JPH0247184Y2 - - Google Patents

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JPH0247184Y2
JPH0247184Y2 JP8255585U JP8255585U JPH0247184Y2 JP H0247184 Y2 JPH0247184 Y2 JP H0247184Y2 JP 8255585 U JP8255585 U JP 8255585U JP 8255585 U JP8255585 U JP 8255585U JP H0247184 Y2 JPH0247184 Y2 JP H0247184Y2
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arm
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は自動車などの車庫内のグローブボツ
クス、灰皿等の収納箱の開閉装置に関する。
〈従来の技術〉 グローブボツクスなどの開閉装置としては、特
願昭59−101827号(特開昭60−246976号公報参
照)において、車体に固定されたハウジングにイ
ンナーケースを開閉可能に枢着し、両者の間に制
動装置を介在させて、インナーケースの開閉速度
を制動するグローブボツクスが提案されている。
そして、制動装置の入力歯車には歯車などを介し
てアームが連結され、アームを介して制動装置の
制動力をインナーケースに伝達している。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、従来のものでは、インナーケースが制
動装置に絶えず連結されていたので、制動装置の
制動力を越えてインナーケースが手などにより無
理に開かれた場合など、制動装置に急激な高負荷
が掛つて破損してしまつたり、アームや歯車部分
を欠損してしまうおそれが高かつた。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は、入力歯車とアームとの間にイ
ンナーケースに急激な力が作用したときに、両者
の連結を解除する解除手段を介在したことを特徴
とするものである。
〈作用〉 従つて本考案によれば、インナーケースが開く
ときに手で無理に開かれても、解除手段でアーム
と制御装置の入力歯車との連結が断たれるので、
制動装置やアームなどに急激な力が作用しない。
〈実施例〉 以下、図示した実施例に基づいて本考案を説明
すると、1は車体のインスツルメンタルパネル、
2は上記パネルの凹部内に設けた前面が開放する
ハウジング、3は上記ハウジングの開口下端にヒ
ンジ4,4で螺着されたグローブボツクスとして
のインナーケースで、インナーケース3はヒンジ
4を支点に不向きに回動して開き、常時は止金な
いしは鍵により閉位置に保持され、ハウジング2
の開口前面2′を塞いでいる。
5は制動装置6を収納したケース本体で、イン
ナーケース3の側壁に固定され、ハウジング2の
対応した側壁には制動装置6に係合する係合ピン
7を横向きに植設し、インナーケース3の開閉の
動きで制動装置6の入力歯車8を正逆回転させる
ようにしている。
上記ケース本体5内には、ガバナーや回転式ダ
ンパーなどの軸に入力歯車8を固定した制動装置
6と、上段歯車9′で制動装置6の入力歯車8と
噛合する上下二段の中間歯車9と、中間歯車9の
下段歯車9″に噛合する出力歯車10を有するア
ーム11とを収納し、ケース本体5から延出した
アーム11のガイド孔12にハウジング2の係止
ピン7を係合する。尚、ケース本体5は両端に止
着部13,13を突設し、この止着部13から通
した止着ネジ14でインナーケース3の側壁に固
定される。
上記アーム11は第2〜4図で示すように、軸
15を通すボス部16を中心とする半円形の出力
歯車10を一端に有し、他端に断面が略三角形の
係脱部17を有するアームギヤ18と、アームギ
ヤ18の係脱部17に解除可能に装着され、一端
がケース本体5から長く延びるアーム片19とか
ら成る。アーム片19は一端にアームギヤ18の
ボス部16に嵌入する円形の通孔20を有し、他
端は幅広に形成され、その中央にはハウジング2
の係止ピン7を遊嵌する長楕円形のガイド孔12
を穿孔する。そして、アーム片19には長さ途中
の一側から斜めに延びる解除片21を延出し、解
除片21の自由端21′をアーム片19に向つて
斜め内向きに少し折曲げて、その先端がアーム片
19から離れて向き合うようにしている。又、ア
ーム片19の一側からは解除片21に並べて断面
L字状のガイド片22を延出し、このガイド片2
2の内側にアームギヤ18の胴部を横から嵌入で
きるようにしている。尚、アームギヤ18の係脱
部17は、インナーケース3の開方向に向つてそ
の肉厚を徐々に減少した断面が略三角形状を成
し、肉厚な一端部の角部を端面に向つて斜めに傾
斜したテーパ面23とし、このテーパ面23を解
除片21の自由端21′に当接させている。
上記アームギヤ18とアーム片19とを連結す
るには、アーム片19の通孔20をボス部16に
嵌入し、アーム片19がアームギヤ18と重なり
合う様にボス部16を中心に回動し、アームギヤ
18の係脱部17をアーム片19の解除片21に
合せて横から嵌入する。解除片21はその自由端
21′が係脱部17の傾斜側面17′に当接し、係
脱部17が進行するに従つて傾斜側面17′に沿
つて徐々に押し開かれ、自由端21′が傾斜側面
17′の傾斜上端を越えると、弾性力により内向
きに少し撓んで自由端21′がテーパ面23に掛
つて、アーム片19との間で係脱部17を弾性的
に挟持する。このとき、ガイド片22がアームギ
ヤ18の長さの途中の胴部に横から嵌入し、アー
ム片19との間で上下方向のガタ付きを防止して
いる。
次いで、ケース本体5内に制動装置6と中間歯
車9とを収容し、アームギヤ18の出力歯車10
と中間歯車9の下段歯車9″とを噛合さて、ボス
部16から軸15を通してアーム11を回動可能
を軸止する。そして、ケース本体5をインナーケ
ース3の側壁に固定し、ケース本体5から延出し
たアーム11のガイド孔12に、ハウジング2の
対向した側壁に植設した係止ピン7を嵌入して両
者を係合させる。
上記した様に構成した開閉装置によれば、イン
ナーケース3がヒンジ4を中心に開閉すると、係
止ピン7が固定されているので、これに係合する
アーム片19がアームギヤ18と一体的に軸15
を中心に回動し、中間歯車9を介して制動装置6
の入力歯車8を正逆転する。このため、インナー
ケース3が開くときには、制動装置6の減衰力が
働き、インナーケース3がほゞ一定の速度で静粛
に開くことゝなる。
即ち、インナーケース3が開くときには、イン
ナーケース3の自重と内部収容物の重量との和の
駆動力が制動装置6に作用し、インナーケース3
は制動装置6の減衰力より減速された速度で自然
に開く。又、内部収容物の重量が増加する程、開
く速度も早くなるが、制動装置6の減衰力が駆動
力の増加に比例して大きくなるので、重量の変化
にかゝわらず、概ねほゞ一定の開き速度で開閉す
る。
一方、インナーケース3は上記した様にその自
重と内部収容物の重量により自然に開くが、その
際に不用意にインナーケース3が手などにより無
理に開かれると、制動装置6に急激な駆動力が作
用する。このため、制動装置6の能力を越え、各
部に無理な力が掛るが、このときにアーム片19
がアームギヤ18から外れて駆動力の伝達を断絶
する。即ち、アーム片19に急激な力が加わる
と、アーム片19とアームギヤ18とが軸15を
中心に逆方向に回転しようとし、係脱部17のテ
ーパ面23により解除片21の自由端21′が押
し開かれて係脱部17から外れるので、アーム片
19とアームギヤ18とが互いに分断される。こ
のため、アーム片19はアームギヤ18のボス部
16を、アームギヤ18は軸15を夫々中心に自
由に回動可能となり、インナーケース3が開いて
も制動装置6の入力歯車8が回転しない。このと
き、ガイド片22の一側が横向きに開放している
ので、解除片21が外れるときに、ガイド片22
もアームギヤ18から係脱する。
尚、再使用に際しては、アーム片19の解除片
21が弾性力により復元しているので、再度、ア
ームギヤ18の係脱部17を解除片21に合せて
嵌入すればよい。
第6,7図は本考案の解除手段の第2実施例を
示し、前記実施例のアーム片19の解除片21を
別体な解除クリツプ24で構成したものである。
上記解除クリツプ24は、金属片を略三角形状
に折り曲げて形成したものであり、向き合つた両
自由端部24′,24′を内向きに少し折り曲げ、
互いに離れて向き合せている。
装着に際しては、解除片21の換わりに上記し
た解除クリツプ24を、係脱部17に合せて重合
状態のアームギヤ18とアーム片19に一連に横
から嵌め付ける。解除クリツプ24はその自由端
部24′が係脱部17の傾斜側面17′により押し
開かながら嵌入し、アームギヤ18とアーム片1
9とを重合状態で弾性的に挟持する。
このため、通常は解除クリツプ24の保持力に
よりアームギヤ18とアーム片19とが一体的に
回動するが、急激な駆動力が作用して際には、係
脱部17により解除クリツプ24の自由端部2
4′が押し開かれて、係脱部17から解除クリツ
プ24が外れるので、アーム片19とアームギヤ
18との連結が解除される。
尚、再使用に際しては、外れた解除クリツプ2
4を再度、嵌め付ければよい。
又、第8,9図は解除手段の他の実施例を示す
もので、アームギヤ18とアーム片19とを解除
ピン25で連結したものである。
解除ピン25は幅広な円形頭部25aの下面か
ら軸部25bを垂設して成り、プラスチツクで一
体成形する。上記軸部25bは長さ途中に膨径部
26を形成すると共に、上下に延びる中空な縦溝
27を設け、軸部25bを孔に挿入した際に膨径
部26が縮径して通る様にしている。
そして、アームギヤ18とアーム片19とには
解除ピン25の軸部25bを通す貫通孔28,2
9を各々穿孔し、アームギヤ18とアーム片19
とを重合させて両貫通孔28,29を連通させ、
解除ピン25の軸部25bをアーム片19の貫通
孔29からアームギヤ18の貫通孔28に一連に
挿入すればよい。軸部25bを挿入すると、膨径
部26が孔縁に係合して縮径して通り、下端がア
ームギヤ18の貫通孔28から一部突出した状態
で膨径部26が僅かに拡径して貫通孔28,29
内に抜け止めされる。このため、解除ピン25に
よりアームギヤ18とアーム片19とが一体的に
連結されて、通常は両者が一体的に回動するが、
急激な駆動力が作用した際には、解除ピン25の
軸部25bが金属製のアーム片19の貫通孔29
孔縁により引き千切られて、アーム片19とアー
ムギヤ18との連結が解除される。
尚、解除ピン25を使用してアームギヤ18と
アーム片19とを再度連結するには、新しい解除
ピン25を用意してアームギヤ18とアーム片1
9との貫通孔28,29に一連に挿入すればよ
い。
前記した実施例では、制動装置6を収納したケ
ース本体5をインナーケース3側に固定したが、
ハウジング2の側壁にケース本体5を固定し、イ
ンナーケース3の対応する側壁に係合ピン7を植
設してもよし、ケース本体5をハウジング2とイ
ンナーケース3とに相対的に変位可能に取付ける
ようにしてもよい。又、アーム11のガイド孔1
2に係合ピン7を係合させたが、これに限らずに
アーム11に係合ピンを植設し、ハウジング2若
しくはインナーケース3の側壁にガイド溝を形成
し、両者を係合させるようにしてもよい。
〈考案の効果〉 以上、本考案によれば、通常、インナーケース
3がその自重若しくは内部収容物の重量で開く際
には、制動装置6により制動されて静粛に開き、
自動車の車室内の高級感を高めることができる。
そして、インナーケース3が不用意に手などで強
制的に開かれた際には、解除手段により制動装置
6の入力歯車8とアーム11との連結が解除され
るので、制動装置6に無理な力が作用せず、破損
を未然に防止できるばかりでなく、アームや歯車
部分などの各部の欠損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は一部分解斜視図、第2図はケース本体を透視
した斜視図、第3図はアームの平面図、第4図は
第3図の−線の断面図、第5図は動作状態の
説明図、第6図は第2実施例の一部分解斜視図、
第7図は同上の組立状態の要部断面図、第8図は
他の実施例の一部分解斜視図、第9図は同上の組
立状態の要部断面図を示す。 図中、2はハウジング、3はインナーケース、
4はヒンジ、6は制動装置、7は係合ピン、8は
入力歯車、11はアーム、17は係脱部、21は
解除片、24は解除クリツプ、25は解除ピンで
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジングと、該ハウジングに開閉可能に枢着
    されたインナーケースと、上記ハウジングとイン
    ナーケースとの間に設けられてインナーケースの
    開閉速度を制動する制動装置とからなる車室内収
    納箱において、 上記制動装置の入力歯車にアームを連結して制
    動装置の制動力をインナーケースに伝達すると共
    に、上記入力歯車とアームとの間にインナーケー
    スに急激な力が作用したときに、両者の連結を解
    除する解除手段を介在したことを特徴とする車室
    内収納箱の開閉装置。
JP8255585U 1985-06-03 1985-06-03 Expired JPH0247184Y2 (ja)

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JP8255585U JPH0247184Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

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JP8255585U JPH0247184Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

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JPS61198477U JPS61198477U (ja) 1986-12-11
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