使用量を281、8
6 g、4・4゛−ジアミノジフェニルエーテルの使用
■を18.6 g (0,093モル)、ビス(3−ア
ミノプロピル)テトラメチルジシロキサンの使用■を1
.7395g (0,007モル)とした以外は、実施
例1と同様にしてポリイミド前駆体の15重量%溶液を
つくった。
このようにして得られたポリイミド”前駆体の固有粘度
は0.80で、実施例1で得られたポリイミド前駆体よ
りも低分子量であった。また、この前駆体の珪素含有量
は0.791重量%であった。
このようにして得られたポリイミド前駆体を用いて実施
例1と同様の条件でシリコンウェハ上にポリイミド保護
膜を形成したところ、保護膜の強靭性および密着性は実
施例1の場合と同等であった。
比較例3 ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
と4・4′−ジアミノジフェニルエーテルとを実施例3
と同し割合で別々にピロメリット酸二無水物と重合反応
させたのち、両者を混合してポリイミド前駆体混合物の
15重量%溶液を得た。ジアミノシロキサンから得たポ
リイミド前駆体の固有粘度は0.63、珪素不含ジアミ
ンから得たポリイミド前駆体の固有粘度は2.00であ
った。またポリイミド前駆体混合物中の珪素含有量は0
、469重量%であった。
この溶液を用いて実施例3と同様の条件でシリコンウェ
ハ上にポリイミド保護膜を形成したところ、シリコンウ
ェハとの密着性は実施例3に較べて劣っており、特性が
ばらつきやす< P Ci”で容易に剥^Uする場合が
あった。
比較例4 精製N−メチルー2−ピロリドンの使用量を187、5
2 gとし、芳香族テトラカルボン酸二無水物としてピ
ロメリット酸二無水物を21.8g(0゜1モル)、珪
素不含ジアミンとしてパラ−フェニレンジアミンを10
.42 g  (0,0965モル)、ジアミノシロキ
サンとしてビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジ
シロキサンを0.87g(0゜0035モル)使用した
以外は、実施例1と同様にしてポリイミド前駆体の15
重量%?8液をつくった。
このポリイミド前駆体の固有粘度は1.58で、その珪
素含有量は0.594重量%であった。このようにして
得られたポリイミド前駆体溶液を用いて実施例1と同様
の操作でシリコンウェハ上にポリイミド保護膜を形成し
たとごろ、保護膜の密着性は実施例1と同様であった。
つぎに、上記実施例1〜5および比較例1〜4で11ら
れた各ボリイミ1保護膜につき、同一環境条件下で密着
性および電気絶縁性に関する試験を行った。結果は、次
の表に示されるとおりであった。なお、各ポリイミド保
護膜の厚みは、すべて50±5μに調整したものである
7・″ / / /′ \′ −に記の表から明らかなように、この発明の実施例1〜
5に係るポリイミド保護nりは高温高7.rf、時の電
気特性にずくれかつ密着性にもずくれていることが判る
。また、とくに分香族テトラカルボン酸二無水物として
3・3′・44′−ヒフコーニルテトラカルボン酸二無
水物を用いた実施例Iおよび2は、他の二無水物を用い
た実施例3〜5に較べて上記両特性とくに高温高湿時の
電気特性に格段にずくれていることも判る。
一方、比較例1から形成されたポリイミド保護膜は電気
特性に劣ることは無いがシリコンウェハに対する密着性
に劣っていた。また、比較例2.4から形成されたポリ
イミド保護膜は密着性にそれほど問題は無いものの高温
高湿度下での電気特性に劣り、たとえば比較例2のもの
は実施例1から形成されたポリイミド保護膜と比較して
体積抵抗率で約1/l OOの測定結果であった。また
、比較例3は珪素不含ボリイミF前駆体と珪素含有ポリ
イミド前駆体の混合l容液から形成されたポリイミド保
護膜であるが、この場合、全体の珪素含有量がこの発明
の範囲に入っていても、密着性、高温高湿下の電気特性
にそれほど好結果が得られていないことが判る。
特 許 出 願 人 目東電気工業株式会社代理人弁理
士祢頁元邦夫、。
、イ゛ ニー?、−−一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体素子面に、次の一般式; (R+ は二価の有a基、R゛は一価の有機基であり、
    nは1〜1,000の整数である)で表されるジアミノ
    シロキサンと分子内に珪素原子を含まないジアミンとを
    同時に芳香族テトラカルボン酸二無水物と重合反応させ
    るに当たって、上記のジアミノシロキサンの使用割合を
    、ジアミノ化合物全体量の1〜4モル%の範囲でかつ最
    終反応物中に含まれてくる珪素含有■が0.5重量%以
    下となるようにして得たシロギサン変性ポリイミド前駆
    体を塗布し、ついで高温加熱処理してポリイミド保護膜
    を形成することを特徴とする半導体素子の保護膜形成方
    法。
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