JPS58206604A - アクリル重合体のエマルション - Google Patents

アクリル重合体のエマルション

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JPS58206604A
JPS58206604A JP9106582A JP9106582A JPS58206604A JP S58206604 A JPS58206604 A JP S58206604A JP 9106582 A JP9106582 A JP 9106582A JP 9106582 A JP9106582 A JP 9106582A JP S58206604 A JPS58206604 A JP S58206604A
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emulsion
emulsifier
acrylic acid
acid
copolymer
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JP9106582A
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Teruaki Kuwajima
桑島 輝昭
Kazunori Kanda
和典 神田
Shinichi Ishikura
石倉 慎一
Ryuzo Mizuguchi
隆三 水口
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内部ゲル化アクリルエマルシ」ンに係り、さら
に詳しくは特定の水溶性ポリマーを乳化剤どして使用し
少なくとも1種の多官能性単量体を含むα、β−エチレ
ン性不飽和単鯖体を乳化重合させることにより、金属イ
オンや無機イオンにス・1する優れた化学的安定性を自
し、金属素材に塗装下地として塗布し、iた場合耐食性
、耐湿性、塗料密番性は勿論のこと優れた耐折りまげ性
、耐スクラッチ性を承り内部ゲル化アクリルエマルショ
ンに関するしのぐある。
金属の塗装下地処理法として合成エマルションと水溶性
クロム化合物を配合してなる処理液を金属表面に塗装す
る非反応型皮膜形成法が、処理■程の管理の容易さ、あ
るいは排水汚染問題の回避などから最近特に注目を集め
ている。こうした技術に関しては既に多くの提案がなさ
れているが(特開昭50−57931@、特公昭49−
31026号、同49−40865号、同50−188
9号参照)、いづれも比較的多聞の非イオン系、あるい
はアニオン系界面活性剤の存在下にエマルションを製造
しているため、下地皮膜を形成m塗装する場合塗膜の密
着性、耐食性、耐湿性等が著しく劣化することはさけら
れないところであった。
またエマルションにクロム酸塩を添加した時樹脂の劣化
物生成を防ぐため例えば特公昭49−31026などで
は処理液を20℃以下に冷却しており取扱いは必ずしも
容易ではなかった。かがる状況下において、出願人はさ
きにエマルションの乳化剤としてポリアクリル酸および
/またはアクリル酸とメタクリル酸、アクリルアミド類
、メタクリルアミド類および一般式 %式% (式中、Aは水素原子またはメチル基、Rは02〜C4
の置換もしくは非置換アルキレン基、およびXlよ酸素
原子、リン原子および硫黄原子の少なくとも1個を有す
る官能基) で示される親木性上ツマ−の群から選ばれた少なくとも
1種とのコポリマーを、α、β−七ノエチレン系不飽和
重量体100重量部当り固形分で20〜500〜50重
量、α、β−モノエチレン系不飽和単一体を乳化重合さ
せて得られるエマルシ」ンが極めて安定性にすぐれ、ク
ロムm塩を加えても樹脂劣化物を生成せず、耐食性、耐
湿性ならびに塗膜密着性に優れた下地皮膜を与えうろこ
とを見出し、かかる水性重合体の製造法ならびに該tマ
ルシ」ンを用いての金属の表面処理方法につさ゛特許出
願した(特開昭52−96683@:同53−4086
号;同52−133837号;同53−49029号参
照)。本発明はこれら発明をさらに進展せしめたもので
ある。尚特定のポリアクリル酸またはそのアンモニウム
塩を使用し、通常の乳化剤を使用せずα、β−エチレン
性不飽和単量体を水性媒体中で重合させることに関して
は特開昭51−74934号にも記載がある。
しかしながらこういった特定の種類ならびに轍の重合体
を用いα、β−エチレン系不飽和単ω体を乳化重合させ
て得られる工、マルションは前述の如く、金属イオン、
無機イオンに対し優れた化学的安定性を有し該エマルシ
ョンに基づく表面処理液は界面活性剤を含まぬため耐食
性、耐湿性に帰れ、塗膜密着性に優れた下地皮膜を与え
るが単量体の種類などによっては無機塩安定性および処
理皮膜の加工性、すなわち耐折りまげ性、耐スクラッチ
性においてその性能が区々であることが判明した。従っ
て本発明の目的は管理が容易で排水処理などの問題がな
い塗布型処理剤用の合成樹脂1マルシヨンであって、金
属イオンなどに対し化学的に安定ぐ耐食性、耐湿性、塗
膜密着性に優れた皮膜を与えることができるだけでなく
、特に無機塩安定性に優れ、耐折りまげ性、耐スクラッ
チ性に於て1ぐれた皮膜を与えうる合成樹脂エマルショ
ンを提供するにある。
本発明名らはかかる目的を達成するため鋭意研究を進め
た結果、α、β−エチレン性不飽和単量体を乳化申合さ
せ水性重合体を製造するに当り、乳化剤として前記の特
定ポリマーの特定量を使用し、且つ重合せしむべき単量
体中に分子内に2個以上のラジカル重合可能なエチレン
性不飽和基をもする単量体(以下、多官能性型φ体と称
す)の少なくとも1種を存在させ内部ゲル化重合体とす
る場合、該重合体エマルションが前記目的を完全に達成
なしうろことを見出し本発明を完成した。
本発明の要旨は、特許請求の範囲に明示されている如く
、[分子Kに2個以上のラジカル重合可能むエチレン性
不飽和基を有する単量体の少なくとも1種を含むα、β
−エチレン性不飽和単量体を、水性媒体中、前記不飽和
単量体100重量部当り固形分で5重量部以上のポリア
クリル酸お上び/またはアクリル酸とメタクリル酸、ア
クリルアミド類、メタクリルアミド類および一般式%式
% (式中、Aは水素原子またはメチル基、RG、t C2
〜C4の置換もしくは非置換アルキレン基、お上びXは
酸素原子、リン原子および硫黄原子の少なくとも1個を
有する官能基を表わす) で示される親水性上ツマ−からなる群より選ばれる少な
くとも1種との]ポリマー乳化剤の存在下に乳化重合さ
せて得られる内部ゲル化アクリル1マルシヨン」に存す
る。
本発明において乳化剤として使用する水溶性ポリマーは
、ポリアクリル酸およびアクリル酸と他の親水性上ツマ
−とのコポリマーである。
上記コポリマーにおける他の親水性上ツマ−としては、
メタクリル酸、アクリルアミドl(例えばアクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド)、メタクリルアミ
ド類(例えばメタクリルアミド、N−メチロールメタク
リルアミド)およびF記一般式で示される親水性上ツマ
−(例えばXが酸素原子を右する官能基である場合のモ
ノマーとしてアクリル@2−ヒドロキシ1f−ル、アク
リル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル@2−ヒト【コ
キシJチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリ
ル酸3−ヒト[lキシブチル、アクリル酸2゜2−ビス
(ヒト1キシメチル)エチル、メタクリル酸2,3−ジ
ヒドロキシプロピJし、メタクリル酸3−ヒドロキシブ
チル等、×がリン原子を有する官能基である場合の七ツ
マ−とじで1七ノ(2−とドロキシエチルメタクリレー
ト)アシドホスフェート H30 +           11 C1lz =CCOCl1z CHz  OP 0f−
111 00H 、t−jJびEノ(3−クロロ−2−ヒドロキシプOビ
ルメタクリレート)アシドホスフェートCLI:i  
       0 11 等、×が硫黄原子を有する官能基である場合の七ノン−
としてスルホニル が用いられ、これらの群から選ばれた少なくとも1種を
共重合に供すればよい。
この、]コポリマにおけるアクリル酸と他の親水f’l
Eツマ−との割合は特に制限されるものではないが、通
常全七ツマー中アクリル酸含有量が50重徊%以上、好
ましくは60重−%以上の範囲となるよう適宜に選定す
ればよい。アクリル酸含有mlが50重量%未満である
と、当該コポリマーの乳化剤としての機能に悪影響を)
、及ぼし乳化重合で得られる水性重合体の系安定性が低
下したり、まま た水性重合体を被覆組成物として利用した時の被覆物の
耐湿性、耐食性、および特に金属被覆用組成物とした場
合の金属素地に対する密着性が低下する傾向にある。
かかる水溶性ポリマーの製造は、通常の方法(水溶液中
での重合法、塊状重合法、有機溶媒中(・の重合法など
)に従って実施されてよい。例えば水溶液中での重合法
で行うには、構成上ツマ−ぐあるアクリル酸甲独または
所定割合のアクリル酸と他の親水性七ツマ−の少なくと
も1種との混合物と、適当な水溶性フリーラジカル触媒
(例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムおよび2
2−−アゾビス−(2−アミジノプロパン)−へイド[
]り1]ライド)を含む水(好ましくは脱イオン水)と
を別々の滴十口斗から、反応温度に保持された水(好ま
しくは脱イオン水)中に同時滴下せしめ、要すれば同温
度で熟成すればよい。反応は撹拌状態で行なわれ、反応
温度としては通常70〜90℃、そして反応時−間(滴
下時間十熟成時間)としては通常3−j5時間が採用さ
れてよい。
以上の如くして水溶液状態の各種の水溶性ポリン−が得
られるが、これらの東独または2種以.トの混合物をぞ
のまま乳化剤として使用に供されてよい。使用量は、乳
化重合に供するα、βーモノ丁チレン系不飽和ψ量体1
00重ω部に対して固形分て・5Φ量部以ト、好ましく
は5〜100Φ聞部の範囲となるように選定する。上記
使用量が5Φ量部未満であっても、充分後述の乳化重合
は実施で・きるか、水性重合体の所望程度の貯蔵安定性
が得られないことになり、実質的に被覆組成物として利
用できなくなる。また、100Φ量部を越えて使用しC
も、水性重合体の貯蔵安定性および化学的安定性はそれ
以上向上しないし、逆に水性重合体の発泡といった問題
が出てくる。
また、上記水溶性ポリマーの分子量は、該ポリマーの乳
化剤としての機能に影響を及ぼし、ひい(は水性重合体
の貯蔵安定性および被覆組成物として利用した時の被覆
物の諸性能に大きく影響する。例えば分子量が余りに低
いと、乳化作用は増大しC水性重合体の貯蔵安定性は向
上するが、被覆物の耐湿性、耐食性が低下する。また、
分子―が高!#す゛ると、乳化作用が低下して均一安定
な水11重合体が得られなくなる。従って、かがる観白
から水溶性ポリマーの分子量は、通常5,000へ・3
00,000、好ましくは10,000〜1oo.oo
oの範囲で設定づることが望ましく1。
本発明において乳化重合に供するα、β−エチレン性不
飽和中量体としては、通常のものが使用されてよく、例
えばアクリル酸エステル(アクリル酸メチル、アクリル
酸■ーチル、ツノクリル酸イソプロピル、アクリルli
nーブチル、アクリル酸2−−rfデルヘキシルアクリ
ル酸fシル、アクリル酸イソAクチル、アクリル酸2−
エチルブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸メトキ
シエチル、アクリル酸エトキシエチル、アクリル酸3−
エト4−シ1[1ピルなど)、メタクリル酸エステル(
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸−イソ1[」ビル、メタクリル酸n−ブチル、メタク
リル酸イソブチル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタク
リル酸ラウリル、メタクリル酸デシルオクヂル、メタク
リル酸ステアリル、メタクリル酸2−iデルヘキシル、
メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸2−土1ーキシ
エチル、メタクリル酸セチル、メタクリル酸ベンジル、
メタクリルM3−メトキシJチルなど)、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、
ビニルケトン、ビニルトルエンおよびスチレンが挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上の混合物で使用に供
する。また、これらに加えて上述の水溶性コポリマーの
構成モノマーであるアクリルアミド類、メタクリルアミ
ド類および上記一般式で示される親水性七ツマ−を少恒
添加してもよい。特にメタクIjル11i2−ヒドロキ
シエチルなどのOH基を有する七ツマ−を添加すること
により、1qられる水性重合体を金属用被覆組成・物と
して利用した場合、被覆物の焼付乾燥によって当該乳化
剤中のC0OH基と架橋構造を採ることから、金属素地
との著しい密着性の向上が認められる。
本発明においては上記のα、β−エチレン性不飽和1i
φ体に加えて、分子内に2個以上のラジカル重合可能な
エチレン性不飽和基を有する単一体の少なくとも1種を
乳化重合に供することを特徴とする。かかる単一体とし
ては多価アルコールの重合体不飽和モノカルボンiIエ
ステル、多塩基酸の重合性不飽和アルコールエステル、
および2個以」−のビニル基で置換された芳香族化合物
などがあり、それらの例としては以トのような化合物が
ある。
二[チレングリ]−ルジアクリレート、エチレングリ−
1−ルジメタクリレート、1ヘリエチレング1ノ]−ル
ジメタクリレートテトラエチレング當ノコールジメタク
リレート1,3−ブチレンゲIJコールジメタクリレー
トトリメチロールプロI(ントリアクリレートトリメチ
ロールプロノ(シト1ノメタクリレ−1−11,4−ブ
タンジオールジアクリレ−1−、ネオペンチルグリ]−
ルシアクリレー1〜.1,6−へキリンジオールジアク
リレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペン
タエリスリ1−一−ル1〜リアクリレートペンタエリス
1ノトールラトラアクリルート、ペンタ1リスリトール
ジメタクリレート、ペンタJリスリトールト1ノメタク
リレートペンタTリスIJ l−−/レテトラメタクリ
レートグリセロ−ルジメタクリレート、グリセロールジ
アクリレート、グリセロールアリロキシジメタクリレー
ト、1.1.1−トリスヒドロキシメチルエタンジアク
リレート、1.1゜1−トリスヒドロキシメチルエタン
トリアクリレ−+−1i、i、1−t−リスヒドロヤシ
メヂル]クンジメタクリレート、1,1.1−トリスヒ
ドロキシメチルエタントリアクリレート、1,1゜1−
トリスヒドロキシメチルプロパンジアクリレート、i、
i、  1−トリスヒドロキシメチルブ【1バントリア
クリ、レート、1.1.1−1−リスヒドロキシメチル
プロパンジメタクリレート、1,1゜1−トリスヒドロ
キシメチJレプロパントリメタクリレ−1へ、トリアリ
ルシアヌレート、トリアリル、イソシアヌレート、トリ
アリル]−リメリテーt−、ジ゛tJリルテレフタレー
ト、ジアリルフタレートおよびジビニルベンゼン。
これら多官能性不飽和単量体の量に関しては得られる重
合体粒子の内部ゲル化が行なわれる限り特に制限はない
が通常全中儲体の0.01〜20重量%好ましくは0.
1〜10重量%の範囲内で選択すれば充分【・ある。
本発明における乳化重合は、乳化剤として上述の水溶付
ボリン−を使用し、il1体中に上記の他官能性不飽和
甲聞体の少なくとも1種を金石せしめること以外は、通
常の条件および手法に従つC実施されてよい。例えば、
重合温良に保持された当該乳化剤の全部もしくは 部を
含む水(好ましくは脱イオン水)中に、多官能性不飽和
単量体およびα、β−七ノーLヂレン系不飽和単量体と
水溶性触*(例えば過硫酸アンモニウムおよび過硫酸ナ
トリウム)および要すれば当該乳化剤の残部を含む水(
好ましくは脱イオ゛ン水)とを別々の滴下1]譬1から
同時滴下せしめ、要すれば同温度で熟成すればよい。重
合は撹拌状態で行われ、重合温度とじ(は通常50〜9
0℃、そして重合時間(滴下時間→熟成時間)としては
通常3へ・7時間が採用されてよい。
かかる乳化重合によって固形分約30重量%、p)−1
1,4〜1.5、粘度(B型粘度計による)1/lO〜
170cps、粒径的1μの均一安定な工マルションタ
イプの内部ゲル化水性重合体が得られる。
このアクリルエマルションはクロム酸系、リン酸系化成
剤を加える場合従来法での界面活性剤の及ぼす悪影響を
解消せしめたものであり、優れた貯蔵安定性(3ケ月以
上)は勿論のこと、系中に各種の金属イオンや無機イオ
ンを多聞に混入しても、その系安定性を損なうことのな
い優れた化学的安定性を有する。
また、この組成物を金属の表面処理剤として使用する場
合、優れた耐水性、耐食性、塗料密着性の下地皮膜を与
えるだけでなく、耐折りまげ性、耐スクラッチ性におい
て従来にみられぬ一段とすぐれた性能を示す。また、か
かるエマルションを被覆組成物として利用するに際し通
常硬化剤としC併用されるエポキシ樹脂(例えばビスフ
ェノール型の市販品としてシェル化季社製商品名[エピ
コー1−828」、同[エピコート1001])を1、
F2乳化重合系に混入せしめ安定に存在させることも可
能である。例えば上記乳化重合において、かかる1ボキ
シ樹脂をα、β−1ブレン系不飽和単一体に溶解せしめ
滴下に供すればよい。
以Fのことから、本発明によって得られるエマルション
は、各種の被覆組成物に利用でき、特に金属の下地被覆
組成物として有効である。
以下、実施例、比較例により本発明を具体的に説明づる
。なお例文中1部」および「%」は「重11および1重
量%」を意味づる。
実施例1 撹拌器、還流冷却器、温度計、および2個の滴下ロート
を備えたフラスコに脱イオン水150部およびアクリル
酸を重合して得られる水溶性ポリン−(25%水溶液、
分子量(MW)66000)120部を入れ撹拌下75
〜80℃に昇温する。
次いでこれにメタクリル酸メチル45部、スチレン24
部、メタクリル酸2−ヒドロキシルエチル9部およびメ
タアクリル!In−ブチル9部およびジメタクリル酸1
チレングリコール3部から成る単量体混合物と過硫酸ア
ンモニウム2部および脱イオン水50部から成る触媒溶
液を別々の滴下口外から3時間にわたって同時滴下する
。滴下終了后、更に重合反応を完了する為75〜80℃
で約2時間熟成を行う。得られる水性重合体は固形分2
9゜5%pH1,6、粒径的0.5μの均一安定な17
ルシヨンである。このエマルションはアセトン等の有機
溶剤で溶解しないエマルションであった。
上記エマルションに対し無水クロム酸をホルンリンで部
分的に還元して0−3+としたクロム水溶液(20%水
溶液)を固形分比で1=1となるように加え室温で3ケ
月放置した所クロム酸とエマルションとがわずかに2層
分離し且つ少量の沈澱物が生じたが撹拌するだけで直ち
にこれの均−系にもどり、初期の症状と全く変わらない
ことが認められた。又、このようにして調整された表面
処理剤で亜鉛メッキ鋼板に処理した後、塗装した時、耐
スクラッチ性、耐折りまけ性において非常に良好な性能
を示した。
実施例2 実施例1のアクリル酸を重合して得られる水溶性ポリマ
ー(25%水溶液、分子量(MW)66000)120
部の代りに、アクリル酸とメタクリル12−ヒドロキシ
ルエチルとを重罎比9:1の611合で共重合して得ら
れる水溶性コポリマー(25%水溶液分子量(MW)6
5000)120部を用いるほかは、全て実施例1と同
様に乳化重合を行なった。得られたエマルションは固形
分30.1%、l)+11.6.粒径0.54μの均一
安定な1ンルシJンであった。このエマルション粒子は
有機溶剤には溶解しなかった。F記エマルシ」ンを実施
例1と同様に調整したところわずかに2層分翻し1つ少
量の沈澱物が−I−じたが撹拌するだけぐ直ちにこれの
均−系にもどり初期の性状と全く変りらイiいことが認
められた。
叉、F記の方法で調整した金属表面処理剤で亜鉛メッキ
鋼板を処理し塗装したものは、耐食性、耐折りまけ性、
耐スクラッチ性の非常にすぐれた塗装板であった。
比較例1 単一体温合物がアクリル酸エチル75部、スチレン15
部、メタクリル酸2−ヒト[lキシルエチル10部から
成る事以外は全て実施例1と同様にして乳化重合した。
得られた水性重合体は固形分30.1%、pt11’、
6粒径0.2μ、T(1点2℃の均一安定なエマルショ
ンであった。又、上記のエマルションと実施例2と同様
に調整したところわずかに2層分離し、且つ少−の沈澱
物が生じたが撹拌するだけで直ちに元の均一系にもどり
初期の性状と全く変わらなかった。しかし、実施例2と
同様の塗装試験では耐食性、耐折りまげ竹、耐スクラッ
チ性において実施例1.2.3には劣っていた。
比較例2 実施例1と同じフラスコに、脱イオン水100部および
非イオン系界面活性剤(花王アトラス社製商品名[エマ
ルゲン950J )7部を入れ撹拌下80〜85℃に昇
温する。次いで、これに実施例1ど同じ組成のtIl!
n体混合物と、過硫酸アンモニウム2部および脱イオン
水20部から成る触媒溶液とを別々の滴下口31から3
時間にわたって同時滴下する。滴下終了後、更に重合反
応を完了するため80−85℃で約1時間熟成を行う。
得られる水性重合体は、固形分46.3%、pH1゜3
、粘1衰310cps、粒径0.1〜0.2μの全くガ
t1を含まない均一安定なエマルションである。
1−記]−マルシ」ンに対して、実施例1に準じクロム
水溶液を固形分比1:1で加えた所、瞬間的に系全体が
凝集を起し、−1澄液はり[コム水溶液の色を?してい
た。
寝屋川市池田中町19番17号日本 ペイント株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分子内に2個以トのラジカル重合可能なエチレン
    性不飽和基を有する単量体の少なくとも1種を含むα、
    β−エチレン性不飽和単量体を、水性媒体中、単量体1
    00重量部当り5重量部以上(固形分換算)のポリアク
    リル酸および/またはアクリル酸とメタクリル酸、アク
    リルアミド類、メタクリルアミド類および一般式 %式% (式中、Aは水素原子またはメチル基、RはC2〜C4
    の置換もしくは非置換アルキレン基、およびXは酸素原
    子、リン原子および硫黄原子の少なくとも1個を有する
    官能基を表わす〉で示される親水性モノンーからなる群
    より選ばれる少なくとも1種とのコポリマー乳化剤の存
    在下に乳化重合させて得られるアクリルエマルション。
  2. (2)乳化剤をα、β−エチレン性不飽和単量体100
    重都部当り固形分(・5〜100重量部の割合で使用す
    る特許請求の範[1i1第1項記載のエマルション。
  3. (3)乳化剤の分子部が10.0’00〜100゜00
    0である特許請求の範囲第1項または第2項記載のエマ
    ルション。
  4. (4)乳化剤としてアクリル酸含有、量が50重―%以
    十である]ポリマーを使用する特許請求の範囲第1項〜
    第3項のいづれかに記載のエマルション。
  5. (5)乳化剤としてポリアクリル酸を使用する特許請求
    の範囲第1項記載のエマルション。
  6. (6)乳化剤としてアクリル酸とアクリルアミド類との
    コポリマーを使用する特許請求の範囲第1項または第2
    項記載のエマルション。
  7. (7)乳化剤としてアクリル酸とメタクリルアミド類と
    のコポリマーを使用する特許請求の範囲第1項または第
    2項記載のエマルション。
  8. (8)乳化剤としてアクリル酸とメタクリル酸2−ヒド
    ロキシエチルとのコポリマーを使用する特許請求の範囲
    第1項または第2項記載のエマルション。
  9. (9)乳化剤としてアクリル酸とモノ(2−ヒドロキシ
    メタクリレート)アシドホスフェートとのコポリマーを
    使用する特許請求の範囲第1項または第2項記載のエマ
    ルション。
  10. (10)乳化剤としてアクリル酸とメタクリル酸2−ヒ
    ドロキシエチルとモノ(2−ヒドロキシエチルメタクリ
    レート)アシドホスフェートとのコポリマーを使用する
    特許請求の範囲第1項または第2項記載のエマルション
  11. (11)乳化剤としてアクリル酸とメタクリル酸と゛の
    コポリマーを使用する特許請求の範囲第1項または第2
    項記載のエマルション。
  12. (12)エポキシ樹脂の存在下で乳化重合する特許請求
    の範囲第1項〜第11項のいづれかに記載の]ンルシコ
    ン。
  13. (13)重合体の含有量が固形分5〜50重量%である
    特許請求の範囲第1項〜第12項のいづれかに記載の−
    Lマルシ]ン。
  14. (14)分子内に2個以上のラジカル重合可能なエチレ
    ン性不飽和基を有する甲一体が、全単量体中0.01〜
    20Φ量%の割合で存在せしめられ″る特許請求の範囲
    第1項〜第13項のいづれかに  。 記載のエマルシヨン。
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