JPS5822969B2 - オンドケンシユツカイロ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は広い温度変化に対応して温度検出を正確（こな
しつるよう（こした温度検出回路に関するものである。

従来の温度検出回路は第１図（こ示すように温度抵抗素
子であるサーミスタＴｈおよび抵抗Ｒ１゜Ｒ２で分圧さ
れた電圧を、抵抗Ｒ３，Ｒ，で設定されたコンパレータ
Ａおよび抵抗Ｒ５，Ｒ６で設定されたコンパレータＢで
検出し、 ■ サーミスタＴｈが破壊されその抵抗値が無限大（こ
近かったり、又は低温度のときはコンパレータＡか出力
「０」を生じ、これが反転器１で反転され出力「１」と
なり、一方、コンパレータＢは出力「０」であり後段の
オア回路２が出力して警告灯３を点灯せしめ、 ■ サーミスタＴｈが設定温度範囲内にあるときはコン
パレータＡの出力が「ｌ」で、これが反転され出力「０
」、またコンパレータＢの出力が「０」でオア回路２は
出力を生ぜず警告灯３は消灯し、 ■ サーミスタＴｈが過温度となるとコンパレータＢか
出力「１」となり再び警告灯３が点灯するようにした回
路が提案されており、例えばこの温度検出回路を車輛の
排気ガス温度検出回路として使用すると、測定されるべ
き温度範囲が非常（こ広いためにサーミスタＴｈの抵抗
値変化が１０２〜１０６Ω程度と極めて犬であるので、
サーミスタＴｈ、抵抗Ｒ１，Ｒ２で構成されるブリッジ
のアームの抵抗を、サーミスタＴｈが低温のときをこ合
わせて数ＭΩに設定すると、サーミスタＴｈの温度が上
って低抵抗（こなったとき抵抗値が太きすぎてコンパレ
ータＢの人力電位が必要以上（こ低くなりサーミスタＴ
ｈが過温度でないのにコンパレータＢが出力を生じ検出
回路が誤動作する不具合があった。

本発明はかかる不具合を解消するためをこ、サーミスタ
Ｔｈの抵抗値変化に応じてブリッジをなす抵抗の抵抗値
を変化ひしめて広い温度変化（すなわちサーミスタの大
きい抵抗変化）に対応できる検出回路を提供するもので
ある。

以下に本発明を第２図（こ示す実施例に基づいて詳細に
説明する。

Ｔｈはサーミスタ、Ｒ１ｔ Ｒ２はブリッジのアームを
構成する抵抗、Ａは抵抗Ｒ３，Ｒ，によって動作点を設
定されるコンパレータ、Ｂは抵抗Ｒ５゜Ｒ６＆こよって
動作点を設定されるコンパレータ、１は反転器、２は１
７回路、Ｑ１１！オア回路の出力により駆動されるトラ
ンジスタでそのコレクタ（こは警告灯３が接続される。

Ｑ２はコンパレータＡの抵抗Ｒ３と並列に接続されたト
ランジスタでそのトランジスタＱ２のベースはトランジ
スタＱ３のコレクタＱこ接続され、トランジスタＱ３の
ベースは抵抗Ｒ７，Ｒ，で分圧され、そのトランジスタ
Ｑ３のエミッタはコンパレータＡの入力端子に接続され
、上記トランジスタＱ２ 、Ｑ３および抵抗Ｒ７，Ｒ８
等で切換回路４を構成している。

上記実施例の作動を説明すれは、サーミスタＴｈが低温
時、又は破壊時にはサーミスタＴｈの抵抗値は極めて大
きく、一方、抵抗Ｒ１はこれに対応して大きい値（こ設
定されていてコンパレータＡは「０」なる出力を生じ、
反転器１で反転されて「１」となりオア回路２（こ入力
し、一方、コンパレータＢはｒＯＪ出力に設定され、オ
ア回路は「１」の出力を生じトランジスタＱ１がオンし
警告灯３が点灯しサーミスタＴｈの破壊又は低温度を表
示する。

サーミスタＴｈが正常であれば温度の上昇と共をこその
抵抗値が下がりコンパレータＡの入力端子が低下すると
共にトランジスタＱ３のエミッタ電位も下るのでトラン
ジスタＱ３がオンし、そのコレクタをこ接続されたトラ
ンジスタＱ２のベース電位が下るのでトランジスタＱ２
もオンして抵抗Ｒ３，Ｒ４で設定されたコンパレータＡ
の設定電圧を上げるのでコンパレータＡの入力電圧は設
定電圧を下廻り、「１」なる出力を生じ、これが反転器
１で反転されて「０」出力となる。

一方、サーミスタＴ１１と接続されたコンパレータＢの
入力端子の電圧は抵抗Ｒ，，Ｒ６で設定された電圧より
も高いのでコンパレータＢの出力は「０」のままであり
警告灯が消灯して適温時であることを表示する。

次【こサーミスタＴｈが過温度領域に入るとサーミスタ
Ｔｈの抵抗値は著しく小さくなるが、コンパレータＡの
入力端子の電圧は設定電圧を下廻ったままであるので出
力「１」に保たれ、これが反転器１で反転されて「０」
出力のままであり、またコンパレータＢの入力端子の電
圧は抵抗Ｒ５゜Ｒ６で設定されたコンパレータＢの設定
電圧を下廻って出力１１」となりオア回路２、トランジ
スタＱ１ によって警告灯３が点灯して過温度を表示す
る。

以上述べたよ・うに本発明によれば、コンパレータＡと
Ｂとよりなり、これらに接続されたサーミスタＴｈの出
力によって２点の温度を検出するものにおいて、コンパ
レータＡの設定電圧をサーミスタＴｈの出力電圧が下廻
ったときはコンパレータＡが一方の状態Ｑこスイッチし
、かつこの後ヲこおいてはコンパレータＡの設定電圧自
体が切換回路４によってコンパレータＡのスイッチ状態
を安定させる方向に変化せしめられるので、コンパレー
タＡが誤動作したりハンチングしたりすることがない。

またサーミスタＴｈの出力電圧が更をこ低下したときは
コンパレータＢがこれを検出するようＥこしたので、被
測定物の温度が設定された２点の温度範囲内にあるかな
いか、又はサーミスタが破損したかを精度よく検出でき
、車輛の排気温度検出装置等の過酷な条件下でかつ広い
温度範囲を検出する装置として最適である。

尚、上記実施例は温度抵抗素子としてサーミスタを使用
する例につき説明したか、正温度特性素子を使用した回
路）こも実施できることはいう迄もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の温度検出回路の結線図、第２図は本発明
よりなる温度検出回路の実施例を示した結線図である。 Ｔｈ・・・・・・サーミスタ、Ｒ１＋ Ｒ２＋ Ｒ３＋
Ｒ４・・・・・・抵抗、Ａ、Ｂ・・・・・・コンパレ
ータ、Ｑｌ、Ｑ２．Ｑ３ ・・・・・・トランジスタ
、１・・・・・・反転器、２・・・・・−オア回路、３
・・・・・・警告灯、４・・・・・・切換回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 分割抵抗Ｒ１を介して電源端子間に接続された抵抗
   値変化幅か大きな温度抵抗素子Ｔｈと、該温度抵抗素子
   Ｔｈｌこ接続され、電源電圧を抵抗分割して設定された
   高レベルの設定電圧と前記温度抵抗素子Ｔｈの端子間電
   圧とを比較する高抵抗状態検出用コンパレータＡと、前
   記温度抵抗素子Ｔｈに接続され、前記電源電圧を抵抗分
   割して設定された低レベルの設定電圧と前記温度抵抗素
   子Ｔｈの端子間電圧とを比較する低抵抗状態検出用コン
   パレータＢと、前記高抵抗状態検出用コンパレークＡお
   よび前記低抵抗状態検出用コンパレータＢの各出力を入
   力しその論理和を出力するオア回路２とを備え、かつ前
   記分割抵抗Ｒ１は、前記温度抵抗素子Ｔｈが高抵抗状態
   にあるときに前記高抵抗状態検出用コンパレータＡが高
   抵抗状態検出信号を出力するような高抵抗値に設定され
   てなる温度検出回路）こおいて、前記温度抵抗素子Ｔｈ
   の端子間電圧が前記高抵抗状態検出用コンパレータＡか
   ら高抵抗状態検出信号を出力しない電圧になったことを
   検出し、前記分割抵抗Ｒ１のｎＪ記湿温度抵抗素子Ｔｈ
   対する見かけ上の抵抗値を、該温度抵抗素子Ｔｈが低抵
   抗状態）こあるとき（こ前記低抵抗状態検出用コンパレ
   ータＢが低抵抗状態検出信号を出力するような低抵抗値
   に切換えると共に、前記高抵抗状態検出用コンパレータ
   Ａの設定電圧を略電源電圧に切換える切換回路４を設け
   たことを特徴とする温度検出回路。