JPS5822261Y2 - テ−プレコ−ダ−の録音レベル調整装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は左右のチャンネルの入力端子を有すると共に各
チャンネルのレベルを表示するレベルメーターを備えた
テープレコーダーの録音レベル調整装置に関する。

一般にテープデツキと呼ばれるテープレコーダーは録音
レベル調整手段を有してかり、録音金行なつ場合にはレ
ベルメーターをみながら前記調整手段を操作して録音レ
ベル金決定している。

しかしながら斯かる装置により正確な録音レベル調整を
行なうには熟練を要し初心者には困難である。

そして斯かるテープレコーダーにより録音される音源は
マイクロホンによる生の音もあるが一般にはチューナか
ら得られる放送信号である。

現在斯かる放送信号音録音する場合に正確なレベル調整
を行なうための基準信号を発生する発振器を備えたチュ
ーナーが販売されている。

本考案は上述した基準信号を発生する発振器を備えてい
ないチューナーを使用して放送信号を録音する場合に正
確な録音レベル調整を行なうことが出来る装置を提供し
ようとするものであり、以下図面を参照して詳細に説明
する。

図示した回路は本考案の一実施例であり、磁気ヘッド及
び録音再生切換スイッチ等は省略されている。

１はチューナー、２及び３はテープレコーダーを構成す
る左右のチャンネルの入力端子であり、前記チューナー
１からの出力信号が印加される。

４及び５は前記入力端子２，３に印加される録音信号の
レベル金調整する第１第２の録音レベル調整用可変抵抗
器、６及び７は前記可変抵抗器４．５によってレベル調
整された信号を増幅する増幅回路、８及び９は録音信号
のレベルを表示する第１第２のレベルメーターである。

１０は基準信号を発生する発振器、１１は該発振器１０
からの発振出力レベルを調整する基準信号レベル調整用
可変抵抗器、１２及び１３は前記発振器１０からの出力
レベル調整操作時切換られるレベル調整用スイッチであ
り、図示した状態はレベル調整の非操作状態である。

ｌはレベル調整操作時前記スイッチ１３の切換により動
作し前記第２レベルメーター９へ信号音導く基準信号レ
ベル調整用回路であり、増幅回路１５．１６及び入力端
子３に印加された信号のレベルを一定時間保持するピー
クレベル保持回路１７より構成されている。

また前記増幅回路６，７及び基準信号レベル調整用回路
１４の利得は同一になるように設定されている。

本考案は前述した如く構成された回路により放送局から
一定のレベルで送信されてぐる時報音を利用して前記発
振器１０からの基準信号レベルを調整しようとするもの
であり、以下斯かる動作について説明する。

録音レベルを調整する第１第２の録音レベル調整用可変
抵抗器４，５の位置を一致させた状態にした１１でレベ
ル調整用スイッチ１２．１３’を図示した状態より反対
側に切換える。

この状態に釦いては、発振器１０の出力信号は基準信号
レベル調整用可変抵抗器１１−レベル調整用スイッチ１
２−第１録音レベル調整用可変抵抗器４−増幅回路６を
通って第ルベルメーター８に印加され該メーター８によ
ってそのレベルが表示される。

またチューナー１からの信号は入力端子３−第２録音レ
ベル調整用可変抵抗器５−増幅回路１５ピ一クレベル保
持回路１７−増幅回路１６−レベル調整用スイッチ１３
を通って第２レベルメーター９に印加され該メーター９
によってそのレベルが表示される。

斯かる状態において放送局より一定レベルで送信されて
くる時報音が入力端子３に印加されると該信号は短時間
にもかかわらず前記ピークレベル保持回路１Ｔの作用に
よって一定時間保持され第２レベルメーター９にそのレ
ベルが表示される。

そしてこの時基準信号レベル調整用可変抵抗器１１を操
作して第ルベルメーター８に表示されるレベルと第２レ
ベルメーター９に表示される時報音のレベルとを一致せ
しめるようにすれば前記発振器１０からの基準信号のレ
ベルとチューナー１からの時報音のレベルとは一致する
。

それ故基準信号レベル調整用可変抵抗器１１の位置をそ
の１１にしておけば、該抵抗器１１を通して得られる発
振器１０からの信号のレベルを時報音の代わりに基準レ
ベルとして使用することが出来るのでチューナー１から
得られる信号を録音する場合の録音レベル調整を正確に
行なうことが出来る。

尚、本実施例では短時間送信される時報音を利用したレ
ベル調整について説明したためピークレベル保持回路１
７を設けたが、録音レベル調整用の信号が長時間送信さ
れる場合には該保持回路１７を必要としないことは言う
１でもない。

以上に説明したように本考案によれば一定のレベルにて
送信される時報音等の基準信号のレベルに合わせて発振
器の出力レベルを調整し、その調整後は送信されてくる
基準信号に代って発振器からの信号を基準信号として使
用できるので録音レベル調整を正確に且つ容易に行なう
ことが可能となり録音レベル調整の初心者は勿論熟練者
にとっても本考案装置は極めて便利なものである。

【図面の簡単な説明】

図示した回路は本考案の録音レベル調整装置の一実施例
である。 主な図番の説明、１・・・チューナー、２，３・・・入
力端子、８・・・第２レベルメーター ９・・・第２レ
ベルメーター、１０・・・発振器、１１・・・基準信号
レベル調整用可変抵抗器、１２．１３・・・レベル調整
用スイッチ、Ｌ４・・・基準信号レベル調整用回路、１
７・・・ピークレベル保持回路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 左右のチャンネルの入力端子を有すると共に各チャ／ネ
   ルのレベルを表示する第１、第２のレベルメーターを備
   えたテープレコーダーにかいて、基準信号を発生する発
   振器と、該発振器からの出力レベルを調整する基準信号
   レベル調整手段と、該発振器からの信号レベル調整操作
   時切換えられると共に該発振器わらの基準信号を前記第
   ルベルメーターに導くレベル調整用スイッチとエリ構成
   され、前記発振器からの信号レベル調整時前記入力端子
   に接続されたチューナーより得られる時報音等の基準信
   号のレベルを第２レベルメーターにて表示すると共に第
   ルベルメーターに表示される前記発振器からの信号レベ
   ルを第２レベルメーターに表示される時報音のレベルに
   一致せしめるように前記基準信号レベル調整手段を調整
   するようにしたことを特徴とするテープレコーダーの録
   音レベル調整装置。