JPS5821248B2 - スライドワク - Google Patents
スライドワクInfo
- Publication number
- JPS5821248B2 JPS5821248B2 JP48107416A JP10741673A JPS5821248B2 JP S5821248 B2 JPS5821248 B2 JP S5821248B2 JP 48107416 A JP48107416 A JP 48107416A JP 10741673 A JP10741673 A JP 10741673A JP S5821248 B2 JPS5821248 B2 JP S5821248B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide frame
- hinge
- frame
- folded
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B21/00—Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
- G03B21/54—Accessories
- G03B21/64—Means for mounting individual pictures to be projected, e.g. frame for transparency
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、プラスチック材料で形成されるスライド枠に
関する。
関する。
通常、この種のスライド枠は一定の断面形状をもつヒン
ジ部分を有し、このヒンジ部分に沿って折り畳まれるよ
うになっている。
ジ部分を有し、このヒンジ部分に沿って折り畳まれるよ
うになっている。
従って、ヒンジ部分を正確に形成することが要求される
。
。
ところが、従来のスライド枠は、射出成形するための2
つの金型の双方に、ヒンジ部分を成形するための凹部お
よび凸部を形成していたため、ヒンジ部分を正確に成形
する必要上両金型の凹部又は凸部を互に正確に位置決め
しなげればならず、単に製造作業が煩わしくなるだけで
なくスライド枠の製造コストを高くする要因ともなって
いた。
つの金型の双方に、ヒンジ部分を成形するための凹部お
よび凸部を形成していたため、ヒンジ部分を正確に成形
する必要上両金型の凹部又は凸部を互に正確に位置決め
しなげればならず、単に製造作業が煩わしくなるだけで
なくスライド枠の製造コストを高くする要因ともなって
いた。
従って、本発明の1つの目的は、ヒンジ部分を成形する
金型の一方を完全な平坦面とし、他方の金型のみにヒン
ジ部分の成形のための凹部を形成することによって、射
出成形時に両金型を正確に位置決めするという細心の注
意を払う必要のないスライド枠を提供することである。
金型の一方を完全な平坦面とし、他方の金型のみにヒン
ジ部分の成形のための凹部を形成することによって、射
出成形時に両金型を正確に位置決めするという細心の注
意を払う必要のないスライド枠を提供することである。
従来のスライド枠の他の欠点は、ヒンジ部分をムラがな
く常に均一なフィルムヒンジとして形成することが困難
であったことである。
く常に均一なフィルムヒンジとして形成することが困難
であったことである。
すなわち、ヒンジ部分は、その肉厚がきわめて薄いフィ
ルムヒンジとして形成する必要があるが、従来のスライ
ド枠はフィルムヒンジが長いために射出成形時において
このヒンジ部分を通る樹脂の流動抵抗が大きく、従って
樹脂の流れが困難になるために均一なフィルムヒンジを
形成することが困難であったことである。
ルムヒンジとして形成する必要があるが、従来のスライ
ド枠はフィルムヒンジが長いために射出成形時において
このヒンジ部分を通る樹脂の流動抵抗が大きく、従って
樹脂の流れが困難になるために均一なフィルムヒンジを
形成することが困難であったことである。
従って本発明の他の目的は、ヒンジ部分を形成するフィ
ルムヒンジを短く形成することによって樹脂の流動抵抗
を小さくし、常に均一なフィルムヒンジを形成すること
ができるスライド枠を提供することである。
ルムヒンジを短く形成することによって樹脂の流動抵抗
を小さくし、常に均一なフィルムヒンジを形成すること
ができるスライド枠を提供することである。
従来のスライド枠の他の欠点は、ヒンジ部分を形成する
フィルムヒンジの強度が弱かったことである。
フィルムヒンジの強度が弱かったことである。
すなわち、上記のごとく、フィルムヒンジは射出成形時
の流動抵抗を小さくするためその長さを短くすることが
要求されることから、スライド枠を折り畳むときに折り
曲げ作用を受ける領域が小さく、この小さな領域に集中
して折り曲げ荷重が作用することになる。
の流動抵抗を小さくするためその長さを短くすることが
要求されることから、スライド枠を折り畳むときに折り
曲げ作用を受ける領域が小さく、この小さな領域に集中
して折り曲げ荷重が作用することになる。
従って、スライド枠が繰返して折り畳まれる際にフィル
ムヒンジの部分において破損し易くなる。
ムヒンジの部分において破損し易くなる。
従って本発明の目的は、フィルムヒンジの強度を高めた
スライド枠を提供することである。
スライド枠を提供することである。
前述の通り、フィルムヒンジの強度を高めるためにはこ
の長さを太きくし、折り曲げ作用を受ける領域を大きく
することが望まれるが、単にフィルムヒンジの長さを大
きくするだけでは射出成形時の流動抵抗が増大し、樹脂
の流れが悪化して均一なフィルムヒンジを成形すること
が困難になるという欠点を招来する。
の長さを太きくし、折り曲げ作用を受ける領域を大きく
することが望まれるが、単にフィルムヒンジの長さを大
きくするだけでは射出成形時の流動抵抗が増大し、樹脂
の流れが悪化して均一なフィルムヒンジを成形すること
が困難になるという欠点を招来する。
そこで本発明のスライド枠では、この両目的を達成する
ことができるように、従来のスライド枠のようにヒンジ
部分の全体をフィルムヒンジとするのではなく、ヒンジ
部分の中央に1三角形断面の厚肉拡大部分を設け、この
厚肉拡大部分の両側の2ケ所でスライド枠が折り曲げら
れるようにしである。
ことができるように、従来のスライド枠のようにヒンジ
部分の全体をフィルムヒンジとするのではなく、ヒンジ
部分の中央に1三角形断面の厚肉拡大部分を設け、この
厚肉拡大部分の両側の2ケ所でスライド枠が折り曲げら
れるようにしである。
このように折り曲げ箇所を2ケ所とすることによって、
スライド枠が折り畳まれる際に受ける1800の折り曲
げ角度は、各1ケ所においてそれぞれ90°の折り曲げ
角度を受は持つだけでよいことになる。
スライド枠が折り畳まれる際に受ける1800の折り曲
げ角度は、各1ケ所においてそれぞれ90°の折り曲げ
角度を受は持つだけでよいことになる。
すなわち、ヒンジ部分を形成するフィルムヒンジは、厚
肉拡大部分の両側の2ケ所だけに形成すればよいので、
従来のスライド枠のようにヒンジ部分の全体をフィルム
ヒンジとして形成するものに比ベフイルムヒンジの長き
を著しく短かくすることができ、樹脂の流動抵抗を小さ
くできるという長所を有すると同時に、2つのフィルム
ヒンジのうち各一方のフィルムヒンジは90°の折り曲
げ角度だけを受は持つのであるから折り曲げの際の負荷
を小さクテキ、このためフィルムヒンジの強度を高める
ことができるという長所も有する。
肉拡大部分の両側の2ケ所だけに形成すればよいので、
従来のスライド枠のようにヒンジ部分の全体をフィルム
ヒンジとして形成するものに比ベフイルムヒンジの長き
を著しく短かくすることができ、樹脂の流動抵抗を小さ
くできるという長所を有すると同時に、2つのフィルム
ヒンジのうち各一方のフィルムヒンジは90°の折り曲
げ角度だけを受は持つのであるから折り曲げの際の負荷
を小さクテキ、このためフィルムヒンジの強度を高める
ことができるという長所も有する。
尚、このように、本発明のスライド枠はヒンジ部分の中
央に三角形断面の厚肉拡大部分を有し、この厚肉拡大部
分の両側に設けたフィルムヒンジによって90°ずつ曲
げられるようになっているため、スライド枠を折り畳ん
だ際に、ヒンジ部分の背面は平坦になり、しかも折り曲
げ部が90゜となるため、スライド枠をグロジエクタ(
投影機)に対し正確に装填できかつ左・右への移動がス
ムーズに行なえるという長所も有する。
央に三角形断面の厚肉拡大部分を有し、この厚肉拡大部
分の両側に設けたフィルムヒンジによって90°ずつ曲
げられるようになっているため、スライド枠を折り畳ん
だ際に、ヒンジ部分の背面は平坦になり、しかも折り曲
げ部が90゜となるため、スライド枠をグロジエクタ(
投影機)に対し正確に装填できかつ左・右への移動がス
ムーズに行なえるという長所も有する。
この種のスライド枠は、撮影したフィルムを挾んで折り
畳んだ状態でグロジエクタに装填するために使用される
ものである。
畳んだ状態でグロジエクタに装填するために使用される
ものである。
スライド枠は、中に挾まれるフィルムを交換するため再
び開くことができるように両枠片を相互に嵌合させるこ
とによって折り畳んだ状態に維持することもでき、ある
いは、フィルムを永久保存するために両枠片を相互に高
周波溶接によって接合し、再び展開することができない
よ5にもなっている。
び開くことができるように両枠片を相互に嵌合させるこ
とによって折り畳んだ状態に維持することもでき、ある
いは、フィルムを永久保存するために両枠片を相互に高
周波溶接によって接合し、再び展開することができない
よ5にもなっている。
従来のスライド枠の場合、高周波溶接する際に問題とな
ることは、砕片の周縁部だけでなくフィルムヒンジに近
接した部分も溶着され易かったことである。
ることは、砕片の周縁部だけでなくフィルムヒンジに近
接した部分も溶着され易かったことである。
フィルムヒンジに近接した部分も溶着されてしまうと、
スライド枠に歪みが生じてグロジエクタに装填して左・
右に往復運動させることが困難になるというだけでなく
、フィルムヒンジが容易に破損され易いという欠点をも
たらす。
スライド枠に歪みが生じてグロジエクタに装填して左・
右に往復運動させることが困難になるというだけでなく
、フィルムヒンジが容易に破損され易いという欠点をも
たらす。
従って、本発明のスライド枠はこの欠点を無くすため、
スライド枠を折り畳んだときに三角形断面の厚肉拡大部
分の両傾斜面と両枠片の側面との間に間隙が形成される
ようになっていると共にヒンジ部分に隣接した部分にお
いて両枠片にはたな部が形成してあり、このたな部はス
ライド枠を折り畳んだときに前記間隙と連通ずる中空室
を形成するようになっている。
スライド枠を折り畳んだときに三角形断面の厚肉拡大部
分の両傾斜面と両枠片の側面との間に間隙が形成される
ようになっていると共にヒンジ部分に隣接した部分にお
いて両枠片にはたな部が形成してあり、このたな部はス
ライド枠を折り畳んだときに前記間隙と連通ずる中空室
を形成するようになっている。
以下、本発明のスライド枠の実施例を添付図面に基いて
説明するが、本発明の特徴を明らかにするため先ず従来
のスライド枠について説明する。
説明するが、本発明の特徴を明らかにするため先ず従来
のスライド枠について説明する。
第4図1,2は、従来の代表的なスライド枠の展開した
状態を示すものである。
状態を示すものである。
図面から明らかなように、スライド枠は、枠片100お
よび102と、両枠片100 、102を相互に連結す
るヒンジ部分104とからなり、これらはプラスチック
材料を射出成形することにより一体に形成されている。
よび102と、両枠片100 、102を相互に連結す
るヒンジ部分104とからなり、これらはプラスチック
材料を射出成形することにより一体に形成されている。
第5図は第4図1,2に示した従来のスライド枠を射出
成形する2つの金型106,108を示すものであり、
特にヒンジ部分104を中心として拡大して示すもので
ある。
成形する2つの金型106,108を示すものであり、
特にヒンジ部分104を中心として拡大して示すもので
ある。
第5図から明らかなように、上・下2つの金型106,
108によって射出空間が形成され、番号110は枠片
100が形成される射出空間、番号112は枠片102
が形成される射出空間、更に番号114はヒンジ部分1
04が形成される射出空間である。
108によって射出空間が形成され、番号110は枠片
100が形成される射出空間、番号112は枠片102
が形成される射出空間、更に番号114はヒンジ部分1
04が形成される射出空間である。
この従来ノ方法では、ヒンジ部分104のフィルムヒン
ジ116(第4図2)の厚さを均一に成形するために、
ヒンジ部分104を形成するための射出空間1140間
隙dがすべて等しくなるように、両全型106,108
の上下方向および横方向の相対位置を正確に位置決めし
なければならないという煩られしさがある。
ジ116(第4図2)の厚さを均一に成形するために、
ヒンジ部分104を形成するための射出空間1140間
隙dがすべて等しくなるように、両全型106,108
の上下方向および横方向の相対位置を正確に位置決めし
なければならないという煩られしさがある。
また、ヒンジ部分104を形成するために、下方の金型
108には凸部118を、上方の金型106には凹部1
20を形成しなければならず、これにより金型の製造コ
ストが高くなるという欠点を有する。
108には凸部118を、上方の金型106には凹部1
20を形成しなければならず、これにより金型の製造コ
ストが高くなるという欠点を有する。
また、ヒンジ部分104はすべてフィルムヒンジ116
で形成されているため、ヒンジ部分を形成するための射
出空間114の長さWは太き(なり、従って射出成形時
にこの部分を通る流動抵抗が大きく、均一なフィルムヒ
ンジ116を得ることは困難となる。
で形成されているため、ヒンジ部分を形成するための射
出空間114の長さWは太き(なり、従って射出成形時
にこの部分を通る流動抵抗が大きく、均一なフィルムヒ
ンジ116を得ることは困難となる。
従来のスライド枠は以上のように成形するため、第4図
2に示すように、スライド枠を折り畳んだ状態において
外表面となる面122は平坦面にならず、番号124で
示すようにフィルムヒンジ116の部分が凹んだものと
なる。
2に示すように、スライド枠を折り畳んだ状態において
外表面となる面122は平坦面にならず、番号124で
示すようにフィルムヒンジ116の部分が凹んだものと
なる。
スライド枠を折り畳んだ状態で高周波溶接するとき、両
枠片100,102の面126,128が溶着されるわ
けであるが、従来のスライド枠はヒンジ部分104に近
接した領域130に伺らの逃げ部が形成されていないた
め、高周波溶接の際にこの部分にも溶着が及ぶことにな
る。
枠片100,102の面126,128が溶着されるわ
けであるが、従来のスライド枠はヒンジ部分104に近
接した領域130に伺らの逃げ部が形成されていないた
め、高周波溶接の際にこの部分にも溶着が及ぶことにな
る。
ところが、ヒンジ部分104にあまりにも近接した領域
が溶着されることはフィルムヒンジ116に歪みを生じ
させ易く、かような歪みが生じることはスライド枠をグ
ロジエクタに装填して使用する場合に滑らかな左・右へ
の往復運動ができなくなる原因となると共にフィルムヒ
ンジ116の破損を招く原因ともなっていた。
が溶着されることはフィルムヒンジ116に歪みを生じ
させ易く、かような歪みが生じることはスライド枠をグ
ロジエクタに装填して使用する場合に滑らかな左・右へ
の往復運動ができなくなる原因となると共にフィルムヒ
ンジ116の破損を招く原因ともなっていた。
これに対し、第6図は、第1図〜第3図に示す本発明の
スライド枠を2つの金型132,134を用いて射出成
形する方法を示すものである。
スライド枠を2つの金型132,134を用いて射出成
形する方法を示すものである。
第6図において、両金型132,134によって形成さ
れる射出空間の各所を示す番号1,2,5゜10.11
,12,13等は、それぞれ第1図〜第3図における本
発明のスライド枠の各所を示す番号と対応するものであ
る。
れる射出空間の各所を示す番号1,2,5゜10.11
,12,13等は、それぞれ第1図〜第3図における本
発明のスライド枠の各所を示す番号と対応するものであ
る。
尚、番号136゜138で示す部分は、スライド枠の窓
部を形成する部分であり、従ってこの部分には樹脂が存
在しないように上・下の両金型132,134が互に当
接している 第6図からも明らかな通り、2つの金型のうちの下方の
金型134は単に全く平らな面として形成されている。
部を形成する部分であり、従ってこの部分には樹脂が存
在しないように上・下の両金型132,134が互に当
接している 第6図からも明らかな通り、2つの金型のうちの下方の
金型134は単に全く平らな面として形成されている。
すなわち、下方の金型134には、スライド枠の特定部
分を形成するための特別な凸部や凹部が伺ら形成されて
いない。
分を形成するための特別な凸部や凹部が伺ら形成されて
いない。
このため、射出成形時においては、上・下の両金型13
2゜134を互に当接させておくだけでよく、従来の方
法のように両金型が相互にずれないように正確に位置決
めする配慮も不用となり、また、金型の製造コストも安
くできる。
2゜134を互に当接させておくだけでよく、従来の方
法のように両金型が相互にずれないように正確に位置決
めする配慮も不用となり、また、金型の製造コストも安
くできる。
このようにして製造できる本発明のスライド枠は、第2
図に示すように、スライド枠を折り畳んだ状態において
外表面となる面14が、スライド枠を展開した状態にお
いて平坦面を形成することは当然に理解されよう。
図に示すように、スライド枠を折り畳んだ状態において
外表面となる面14が、スライド枠を展開した状態にお
いて平坦面を形成することは当然に理解されよう。
次に、第1図〜第3図に基き、本発明のスライド枠を更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
本発明のスライド枠は、2つの枠片1,2と、該両枠片
1,2を相互に連結するヒンジ部分4とを有する。
1,2を相互に連結するヒンジ部分4とを有する。
本発明のスライド枠も従来のスライド枠と同様に、ヒン
ジ部分4において、両枠片1゜2が平らに展開された状
態(第1図、第2図)から互に密着する状態(第3図)
まで折り畳むことができるように構成されている。
ジ部分4において、両枠片1゜2が平らに展開された状
態(第1図、第2図)から互に密着する状態(第3図)
まで折り畳むことができるように構成されている。
番号3,3′で示す部分は、砕片10周縁端部である。
本発明のスライド枠の第1の特徴は、第2図からも理解
されるように、スライド枠が展開されている状態におい
て、面14(すなわちスライド枠を折り畳んだ状態にお
いて外表面となる面14)が平坦面となるように構成さ
れていることである。
されるように、スライド枠が展開されている状態におい
て、面14(すなわちスライド枠を折り畳んだ状態にお
いて外表面となる面14)が平坦面となるように構成さ
れていることである。
このように構成することによって、前述のごとく金型の
一方を平坦面として形成することができ、従って、射出
成形時において両金型の相対的位置を厳格に位置決めし
なければならないという特別な配慮が不要となり、また
、金型の製造コストを安価にできることになる。
一方を平坦面として形成することができ、従って、射出
成形時において両金型の相対的位置を厳格に位置決めし
なければならないという特別な配慮が不要となり、また
、金型の製造コストを安価にできることになる。
本発明のスライド枠の第2の特徴はヒンジ部分4にある
。
。
第1図〜第3図において明らかなように、本発明のスラ
イド枠のヒンジ部分4は、三角形断面を有する厚肉拡大
部分5と、該厚肉拡大部分50両側に設けられたフィル
ムヒンジ10゜11とから構成されている。
イド枠のヒンジ部分4は、三角形断面を有する厚肉拡大
部分5と、該厚肉拡大部分50両側に設けられたフィル
ムヒンジ10゜11とから構成されている。
従来のスライド枠のヒンジ部分は前にも説明した通り、
ヒンジ部分の全体がフィルムヒンジ116(第4図2)
として形成されていたため、フィルムヒンジ116の長
さW(第5図)が長いものであった。
ヒンジ部分の全体がフィルムヒンジ116(第4図2)
として形成されていたため、フィルムヒンジ116の長
さW(第5図)が長いものであった。
ところが、本発明のスライド枠では、ヒンジ部分4の殆
んどの部分は樹脂の流動抵抗の小さな厚肉拡大部分5で
形成されていて、フィルムヒンジ10,11は厚肉拡大
部分50両側において僅かの長さを有するように形成さ
れている。
んどの部分は樹脂の流動抵抗の小さな厚肉拡大部分5で
形成されていて、フィルムヒンジ10,11は厚肉拡大
部分50両側において僅かの長さを有するように形成さ
れている。
従って、射出成形時においても、本発明のスライド枠は
従来のスライド枠に比べ、フィルムヒンジの部分におけ
る樹脂の流動抵抗をかなり小さいものとすることができ
る。
従来のスライド枠に比べ、フィルムヒンジの部分におけ
る樹脂の流動抵抗をかなり小さいものとすることができ
る。
このため、フィルムヒンジ自体を厚さムラのないように
均一に成形できるものである。
均一に成形できるものである。
更に、本発明のスライド枠の第2の特徴は、2ケ所のフ
ィルムヒンジ10,110部分で折り曲げられるように
なっていることである。
ィルムヒンジ10,110部分で折り曲げられるように
なっていることである。
このため、スライド枠が第2図に示す展開状態から第3
図に示す折り畳み状態まで、ヒンジ部分4において矢印
A方向(第2図)に180°折り曲げられるとき、各1
ケ所のフィルムヒンジは90°ずつ曲げられることにな
る。
図に示す折り畳み状態まで、ヒンジ部分4において矢印
A方向(第2図)に180°折り曲げられるとき、各1
ケ所のフィルムヒンジは90°ずつ曲げられることにな
る。
これに対し、第4図1,2に示す従来のスライド枠では
、ヒンジ部分104には1つのフィルムヒンジ116が
存在するだけであるので、展開状態から折り畳み状態ま
で180゜折り曲げられるとき、フィルムヒンジ116
は180°の曲げ変形を受けることになり、フィルムヒ
ンジ116は本発明のスライド枠のフィルムヒンジio
、1iよりも過度の折り曲げ負荷を受ける。
、ヒンジ部分104には1つのフィルムヒンジ116が
存在するだけであるので、展開状態から折り畳み状態ま
で180゜折り曲げられるとき、フィルムヒンジ116
は180°の曲げ変形を受けることになり、フィルムヒ
ンジ116は本発明のスライド枠のフィルムヒンジio
、1iよりも過度の折り曲げ負荷を受ける。
従って、スライド枠が「展開−折り畳み」の繰返し作用
を受けるとき、従来のスライド枠に比べ本発明のスライ
ド枠はフィルムヒンジの耐久性に優れた効果を呈するも
のである。
を受けるとき、従来のスライド枠に比べ本発明のスライ
ド枠はフィルムヒンジの耐久性に優れた効果を呈するも
のである。
本発明のスライド枠の第3の特徴は、三角形断面の厚肉
拡大部分5の各傾斜面6,7と、該傾斜面6,7に対向
して設けられた枠片1,2の各側面9,8とは、第2図
に示す展開状態においてはV字形の溝19,18を形成
し、第3図に示す折り畳み状態においては間隙17,1
6を形成するようになっていることである。
拡大部分5の各傾斜面6,7と、該傾斜面6,7に対向
して設けられた枠片1,2の各側面9,8とは、第2図
に示す展開状態においてはV字形の溝19,18を形成
し、第3図に示す折り畳み状態においては間隙17,1
6を形成するようになっていることである。
このように、スライド枠を折り畳んだときに間隙16.
17が形成されることは、スライド枠を折り畳んだ状態
で高周波溶接する際に、例えばヒンジ部分4に隣接した
枠片1,2の密着面30(第3図)を高周波溶接する場
合であっても、互に対向する面Iと8および6と9が溶
着されることを防止する効果を有する。
17が形成されることは、スライド枠を折り畳んだ状態
で高周波溶接する際に、例えばヒンジ部分4に隣接した
枠片1,2の密着面30(第3図)を高周波溶接する場
合であっても、互に対向する面Iと8および6と9が溶
着されることを防止する効果を有する。
もしもスライド枠を折り畳んだ状態において、互に対向
する面7と8および6と9が接触するものであれば、高
周波溶接の効果がこの部分にも及んでしまうことになり
、これはフィルムヒンジ10,11に大きな歪みを発生
させる原因ともなる。
する面7と8および6と9が接触するものであれば、高
周波溶接の効果がこの部分にも及んでしまうことになり
、これはフィルムヒンジ10,11に大きな歪みを発生
させる原因ともなる。
フィルムヒンジ10,11に歪みが生じることは、スラ
イド枠をグロジエクタに装填し左・右に往復運動させる
ことが困難になると共にフィルムヒンジ10,11が容
易に破損され易いという欠点をもたらすが、本発明のス
ライド枠は間隙18.190存在によりかような欠点を
無くすことができるものである。
イド枠をグロジエクタに装填し左・右に往復運動させる
ことが困難になると共にフィルムヒンジ10,11が容
易に破損され易いという欠点をもたらすが、本発明のス
ライド枠は間隙18.190存在によりかような欠点を
無くすことができるものである。
本発明のスライド枠の第4の特徴は、ヒンジ部分4に隣
接する箇所において、両枠片1,2にはたな部13,1
2が設けてあり、該たな部12゜13は、第3図に示す
ようにスライド枠を折り畳んだ状態において前記間隙1
6,17と連通する中空室15を形成するようになって
いることである。
接する箇所において、両枠片1,2にはたな部13,1
2が設けてあり、該たな部12゜13は、第3図に示す
ようにスライド枠を折り畳んだ状態において前記間隙1
6,17と連通する中空室15を形成するようになって
いることである。
この中空室15が形成されるようになっていることは、
ヒンジ部分4に隣接した箇所における両枠片1,2の密
着面30を高周波溶接する場合でも、高周波溶接がヒン
ジ部分4にまで及ぶことを防止するものであり、前述の
間隙16,17を設けたことと相俟ってヒンジ部分4に
歪みを生じさせないという効果を呈するものである。
ヒンジ部分4に隣接した箇所における両枠片1,2の密
着面30を高周波溶接する場合でも、高周波溶接がヒン
ジ部分4にまで及ぶことを防止するものであり、前述の
間隙16,17を設けたことと相俟ってヒンジ部分4に
歪みを生じさせないという効果を呈するものである。
本発明のスライド枠は以上のように構成されているため
、従来のスライド枠と比較して種々の長所を有するもの
であるが、第3図からも明らかなように、スライド枠を
折り畳んだときにヒンジ部分4の背面が平坦になりしか
も、2ケ所のフィルムヒンジ10,110部分において
90°の折り曲げ角度を形成するため、スライド枠をグ
ロジエクタに対し正確に装填できかつ左・右への移動が
スムーズに行えるという長所も有スル。
、従来のスライド枠と比較して種々の長所を有するもの
であるが、第3図からも明らかなように、スライド枠を
折り畳んだときにヒンジ部分4の背面が平坦になりしか
も、2ケ所のフィルムヒンジ10,110部分において
90°の折り曲げ角度を形成するため、スライド枠をグ
ロジエクタに対し正確に装填できかつ左・右への移動が
スムーズに行えるという長所も有スル。
第1図は、本発明のスライド枠の展開した状態を、ヒン
ジ部分を中心として示す拡大斜視断面図である。 第2図は、本発明のスライド枠の展開した状態を、ヒン
ジ部分を中心として示す拡大側断面図である。 第3図は、本発明のスライド枠の折り畳んだ状態を、ヒ
ンジ部分を中心として示す拡大側断面図である。 第4図1,2は、従来のスライド枠の展開した状態を示
す、それぞれ側断面図および平面図である。 第5図は、第4図1,2に示シた従来のスライド枠を射
出成形するのに使用される金型を示す、ヒンジ部分を中
心とする拡大断面図である。 第6図表本発明のスライド枠を射出成形するのに使用さ
れる金型を示す拡大断面図である。 4・・・・−・ヒンジ部分、5・・−・・−厚肉拡大部
分、12゜13・・・・・・たな部、15・・・・・・
中空室、16,17・・・・・・間隙。
ジ部分を中心として示す拡大斜視断面図である。 第2図は、本発明のスライド枠の展開した状態を、ヒン
ジ部分を中心として示す拡大側断面図である。 第3図は、本発明のスライド枠の折り畳んだ状態を、ヒ
ンジ部分を中心として示す拡大側断面図である。 第4図1,2は、従来のスライド枠の展開した状態を示
す、それぞれ側断面図および平面図である。 第5図は、第4図1,2に示シた従来のスライド枠を射
出成形するのに使用される金型を示す、ヒンジ部分を中
心とする拡大断面図である。 第6図表本発明のスライド枠を射出成形するのに使用さ
れる金型を示す拡大断面図である。 4・・・・−・ヒンジ部分、5・・−・・−厚肉拡大部
分、12゜13・・・・・・たな部、15・・・・・・
中空室、16,17・・・・・・間隙。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 12つの枠片1,2と該枠片1,2を相互に連結するヒ
ンジ部分4とを有し、該ヒンジ部分4において両枠片1
,2が平らに展開された状態から互に密着する状態まで
折り畳むことのできるように構成されたスライド枠にお
いて、 スライド枠を折畳んだ状態において外表面となる面14
は、スライド枠を展開した状態において平坦面を形成し
、 前記ヒンジ部分4は、三角形断面を有する厚肉拡大部分
5と、該厚肉拡大部分50両側に設けられたフィルムヒ
ンジ10,11とから構成されており、 前記三角形断面の厚肉拡大部分5の各傾斜面6゜7と、
該6傾斜面6,7に対向して設けられた枠片1,2の各
側面9,8とは、スライド枠を展開した状態においてV
字形の溝19,18を形成し、スライド枠を折り畳んだ
状態において間隙17゜16を形成するようになってお
り、 両枠片1,2には、前記ヒンジ部分4に隣接する箇所に
おいてだな部13.12が設けてあり、該たな部12,
23はスライド枠を折り畳んだ状態において前記間隙1
6,17と連通する中空室15を形成することを特徴と
するスライド枠。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19727234660 DE7234660U (de) | 1972-09-21 | 1972-09-21 | Diapostitiv-Rahmen aus Kunststoff |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS49102338A JPS49102338A (ja) | 1974-09-27 |
JPS5821248B2 true JPS5821248B2 (ja) | 1983-04-28 |
Family
ID=6632813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP48107416A Expired JPS5821248B2 (ja) | 1972-09-21 | 1973-09-21 | スライドワク |
Country Status (15)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5821248B2 (ja) |
AT (1) | AT341242B (ja) |
BE (1) | BE805134A (ja) |
CA (1) | CA1006388A (ja) |
CH (1) | CH563029A5 (ja) |
CS (1) | CS183713B2 (ja) |
DD (1) | DD109272A5 (ja) |
DE (1) | DE7234660U (ja) |
FR (1) | FR2200975A5 (ja) |
GB (1) | GB1435366A (ja) |
HU (1) | HU166746B (ja) |
IT (1) | IT993326B (ja) |
MX (1) | MX144388A (ja) |
NL (1) | NL7312960A (ja) |
SU (2) | SU513617A3 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4209923A (en) * | 1978-07-31 | 1980-07-01 | Wendt David W | Slide holder tray |
US4250641A (en) * | 1978-10-18 | 1981-02-17 | Forox Corporation | Pre-closed slide mount |
DE3501425C1 (de) * | 1985-01-17 | 1986-07-24 | Geimuplast Peter Mundt Gmbh & Co Kg, 8105 Farchant | Einstueckiger Rahmen fuer Film-Diapositiv |
DE8813514U1 (de) * | 1988-10-27 | 1988-12-15 | L + N-Plast Kunststoffverarbeitung GmbH & Co Betriebs KG, 8111 Untereglfing | Diapositiv-Rähmchen |
AT396186B (de) * | 1991-04-09 | 1993-06-25 | Wagner Walter J Ing | Diapositivrahmen |
RU173368U1 (ru) * | 2016-12-30 | 2017-08-23 | Александр Викторович Халимоненко | Соединение деталей корпусной мебели |
-
1972
- 1972-09-21 DE DE19727234660 patent/DE7234660U/de not_active Expired
-
1973
- 1973-09-13 GB GB4313373A patent/GB1435366A/en not_active Expired
- 1973-09-14 MX MX14619073A patent/MX144388A/es unknown
- 1973-09-19 DD DD17356073A patent/DD109272A5/xx unknown
- 1973-09-20 IT IT2916273A patent/IT993326B/it active
- 1973-09-20 SU SU1959619A patent/SU513617A3/ru active
- 1973-09-20 HU HUMU000510 patent/HU166746B/hu unknown
- 1973-09-20 CS CS648173A patent/CS183713B2/cs unknown
- 1973-09-20 CH CH1351673A patent/CH563029A5/xx not_active IP Right Cessation
- 1973-09-20 NL NL7312960A patent/NL7312960A/xx unknown
- 1973-09-20 SU SU1959618A patent/SU496751A3/ru active
- 1973-09-20 FR FR7333727A patent/FR2200975A5/fr not_active Expired
- 1973-09-21 BE BE135882A patent/BE805134A/xx not_active IP Right Cessation
- 1973-09-21 JP JP48107416A patent/JPS5821248B2/ja not_active Expired
- 1973-09-21 AT AT815873A patent/AT341242B/de not_active IP Right Cessation
- 1973-09-21 CA CA181,673A patent/CA1006388A/en not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA1006388A (en) | 1977-03-08 |
NL7312960A (ja) | 1974-03-25 |
SU513617A3 (ru) | 1976-05-05 |
BE805134A (fr) | 1974-01-16 |
CS183713B2 (en) | 1978-07-31 |
MX144388A (es) | 1981-10-07 |
FR2200975A5 (ja) | 1974-04-19 |
HU166746B (ja) | 1975-05-28 |
AU6037773A (en) | 1975-03-20 |
SU496751A3 (ru) | 1975-12-25 |
DE7234660U (de) | 1974-03-07 |
IT993326B (it) | 1975-09-30 |
CH563029A5 (ja) | 1975-06-13 |
AT341242B (de) | 1978-01-25 |
ATA815873A (de) | 1977-05-15 |
GB1435366A (en) | 1976-05-12 |
DD109272A5 (ja) | 1974-10-20 |
JPS49102338A (ja) | 1974-09-27 |
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