JPH0446970Y2 - - Google Patents

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JPH0446970Y2
JPH0446970Y2 JP1984122851U JP12285184U JPH0446970Y2 JP H0446970 Y2 JPH0446970 Y2 JP H0446970Y2 JP 1984122851 U JP1984122851 U JP 1984122851U JP 12285184 U JP12285184 U JP 12285184U JP H0446970 Y2 JPH0446970 Y2 JP H0446970Y2
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ventilator
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air
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車の車室側壁に設けられた空
気吹出口部構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に、従来の空気吹出口部構造としては、イ
ンストルメントパネルに設けられたものが知られ
ており、例えば米国特許第2987981号公報に記載
されたものにあっては、インストルメントパネル
の車幅方向両端部にベンチレータが設けられ、こ
のベンチレータがインストルメントパネルに対し
て収納・引出し可能に配設されると共に、このベ
ンチレータには風向きを変える可変翼が設けられ
て構成されており、ベンチレータを引出したり可
変翼を可動させたりして、乗員への風当りを良好
にしている。
ところが、近年の自動車には、インストルメン
トパネルに種々の計器類が設けられるようにな
り、ベンチレータの配設スペースを確保し難くな
りつつあるため、例えば実開昭59−65813号公報
に記載された第5図および第6図に示すように、
車室側壁であるドア1の側壁1aにベンチレータ
6を設けたものがある。
すなわち、このドア1の内部に送風通路2が設
けられ、この送風通路2と連続する開口部3が、
ドア側壁1aの、シート4への乗員着座位置5よ
り前方位置に形成されており、この開口部3にベ
ンチレータ6が回動自在に設けられている。乗員
着座位置5より前方に開口部3を形成し、ここか
らベンチレータ6にて風向案内をすることによ
り、乗員の正面側に風が当るようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、乗員に風を良好に当てるべく、
ベンチレータ6の吹出開口6aを乗員側に向けよ
うとすればする程、第6図中二点鎖線に示すよう
にドア側壁1aからの突出量が大きくなつて非常
に邪魔であり、特に運転席側にあつては、図示省
略のステアリングホイールの近傍に位置するた
め、運転の妨げとなる虞がある。また、実開昭59
−22006号公報に記載されたものにあつては、第
7図に示すように、ベンチレータ8の吹出開口8
aは常に乗員側を向いているが、風量確保のため
開口面積を広げようとして矢印方向へ回動させる
と、突出量分がこれまた大きくなつてしまうとい
う問題がある。しかも、それら従来例はベンチレ
ータ8の収納状態(車室側壁から突出していない
状態)においては、乗員に送風することはできな
かつた。
(課題を解決するための手段) かかる問題を解決するため、この考案の車両用
空気吹出口部構造は、前後に延びる送風通路が車
室側壁内に形成され、乗員着座位置より前方に位
置して前記車室側壁の車室側の面に開口する開口
部が前記送風通路の後端部に設けられ、前記開口
部内に配設したベンチレータが水平回動可能に前
端部で前記開口部内に取り付けられることによ
り、前記ベンチレータ後端部内のエア吹出開口が
前記開口部から車室に対して出没可能に設けられ
ていると共に、前記ベンチレータの前記開口への
没入時には前記ベンチレータのベンチレータ本体
の車室側側壁が前記車室側壁と面一になるように
設定された車両用空気吹出口部構造であつて、前
記ベンチレータ本体の後端部内には上下に回動す
る横ルーバー及び左右に回動する縦ルーバーが設
けられ、前記開口部の前記ベンチレータ収納部よ
り後方には、前記ベンチレータ没入時に前記エア
吹出開口の車室側とは反対側の部分をカバーする
カバー壁部が設けられていると共に、該カバー壁
部から前記乗員着座位置方向に向けて傾斜するエ
ア案内壁部が設けられていることを特徴とする。
(作用) このような手段によると、ベンチレータの収納
状態においても、開口部の、ベンチレータ本体側
両部にて閉成されていない部分、つまり開口部の
後側部分から車室内側へ送風される。この際、送
風通路の壁部が乗員着座位置方向に沿つて傾斜さ
れているため、送風方向は乗員側へ向くこととな
る。この状態から、ベンチレータを回動させて引
出すと、前記収納状態の吹出口面積に加えて、こ
の回動させた分の吹出口面積が得られるため、従
来程車室内側へ回動させて突出させることなく、
風量確保がなされ、しかも常に乗員方向へ送風さ
れることとなる。
(実施例) 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
す図である。
まず構成を説明すると、図中符号11はドア
で、このドア11はアウタパネル12とインナパ
ネル13とで形作られ、このインナパネル13に
ドアトリム14が装着されて、このインナパネル
13とドアトリム14で車室側壁15が形成され
ている。
そして、このドア11内にはインストルメント
16側から延長されたダクト17が配設され、こ
のダクト17の先端部に、大略枠形状のエスカツ
シヨン18が取り付けられている。具体的には、
前記車室側壁15には、乗員着座位置19より前
方位置に取付開口15aが形成され、この取付開
口15aの周縁部にエスカツシヨン18の枠部1
8aが嵌合されて取り付けられている。これによ
り、送風通路Aの開口部であるエスカツシヨン1
8の開口部18bは、乗員着座位置19より前方
に設定されることとなる。また、このエスカツシ
ヨン18には、開口部18bの周縁部である枠部
18aの後側縁部18eから前記ダクト17に接
続される壁部18cが延設されている。このよう
なエスカツシヨン18の開口部18b内にはベン
チレータ20が配設されている。
このベンチレータ20は、大略枠形状のベンチ
レータ本体21内に3枚の縦ルーバ22並びに横
ルーバ23が配設されて構成されている。詳しく
は、第4図のように、ベンチレータ本体21は、
上下面部21a,21bの車両において前端部に
それぞれ上下に突出するピン部21c,21dが
形成されている。このピン部21c,21dがエ
スカツシヨン18の嵌合孔18dに嵌合されて、
ベンチレータ20は、前記開口部18bの車両に
おいて前端側部を中心として水平回動自在とさ
れ、車室側壁15に対して収納・引出し自在(出
没可能)となつている。また、ベンチレータ本体
21の車室内側の側面部21eは、前記収納状態
(没入状態)で、開口部18bの略前側半分(前
側半分でなくとも前側部分であれば良い。)を覆
う大きさに形成されると共に車室側壁15と略面
一となるように設定され、されに、この側面部2
1eには、ベンチレータ本体21の吹出口B近傍
に操作部21fが設けられている。
また、上述の壁部18cは、ベンチレータ本体
21の収納部よりも後方に位置していて、ベンチ
レータ本体21の没入時に吹出口Bの車室側とは
反対側の略半分をカバーするカバー部18c1と、
このカバー部18c1に連設された乗員着座位置方
向に向けて傾斜するエア案内壁部18c2から構成
されている。
一方、3枚の縦ルーバ22は、一対の回動軸2
2a,22bがベンチレータ本体21の上下面部
21a,21bに形成された係止孔21g,21
hに回動自在に嵌合されている。そして、これら
縦ルーバ22には枢着ピン22cが突設され、こ
れら枢着ピン22cが横リンク24の枢着孔24
aに回動自在に嵌合されて、この横リンク24を
介して各縦ルーバ22が連動して左右に回動する
ようになつている。
また、計3枚の横ルーバ23は、一対の回動軸
23a,23bが、ベンチレータ本体21の前記
車室内側の側面部21eの係止孔21iと、この
側面部21eに対向して上下面部21a,21b
を連結する連結片部21jの係止孔21kとに回
動自在に嵌合されている。そして、これら横ルー
バ23には枢着ピン23cが突設され、これら枢
着ピン23cが縦リンク25の枢着孔25aに回
動自在に嵌合されて、この縦リンク25を介して
各横ルーバ23が連動して上下に回動するように
なつている。この横ルーバ23が縦ルーバ22よ
り吹出口B側に設けられているため、真ん中に位
置する縦ルーバ22に形成された係止孔22dに
は、ベンチレータ吹出口Bから突出する風向調整
ノブ26が、各横ルーバ23の間から挿入されて
係止されている。
次に作用を説明する。
まず、ベンチレータ本体21が、第1図のよう
に収納状態とされている場合(没入時)、従来例
のものにあつては車室内へ送風されることはな
い。しかし、この考案のものにあつては、吹出口
Bの略半分が壁部18cのカバー部18c1でカバ
ーされているため、ベンチレータ20から後方に
吹き出されるエアは半分となる。しかも、この考
案では、開口部18bの、ベンチレータ本体21
の側面部21eの閉成された以外の部分、つまり
開口部18bの後半部分から、ダクト17に案内
されベンチレータ20を通過した冷風や温風等が
車室内へ送風される。この場合、エスカツシヨン
18の壁部18cが乗員着座位置方向に沿つて設
けられているため、乗員方向に向けて送風され、
乗員に対して効果的に冷風等を当てることができ
る。なお、この際には風量が少な目であるが、車
室温等によつては、少な目で良い場合もあり、こ
の際にはベンチレータ20が車室側壁15から突
出していないので乗員の邪魔にならず居住性を良
好に保ことができる。
風量を確保するには、ベンチレータ本体21の
操作部21fを持つて、ピン部21c,21dを
中心に回動させて、第2図のように引き出す。す
ると、カバー部18c1から吹出口Bが離れて、吹
出口18c1が全開させられると共に、開口部18
bを閉成していた側面部21eが回動した量だけ
開口部18bが開かれる。これにより、前記収納
状態の吹出口面積に加えてこの回動させた分の吹
出口面積が得られるため、収納状態より略倍の風
量が確保される。従つて、ベンチレータ20の回
動量は、従来より小さくても、風量が確保される
こととなり、車室側壁15からの突出量を従来の
ものより小さくできる。その結果、乗員の邪魔と
ならず、居住性が良好に保たれることとなり、特
に運転席側においては操縦が行い易くなる。
また、送風時において、横ルーバ23内の一枚
又は風向調整ノブ26を操作すると、各縦ルーバ
22および各横ルーバ23は横リンク24および
縦リンク25にて連動して回動し所望の向きに設
定され、風向きを微調整することも可能となり、
快適な送風効果が図られる。
この様に、ベンチレータ20の回動操作による
風向き調整と、ルーバー22,23による風向き
の調整とを行わせるようにしたので、ベンチレー
タ20の車室側への突出量が小さくても、風向き
調整範囲を広くできる。
なお、上記実施例ではドア1に吹出口構造が適
用されているが、これに限定されるものでなく、
例えばワンボツクスタイプの自動車にあつてはド
ア以外の車室側壁に適用することもできる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、この考案によれば、
ベンチレータを車室側壁から最大に突出させたと
きには、ベンチレータ後端部内の吹出口が全開す
るようにしたので、風量を確保することができる
と共に、ベンチレータ後方の案内壁の作用とベン
チレータのルーバーの作用とにより、車室側壁か
らのベンチレータの突出量が小さくても、風向き
を乗員側へ向けることができるため、乗員の邪魔
にならず居住性を向上させることができる。
しかも、ベンチレータ収納状態においても、ベ
ンチレータ後方の案内壁の作用により、乗員に向
けて送風することができるといる実用上有益な効
果を発揮する。
また、ベンチレータの出没操作による送風方向
の調整と、ルーバーによる送風方向の調整とを行
わせるようにしたので、ベンチレータの車室側へ
の突出量が小さくても、送風方向の調整範囲を広
くできる。この結果、乗員の意志で身体の特定の
部分に送風できる。
さらに、開口部の前記ベンチレータ収納部より
後方には、前記ベンチレータ没入時に前記エア吹
出開口の車室側とは反対側の部分をカバーするカ
バー壁部が設けられていると共に、該カバー壁部
から前記乗員着座位置方向に向けて傾斜するエア
案内壁部が設けられている構成としたので、ベン
チレータを開口部から出没させることにより、風
両調整を2段階に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の車両用空気吹
出口部構造の一実施例を示す図で、第1図は第3
図の−線に沿う断面図、第2図はベンチレー
タ引出状態を示す第1図と同様な断面図、第3図
は車室内の一部を示す斜視図、第4図はベンチレ
ータの分解斜視図、第5図は従来例を示す第3図
と同様な斜視図、第6図は第5図の−線に沿
う断面図、第7図は他の従来例を示す断面図であ
る。 15……車室側壁、18b……開口部、18c
……壁部、19……乗員着座位置、20……ベン
チレータ、21……ベンチレータ本体、21e…
…側面部、A……送風通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前後に延びる送風通路が車室側壁内に形成さ
    れ、乗員着座位置より前方に位置して前記車室側
    壁の車室側の面に開口する開口部が前記送風通路
    の後端部に設けられ、前記開口部内に配設したベ
    ンチレータが水平回動可能に前端部で前記開口部
    内に取り付けられることにより、前記ベンチレー
    タ後端部内のエア吹出開口が前記開口部から車室
    に対して出没可能に設けられていると共に、前記
    ベンチレータの前記開口への没入時には前記ベン
    チレータのベンチレータ本体の車室側側壁が前記
    車室側壁と面一になるように設定された車両用空
    気吹出口部構造であつて、 前記ベンチレータ本体の後端部内には上下に回
    動する横ルーバー及び左右に回動する縦ルーバー
    が設けられ、 前記開口部の前記ベンチレータ収納部より後方
    には、前記ベンチレータ没入時に前記エア吹出開
    口の車室側とは反対側の部分をカバーするカバー
    壁部が設けられていると共に、該カバー壁部から
    前記乗員着座位置方向に向けて傾斜するエア案内
    壁部が設けられていることを特徴とする車両用空
    気吹出口部構造。
JP12285184U 1984-08-13 1984-08-13 車両用空気吹出口部構造 Granted JPS6138208U (ja)

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JP12285184U JPS6138208U (ja) 1984-08-13 1984-08-13 車両用空気吹出口部構造

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JP12285184U JPS6138208U (ja) 1984-08-13 1984-08-13 車両用空気吹出口部構造

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Publication Number Publication Date
JPS6138208U JPS6138208U (ja) 1986-03-10
JPH0446970Y2 true JPH0446970Y2 (ja) 1992-11-06

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JP12285184U Granted JPS6138208U (ja) 1984-08-13 1984-08-13 車両用空気吹出口部構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2987981A (en) * 1958-09-15 1961-06-13 Gen Motors Corp Adjustable grille

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JPS4985745U (ja) * 1972-11-14 1974-07-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US2987981A (en) * 1958-09-15 1961-06-13 Gen Motors Corp Adjustable grille

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JPS6138208U (ja) 1986-03-10

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