JPS5820056Y2 - 安全機構を有する自動車用物入れ - Google Patents

安全機構を有する自動車用物入れ

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Publication number
JPS5820056Y2
JPS5820056Y2 JP12565278U JP12565278U JPS5820056Y2 JP S5820056 Y2 JPS5820056 Y2 JP S5820056Y2 JP 12565278 U JP12565278 U JP 12565278U JP 12565278 U JP12565278 U JP 12565278U JP S5820056 Y2 JPS5820056 Y2 JP S5820056Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
bell crank
weight
brake
shaped stopper
Prior art date
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Expired
Application number
JP12565278U
Other languages
English (en)
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JPS5541462U (ja
Inventor
幸夫 高山
Original Assignee
日本プラスト株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本プラスト株式会社 filed Critical 日本プラスト株式会社
Priority to JP12565278U priority Critical patent/JPS5820056Y2/ja
Publication of JPS5541462U publication Critical patent/JPS5541462U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は衝撃時に慣性によるリッドが開かない安全機構
を有するコンソールボックス等の自動車用物入れに関す
るものである。
従来自動車が悪路を走行する場合、又は衝突時において
、様々な加速度が生じるが、なかでも上向きの慣性が生
じたときは、コンソールボックス等の自動車用物入れの
リッドが不用意に開いて内容物が飛び出し運転者の運転
を過まらせたり、乗員に危害を及ぼすことがあり、この
ため、リッド閉止時に完全にロックする機構が用いられ
て来た。
第1図はその一例を示すものである。
図においてaはコンソールボックスで一端に挿通孔すと
固定フックCを有する。
dはリッドで、端部に軸eを中心として回動するベルク
ランクfを有する。
gはベルクランクの一端に設けた把手、hはベルクラン
クの他端に設けた係合フック、iは弾機でベルクランク
を逆時計方向に作用せしめるから、リッドdを閉じたと
きに、係合フックhは挿通孔すに挿通され、固定フック
Cに係合する関係上、衝撃時にいかなる加速度が生して
もリッドが不用意に開くことはない。
しかしながらコンソールボックスを使用するときにいち
いち把手gを深ってこれを引き上げなからリッドを開か
ねばならず運転しながらの操作は頗る困難であった。
本考案はこれらの従来の欠点を除こうとするもので゛あ
り、その要旨とするところは、コンソールボックス等の
自動車用物入れの一側に枢支され開閉自在となしたリッ
ドの開放位置を保持する曲杆状ストッパーをリッドの裏
側より突設し、一端に重錘部を有し、他端に制動子を有
するベルクランクを物入れ内のブラケットに枢着せしめ
、該ベルクランクの重錘重力による回動を阻止するクッ
ション材と、慣性による一定値以上の重錘部の上昇を阻
止する弾性機構とを備え、前記曲杆状ストッパーに、リ
ッドが閉じているときに上方への慣性が生じた際直ちに
前記制動子に係止する係合部を備えた安全機構を有する
自動車用物入れにある。
合本考案の実施例を第2図、第3図に基づいて説明する
1は要部の切断面を示したコンソールボックス、2は同
じく要部の切断面を示したリッドで、ヒンジ14によっ
てコンソールボックス1の上端縁部に取り付けられてい
る。
3はリッドの裏側に一端を固定された合成樹脂製曲杆状
ストッパーで、その取り付けはフランジ4を螺子5.5
により固定することにより行われている。
曲杆状ストッパーの遊端にはストップ機構が設けられて
いる。
ストップ機構は次のように構成されている。
すなわち合或樹脂製曲杆状ストッパー3の先端は馬蹄形
にすることにより弾力的に内方へ狭窄できるようになっ
ており、その形状は先端に行く程漸次巾を拡大し、末端
付近でくびれ部3aを有している。
他方コンソールボックス1の曲杆状ストッパーを挿通し
た長方形の開口部には一対の平行な引掛縁部1a、la
とこれに直角な一対の平行な摺接縁部1b、lbとが取
付けられ、リッド2を開いたときに該引掛縁部1aがく
びれ部3aと嵌合することにより、曲杆状ストッパー3
の過度の上昇が阻止され、又曲杆状ストッパー3の両側
面が摺接縁部1b、lbと摩擦接触することにより、リ
ッド2の開閉に若干の抵抗を与える。
6は軸7に枢着されたベルクランクで、一端に重錘部8
と、他端に制動子9を有する。
重錘部8は適当な重量をもつメタル8aを螺子8b止め
して構成されているが、メタル8aを予めベルクランク
にインサートしてもよい。
10は軸7に取付けたブラケットで、取付はボス15に
螺子11により固定されている。
12はクッション材で、ブラケット10の後側に取付け
られ、ベルクランク6の重錘重力による逆時計回りの回
動を阻止するはたらきをする。
6aは螺子11の螺回のためにブラケットに設けられた
透孔である。
クッション材はクッション性を与えるものなら何でもよ
く、軸7に設けたコイルバネによって回動を阻止する構
造としてもよい。
(図面省略)13はブラケット10と共にボス15に螺
子11により取付けられた板バネからなる弾性機構で、
慣性による一定値以上の重錘部の上昇を阻止するはたら
きをする。
弾性機構13は弾性を与えるものなら何でもよく、コイ
ルバネを使用してもよい。
(図面省略)3bは曲杆状ストッパーに設けた保合溝で
、リッドが閉じているときに上方への慣性が生じた際直
ちに制動子9が嵌合し得る位置に設けられている。
曲杆状ストッパーの慣性による上行を阻止する機構とし
ては、保合溝に限らず、他の如何なる手段でも採用でき
るのであって、例えば係合突子を設けてもよい。
又制動子9と曲杆状ストッパー3の接触面を斜面として
、ブレーキ効果を与えるようにしてもよい。
今衝突或は悪路走行に際し、コンソールボックスに上向
の衝撃加速度が加わり、慣性モーメントが上向に生じた
とするベルクランク6は重錘部8の上向の慣性力により
軸7を中心として時計方向に直ちに回動し、仮想線のよ
うな位置を占めるので、制動子9は曲杆状ストッパー3
の係合溝3bに瞬時に嵌入することになり、リッドが慣
性により軸14を支点として開かうとしても開くことは
ない。
以上の機構ではベルクランクの僅がの回動により制動子
9が有効に変移するので係合溝3bとの係合が確実に行
われるのである。
上記したロック機構と全く別個にフリクション式のサブ
ロック機構を併用し、小さな加速度についてはサブロッ
ク機構で保持し、一定量を超える加速度が働いたとき、
本機構が作動するようにすることも可能である。
このような方式によるときは、リッドの開きスピードが
サブロックにより減速されるため、前述のリッドが僅か
に開いた状態でロックされる時よりもリッドの開きが小
さい状態でロックされ、又作動自体の信頼性も向上する
本考案は、コンソールボックス等の自動車用物入れの一
側に枢支され開閉自在となしたリッドの開放位置を保持
する曲杆状ストッパーをリッドの裏側より突設し、一端
に重錘部を有し、他端に制動子を有するベルクランクを
物入れ内のブラケットに枢着せしめ、該ベルクランクの
重錘重力による回動を阻止するクッション材と、慣性に
よる一定値以上の重錘部の上昇を阻止する弾性機構とを
備え、前記曲杆状ストッパーに、リッドが閉じていると
きに上方への慣性が生じた際直ちに前記制動子に係止す
る保合部を備えたので従来のようにコンソールボックス
等自動等用物入れのリッドを閉じた時にロックをしてお
き、自動車用物入れの使用時に把手を操作してロックを
解除する面倒な操作が省かれ、自動車用物入れ使用時に
は単にリッドの縁部に手をかけてこれを引き上げれば容
易にリッドを開くことができ、自動車用物入れの不使用
時には蓋を閉じて、慣性が生じた時に瞬間的にロックが
掛わり、リッドの不用意な開放が未然に防止できるから
安全対策上極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来例を示す要部の縦断面図、第2図は本考案
の実施例を示す要部の縦断正面図、第3図は同縦断側面
図、第4図は同要部の背面図である。 1・・・・・・コンソールボックス、2・・・・・・リ
ット、3・・・・・・曲杆状ストッパー、6・・・・・
・ベルクランク、8・・・・・・重錘部、9・・・・・
・制動子、10・・・・・・ブラケット、12・・・・
・・クッション材、13・・・・・・弾性機構、3b・
・・・・・係合溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンソールボックス等の自動車用物入れの一側に枢支さ
    れ開閉自在となしたリッドの開放位置を保持する曲杆状
    ストッパーをリッドの裏側より突設し、−側に重錘部を
    有し、他端に制動子を有するベルクランクを物入れ内の
    ブラケットに枢着せしめ、該ベルクランクの重錘重力に
    よる回動を阻止するクッション材と、慣性による一定値
    以上の重錘部の上昇を阻止する弾性機構とを備え、前記
    曲杆状ストッパーに、リッドが閉じているときに上方へ
    の慣性が生じた際、直ちに前記制動子に係止する保合部
    を備えた、安全機構を有する自動車用物入れ。
JP12565278U 1978-09-13 1978-09-13 安全機構を有する自動車用物入れ Expired JPS5820056Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12565278U JPS5820056Y2 (ja) 1978-09-13 1978-09-13 安全機構を有する自動車用物入れ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12565278U JPS5820056Y2 (ja) 1978-09-13 1978-09-13 安全機構を有する自動車用物入れ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5541462U JPS5541462U (ja) 1980-03-17
JPS5820056Y2 true JPS5820056Y2 (ja) 1983-04-25

Family

ID=29086756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12565278U Expired JPS5820056Y2 (ja) 1978-09-13 1978-09-13 安全機構を有する自動車用物入れ

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JP (1) JPS5820056Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03100061U (ja) * 1990-01-30 1991-10-18

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Publication number Publication date
JPS5541462U (ja) 1980-03-17

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