JPS58194562A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はインクジェットプリンタに係り、さらに詳しく
はノズルからのインク吐出回復な負圧吸引によって行な
う吐出回復吸引機構を備えたイン　　□クジエツトプリ
ンタに関するものである。

インクジェットプリンタにおいては極めて細いノズルを
使用しているため、不使用の状態が続くと、インクが乾
燥したり、気泡が生じたりしてインク不吐出の状態が生
じる。そこで、この不吐出の状態を防止しようとして吐
出回復吸引機構が設けられている。

この機構はノズルの先端に嵌合されるキャップを有し、
このキャップをフレキシブルチューブを介して負圧発生
源に接続し、使用直前において負圧吸引を行ない、イン
クを吸引し、ノズルの先端の乾燥状態の除去や、発生し
た気泡の除去を行ない、吐出回復をはかつている。そし
て、この吸引されたインクは装置内に設けられた廃イン
クタンク中に圧送し、溜めておく構造を採用している。

このような構造を有するインクジェットプリンタにあっ
ては廃インクタンクは交換自在のインクカセットと一体
に設けられている場合が多く、インクカセットの交換時
に廃インクをも廃棄できるように考慮されている。

ところが、このようなインクジェットプリンタではプリ
ント開始の直前に必らず吸引回復動作が行なわれるため
、廃インクタンクを備えたインクカセットがセットされ
ていないと、吸引された廃インクの圧送光がないため、
装置内部に飛散させてしまい、装置や記録用紙などを汚
す結果となる。

本発明は以上のような従来の欠点を除去するためになさ
れたもので、廃インクタンクが設けられたインクカセッ
トがセットされていない場合には吸引回復動作を行なう
ことができず、かつ、キャップ嵌着後においては吸引回
復動作を行なった後でなければノズルの先端に嵌合され
るキャップが開かないようにし、廃インクによる汚れを
防止したインクジェットプリンタを提供することを目的
としている。

本発明においては上記の目的を達成するために、廃イン
クタンクが設けられたインクカセットがセットされてい
ない場合には吸引回復動作を行なう操作レバーの動作を
阻止するストッパ機構を設けると共に、キャップ嵌着後
においては操作レバーの操作により吸引回復動作を行な
った後にキャップの開放を行なうキャップ開放機構を設
けた構造を採用した。

以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図以下は本発明の一実施例を説明するもので、第１
図はストッパ機構を示している。第１図において、符号
１で示すものは操作レバーで、この操作レバー１はベー
ス２に突設された支柱３の先端にピン４を介して回動自
在に軸承されており、装置の外部から操作可能である。

この操作レバー１の基端側には溝カム１ａが形成されて
おり、この溝カム１ａ中にはホルダ５に設けられたピン
５ａが嵌合されている。

ホルダ５は図示を省略したがノズル先端を密閉するため
の弾性キャップを備えており、第１図に示ス状態はこの
キャップが図示していないノズルの先端（″−嵌着され
密封した状態になっている。符　　　　　　　、（号６
で示すものはシリンダでベース２上に固定され、そのロ
ッドエンド側とキャップとの間はチューブ７に、ｔって
連絡されており、ヘッドエンド側はチューブ８を介して
廃インクタンクを備えたインクカセット９の廃インクタ
ンクに連結されている。

シリンダ６のピストンロッド１０は操作レバー１の内側
面に突設された突起１１と対向しており、操作レバー１
が第１図中時計方向に回動されると、突起１１がピスト
ンロッド１０を押し、チューブ１を介してノズルの先端
からインクが吸引され、すでに吸引されていた廃インク
は押し出され、チューブ８を介してインクカセット９の
廃インクタンク中に圧送される。　　　− 一方、符号１２で示すものはストップレバーで、その一
端をピン１３を介してベース２に回転自在に軸承されて
おり、自由端側の側面にはシリンダ６方向に向かって突
起１２ａが突設されている。

ストップレバー１２の途中に突設されたピン１４と、ベ
ース２側に突設されたピン１５との間にはスプリング１
６が張架されており、ストップレバー１２に対応して第
１図中反時計方向への回動習性を与えている。また、ス
トップレバー１２の基端側にはローラ１７が回転自在に
軸承されている。

このローラ１７はインクカセット９の側縁に形成された
カム突起１８と接触し得る位置にある。

従って、廃インクタンクを備えたインクカセット９がセ
ットされていない状態にあってはストップレバー１２は
スプリング１６の引張力により第１図中反時計方向に回
動され、突起１２ａがシリンダ６の側面にあたり第１図
中垂直状態を保っている。この状態では操作レバー１を
押して突起１１によりピストンロッド１０を押してノズ
ルの先端からインクを吸引しようとしても操作レバー１
の自由端側に突設された突起１ｂがストップレバー１２
の先端部にあたり操作レバー１を押して吸引回復動作を
行なうことができない。従って廃インクは圧送されるこ
とがなく装置内に突出されて汚すことがない。

ところが、インクカセット９が装着されるとカム突起１
８上にストップレバー１２のローラ１１が乗り上げ、ス
トップレバー１２は第１図に鎖線で示すようにピン１３
を中心として時計方向に回動され吸引回復動作を行なう
ことができるようになる。この時には廃インクタンク中
に吸引されたインクが圧送されるため装置を汚すことは
ない。

ところで、キャップ開放機構は第２図に示すように構成
されている。

即ち、第１図には示されていないが、ストップレバー１
２と並んでキャップレバー１９が配置されている。この
キャップレバー１９は第２図に示すように支持部材２０
に対して突設された軸２１に回転自在に軸承されている
。そして、軸２１が嵌合する嵌合孔１９ａは軸２１より
かなり大きく形成されているため回転するばかりでなく
軸２１の軸線方向前後にも揺動できる構成とされている
。

軸２１にはねじりコイルばね２２が巻装されており、キ
ャップレバー１９を支持部材２０から離れる方向に押圧
すると共に第２図中時計方向への回動修正を与えている
。

しかし、キャップレバー１９の下端部の手前側にはスト
ッパ２３が設けられており、その切欠部２３ａにキャッ
プレバー１９の下端が係合しているため時計方向への回
動及び前方への押動は阻止さＬ字状に屈曲されたフック
ＩＣが突設されており、このフックＩＣが係合できる切
欠部１９ｂがキャップレバー１９の上端部に形成されて
いる。この切欠部１９ｂの下面には斜面１９ｃが形成さ
れている。そして更にキャップレバー１９の上端部には
切欠部１９ｂ方向に向かって低くなる斜面１９ｄが形成
されている。

キャップレバー１９は以上のように構成されているため
前記操作レバー１により次のような動作を行なう。

まず、操作レバー１が押されない状態にあってはキャッ
プレバー１９は第２図及び第３図に示すようにねじりコ
イルばね２２の力により図中時計方向にわずかに回動さ
れており、この状態゛Ｃはノズルに対するキャップの嵌
合は行なわれておらず　　　　　　１１□勿論吸引回復
動作も行なわれない。

この状態で前述したようにインクカセットがセットされ
吸引回復動作を行なおうとして操作レバー１を押下する
とフック１ｃがキャップレバー１９の上端の斜面１９ｄ
を押すためキャップレバー１９は第３図中反時計方向に
回動され、フック１Ｃは斜面１９ｄを滑って切欠部１２
ｂ中に嵌入する。

この状態が第４図に示す状態で、キャップレバー１９は
ほぼ垂直状態となり同時に図示していないノズルにキャ
ップが嵌着され吸引回復動作の準備が完了する。この状
態で操作レバー１を押下すると前述したようにインクカ
セット９がセットされていれば操作レバー１の押下は可
能で、操作レバー１が下降し吸引回復動作が行なわれる
と共にフック１ｃは切欠部１２ｂの斜面１９ｃに沿って
押下されるため、キャップレバー１９が第５図に示すよ
うにねじりコイルはね２２を圧縮して鎖線で示すように
支持部材２０側に倒されフック１ｃの先端がキャップレ
バー１９の手前側の側面に脱するとキャップレバー１９
はねじりコイルばね２２のねじり力により第３図に示す
状態に戻りキャップは開放される。

即ちインクカセットが装着されていても吸引回復動作を
行なわずに操作レバー１を引こうとしても第４図に示す
ようにフック１ｃが切欠部１９ｂに係止されているため
引くことはできず、押下して吸引回復動作を行ないかつ
キャップが開いてからでないと操作レバー１は引くこと
はできず完全に吸引回復動作が終了した時のみ引くこと
ができる。

以上の説明から明らかなように本発明によれば、廃イン
クタンクが設けられたインクカセットが装着されないと
吸引回復動作を行なう操作レバーの押下が不可能でかつ
キャップが嵌合された後には吸引回復動作が行なわれな
いとキャップを開放する動作が行なえない構成とされて
いるためインクが装置内に吐出され装置内や記録用紙を
汚すことがない。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を説明するもので、第１図はスト
ッパ機構の側面図、第２図はキャップ開放機構の斜視図
、第３図〜第５因はキャップ開放機構の動作説明図であ
る。 １・・・操作レバー　　　　５・・・ホルダ６・・・シ
リンダ　　　　　７，８・・・チューブ９・・・インク
カセット　　１０・・・ピストンロッド１２・・・スト
ップレバー１６・・・スプリング１９・・・キャップレ
バー　　１９ｂ・・・切欠部１９ｃ、　１９ｄ・・・斜
面　　　　２３・・・ストッパ第１図 図　　　第４図　　　第５ｉｉ！ＩＩ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 復機構を備えたインクジェットプリンタにおいて、廃イ
   ンクタンクが設けられたインクカセットが装盾されてい
   ない場合には操作レバーの操作を不能とするストッパ機
   構を設けたことを特徴とするインクジェットプリンタ。 （２）操作レバーが操作可能な時にのみ操作レバーと連
   動してキャンプの開放動作を行なえるキャップ開放機構
   を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   インクジェットプリンタ。