JPH101129A - 直方体状ケース - Google Patents

直方体状ケース

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JPH101129A
JPH101129A JP15438296A JP15438296A JPH101129A JP H101129 A JPH101129 A JP H101129A JP 15438296 A JP15438296 A JP 15438296A JP 15438296 A JP15438296 A JP 15438296A JP H101129 A JPH101129 A JP H101129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rectangular parallelepiped
plate
case
side plates
parallelepiped case
Prior art date
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Pending
Application number
JP15438296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Abe
洋史 阿部
Shinichi Takahashi
振一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO YUNIKON KK
Fujifilm Holdings Corp
Tokan Kogyo Co Ltd
Original Assignee
TOYO YUNIKON KK
Tokan Kogyo Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TOYO YUNIKON KK, Tokan Kogyo Co Ltd, Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical TOYO YUNIKON KK
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Priority to EP97109700A priority patent/EP0813104B1/en
Priority to DE69730652T priority patent/DE69730652T2/de
Priority to US08/874,340 priority patent/US5855334A/en
Publication of JPH101129A publication Critical patent/JPH101129A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Cartons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補強部材を取り付けることなく、側板が変形
して膨らむことを防止した中空樹脂板で形成された直方
体状ケースをローコストに提供する。 【解決手段】 直方体状ケース2は、長側板4,5、短
側板6,7、接合側板8a,8b,9a,9b及び底板
10からなり、各板相互の境界には折り曲げ線15a〜
15hが形成される。この折り曲げ線15a〜15hの
内、底板10と長側板4,5との各々の境界に設けられ
た、折り曲げ線15a,15bは、内側に湾曲した湾曲
線になっている。折り曲げ線15a,15bを内側に湾
曲させることにより、長側板4,5が、直方体状ケース
の内側に向かって僅かに湾曲した状態になり、外側に膨
出することがなくなる。このため、補強用の枠や補助板
等を取り付けなくとも、直方体状ケースが外側に膨出す
ることがない。また、補強用の枠や補助板等用いる必要
がないので、簡単な工程でローコストに直方体状ケース
を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直方体状ケースに
関するものであり、詳しくは、板状体を折り曲げ線に沿
って折り曲げることによって直方体形状にしたケースに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公昭49−44073号公報
に記載されているように、熱可塑性をもった合成樹脂製
の板状体を適宜に折り曲げて直方体状ケースを製造する
方法が知られている。また、特公昭48−860号公報
に記載されているように、合成樹脂を押出し成型するこ
とにより、その押出し方向に延びた仕切壁によって内部
が細長く区切られた中空室を有する中空樹脂板が知られ
ている。
【0003】この中空樹脂板は、単なる板状体と比較し
て、強度を損なうことなく軽量化、及び材料の節約を図
ることができる利点があり、大量に使用される通箱や比
較的重量のある物品の収納箱などの構成材料として利用
されている。この中空樹脂板から直方体状ケースを作る
には、押し型を用いて板状体の適宜の個所に折り曲げ線
を形成し、この折り曲げ線に沿って板状体を折り曲げて
直方体状ケースを組み立てている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直方体
状ケースが大型になってくると、上記の中空樹脂板を用
いた場合でも変形が問題になることが少なくない。特に
底板から立ち上げて折り曲げられた側板の幅が広い場
合、その中央部分が外側へ膨出するように変形し、いわ
ゆる胴膨れ現象が生じやすい。このような変形は見苦し
いだけでなく、例えば開放された上面を蓋で覆うように
した形態の直方体状ケースでは、蓋がうまく被さらない
という問題が生じる。
【0005】こうした胴膨れ現象を抑えるために、これ
までは側板の内外周に補強用の枠材や板材を取り付けて
いるが、このような手法では直方体状ケース全体の重量
が増加して製造コストも高くなる他、内容積が小さくな
る等の欠点がある。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、補強部材を取り付けることなく、側板
が変形して膨らむことを防止した中空樹脂板で形成され
た直方体状ケースをローコストに提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の直方体状ケースでは、全体が合成樹脂の押
出し成型で作られ、その押出し方向に延びた複数の仕切
壁で内部が区切られた細長い中空室を有する中空樹脂板
を、少なくとも一部に湾曲線を含む折り曲げ線に沿って
折り曲げて直方体形状に組み立てたものである。
【0008】請求項2においては、前記折り曲げ線を谷
折り線とし、直方体状ケースの内側に向かって全体的に
凸形状となるように湾曲させたものである。請求項3に
おいては、前記直方体状ケースを上面が開放面の箱型形
状とし、その底板部と側板部との境界に形成された折り
曲げ線の少なくとも一部を湾曲線としたものである。請
求項4においては、前記折り曲げ線を、隣接し合う仕切
壁の一対の間に、仕切壁の延長方向に沿って形成したも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を実施した直方体
状ケースの外観斜視図である。上面が開放面である直方
体状ケース2は、長側面2a,2b、短側面2c,2
d、及び底面2eの5面で形作られている。
【0010】この様な直方体状ケース2は、図3に示す
ような中空樹脂板11で作られている。中空樹脂板11
は、例えばポリプロピレン樹脂による押出し成形により
製造される。中空樹脂板11は、上下の板状部12a,
12bとこれら板状部12a,12bを連結する、成形
押出し方向(図3中の矢印A方向)に延びた多数の並列
した仕切壁14からなる。そして、これにより、中空樹
脂板11の内部には、板状部12a,12bと多数の仕
切壁14とでよって仕切られた、細長の中空室13が多
数形成される。
【0011】図1に展開して示すように、直方体状ケー
ス2は、長側板4,5、短側板6,7、接合側板8a,
8b,9a,9b及び底板10からなる。これらの内、
長側板4,5は長側面2a,2bを各々形成する。ま
た、短側板6は接合側板8a,8bと、短側板7は接合
側板9a,9bと各々貼り合わされることにより、短側
面2c,2dを各々形成する。更に、底板10は底面2
eを形成する。
【0012】展開板3を構成する各板相互の境界には折
り曲げ線15a〜15hが形成される。この折り曲げ線
15a〜15hに沿って展開板3を谷折りし、短側板6
と接合側板8a,8bとを、また短側板7と接合側板9
a,9bとを各々貼り合わせることにより、直方体状ケ
ース2が組み立てられる。
【0013】折り曲げ線15a〜15hの内、底板10
と長側板4,5との各々の境界に設けられた、折り曲げ
線15a,15bは、内側に凸となった湾曲線になって
いる。この折り曲げ線15a,15bの曲率半径は、例
えば1000〜12000mm になっており、図1中のΔBで示す
最大オフセット値は、1〜10mm程度である。
【0014】このような、弓形に湾曲した折り曲げ線1
5a,15bは、図4に示すようなヒートプレッサー2
1によって形成される。ヒートプレッサー21は、折り
曲げ線15a,15bと同じ曲率半径に先端部22aが
湾曲している押し型22と、この押し型22を加熱する
ヒータ23とからなる。なお、図4(B)は、この押し
型の先端部22a側からヒートプレッサー21を見たと
きの平面図である。
【0015】このようなヒートプレッサー21を用いて
湾曲した折り曲げ線15a,15bを形成する際には、
まず、ヒータ23に通電して、展開板3を構成する樹脂
が軟化する温度まで押し型22を加熱する。そして、押
し型22の先端を、底板10と長側板4,5との各々の
境界に押し当て、図4(A)に示すように、中空樹脂板
11の一方の板状部12aを他方の板状部12b側に凹
ませるようにエッジを入れることにより、この部分が容
易に折り曲げ可能な、折り曲げ線15a,15bが形成
される。なお、本実施形態においては、折り曲げ線15
c〜15hは直線になっているが、この直線の折り曲げ
線15c〜15hの形成は、上記ヒートプレッサー21
の押し型の先端部が直線になっているものを用いて、同
様の手順で行われる。
【0016】次に、このような実施形態の直方体状ケー
スの作用について説明する。本発明の直方体状ケース2
は、中空樹脂板11で形成された展開板3を、折り曲げ
線15a〜15hに沿って谷折りし、そして、短側板6
と接合側板8a,8bとを、また短側板7と接合側板9
a,9bとを各々貼り合わせることにより組み立てられ
る。
【0017】こうして組み立てられた直方体状ケース2
は、折り曲げ線15a,15bが内側に湾曲しているの
で、長側面2a,2bを各々構成する長側板4,5が、
直方体状ケース2の内側に向かって僅かに湾曲した状態
になり、長側板4,5は外側に膨出することがなくな
る。このため、補強用の枠や補助板等を取り付けなくと
も、直方体状ケース2の長側板4,5が外側に膨出する
ことがない。また、補強用の枠や補助板等用いる必要が
ないので、簡単な工程でローコストに直方体状ケース2
を製造することができる。
【0018】図5は、本発明の直方体状ケースの第2の
実施形態を示す分解斜視図である。この直方体状ケース
21は、両端が開放面を形成する四角筒状の胴体部22
と、この両開放面を各々覆うカバー23a,23bとか
らなる。この直方体状ケース21は、上面22aが上方
に開放可能になっており、止め具26で閉じ位置に係止
される。
【0019】胴体部22は、前述した第1の実施形態と
同様な、内部に多数の細長な中空室を有するポリプロピ
レン製の中空樹脂板で形成され、図6に示すような展開
板24を、折り曲げ線25a〜25dに沿って折り曲げ
ることにより組み立てられる。これら折り曲げ線25a
〜25dは、折り曲げ線25b以外は弓形に湾曲した湾
曲線である。
【0020】このように、折り曲げ線25a、及び折り
曲げ線25c,25dを湾曲線にすることにより、胴体
部22の側板22b,22cは、胴体部22の内側に僅
かに湾曲し、側板22b,22cが外側に膨出すること
がない。このため、補強用の枠や補助板等を取り付けな
くとも、直方体状ケース21が外側に膨らまず、また、
補強用の枠や補助板等用いる必要もないので、簡単な工
程でローコストに直方体状ケース21を製造することが
できる。
【0021】なお、上述した各実施形態においては、直
方体状ケースを構成する中空樹脂板の材質としてポリプ
ロピレンを用いているが、勿論、これに限定されるもの
ではなく、任意の樹脂を素材として用いることができ
る。また、湾曲した折り曲げ線の曲率等は、任意の数値
を選択することができる。
【0022】上述した各実施形態においては、折り曲げ
線を弓状にしているが、此れ以外にも、例えば波状に形
成したり、直線と組み合わせて一部だけを湾曲させても
よい。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明の直方体状ケース
は、全体が合成樹脂の押出し成型で作られ、その押出し
方向に延びた複数の仕切壁で内部が区切られた細長い中
空室を有する中空樹脂板を、少なくとも一部に湾曲線を
含む折り曲げ線に沿って折り曲げて直方体形状に組み立
てたので、補強部材を取り付けることなく、側板が変形
して膨らむことを防止した中空樹脂板で形成された直方
体状ケースをローコストに提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直方体状ケースの各面を構成する展開
板を示す平面図である。
【図2】本発明の直方体状ケースを示す外観斜視図であ
る。
【図3】中空樹脂板を示す説明図である。
【図4】中空樹脂板に湾曲した折り曲げ線を形成するた
めのヒートプレッサーを示す説明図である。
【図5】本発明の直方体状ケースの第2実施形態を示す
分解斜視図である。
【図6】図5の胴体部を構成する展開板を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
2 直方体状ケース 2a,2b 長側面 3 展開板 11 中空樹脂板 15a,15b 折り曲げ線 21 ヒートプレッサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 振一 東京都町田市鶴川5−1−5−504

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の板状体に折り曲げ線を形成
    し、この折り曲げ線に沿って板状体を折り曲げて直方体
    形状に組み立てた直方体状ケースにおいて、 前記板状体は、全体が合成樹脂の押出し成型で作られ、
    その押出し方向に延びた複数の仕切壁で内部が区切られ
    た細長い中空室を有する中空樹脂板から構成されるとと
    もに、前記折り曲げ線はその少なくとも一部に湾曲線を
    含むことを特徴とする直方体状ケース。
  2. 【請求項2】 前記折り曲げ線は谷折り線であり、直方
    体状ケースの内側に向かって全体的に凸形状となるよう
    に湾曲していることを特徴とする請求項1記載の直方体
    状ケース。
  3. 【請求項3】 前記直方体状ケースは上面が開放面とな
    った箱型形状をしており、その底板部と側板部との境界
    に形成された折り曲げ線の少なくとも一部が湾曲線であ
    ることを特徴とする請求項2記載の直方体状ケース。
  4. 【請求項4】 前記折り曲げ線は隣接し合う仕切壁の一
    対の間に、仕切壁の延長方向に沿って形成されているこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の直方体状ケース。
JP15438296A 1996-06-14 1996-06-14 直方体状ケース Pending JPH101129A (ja)

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JP15438296A JPH101129A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 直方体状ケース
EP97109700A EP0813104B1 (en) 1996-06-14 1997-06-13 Rectangular parallelepipedic case and method of producing the same
DE69730652T DE69730652T2 (de) 1996-06-14 1997-06-13 Rechteckiges parallelepipedförmiges Gehäuse und Herstellungsverfahren dazu
US08/874,340 US5855334A (en) 1996-06-14 1997-06-13 Rectangular parallelepipedic case and method of producing the same

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063522A (ja) * 2001-08-21 2003-03-05 Takeuchi Press Ind Co Ltd チューブ容器収納通箱
KR20030095174A (ko) * 2002-06-07 2003-12-18 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 용량값 측정 방법
JP5486729B1 (ja) * 2013-12-09 2014-05-07 大王パッケージ株式会社 段ボール箱用シート及び段ボール箱
JP7174137B1 (ja) * 2021-11-15 2022-11-17 株式会社日立物流 組み立て式トレイ

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