JPS58207557A - 電子制御式自動変速機の制御装置 - Google Patents

電子制御式自動変速機の制御装置

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JPS58207557A
JPS58207557A JP9195082A JP9195082A JPS58207557A JP S58207557 A JPS58207557 A JP S58207557A JP 9195082 A JP9195082 A JP 9195082A JP 9195082 A JP9195082 A JP 9195082A JP S58207557 A JPS58207557 A JP S58207557A
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shift
shift valve
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oil
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修昭 三木
Yoshikazu Sakaguchi
坂口 吉一
Kozo Mandokoro
政所 晃三
Masanori Kubo
政徳 久保
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子制御式車両用自動変速機御装置に関する。
電子制御式自動変速機の制御装置は,車両速度、スロッ
トル開度、出力軸トルク、流体継手の入出軸間の回転速
度差などの車両走行条件を入力とし、これらの入力に応
じた出力を発生る電子制御装置と、油圧源、自動変速機
のギアトレーン(歯車変速装置)の構成要素を係合、解
放または固定して減速比の変更を行う油圧サーボ、前記
油圧源と歯車装置)の連絡を切換えるシフト弁か,前記
電子制御装置により制御され、前記シフト弁に印加され
ているジフト制御のための入力信号油圧を変化させ該シ
フト弁を作動させる電磁ソレノイド弁、およびN(ニュ
ートラルまたは中立)、D(ドライブまたは前進走行進
走)、R(リバースまたは後進)などの所定の位置を有
し、運転者により手動され、前記油圧源と所定のシフト
弁または所定の油圧サーボとの連絡を切換えるマニュア
ル弁を有する油圧制御覧薗とか04べろ1。
この種の制御装置は従来マニュアル弁がN位置に設定さ
れているときはシフト弁の制御は必要がないために該シ
フト弁制御のための入力信号油圧が印加されておらず、
マニュアル弁がD位置に設定されて初めて前記入力油圧
が印加されていた。
このため車両発進のためN−D手動シフトを行うと前記
シフト弁制御のための入力油圧が供給されるまでの時間
だけ応答時間が長くなり、発進が遅れ、自動変速機搭載
車両特有の運転感覚上好ましくない応答の鈍さを伴って
いた。
本発明の目的はN−Dシフトを行ったとき短い応答峙間
で車両の発進ができ、運転感覚の優れた電子制御式自動
変速機の制御装置の捉供にある。
本発明はマニュアル弁をN位置に設定されている状態で
、前記1−2シフト弁制御のための入力信号油圧が、該
1−2シフト弁に供給されているようにしたことを骨子
とするものであり、つぎに本発明を図に示す実施例に基
づき説明する。
第1図はフロントエンジン、フロントドライブ式の自動
車用自動変速機を示す。この自動変速機は、流体継手1
00と、該流体継手100の出力軸101に同軸的に連
結され前進3段後進1段の変速を行うための第1のアン
ダードライブ変速機210、該第1のアンダードライブ
変速機20に並列して連結され前進2段の変速を行うた
めの第2のアンダードライブ変速機230、および該第
2のアンダードライブ変速機230の出力軸に連結され
たディィファレンシャルギア250とからなるギアトレ
ーン200とで構成されている。
流体継手100は,エンジンの出力軸に連結されたポン
プインペラ102、出力軸101に連結されたタービン
ランナ103、一方向クラッチ104を介して自動変速
機ケースに固定されたスナータ105からなるトルクコ
ンバータであり、直結クラッチ106を備える。
前記流体継手100の出力軸101を入力軸とし、該入
力軸と該入力軸の左方(図示左方、以下同じ)に同軸的
に配された出力軸211との間に 第1のアンダードラ
イブ変速機は、第1のプラネタリギアセット220、第
2のプラネタリギアセット230およびこれらプラネタ
リギアセットの構成要素を係合、解放または固定する多
板クラッチC1、C2、バンドブレーキB1、多板ブレ
ーキB2、B3、一方向クラッチなど摩擦係合装置を配
置してなる。
第1のプラネタリギアセット220は、前記流体継手の
出力軸101に連結されたシリンダ221に多板クラッ
チC1を介して連結されたリングギア222、第1のア
ンダードライブ変速機の出力軸211に外嵌されるとと
もに回転自在に支持されたサンギア軸212の右端(図
示右端、以下同じ)に形成されたサンギア223、前記
出力軸の右端に連結されたキャリヤ224、前記リング
ギア222とサンギア223との間に歯合されるととも
に前記キャリヤ224に回転自在に保持されたプラネタ
リギア225からなる。前記サンギア軸212には前記
第1のプフネタリギアセット220を収納する状態でド
ラム226がその右端(図示左端)側壁において取付け
られ、該ドラム226は開口した右端が多板クラッチC
2を介して前記シリンダ220と連結されるとともに外
周がハンドブレーキB1を介して自動変速機ケースに固
定されるようになっている。またサンギア軸212は、
中間部が一方向クラッチF1および該一方向クラッチF
1と直列された多板プレーキB2を介して自動変速機ケ
ースに固定されている。
第2のプラネタリギアセット230は、前記第1のアン
ダードライブ変速機の出力軸211の左側部デファレン
シャルギア270は、前記第2のアンダードライブ装置
の出力ギア255と歯合する駆動大歯車271、デファ
レンシャルギアボックス272、差動ギア273、駆動
車輪に連結される出力軸274および275からなる。
第2図は第1図に示したギアトレーン200の摩擦係合
装置であるクラッチC1〜C3、ブレーキB1〜B4を
作動させるそれぞれの油圧サーボC−1〜C−3、B−
1〜B−4に作動油を選択的に給排し、該ギアトレーン
の減速比を変更する油圧制御装置を示す。
この油汁制御装置は、油溜め10、オーイルポンプ11
、プライマリレギュレータ弁12、セカンダリレギル−
タ弁13、スロットル弁14、キックダウン弁15、カ
ットバック弁11、スロットルモジュレータ弁18、ア
キュムレ−ターコントロール弁19、マニュアル弁30
、2−3シフト弁31、1−2シフト弁33、3−4シ
フト弁35、ローコーストモジュレータ弁37.2nd
 D−ストモジュレータ弁39、ロックに連結されたリ
ングギア231、前記サンギア軸212の左端に形成さ
れたサンギア232、一方向クラッチF2および該一方
向クラッチF2と並列された多板ブレーキB3を介して
自動変速機ケースに固定されるキャリヤ233、前記リ
ングギア231およびサンギア232の間に歯合される
とともに前記キャリヤ233に回転自在に支持されたプ
ラネタリギア234からなる。
第1のアンダードライブ装置の出力軸211の左端には
第1のアンダードライブ装置210の出カギア213が
固着されており、該出力ギア7213は第2のアンダー
ドライブ装置250の入力軸251の左端に固着された
入力ギア252と歯合している。
第2のアンダードライブ装置250は、前記第1のアン
ダードライブ装置の入出力軸と並列された入力軸251
と該入力軸251の左端に外嵌され回転自在に支持され
外周に出力ギア255に形成された中空出力軸254と
の間に第3のプラネタリギアセット260と、その構成
要素を係合、解放または固定する多機クラッチC3、第
3ブレーキ4および一方向クラッチF3など擦係合装置
を配してなる。
第3のプラネタリギアセット260は、第2のアンター
ドライブ装置の入力軸251の右側部に連結されたリン
グギア261、入力軸251に回転自在に外嵌されると
ともに左側部がプレーキB4および該ブレーキB4と並
列された一方向クりップF3を介しく自動変速機ケース
に固定されるサンギア軸253の右端部に形成されたサ
ンギア262、前記第3のプラネタリギアセット260
を収納するとともに、右端は前記出力軸254に連結さ
れ左端は多数クラッチC3を介して前記サンギア軸25
3のに側部に連結され、外周にガバナドライブギア25
6およびパーキングギア257が形成されているドラム
258に連結されたキャリヤ263、おにび前記リング
ギア261とサンギア262との間に歯合されるととも
に前記キャリヤ26に回転自在に受持されたプラネタリ
ギア264とからなる。
アップシグナル弁91、ロックアップ制御弁93、アキ
ュムレータ51、52、53、54、55、排油圧リリ
ーフ弁61、クーラーバイパス弁62、第1の電磁ソレ
ノイド弁71、第2の電磁ソレノイド弁72、第3の電
磁ソレノイド弁73、チェック弁付オリフィスとオリフ
ィスとを組み合せてなる流量制御弁、チェック弁および
油路の各所に挿入されたオリフイス、オイルストレーナ
、からなる。
オイルポンプ11はエンジンにより駆動され、該油溜め
10からオイルストレーナ700を介して作動油を吸引
し油路1に圧油を吐出する。
プライマリレギュレータ弁12は、一方にスプリング1
21が背設されたスプール120と、該スプール120
のスプリング121側に直列されたレギュレ−タプラン
ジャ110を有する。スプール120は、オリフイス8
01を介しく、出力油圧のフィードバックを受ける上端
(図示上端、以十同じ)ランド125と、油路1と油路
6との連通面積を調整するとともにドレインポート12
4および126を微少な隙間を保持しく遊11目るl・
端(Is小ト側、以1・1j11じ)ランド127とを
備え、レギュレータプランジャ110は油路5から入力
するライン圧を受ける入径の上側ランド115と、スロ
ットルモジュレータ圧が油路9Bからスロットルモジュ
レータ量が印加される小径の下側ランド117とを備え
る。レギュレータプランジャ110は入力油圧である前
記ライン圧とスロツトルモジュレータ圧とにより上方向
(図示上方向、以下同じ)の圧力を受けスプール120
を上方に押圧し、これによりスプール120は一方から
スプリング121のばね荷重、および前記プランジャ1
10による押圧力を受け、他方からフィードバックされ
た出力油圧(油路1のライン圧)を受け変位され、油路
1と油路6の連通面積を調整して油路1のオイルポンプ
吐出圧を入力油圧に応じたフィン圧に調圧するとともに
余剰油を油路6に供給し、さらに不要な余剰油をドレイ
ンポート124および126からドレインさせる。ドレ
インされた油は油路8を介しく油溜め10に帰還する。
セカンダリレギュレ−タ弁13は、一方に背設さスプリ
ング131が背設されたスプール130を備える。該ス
プール130は、一方から図示下端の小径ランド135
に油路9Bを介して印加されるスロットルモジュレータ
圧と前記スプリング131によるばね荷重とを受け他方
からオリフイス802を介して上端ランド133に出力
油圧(油路6の油圧)のフィードバックを受けて変位さ
れ、これら入力油圧に応じて油路6と潤滑油供給油路9
およびドレイン油路60との連通面積を調整し、油路6
のセカンダリ圧を所定流体継手作動油圧に調圧するとと
もに油路9の潤滑油圧を調圧し、余剰油を油路6Dに排
出する。油路6Dに排出された油はオリフイス803を
介して油溜め10に連絡する帰還油路8に流出し、油路
6Dの油圧が高いときはオリフイス803と並設された
リリーフ弁61を介して油路6Dから油路8に流出する
。また油路9に供給された潤滑油はそれぞれオリノィス
811〜813を介して潤滑必要部81〜83に供給さ
れる。
スロットル弁14は、一方にスプリング142が背設さ
れ、大径のランド142、中径のランド143、小径の
ランド144を有するスプール140を備える。
該スプール140は、一方から前記スプリング141に
よるばね荷重と、ランド142とランド143との面積
差を受圧面積としオリフィス715を介して入力する出
力油圧(油路9のスロットル圧)のフィ−ドバック油圧
と、油路9Aを介して入力されランド143とランド1
44との面積差を受圧面積とするカツトバック弁17か
らのカットバック圧とを受は他方から該スプール140
とスプリング151を介して直列されたキックダウン弁
15のスプール150を介して伝達されるスロットルペ
ダルの踏み込み量などに対応した押圧力を受けて変位し
、前記入力油圧およびストロツトルベダルの踏み込み間
により、油路1から供給されたライン圧をスロットル開
度等に応じて調圧しスロットル圧として油路9に出力す
る。
キックダウン弁15はスプール150を有し、該スプー
ル150はスロツトルペダルにリンクされ、該ペダルの
踏み込み量に応じて回転りるスロットルカム152によ
り応圧力と、油路9Aから太径の上端ランド153と小
径の下端ランド155との間に入力づるカットバック圧
とによりスプール150が図示上方に押圧され、これに
より前記スロットル弁のスプール140をスロットル聞
度およびカットバック圧に応じた押圧力で図示上方に押
圧し、スロットル11弁の出力するスロットル圧をレベ
ルアツプする。
カットバック弁17は、一方にスプリング171が背設
されたスプール170を備え、該スプール170は他方
からランドに油路2Aを介しくライン圧が印加されたと
き下方に設定され油路9と油路9Aとを連絡し油路9A
からカッドバック圧を出力する。
スロットルモジュレータ18は一方にスプリング181
が背設されたスプール180を有し、該スプール180
は一方から前記スプリング181のばね荷重と油路9か
ら中間ランド183と下端ランド185との面積差を有
効受圧面積として印加されるスロットル圧を受け、他方
からオリフィス804を介して大径のランド187に印
加される出力油圧(油路9Bのスロットルモジュレータ
圧)のフィードバックを受けて変位され、オイルストレ
ーナ603を介しく油路9から供給されたスロットル圧
を油路9Bにスロツトルモジュレータ圧として出力する
アキュムレータコントロール弁19は、一方にスプリン
グ191が前設されたスプール190と、該スプールの
スプリング191側に直列された小径のプランジャ19
2を有し、前記スプール190は、一方から前記スプリ
ング191側によるばね荷重と、油路9Bからスプール
190の上端ランド194とプランジャ192との間に
印加されるスロットルモジュレータ圧と、油路5Cを介
して前記プランジャ192に印加されるライン圧を受け
、他方からはオリフイス805を介しくスプール190
の上端ランド197に出力油圧であるアキュムレータコ
ントロール圧のフィードバックを受けて変位され、油路
1から供給されたフィン圧を調圧しアキュムレータコン
トロール圧として油路1Kに出力する。
マニュアル弁30は、運転席に設けられたシフトレバー
に連動するスプール300を備える。該スプールはP(
パーク)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(
ドライブ)、S(セカンド)、L(ロー)の各設定位置
を有し、これら各設定位置に設定されたとき表Iに示す
如く油路1と油路2〜油路5とを連絡する。
表1     P R N D S L 油路2 × × × ○ ○ ○ 油路3 × × × × ○ ○ 油路4 × × × × × ○ 油路5 × ○ × × × × 2−3シフト弁31は一方にスプリング311が背設さ
れたスプール310を備え、該スプール310は一方か
ら前記スプリング311のばね荷重および油路4を介し
くスプール310の左端ランド313に印加されるライ
ン圧を受け、他方から第1の電圧ソレノイド弁71によ
り制御されスプールの右端ランド315に印加される油
路2Eのソレノイド圧が印加されて変位される。
a)油路4がマニュアル弁30のドレインポート304
に連絡して排圧され、該油路4にライン圧が生じていな
いとき。
ソレノイド弁71がOFFされ油路2Eのソレノイド圧
がハイレベルにあるときスプール310は右側に設定さ
れ、油路1と油路1A、油路3と油路3A、油路5と油
路1B抽路4と油路4Aとをそれぞれ連絡し、第3速、
第4速の油路の連絡状態となる。ソレノイド弁71がO
Nされ油路2Eのソレノイド圧がローレベルにあるとき
スプール310は左側に設定され、油路1と油路1B、
油路3と油路1A、油路5と油路4A、油路3Aとドレ
インボード312とをそれぞれ連絡し、第1速、第2速
の油路の連絡状態となる。
b)油路4からスプール310の左端ランド313にラ
イン圧が印加されているときスプール310は右側に固
定される。
1−2シフト弁33は一方にスプリング331が背設さ
れたスプール330を有し、該スプール330は、一方
から前記スプリング331のばね荷重および油路1Bか
ら左端ランド333に印加されるライン圧を受け、他方
から第2の電磁ソレノイド弁72により制御され、スプ
ール330の右端ランド335に印加される油路111
のソレノイド圧を受けて変位される。
C)油路1Bが2−3シフト弁31、油路5、マニュア
ル弁30、およびマニュアル弁30のドレインポート3
02を介して排圧されているとき。
ソレノイド弁72がOFFされると油路1Hのソレノイ
ド圧がロウレベルにあるためスプール330は右側に設
定されて、油路5と油路5C、油路2と油路2A、油路
3Cと油圧サーボB−1に連絡する油路3Dとをそれそ
れ連絡し、第2速、第3速、第4速の油路の連絡状態と
なる。ソレノイド弁72がONされ油路1Hのソレノイ
ド圧がハイレベルとなるためスプール33は右側に設定
され油路4Cと油路5C、油路2Aとドレインポート3
35、油路3Dとドレインポーと337をそれぞれ連絡
し、第1速の油路の連絡パターンとなる。
d)油路1Bに油圧(フィン圧)が供給されているとき
スプール350は右方に固定される。
3−4シフト弁35は、一方にスプリング351が背設
されたスプール350を有し、該スプール350は一方
から前記スプリング351のばね荷重および油路1Aを
介して図示左端ランド353に印加されるフィン圧を受
け、他方からは図示右端ランド355に油路1Hのレノ
イド圧を受けて変位される。
e)油路1Aが2−3シフト弁31、油路3、マニュア
ル弁30およびマニュアル弁30に設けられたドレイン
ポート304を介して排圧されているとき第2のソレノ
イド弁72がOFFし、油路1Hのソレノイド圧がロウ
レベルにあるとスプール350は右側に設定され、油路
1と油圧サーボB−4に連絡する油路1Dとが連絡され
るとともに油路1Rはドレインポート354に連絡され
第4速の油路の連絡パターンが得られる。ソレノイド弁
72がONし、油路1Hのソレノイド弁がハイレベルと
なるとスプール350は左側に設定され油路1と油路1
Rとが連絡されるとともに油路1Dはドレインポート3
55に連絡されて第3速の油路の連絡パターンとなる。
f)油路1Aに油圧(ライン圧)が供給されているとき
はスプール250は図示右方に固定される。
ローコーストモジュレータ弁31は、前記2−3シフト
弁21と1−2シフト弁23との間に設けられ、シフト
レバーがL位置に設定されたときに係合される摩擦係合
要素(ブレーキB3)の油圧サーボへの供給油圧をライ
ン圧から所定圧だけレベルダウンさせる。
2ndコーストモジュレータ弁27は、前記2−3シフ
ト弁21と1−2シフト弁23との間に設けられシフト
レバーが2位置にシフトされたときに係合される摩擦係
合要素(ブレーキB1)の油圧サーボへの供給油圧をラ
イン圧から所定圧だけレベルダウンさせる。
アキュムレータ51は、流量制御弁704を介して油路
2と連絡するとともにクラッチC1の油圧サーボC−1
に連絡する油路20に取付けられ、アキュムレータ52
は2−3シフト弁31を介して油路1に連絡する油路1
0、流量制御弁803を介して該油路1Bに連絡すると
ともにクラッチC2の油圧サーボC−2に連絡する油路
1Cに取付けられ、アキュムレータ53は1−2シフト
弁33を介して油路2に連絡する油路2Aに流量制御弁
803を介して連絡するとともにブレーキB2の油圧サ
ーボB−2に連絡する油路2Bに取付けられ、アキュム
レータ54は3−4シフト弁35を介しく油路1に連絡
する油路1Dに流流量制御弁804を介して連絡すると
ともにブレーキB4の油圧サーボB−4に連絡する油路
1Eに取付けられて、アキュムレータ55は3−4シフ
ト弁25を介しく油路1に連絡する油路1Rに流量制御
弁805を介して連絡するとともにクラップC3の油圧
サーボC−3に連絡する油路1Gに取付けられている。
これらアキュムレータは流量制御弁とともに各油に生ず
る油圧の昇圧速度を調整し、これにより各油圧サーボに
供給される油圧はその昇圧特性が適切にコントロールさ
れクラッチまたはブレーキの係合をなめらかに行わしめ
るとともに係合のタイミングを調整している。またアキ
ュムレータ52、53および55のスブーノは油路1K
からアキュムレータコントロール弁の出力油圧であるア
キュムレータコントロール圧を背圧として入力している
ロックアップシグナル弁91は、−方にスプリング91
1が背設されたスプール910を有し、該スプールは一
方から前記スプリング910のばね荷重を受け、他方か
らオリフィス805を介して油路1に連絡し第3の電極
ソレノイド弁73により制御される油路1Jのソレノイ
ド圧を受けて作動される。
ソレノイド弁73がOFFのとき油路1Jのソレノイド
圧がハイレベルにあるため下側に設定されて油路2Aと
油路2Dとを連絡し、ソレノイド弁73がONのとき油
路1Jのソレノイド圧がロウレベルに反転するためスプ
ール910は上側に設定され油路2Dはドレインボート
915に連絡されて排圧される。
ロックアップクラッチ制御弁93は、一方にスプリング
931が背設され小径のプランジャ932と該プランジ
ャ932に直列して挿入されたスプール930を有し、
該スプール930一方から前記プランジャ932を介し
てスプリング931のばね荷重と、前記プランジャ93
2に油路1から常時印加されているライン圧とを受け、
他方から図示上端ランド937に前記油路2Dからの入
力油圧(ライン圧)を受けて変位される。ソレノイド弁
73がONし、油路2Dに油圧が生じているときスプー
ル300は図示下方向に設定されて油路6と油路6Bが
連絡されるとともに油路6Aとドレインポート933と
が連絡し、直結クラッチ106は係合され、またソレノ
イド弁73がOFFし、油路2Dが排圧されたときスプ
ール930は上側に設定されて、油路6と油路6Aとが
連絡し、油路6Bはクーラー回路6Cと連絡する。
クーラバイパス弁72はクーラー回路6Cに設けられ、
該クーラー回路6Cの油圧が設定値以上となったときオ
イルクーラーの保護のため油圧を漏らす。
この油圧制御装置は、車両運転者の行うマニュアル弁の
設定位置と後記する電子制御回路の出力により電磁ソレ
ノイド弁71〜73がON、OFFされ、第1図に示す
自動変速機を表1に示す如く前退、4段後進1段に自動
変速させる。
表2       ソレノイド弁 クラッチ   ブレーキ 
    OWC      717273 C1C2C
3 B1B2B3B4 ■1■2■3P     ○ 
× ×  × × ×  × × × ×  × × 
×R     ○ × ×  × ○ ×  × × 
○ ○  × × ×N     ○ × ×  × 
× ×  × × × ○  × × ×  1st 
○ × ×  ○ × ×  × × × ○  × 
○ △  2nd ○ ○ ◎  ◎ × ×  × 
○ × ○  ○ × △D 3rd × ○ ◎  
○ ○ ×  × ○ × ○  × × △  4t
h × × ◎  ○ ○ ○  × ○ × ×  
× × ×  1st ○ × ×  ○ × ×  
× × × ○  × ○ △  2nd ○ ○ ◎
  ○ × ×  ○ ○ × ○  △ × △S 
3rd × ○ ◎  ○ ○ ×  × ○ × ○
  × × △(3rd) × × ×  ○ ○ ×
  × ○ × ○  × × △  1st ○ ×
 ×  ○ × ×  × × ○ ○  × △ △
L 2nd ○ ○ ×  ○ × ×  ○ ○ ×
 ○  △ × △(1st) × × ×  ○ ×
 ×  × × ○ ○  × △ △表2において○
は電磁ソレノイド弁のON、クラッチまたはブレーキの
係合、一方向クラッチのロックの各状態をポし、×は電
磁ソレノイド弁のOFF、クラッチまたはブレーキの解
放、一方向クラッチのフリーの各状態を示し、◎は直結
クラッチの係合状態を示し、△は一方向クラッチがコ−
スト(エンジンドライブ走行以外の走行状態)時にフリ
ーである状態を示す。
つぎに各マニュアル弁の設定(シフト)位置における本
実施例の電子制御式自動変速機の制御装置の作用を説明
する。
イ)マニュアル弁30をDレンジにシフトしたとき。
表1に示す如く油路2に油圧が供給され、これにより流
量制御弁801、油路2Cを介してライン圧が供給され
てクラッチC1が係合される。第1速の走行は表2に示
す如くソレノイド弁71が通電、(ON)ソレノイド弁
12が非通電され1−2シフト弁33のスプール330
は左側にあり、ブレーキB1、B2に連絡する油路3D
、2Aは排圧され、ブレーキB3に連絡する油路5Cに
も油圧が供給されていないのでブレーキB1、B2、B
3は解放されている。車速が予め設定した大ささになっ
たときコンピュータの出力でソレノイド弁72が通電さ
れ1−2シフト弁の制御油圧である油路111のソレノ
イド圧はロウレベルに反転するので、1−2シフト弁3
3ののスプール330は左側に移動し、油路2、1−2
シフト弁220、油路2A、流量制御弁803、油路2
Bを経て油圧が供給されブレーキB2は係合して第2速
へのシフトが生ずる。第3速へのアップシフトは、車速
、スロットル開度等が所定値に達したとき、コンピュー
タの出力でソレノイドド弁71が非通電され、2−3シ
フト弁31のスプール310は左側に移動し、油路1、
2−3シフト弁31、油路1B、流量制御弁802、油
路1Cを経て油圧が供給されてクラッチC2が係合し、
同時に1−2シフト弁220のスプール222は油路1
Bから左端ランド333に供給されたライン圧により右
側(第2速、第3速および第4速側)に固定されてなる
。第4速へのアップシフトは上記と同様コンピュータの
出力でソレノイド弁72が非通電され油路1Hから3−
4シフト弁35の右端ランド355に供給されていた3
−シフト弁の制御油圧であるソレノイド圧がロウレベル
に反転し、3−4シフト弁のスプール350が右側に移
動し、油路1Rが排圧されるとともに油路1Dに油圧が
供給され、クラッチC3が開放されるとともにブレーキ
B4が係合してなされる。
ロ)マニュアル弁30が2レンジにあるとき。
表1に示す如く油路2に加えて油路3にライン圧が供給
される。第1、2、3速は上記Dレンジのときと同様の
シフトがなされるが、油路1、2−3シフト弁31、油
路1Aを経て3−4シフト弁のスプールの左側ランド3
53にライン圧が入りスプール350は左側に固定され
るので、第4速へのシフトは生じない。またマニュアル
弁30がD位置で第4速の走行中に手動でD−2シフト
を行った場合前記の如くスプールの左端ランド353へ
のフインカの導入によりただちに第2速にダウンシフト
がなされる。この場合油路3、2−3シフト弁31、油
路3A、ローコーストモジュレータ弁39、オリフィス
807、1−2シフト弁33、油路3Dを介してブレー
キB1の油圧サーボB−1にローコーストモジュレータ
圧が供給され、ブレーキB1はゆるく係合してエンジン
ブレーキの効く第2速が得られる。
ハ)マニュアル弁30が上位置に設定されているとき。
油路2、油路3に加えて油路4にもフィン圧が供給され
る。第1速はマニュアル弁がDレンジにあるときと同じ
であり、2−3しふと弁31のスプール310は右側に
固定される。また第1速では油路4、2−3シフト弁3
1、油路4A、2ndコーストモジュレータ弁37、油
路4B、1−2シフト弁33、油路5Cを経てブレーキ
B3の油圧サーボB−3に2ndコースとモジュレータ
圧が供給されブレーキB3を1係合させエンジンブレー
キが効く第1速が得られるようになされている。また第
3速状態で走行中2レンジに手動シフトしたときは、予
定した速度まで減速した時点でコンピュータの出力がソ
レノイド弁71を通電させ、3−2ダウンシフトを生し
じさせる。
ニ)マニュアル弁がNまたはP位置に設定されていると
き。
油路2〜5にはいずれもライン圧が供給されておらず、
第1のソレノイド弁71がON、第2のソレノイド弁7
2がOFFされる1−2シフト弁33および3−4シフ
ト弁35の右端ランド335および355には油路1か
らオリフィス806を介して連絡する油路1Hのライン
圧が印加され、スプール330は左側(1st側)に設
定されスプール350は油路1、2−3ジツト弁31、
油路IAから左側ランド353にライン圧が供給されて
いるため右側(第1速、第3速側)に設定され油路1、
3−4シフト弁35、油路1D、流量制御弁804、油
路1Eからライン圧油が供給されブレーキD4のみが係
合しており、中立状態にある。
ホ)マニュアル弁がR位置に設定されているとき。
油路1と油路5が連絡し、油路3〜4は排圧され第1の
ソレノイド弁71はON、第2のソレノイド弁72はO
FFとなっている、2−3シフト弁31のスプールは右
側に設定され油路1Bおよび1Aにいずれもライン圧が
生じるため1−2シフト弁33および3−4シフト弁3
5のスプール330および350はいずれも右側に固定
され、クラッチC2、ブレーキB3およびブレーキB4
が係合されて後進状態が得られる。
マニュアル弁30がD、Lの各レンジにシフトされ、油
路2にライン圧が生じ、且つ1−2シフト弁33が第2
速側に設定されている場合は、油路2Aにライン圧が生
じ、ロックアップシグナル弁91を介してロックアップ
制御弁93のスプールの上端ランド937にライン圧が
供給される。このライン圧により第3のソレノイド弁7
3が通電され油路1Jの油がロウレベルとなっていると
き、ロックアップシグナル弁のスプール910は上側に
設定され、これによりロックアップ制御御弁43のスプ
ール930は下側に動かされ油路6と油路6Bとが連絡
し、トルクコンバータ100内に設けられたロックアッ
プクラッチ106は係合し、トルクコンバータ100は
直結状態となる。油路2Aにライン圧が生じないかまた
は油路2Aにライン圧が生じてもソレノイド弁73は非
通電され油路2Jにハイレベルのソレノイド弁が生じ油
路2Dの油圧がドレインポート915を介して排圧され
ているときは、スプリング931およびプランジV93
2に加わるライン圧の作用でスプール930は図示下方
に位置する。
スプール930が図示下方に位置している間は油路6は
油路6Aに連絡しており、トルクコンバータ直結クラッ
チ106は解放されている。ソレノイド弁73への通電
は後記するコンピュータにより車速とスロットル開度が
設定値以上のときなされる。
車両走行状態に応じて第1および第2のソレノイド弁7
1、72および73を表2に示す如く開閉作動する電気
制御回路(コンピュータ)を第3図に基づき説明する。
電子制御回路は電源装置420と、中速およびスロツト
ル開度検出装置よりソレノイド弁71、72の駆動へ至
るコンピュータ回路400とからなる。電源装置420
はスイッチ421を介してバッテリーに接続し、マニュ
アルレバーに装置されたポジションスイッチ442より
結線520を通してD、2、1位置設定および結線52
1よりパワーサプライ(定電圧電源供給装置)423と
電通され、該サワーサプライ423より結線523を通
してコンピュータ400の各構成装本へ定電圧を供給す
る。コンピュータ回路400は車速検出装置401、波
形増幅整形回路402、D−A(ディジタルアナログ)
変換回路403、スロットルポジションスイッチ413
、スロットル開度電圧発生回路414、1−2シフト判
別回路404、2−3シフト判別回路406、3−4シ
フト判別回路408、ヒステリシス回路405、407
、409、ソレノイド弁71開閉決定回路410、ソレ
ノイド弁72開閉決定回路412、ソレノイド弁73開
閉決定回路424、N−Dシフト信号発生器415、タ
イマー411、増幅器416、417、425、ソレノ
イド弁71、72、73からなる。車速検出装置401
にて検出した車速は正弦波形信号となり、波形増幅整形
回路402により正の短形波信号に整形増幅され、D−
A変換回路403により車速に応じた直流電圧信号に変
換され、機関負荷状態を検出りるスロツトルボジション
スイッチ413はスロツトル開度に応じた可変抵抗によ
り構成され、スロットル開度に応じた信号はスロットル
開度電圧発生回路414により直流電圧にされ、それぞ
れ1−2シフト判別回路404、2−3シフト判別回路
406、3−4シフト判別回路408に入る。各判別回
路は車速電圧信号とスロツトル開度電圧信号とを、たと
えば差動増幅回路にてその大小を比較し、1−2シフト
、2−3シフト、3−4シフトのいずれかの条件を設定
する。ヒステリシス回路405、407、409にそれ
ぞれ2−1シフト、3−2シフト、4−3シフトの各ダ
ウンシフトの条件を与えるためのもので、それぞれシフ
トアップ時における変速点より幾分車速の低い側でダウ
ンシフトがなされるようにし、変速域でのハンチングを
防止する。ソレノイド弁71開閉決定回路410は2−
3シフト判別回路の出力により0(OFF)または1(
ON)の出力を発し、増幅器410を介しくソレノイド
弁71を開閉作動せしめる。ソレノイド弁12開閉決定
回路412は、1−2シフト判別回路404、3−4シ
フト判別回路408の出力、及びタイマー411を介し
たN−Dシフト信号発生器の出力により0または1の出
力を発し、増幅器417を介してソレノイド弁72を開
閉作動させる。ソレノイド弁73開閉決定回路424は
、1−2シフト判別回路404、2−3シフト判別回路
406、3−4シフト判別回路408の出力を入力して
、第2速以上で走行中、予めプログラムした各変速段で
の車速およびスロットル開度となったとき増幅器424
を介してソレノイド弁73を開閉作動させる。
この構成において各変速段におけるマニュアル弁の設定
位置による走行条件の変化はつぎの如くなる。
A)1st(第1速)のとき、 第1のソレノイド弁71はON(通電)、第2のソレノ
イド弁72はOFF(非通電)されている。
D位置・・・(1)エンジンブレーキは効かない。
2位置・・・(1)D位置に同じ。
(2)2−3シフト弁31のスプール310は油路4の
油圧が左端ランド313に印加されるため、第1のソレ
ノイド弁71のON−OFFにかかわらず右側(第1、
2通側)に固定される。
■位置・・・(1)S位置に同じ。
(2)〃 (3)(2)によって第1のソレノイド弁71のON、
OFFにかかわらず第1速のギア状態が得られる。した
がってコンビュータが故障した場合にはL位置にいるこ
とにより第1速のギアでの車両の発進が可能となる。
B)2nd(第2速)のとき、 第1のソレノイド弁71、第2のソレノイド弁72はと
もにONされている。
D位置・・・(1)エンジンブレーキは効かない。
S位置・・・(1)ブレーキB1が係合するためエンジ
ンブレーキが効かない。
C)■位置・・・(1)S位置に同じ。
3rd(第3速)のとき、 第1のソレノイド弁71はOFF第2のソレノイド弁7
2はOFFされている。
D位置・・・(1)エンジンブレーキが効く。
2位置・・・(1)D位置に同じ。
(2)油路3の油圧が2−3シフト弁31、油路1Aを
介して3−4シフト弁35のスプール350の左側ラン
ドに印加されるため、第2のソレノイド弁72のON、
OFFににかかわらず第3速ギアを保持する。したがっ
てコンピュータが故障した場合は第3速のギアとなる。
D)4th(第4速)のとさ、 第1および第2のソレノイド弁71および72はとbに
OFF、D位置のみEンジンブレーキが効く。
以上を表3に表わす。
表3 コンピュータ 故障時 D位置  1st→2nd→(3rd)→(4th )
 4th2位置  1st→(2nd)→(3rd) 
     3rdL位置  (1st)→(2nd) 
         1st():エンジンブレーキが効
く 従来の油圧制御回路では第2のソレノイド弁72への供
給圧をDレンジ圧(マニュアル弁30がDレンジに設定
されたとき油路2を介して供給される圧)としていたの
でつぎのような問題が生じていた。
マニュアル弁の設定位置が、NまたはPのときにおいて
は、1−2シフト弁33のスプール330はスプリング
331のばね荷重により右側にある。油路2は1−2シ
フト弁33を介して油路2Aと連絡されていると同時に
マニュアル弁30を介して排出されている。また第2の
ソレノイド弁72に供給されている油路11tの油圧を
もオリフイス806を介して油路2に通じていたため排
出されていた。
このような油圧制御回路でマニュアル弁30をN→Dシ
フトするとマニュアル弁30を介して油路1から油路2
にライン圧が供給され、油路2のライン圧はクラッチC
1に導かれるとともに、第1および第2のソレノイド弁
71および72に供給され且つ1−2シフト弁33に導
かれる。
第2のソレノイド弁73に導かれた圧力はオリフィス8
06を介しく、油路1hに入るがN→Dシフト時は第1
速のギア状態とするため、第2のソレノイド弁72はO
FFになっているため油路1Hは閉じられており油路1
Hの油圧は第4図に示す如くオリフイス806の効果に
より徐々に増加し、1−2シフト弁のスプリング331
の荷重に打ち勝つ■■■−2シフト弁のスプール330
を動かし、スプール330は右側(N、Pの状態)から
左側(D位置、1st状態)に移行する。一方1−2ジ
ット弁33に供給された油路2のライン圧は、1−2シ
フト弁33が右側にある間は油路2Aに導かれるため、
第5図に実線で示すように油路2のライン圧が低下する
。一定時間が経過すると1−2シフト弁33のスプール
330が左に移動し、油路2と油路2A間が閉鎖される
ため油路2の圧力低下が防止されて元の圧力に復帰りる
以上の油路2のライン圧の一時的な圧力低下のため、ク
ラッチC1の油圧サーボC−1に供給される油圧の立上
りが第5図、実線に示すように遅れるためクラッチC1
の係合時間はA秒となる。
これに対し本発明では第2のソレノイド弁12への供給
圧を油路1のライン圧とすることによりマニュアル弁が
N位置に設定されたときも1−2シフト弁33は左側に
保持されるためN→Dシフト時にも油路2の圧力低下が
防止され第5図の破線に示す特性となりN→Dシフト時
間が第5図の如くT秒改良されてB秒となる。
以上の如く本発明の電子制御式自動変速機の制御装置は
車速、スロツトル開度など車両走行条件を入力とする電
子制御装置と、 油圧源、減速比を変更させるため前記油圧源と、ギア・
トレーンの構成要素を係合、解放または固定する摩擦係
合装置の油圧サーボとの連絡を切換えるシフト弁、前記
電子制御装置により制御され前記シフト弁への入力信号
油圧を変化させる電磁ソレノイド弁、およびN(ニュー
トラル)、D(ドライブ)、R(リバース)など所定の
設定位置を有し、前記油用源と所定のシフト弁または所
定の油圧サーボとを連絡するマニュアル弁とを備えた油
圧制御装置とからなり、前記マニュアル弁の設定位置を
含む車両走行条件に応じて車両用自動変速機を制御する
電子制御式自動変速機の制御@置におい(、マユ−1ゞ
アル弁をN位置に設定したとき、1−2シフト弁へ前記
入力信号油圧を供給しているので、N−Dシフトを行っ
たとき短い応答時間で車両の発進ができ、運転感覚の優
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフロントエンジンフロントドライブ式自動変速
機の骨格図、第2図は本発明の油圧制御装置の油圧回路
図、第3図は電子制御装置のブロック図、第4図、第5
図はN−Dシフト時における油圧変化および出力軸トル
クの変化を示すグラフである。 図中 33・・・1−2シフト弁 72・・・第2の電
磁ソレノイド弁 第1図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)車速、スロットル開度など車両走行条件を入力とす
    る電子制御装置と、 油圧源、減速比べ変更させるため前記油圧線と、ギア・
    トレーンの構成要素を係合、解放または固定する摩擦係
    合装置の油圧サーボとの連絡を切換えるシフト弁、前記
    電子制御装置により制御され前記シフト弁への入力信号
    油圧を変化さUる電磁ソレノイド弁゛、およびN(ニュ
    ートラル)、D(ドライノ)、R(リバース)など所定
    の設定位置を有じ、前記油圧源ど所定のシフト弁または
    所定の油圧サーボとを連絡するマニュアル弁を備えた油
    圧&制御装置と、 からなり、 前記マニュアル弁の設定位置を含む含む車両走行条件に
    応じて車両用自動変速機を制御する電子制御式自動変速
    機の制御装置において、 マニュアル弁をN位置に設定したとき、1−2シフト弁
    へ前記入力信号油圧を供給することを特徴とする電子制
    御式自動変速機の制御装置。 2)車速、スロットル開度など車両走行条件を入力とす
    る電子制御装置と、 油圧線、減速比を変更させるため前記油圧源と、ギア・
    トレーンの構成要素を係合、解放または固定する摩擦係
    合装置の油圧サーボとの連絡を切換えるシフト弁、前記
    電子制御装置により制御され前記シフト弁への入力信号
    油圧を変化させる電磁ソレノイド弁、およびN(ニュー
    トラル)、D(ドライブ)、R(リバース)など所定の
    設定位置を有し、前記油圧源と所定のシフト弁または所
    定の油圧サーボとを連絡するマニュアル弁を備え、前記
    ソレノイド弁は第1のソレノイド弁と第2のソレノイド
    弁とからなり、前記シフト弁は第1のシフト弁、第2の
    シフト弁および第3のシフト弁からなり、前記第1のシ
    フト弁は前記第1のソレノイド弁によって作動され所定
    の油圧サーボへの圧油の供給及び排圧を制御し、前記第
    2のシフト弁および第3のシフト弁は前記第1のシフト
    弁と前記第2のソレノイド弁とにより作動され、前記第
    1のソレノイド弁の開作動または閉作動により前記第1
    のシフト弁の弁体が一方に設定されたときは前記第2の
    ソレノイド弁の開閉作動により前記第2のシフト弁が制
    御され、前記第1のソレノイド弁の閉作動または開作動
    により前記第1のシフト弁の弁体が他方に設定されたと
    きは前記第2のソレノイド弁の開閉作動にまり前記第3
    のシフト弁が制御され、前記マニュアル弁の設定位置を
    含む車両走行条件に応じて車両用自動変速機を制御する
    電子制御式自動変速機の制御装置において、 マニュアル弁をN位置に設定したとき、1−2シフト弁
    へ前記入力信号油圧を供給づることを特徴とする電子制
    御式自動変速機の制御装置。 3)前記自動変速機は前進4段後進1段の歯車比を有し
    、前記第1のシフト弁は2−3シフト弁であり、前記第
    2のシフト弁は1−2シフト弁であり、前記第3のシフ
    ト弁は3−4シフト弁であることを特徴とする特徴請求
    の範囲第2項記載の自動変速機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62137459A (ja) * 1985-11-29 1987-06-20 ゼネラル モ−タ−ズ コ−ポレ−シヨン 自動車多速度比自動変速機用シフト制御装置の作動を補正する方法
JPS62137458A (ja) * 1985-11-29 1987-06-20 ゼネラル モ−タ−ズ コ−ポレ−シヨン 自動車多速度比自動変速機用シフト制御装置の作動を補正する方法

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JPH0316545B2 (ja) * 1985-11-29 1991-03-05 Gen Motors Corp
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