JPS58218447A - 換気型ドアミラ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はドアミラー、特に吸出ベンチレータ機能を具備
したドアミラーに関するものである。

車両には、乗員の後方視＃を向上させるためにドアミラ
ーを取付けたものがあるが、かがるドアミラーの従来例
としては例えば第１図に示すようなものがある。このド
アミラー２は、車両１０ドア４ウエスト部、又はドア４
の窓ガラス５前側の三角部分６にミラーハウジング３を
取付け、このミラーハウジング３の内部に反射鏡７を配
置して成る。反射鏡７は、車室内からの手動又は電動操
作によって種々の角度に角度変更することが可能であり
、乗員にとって最も適切な後方視界を確保することが出
来る。

しかしながら、このような従来のドアミラー２にあって
は、ドアミラ−２自体の機能は後方の視界？確保するこ
とにのみあるため、例えば車室内の汚れた空気を換気す
るためには窓ガラス５を昇降動させなければならなかっ
た。ところが、窓の開閉を何回も行うことは面倒である
上、窓を開けたとしても、窓ガラス５面は車両１の進行
方向にほぼ平行であるから、強力な吸出効果は期待でき
なかった。また、雨天時に窓を開ければ、この窓から雨
水が浸入するし、高速走行中にあっては、窓を開けると
大きな風音がするので常時開けておくことはで色ないと
いう不呉合があった。

本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、その目的は、窓ガラスを締め切ったままでも車
室内の換気と行うことのできるドアミラーを提供するこ
とにより、上記従来の問題点を解決することである。

そして本発明の要旨は、ドアに取付けたミラーハウジン
グを車室内へ連通させ、またこのミラーハウジング内に
配置した反射鏡とミラーハウジングの内壁との間に隙間
を形成することにより、ミラーハウジングの内部をベン
チレータの空気通路として利用した点にある。即ち、ミ
ラーハウジングは、反射鏡・を後方へ向けて配置：１・
′ｊ するため、ドアへの取付ｉｓ重車両後方へ向けて開口し
たボックス構造を１有していることから、この開口部に
おいては、車両走行中空気の吸出効果が発生する。従っ
て上記の如くミラーハウジングを車室内に連通させてお
けば、車室内の空気が導引され車外へと排気され換気を
行うことが出来る。

以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照して詳細に
説明する。

第２図乃至第５図は本発明の一実施例を示す図である。

この実施例に係るドアミラー１０は、車両１用ドア４の
窓ガラス５前側の三角部分に取付けたミラーハウジング
１１と、このミラーノ１ウジング１１の内部に配置した
反射鏡Ｉとから成る。ミラーハウジング１１は、ドア４
に取付けた時車両１の後方に向けて開いた開口１２を有
する内部が中空のボックス体から成り、車両前方側部分
から後方側部分にかけて次第に拡開する略流線形状の外
形が持つ。そしてミラーノ・ウジング１１の側部、即を
車体への取付側部１１ａはドア４の三角部分に合□ｉ′
わせて三角形状に成形してあ、１′、＋１す る一方、この取付側部１１ａには開口１５が形成してあ
り、ミラーハウジング１１の内部に通じている。また、
このミラーハウジング１１の内部には、ハウジング土壁
及び底壁に固着され且つ中心方向へ向かって延びると共
に、中心部位置にホルダ開口１４を有する支持脚１３が
設けられ且つ必要に応じて吸音材２２が貼着されている
。一方、反射鏡７は、鏡面７ａとは反対側にゲールジョ
イント構造の取付部ｎを有しており、支持脚１３のホル
ダ開口１４に上記取付部２３を差込むことにより反射鏡
７の取付けを行うようになっている。この反射鏡７は、
ミラー２１ウジンク°１１の内周よりやや小さな面寸法
を有しており、上記の如く反射鏡Ｉを取付けたとき、当
該反射鏡７とミラーハウジング１１との間には隙間１６
が形成される。

また、図には示してないが、反射鏡７に手動又は電動タ
イプの操作機構が連結され、反射鏡Ｉを取付部２３とホ
ルダ開口１４との間で回動運動させるようにしてもよい
。

他方、ドアミラー１０のミラーノ−ウジンク°１１ト取
付けたドア４の三角部分には、内側面力）ら開口１５を
覆うようにしてベンチレータ２０Ａｆ取付けである。こ
のベンチレータ冗はミラーノ１ウジング１１の取付側部
１１ａに対応する形状を有する枠体１７と、この枠体１
７の開口内において所定の間隔をおいて回動自在に取付
けられた複数のルーバ１Ｂとから成る。複数のルーバ１
８のそれぞれは、−側部において連結杆２４によって一
体的に作動し得る様連結されている一方、ルーバ１８の
一枚には把手１９が取付けてあり、乗員が把手をつかん
で左右へ移動させるとルーバ１Ｂは第４図中矢印８の方
向へ回動し、ベンチレータ九の開度を調節することがで
きる。このベンチレータ加は、その取付孔２６にビス等
の締結部材を差込みミラーハウジング１１の取付部す又
はドア４に取付固定するようになっており、その取付固
定位置け、ミラ−ハウジング１１内部に浸入した雨水が
ルーバ１８間を通って車室内へ流れ込むことがない様、
第５図に示すようにミラーハウジング１１の底面より一
段高く設定してあ抄、ミラ−ハウジング１１底面には水
抜き用の六Ｈが開設しである。なお、第２図中、符号２
１け窓ガラス５昇降用のウィンドウレギュレータである
。

かかる構成を有するため、本実施例に係るドアミラー１
０では、車両走行中、例えば乗員が喫煙するなどして車
室内の空気が汚れたときは、ベンチレータ加の把手１９
を操作してルーバ１８を開く。すると、ドアミラー１０
０周辺部において、車両１の前方から後方へと流れる外
気流人、によってミラーハウジング１１の開口１２部分
には負圧が生じ、車室内の空気は、空気流人、となって
ベンチレータ２０のルーバ１８間を通シ、開口１５から
ミラーハウジング１１内へと流入し、反射鏡Ｉの脇の隙
間１６を通って外部へ放出される。このため、車室内の
汚れた空気は窓ガラス５を開けなくても具合よく換気さ
れることになり、操作上及び効率の上からも有利である
。ｔた、車両１が高速で走行している時は、外気流Ａ、
によって生ぜしめられる負圧が大きくなり、これによる
吸出効果が増大することにより風音が発生し易什 くなるが、必要に応じてミラ−ハウジング１１内面に貼
着した吸音材２２の、４果により、外部の風１： 音が車室内に侵入しない様にすることができる。

仁うして、ドアミラー１０を使用して極めて有効な室内
換気を行うことができる。

以上述べたように、本発明によれば、ドアミラーのミラ
ーハウジング内に、所定の隙間を残して反射鏡を配設す
ると共に、ミラーハウジングの内部を車室内空間に連通
させたため、ドアミラ一部分において生じる空気の吸出
効果によって車室内の換気を行えるようになり、数々の
利点を得ることができる。即ち、車室内と換気する度毎
にウィンドウレギュレータを操作して窓ガラスの昇降を
行わせる必要はなく、また窓ガラスと締め切ったままで
も換気が行えるから風音や雨水が室内へ侵入せず、しか
も車両駐車時にも盗囃に会う恐れがない。更にドアミラ
一部分における空気の吸出効果は窓ガラスを開けた時の
吸出効果よりも一層効率が良いから、ベンチレーション
効果の向上を図ることができる：１ｉ に示すような従　のドアミラーを取付けている場合にあ
っては、取付寸法を合わせることにより、本発明のドア
ミラーを容易に取付けることが可能であり、互換性にも
秀れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のドアミラーを取付けた車両の外観図、第
２図は本発明の一実施例に係るドアミラーの取付状態を
示す斜視図、第３図は上記実施例におけるミラーハウジ
ングと示す斜視図、第４図はドアミラーの取付部に設置
するベンチレータを示す斜視図、第５図は上記実施例に
おける換気作動を示す第２図中Ｖ−ＶＳにおける断面図
である。 １・・・車両、　　　　　　　　２．１０・・・ドアミ
ラー３．１１・・・ミラーハウジング　４・・・ドア５
・・・窓ガラス　　　　　　６・・・三角部分７・・・
反射鏡　　　　　　　１２・・・開口１６・・・隙間２
０・・・ベンチレータ第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両用ドアに取付けたミラーハウジングと、このミラー
   ハウジング内に配設した反射鏡とから成るドアミラーに
   おいて、ミラーハウジングはドアへの取付側部を通して
   車室内に連通ずる一方、車両後方へ向けて開口したボッ
   クス構造を有し、反射鏡はミラーハウジングの内側壁と
   の間に所定の隙間をあけて配置されており、ミラーハウ
   ジング外部を流れる空気によって開口部に生じた負圧に
   よって車室内空気をミラーハウジング内を通して外部に
   排出するようにしたことを特徴とする換気型ドアミラー
   。