JPS5819846Y2 - パラボラアンテナの取付角度調整装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、円弧状の案内枠材にパラボラ反射鏡を取付
けるようにしたパラボラアンテナの取付角度調整装置に
関するものである。

従来のパラボラアンテナの取付角度調整装置として第１
図および第２図に示すものがある。

パラボラ反射鏡１を、調整可能な枠材よりなる架台２に
敗付げたものである。

第１図に示されるのは、架台２を前面枠３、後面枠４、
基枠５およびリンク部材６．７で構成させ、図示のよう
に前面枠３と後面枠４とを側面形状が２等辺三角形の２
等辺を形成するようにそれぞれ先端を枢着し、それぞれ
の基端は基枠５に穿設された像面孔８に挿通した係Ｌ［
、ｌ＝’７９．９に枢支され１前面枠３と後面枠４のそ
れぞれの中点にリンク部材６，７の先端を枢着り、ＩＪ
ンク部材６．７０基端を基枠５の中央部に同軸的に枢着
する。

そして、パラボラ反射鏡１の前面中央には先端に放射器
１０を有する導波管１１を起立させ、裏面には盤状の保
持材１２を固着し翫その後方には導波管１１に接続して
コンバータ１３を設けている。

このパラボラｌ鏡１の架台２への敗付けは保持材１２の
上部を前面枠３に枢着し＼保持材１２の下部を調整ボル
ト１４を介して前面枠３に取付げる。

１５は微調整固定用ナツトである。

取付仰角の調整は、まず前面枠３および後面枠４の基端
から係屯ピン９，９を抜き敗り、前面枠３および後面枠
４の基端を他の像面孔８の位置まで段階的に移動させて
像面ビン９゜９を挿通し固定する。

その後、調整ボルト１４にて取付仰角の微調整を行う。

第２図に示されるのは、架台２は前面枠３、後面枠４お
よび基枠５より構成され、前面枠１と後面枠４はそれぞ
れの先端が枢着され、第１図の場合と異なり前面枠３と
後面枠４とのそれぞれの基端は基枠５に枢着され、後面
枠４は上後面枠１６と下稜面枠１７とに分割され、それ
ぞれに穿設された像面孔１８．１８に挿通した係屯ピン
１９により連結される。

他は第１図と全く同様である。

これでの取付仰角の調整は、まず後面枠２で段階的に行
い・微調整は調整ボルト１４にて行う。

このように従来のパラボラアンテナ取付角度調整装置は
構造が複雑であって、その上、段階的調整を行った後に
微調整を行こなわなければならず、取付仰角の調整に長
時間を要していた。

そこで、この考案は、構造が簡単で、取付角度の調整が
容易なパラボラアンテナ取付角度調整装置を提供するこ
とを目的とする。

以下、この考案を添付する第３図および第４図の実施例
に基いて詳細に説明する。

パラボラ反射鏡１裏面の保持材１２には後方に向かって
突出する支持プラタン）２０．２０をパラボラ反射鏡１
の軸線方向に向り２測子行状にして固着する。

そして、この支持ブラケット２０の外側面先端には案内
枠材の装着が容易なるように面取り加工等を施しておく
方がよ輸・。

一方、架台２１は管材あるいは形鋼材等で製作され、架
台２１の上面に２個の案内枠材２２．２２を前記支持ブ
ラケット２０の外側面に当接するように設定し、しかも
幅方向に平行状で、円弧状に屈曲して設げる。

案内枠材２２の屈曲は、上に行くに従い軸線ａに対する
法線すの仰角αが徐々に大きくなるように形成する。

軸線ａは円の一部である円弧、あるいは種々の曲線で形
成し、上方に行（に従い法線すの仰角αが徐々に大きく
なるようにする。

最大の仰角αは衛星放送等その用途に応じて設定すれば
よい。

なお、案内枠材２２には仰角を刻設すれば調整作業が容
易である。

次に１）〈ラボラ反射鏡１を架台２１に取付げるには１
支持ブラケツ）２０．２０の外側面に案内枠材２２．２
２を当接させ押圧片２３，２３を介してポル） ２４．
２４にて締着する。

抑圧片２３．２３の内面には案内枠材２２を十分に保持
できるように係合段部を形成してもよい。

このパラボラアンテナにおいて、パラボラ反射鏡１の仰
角αを調整しようとするときは、まずボルト２４を緩め
て、仰角αをより大きい仰角に調整しようとするときは
上方へ、より小さい仰角に調整しようとするときは上方
へ、より小さい仰角に調整しようとするときは下方へ移
動させ、所望仰角に設定後ボルト２４を締め込んで固着
する。

なお、上記の他、パラボラ反射鏡を装着した案内枠材を
、その上端および下端を枢着構造等にして配置位置変更
可能として、パラボラ反射鏡の取付仰角の調整ができる
。

この考案はＮ架台の上面に半円弧状の２本の案内枠材を
幅方向で平行状に配置し１．・くラボラ反射鏡の裏面に
前記案内枠材に当接し且つ・〈ラボラ反射鏡の軸線方向
に向く支持ブラケットを固着したものであるから、パラ
ボラ反射鏡を幅方向の２箇所で支持し、パラボラ反射鏡
のような立体的な球面体でも取付保持が可能となる。

１本のアンテナマストで大きなパラボラ反射鏡を支持す
ると、自重や風土等によるモーメントが作用して支持不
能となるが、平行状に配置した２本の案内枠材で安定的
に支持できる。

また、パラボラ反射鏡の支持ブラケットはパラボラ反射
鏡の軸線方向を向くため、案内枠体での取付は位置での
法線方向がそのままパラボラ反射鏡の仰角と一致する。

さらに、この考案では、パラボラ反射鏡を裏面の支持ブ
ラケット、押圧片、ボルトを介して平行状に配置した半
円弧状の２本の案内枠材に摺動自在に取付けているので
、パラボラ反射鏡の取付角度の調整が容易でその上確実
である。

また、この考案ではパラボラ反射鏡は架台の幅方向の２
箇所の支持で１その各々の支持箇所は別個の案内枠材に
よるので、同心円弧上の２箇所支持に比してパラボラ反
射鏡に回転モーメントが生じにくくパラボラ反射鏡が安
定して支持される。

さらにまた、アンテナ装置では電波の送受信が正確にで
き簡単に設置できることが求められるが、１本の支持材
で困難であったパラボラ反射鏡の支持、取付角度の調整
の容易性・確実性および安定的支持を２本の案内枠材で
可能とし実用上非常に有用である。

また、案内枠体はその両端が連結固定しであるので、大
型のパラボラ反射鏡を撓むことなく正確な位置に支持で
きる。

さらに、案内枠材は半円弧状に屈曲しであるので、パラ
ボラ反射鏡をほぼ水平から垂直の９０°にわたる取付角
度の調整が可能となる。

その上１案内枠材が左右対称であるため左右の取付金具
を同一にできるためパラボラアンテナの取付角度調整装
置の製作が容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来のパラボラアンテナ取付角度
調整装置の側面図−第３図はこの考案の一実施例の側面
図、第４図は第３図の■矢視図である。 ２１・・・・・・架台、２２・・・・・・案内枠材、２
０． ２３゜２４・・・・・・支持ブラケット、抑圧片
、ボルト（＠付金具）、１・・・・・・パラボラ反射鏡
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 架台２１の上面に半円弧状に屈曲し両端を連結した２本
   の案内枠材２２．２２を幅方向で平行状に配置し、パラ
   ボラ反射鏡１裏面にパラボラ反射鏡１の軸方向を向き且
   つ前記案内枠材２２．２２の内側面に当接する支持プラ
   タン）２０．２０を２個平行状に固着し、前記プラタン
   ）２０． ２０の外側面に架台２１０案内枠材２２．２
   ２を位置させ抑圧片２３．２３を案内枠材２２．２２の
   外側面に当接させてボルト２４． ２４． ２４． ２
   ４にて締着したことを特徴とするパラボラアンテナの取
   付角度調整装置。